igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「悪徳小説家」 ザーシャ・アランゴ



悪徳小説家 ザーシャ・アランゴ

ベストセラー作家のヘンリーには、編集者と愛人関係にあること以外にも、決して明かすことのできない秘密があった。新作が残り20ページまで書き上がったとき、ヘンリーは愛人から妊娠したことを告げられる。待ち合わせ場所に車で赴いたヘンリーは、魔がさして…。だが帰宅した彼を、驚愕の事実が待ち受けていた!真実と嘘がちりばめられた、巧緻にして幻惑に満ちた傑作長編。

やっちまった系です。

展開が気になりまくり、面白く読んでました。

だってねー。まさかそんなところに妻がいるとはっ!!!

だってねー、妻を愛しているのはモロ伝わってくるし。
愛人が妊娠だと!?
ってことで、安易に殺そうとするんだけど~。

やっちまった系です。

多大なる後悔、混乱、焦り。
もうこうなると雪だるま式に転げおちるだけか??
と、思いましたが、結構しぶとく生き残る(笑)

さぁどうなるかと思いましたら、ラストがほわーんとしてた。
まぁバッサリ終わるのが全てではないですが・・・
最近、どんでん返しばかりに慣れているからか
普通の終わり方をすると「あれ?」と思ってしまう
ひねくれた私です。

「護られなかった者たちへ」 中山七里



護られなかった者たちへ 中山七里

仙台市の福祉保健事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。三雲は公私ともに人格者として知られ怨恨が理由とは考えにくい。一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。三雲の死体発見から遡ること数日、一人の模範囚が出所していた。男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か?なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか?罪と罰、正義が交錯した先に導き出されるのは、切なすぎる真実ー。

キツいーーーーー。

キツイ本でした。
やっぱり生活保護っていう制度を今のままでやってたらこういう事件っていうのはこの先もあるんだろうなと思います。
小説ではありますが、実際に起きてますし。
この21世紀に餓死とか。

犯人はきっと「あの人」であろうとは思ってましたが、
「あの人」が名前もあって登場してた人とは気づかなかった。
さすがにそこは中山さんというか、たとえ犯人には気づいたとしても、その先まで仕掛けておくんだなー。

変に感心してしまいましたが。
とても重い本でした。
でも、一気に読まずにはいられなかった。

「トランプ殺人事件」 竹本健治



トランプ殺人事件 竹本健治

洋館で行われたトランプゲームの最高峰、コントラクト・ブリッジの最中、女性が鍵のかかった部屋から消失。別の場所で屍体で見つかった。天才少年囲碁棋士・牧場智久らは、彼女が誰かに送った暗号を発見、解読にかかるが…。ゲーム三部作完結編は密室&暗号ミステリ!書下ろし短編「麻雀殺人事件」収録。

暗号ものなのですが・・・

解ける人いるの!?

っていうくらい突飛です。はい。

でもね、私の長いミステリー読書経験から言いますと、明らかにヘンテコな箇所ってあるわけです。
「こんなシーン必要?」「この文章何?」
的な、物語の展開上不自然な箇所!!!

しかし、今回の「それ」はものすごく多いの!!
多すぎて気づかなかった。
結局「それ」が暗号だと知ったとき・・・あまりにも長く、探せてない箇所もあった(笑)
戻って探すのが面倒なレベル(^-^;)

そんな作者さんの自己陶酔に付き合った気がしないでもない1冊でした。
物語的にはラストいきなりな展開でどうなるんだろう。

っていうか、3部作だからこれで終わりか。
元々読みたくて買いました「涙香迷宮」をこれでようやく読めるかと思うと泣ける(T_T)(T_T)(T_T)ヨウヤクダ・・・・

「天上紅蓮」 渡辺淳一



天上紅蓮 渡辺淳一

史上、これほど愛された女性がいたろうかー時の最高権力者・白河法皇と、その養女にして最愛の恋人・待賢門院璋子。法皇63歳、璋子15歳。およそ50歳も離れた二人の愛は、平安という貴族社会を炎上させるほど、激しく純なものだった。文藝春秋読者賞を受賞した、渡辺文学の集大成!巻末には麻木久仁子氏との対談を収録。

渡辺淳一のお得意のエロエロで来たかと思ったら、途中から変に医学書みたいになって(途中から白河法皇の死因について語りだしたのですっ!!他の方の説とか踏まえて、でも自分は大腸癌だと思うとか。えーー??それ小説に必要?)・・・確かにそれもまぁ渡辺淳一の持ち味ではあるけれど・・・しかし、最後の「そう、私は思う」的な終わり方って、なんですか!?(´・ω・`)

ちゃんと小説なら小説らしく締めてほしいものです。
読みながら誰の話か分からなくて、wikiで調べたらなんと!
崇徳天皇のお母さんの話ではありませんか!!
   ※崇徳天皇→日本三大怨霊の1人。

と、思い喜び勇んで読みましたが・・・ほかの作家が書く歴史小説とはちょっと違った感じがして、「これじゃない」感がずっと付きまとってしまいました。
あぁーーーなんだろう。白河法皇も少しイカレれるとは思うけれど、鳥羽上皇もやっぱり普通じゃない。
確かに今の価値観で平安時代を語ってはいけないのでしょうが・・・

私がその時代に生きたら、とてもとても精神的に疲れただろうなと思います。
あーー。だから平安時代って物の怪とか多かったのかな。

「女子大生会計士4 企業買収ラプソディー」 山田真哉



女子大生会計士の事件簿 山田真哉

キュートな女子大生会計士・藤原萌実と新米会計士補・柿本一麻が監査の先々で遭遇する奇妙な事件。駄菓子屋再生の鍵を握るのは問屋さん!?悪質な在庫隠しの驚天動地のトリックとは?買収された企業の消滅を防ぐ秘策はあるのかー萌実の名推理が「会社」という不可思議な存在の秘密を鮮やかに解き明かす!巻末付録として「初心者のための“会計本”ガイド」まで収録して贈る超実用的ビジネス・ミステリ第四弾。

いろいろな事案がでて勉強になりそうですが、物語そのものがあまり面白くなく(笑)、意外に進まないなぁーと思ってます。

まぁ書き手が「公認会計士」であって「小説家」ではないからかなと思ったりしてます。
小説家と組んだら面白かったかもしれない。

姉が出てきたかと思ったら今度は妹が登場するしー。
なんか、こう行き当たりばったり感があります。

今回は監査がなく、企業買収だったり、自己破産問題だったり、違う視点で書いてました。
そういうのは面白く読みます。
トラックに見られちゃまずいものを載せて走らせるとかww

参考になるんだかならないんだか・・・(笑)

でも、ここまでやる知識はあれば損はしないかなと思います。
願わくばもう少しストーリーに流れがとっつきやすいといいのですが・・・

「碆霊の如き祀るもの」 三津田信三



碆霊の如き祀るもの 三津田信三

断崖に閉ざされた海辺の村に古くから伝わる、海の怪と山の怪の話。その伝説をたどるように起こる連続殺人事件。どこかつじつまが合わないもどかしさのなかで、刀城言耶がたどり着いた「解釈」とは……。シリーズ書き下ろし最新作!

久しぶりの刀城言耶シリーズです。
ノベルスではなく単行本ですっ!!!

あぁ・・・読み終わってのこの感じも久々です(TωT)

どんでん返しにつぐどんでん返しで結果的に犯人が誰か分からなくなってしまうこの感じ!!!

あぁ・・・懐かしい。
個人的には1人目の犯人候補の人が真犯人だったら結構よかったんだけどなぁー。
まぁその人には不可能ってことで次の候補に行き、そして・・・これでもかという刀城言耶の

「ただ・・・」

祖父江偲の「またですか!?」的な雰囲気に同調する私。

いい加減にしろ!

そうして物語が終わるころには結局誰が犯人だったのだ!?と
「???」のまま終わった。
※しっかりと犯人は分かってます。

でも、今回は刀城言耶も祖父江偲(2人ともメインキャスト)が沢山登場してたので面白かったです。
あの、阿武隈ももう少し登場したらもっと面白かった。

ってことで次回にも期待。
(なんの感想かわからん ^^;)

「クリスマスを探偵と」 伊坂幸太郎



クリスマスを探偵と 伊坂幸太郎

「探偵さん、その話、よければ僕に話してくれませんか?」舞台はドイツ。探偵カールがクリスマスの夜に出会った、謎の男とは…?心温まる聖夜の奇跡。伊坂作品のエッセンスすべてが凝縮された、心温まる物語。かつての子どもたちへ、これからの大人たちへ。

いま・・・9月なのは分かってます(。-_-。)
ちなみに、借りたときは8月でした(。-_-。)

図書館の一般書コーナーにそびえたつこの絵本!!!

児童書ではなく?と、思って「伊坂さんだしなぁー。読みたいなぁー」と思って借りましたら、のっけからお子様向けではない展開でwww
だよなぁーー。伊坂さんだもんなぁーと思って楽しく読みました。
だってねぇ。探偵が追っかけているのは浮気している男。
証拠を捕まえるために尾行しているんです。
町の人たちの噂では今、「サーカスから人が逃げているらしい」
物騒だ。物騒だとのこと。

変な会話や不思議な展開も全て伊坂ワールド。
これは伊坂ファン対象の本のようです。
嬉しいです。
クリスマスに読めたらもっと嬉しかったかも。

サンタクロースに対する夢が膨らみます(〃ω〃)

「君と星の話をしよう」 相川真



君と星の話をしよう 相川真

顔の傷が原因で周囲と馴染めず、高校を中退した直哉は、不思議な青年と出会う。「君の顔にはオリオンがいるんですね」傷をそんな言葉で褒めた青年・蒼史は、小学生の妹・桜月と天文館を営んでいた。成り行きで天文館に通ううちに、親とのわだかまりや将来の不安がほどけていく。が、蒼史の友人だという「コガネ」の存在が、蒼史の過去に深く関わっていると知って…。

【目次】
オリオンは宇宙の鍵を回す/北天の絵本/ペルセウス・ゲーム/アルビレオは見つからない


意外とよかった。
何というか、心にしんみり届きました。

もしかして、私は疲れているんだろうか??(笑)

こういう本を読んで「よかったなぁー」と思う時は大抵クタクタです。
だから本がくれる安らぎっていうか、癒しにどっぷり浸かれるんですよねー。

普通、顔に傷ある初対面の高校生(退学はしてるが)に「君の顔にはオリオンがいるんですね」とか言わないし。失礼とか失礼じゃないとかいう前に、発言がおかしい。

しかし、直哉的にはよかったようで・・・この人もどんだけ疲れているんだと思いましたが、星はいいですよねー。
今回の北海道の震災でも、電気が点かなかったせいで、星がすごく綺麗に写るという画像が流れてきてました。

何日も電気が点かなくてイライラする中でも、そういう写真を撮って流してみんな癒される(〃ω〃)
星にはそういう効果があると思ってます。
星もねー。もう少し星座覚えたいんだけど・・・

映画「オーシャンズ8」を観ました。



見たかった。ギリギリだった。
危うく見逃すところだったー!!!

でも、最初は眠かった(笑)
ダンナも眠かったって言ってたので、たぶん似たようなものでしょう。

途中から面白くなりました。
アン・ハサウェイがとてもいい味を出していて、サンドラ・ブロックよりも目立ってた感じ。
アン・ハサウェイだけキャストの中で毛色が違うっていうか、一人だけコミカルでかわいい感じでしたの。

そこそこ豪華キャストだったようですが、サンドラ・ブロックとアン・ハサウェイしか知らなかったという現状(^^;)

あ、ちらっとオーシャンズ11に出てた小柄な人登場してたー。
さっき、見たけどマット・ディモンも出演予定だったけど、登場シーン全部カットされたとか(T_T)
#MeTooがらみらしい(T_T)(T_T)
それと映画を一緒にされたらちょっとねー。

「黙過」 下村敦史



黙過 下村敦史

移植手術、安楽死、動物愛護…「生命」の現場を舞台にしたミステリー。意識不明の患者が病室から消えた!?(『優先順位』)。なぜ父はパーキンソン病を演じているのか(『詐病』)。母豚の胎内から全ての子豚が消えた謎(『命の天秤』)。真面目な学術調査団が犯した罪(『不正疑惑』)。この手術は希望か、それとも絶望かー(『究極の選択』)

【目次】
優先順位/詐病/命の天秤/不正疑惑/究極の選択


これは・・・この話がこの先事実になるかどうかと考えたときに、受け入れるか拒絶しちゃうかってことだよね。
「うぇーーー」と思ってしまった私は、ダメなのでしょうか(笑)

でも、これを受け入れるかどうかって結構勇気いると思いますよ。
三浦拓馬くんじゃないけど、自分の体に・・・と考えるとどうしたらよいか分からなくなります。

先の4つの話が最後1つにまとまる。
別々かと思っていた話が最後にはつながるとはねぇー。

で、ラストのタイトルが「究極の選択」
まさにです。究極だ。これは・・・

ちょっと考え込んでしまうような内容でした。