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2017.05.16 (Tue)

映画「母 小林多喜二の母の物語」を観ました。



今、小林多喜二と母のセキが生まれた大館市で公開してたので見に行きました。
大館市の映画館なんて初めてでちょっと探しながらいったけど、
ほんとうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーに昭和の映画館!!!
レトロでこういうの好きそうな人はたまらないんじゃないかってくらいレトロでした。
こういうときに限って旦那、カメラ忘れる(T_T)
私はipad持って歩かないしなぁー。
※しかし、wifi通じてた!!!

ってことでの映画でしたが、
読書感想ももちろんしております。→ 2016.5.14三浦綾子「母」 

1年前くらいですねー。
なので原作が分かってて読みましたが、これ・・・原作読んでないと「??」って人が多いんじゃないかなって作りでした。
余分なのはすべて省いているので、最初から長男は登場しないし。三男以降はある時いきなり成人で登場してるww
場面場面がぶつ切りで、まぁこういう見せ方であれば仕方ないかもしれないけれど。

多喜二の明るさが切なかったですねー。
当時の思想って怖いなとも思いましたが。
でも、当時の思想より警察(特高?)が怖かった~。
暴力なんて何とも思ってなかったんだろうね。
05:00  |  映画鑑賞  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.05.15 (Mon)

「ラストレシピ」 田中経一



ラストレシピ 田中経一

第二次大戦中に天才料理人・直太朗が完成させた究極の料理を蘇らせてほしいと依頼された、“最期の料理請負人”の佐々木。彼はそれを“再現”する過程で、そのレシピが恐ろしい陰謀を孕んでいたことに気づく。直太朗が料理に人生を懸ける裏で、歴史をも揺るがすある計画が動いていたのだ。美食に導かれ70年越しの謎に迫る、感動の傑作ミステリー!

BOOKデータベースの「歴史をも揺るがすある計画」っていうのが怖かった。
これは、日本人であればだれでも怖いと思う計画。
しかし・・・当時の戦争中ってみんな頭がおかしくなってるんだろうなー。
「お国のため」って言えば何でも許されると思っているのか、
それとも本当にそう思っているのか。

その時代背景を思えば良くも悪くも「知りすぎている」直太朗は殺されたとしても
仕方ないというか。
生きていてもかなり辛い人生だったと思う。
そういう事を思うと、最後に直太朗がやったことは、本当に大切なことだったと
思うんだけどねー。
ただ、直太朗が思っていたよりも真相を知るのが遅かった。
ずれた歯車というのはなかなか元に戻らないようです。

最後の佐々木の出生の秘密はおまけみたいな感じもしたけど、
まぁそうそう麒麟の舌の人がいるわけないかって考えると
最初から誘導されてたのかな。
そこに着地すると思ってなかったのでちょっと驚きました。
05:00  |  その他た行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.05.13 (Sat)

「いまさら翼といわれても」 米澤穂信



いまさら翼といわれても 米澤穂信

神山市が主催する合唱祭の本番前、ソロパートを任されている千反田えるが行方不明になってしまった。夏休み前のえるの様子、伊原摩耶花と福部里志の調査と証言、課題曲、ある人物がついた嘘ー折木奉太郎が導き出し、ひとりで向かったえるの居場所は。そして、彼女の真意とは?(表題作)。奉太郎、える、里志、摩耶花ー“古典部”4人の過去と未来が明らかになる、瑞々しくもビターな全6篇!

【目次】(「BOOK」データベースより)
箱の中の欠落/鏡には映らない/連峰は晴れているか/わたしたちの伝説の一冊/長い休日/いまさら翼といわれても


前作の「ふたりの距離の概算」の感想が2010年12月。
で、今は2017年5月。
うーむ。約7年。

久々すぎて少し設定を忘れておりました。
最近のアダルトな(?)米澤作品が面白かったのでここにきて、久しぶりの古典部=青春ミステリーを読むとは思わなかったけれど懐かしかったです。

ホータローは・・・損をしているんだね。
今回の本は「省エネ男になってしまったのはこういう理由があったんだよ」的な1冊でした。

特に印象深かったのが「鏡には映らない」
これは実際のところ超イヤな話なんだけど、クラスメイトの悪意みたいなのをホータロー1人がかぶってしまった。
本人はかなり辛かったんだろうなー。
「省エネ」「やらなくてもいいことはやらない」というスタイルになってしまったのも頷ける。
逆を言うと、こういう事をいちいち自分に言い聞かせないとまた傷ついてしまうんだろうなー。

・・・なんていう感想になってしまった(+_+)

最後、4分しかなかったけど間に合ったのかどうか。

「・・・気になります(・ω・)」
08:09  |  米澤穂信  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.05.12 (Fri)

「猫には推理がよく似合う」 深木章子



猫には推理がよく似合う 深木章子

とある弁護士事務所に勤める花織は、先生に寄せられる依頼を盗み聞きしては、“おしゃべりする猫”のスコティと噂話に花を咲かせていた。ある日、愛らしく気高くちょっと生意気なスコティが、推理合戦を仕掛けてくる。「もしいま先生が殺されて、金庫の中身が盗まれたら、犯人は誰だと思う?」。金庫に入っているのは、5カラットのダイヤ、資産家の遺言書、失踪人の詫び状、12通の不渡り手形。怪しい依頼人たちを容疑者に、あれこれと妄想を膨らますふたり(1人と1匹)だったが、なぜか事件が本当に起きてしまいー。現実の事件と、謎解きに興じる“しゃべる猫”の真実は?ミステリ界注目の気鋭による、猫愛あふれる本格推理。

えーっと。

物凄く好きです(〃ω〃)

でも、読書メーターだとなんかイマイチそうなレビューが多かった。
でも、わたしは好きなんだっ!

イマイチって書いている人のレビューが、「前半の花織とスコティ(猫)とのファンタジー的なやり取りが可愛かったのに、なんで後半あんな感じにしたのっ!」という感じだったんだけど、私は逆に後半部分が好きだ。

1つ1つのパズルをはめ込む作業とでもいいましょうか。
本格推理の醍醐味だと思ってます。

犯人は登場した時からわかってました。
「絶対こいつだ!」と。
うさん臭さ満載!
飛びぬけて犯人臭がすごかった(笑)
なぜ気づかない?
容疑者(=依頼人)が2時間ドラマに出てきそうなタイプの人が多くて
特に遺言書の家族が。なんか読んでて怖くて笑っちゃいました。

ただ、最後に先生にいろいろ言われちゃう花織タンが気の毒に思えました。
ちょっと妄想してただけだろうに・・・(´-ω-`)
10:58  |  深木章子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.05.11 (Thu)

「罪の声」 塩田武士



罪の声 塩田武士

京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだったー。

グリコ森永事件をモチーフにした小説。
読書メーターを見ると「この事件の時は小学生だった」とか「生まれる前だった」とかありますが・・・

私は中学生でした!( ̄^ ̄)ノ

と、言っても13歳デス。
ただ、関西方面の事件というのもあって、やや対岸の火事的な。
毎日放送されるニュースを見て「怖いなー」とは思いながらやや他人事と思ってしまいました。
まぁ子供だったしね。
今だったらそうは考えないだろうけれど。
ただ、この事件の後にお菓子に包装のフィルムがついたことは記憶にあります。
昔はフィルムなしの箱だけだったんだよねー。

で、グリコ森永・・・だけじゃなくて。
実際には丸大、不二家、ハウス、駿河屋も脅迫されてたみたい。
※この手の本=実在の事件をモチーフとした小説 はwikiを読みながらチェックするので
 勉強になります。

でもね。
思うのが、なんでそんなテープを無造作に子供の(といってももう30歳過ぎてるけど)近くに
置いているんだろう。
その感覚が理解できないし。

で、ラストに実はこの人も関わってたっていう人が登場して。
その人の話を聞いていると、なんというまぁ自分勝手なのか。と思ってしまいました。
あくまでこの人物だけだけど、反省とかしないんだよね。
それは「チャンス」だったっていう・・・
ちょっと呆然としてしまった。
実際の事件にも子供の声が使われてたみたいですね。
声とはいえ、子供を犯罪に巻き込む神経が理解できない。
08:28  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.05.09 (Tue)

「そして誰もいなくなった」 アガサ・クリスティ



そして誰もいなくなった アガサ・クリスティ

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く…そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。新訳決定版。

実は未読だったこの有名作品。

まず、渡瀬さんの遺作となったTV版を見、
家にあった「そして誰もいなくなった」のDVDを見、



そして、ようやく原作を読む。

こうして読んでみると、渡瀬さんが出てたドラマ版と原作はほぼほぼ一緒。
映画だけちょっとラスト変えてきてるんだよねー。

でも、この場合は本の話を・・・
なんて書きながら、この本を読んでるとどうしてもTV版と比べてしまいました。
ロンバートが柳葉敏郎さんになったり、
犯人いわく「罪の軽いものから殺す」というのは、綾辻さんの「十角館の殺人」の
犯人と一緒だなー。

面白かったです。
昔の作品とはいえ、今もこうしてリメイクされる。
そのくらいの作品なんだなーと。
結局何を書いているのかやや不明な感想になりましたが、
TVと本がごちゃ混ぜになりました(笑)
08:10  |  海外小説  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2017.05.07 (Sun)

「虚実妖怪百物語 序」 京極夏彦



虚実妖怪百物語 序 京極夏彦

シリアの砂漠に現れた男。旧日本兵らしき軍服に、五芒星が染め付けられた白手袋。その男は、古今東西の呪術と魔術を極めた魔人・加藤保憲に、よく似ているように見えたー。妖怪専門誌『怪』の編集長と共に水木プロを訪れたアルバイトの榎木津平太郎は、水木しげる氏の叫びを聞いた。「妖怪や目に見えないモノが、ニッポンから消えている!」と。だがその言葉とは逆に、日本中に次々と妖怪が現れ始める。

榎木津、関口、青木、大庭、木場など懐かしの苗字の登場人物がいましたが、
彼らの子孫ってことなのかなー?
特に書いてはいませんでしたが。
しかし、榎さん結婚したのかなー。そこら辺が謎。
まぁ、「子孫かもしれない」と思って読むと楽しいかもしれない。

あとは、実在の小説家がこぞって登場してます。
京極さんは今のところ名前だけで登場してませんが、
平山夢明さんが殺人事件に遭遇したり、あとはまぁいろいろ。

基本的には妖怪の物語なので、この先どうなるかわかりません。
この先には京極さんも登場するんじゃないかなー。

いろいろ小ネタが多くて、読むのに少し疲れます。
イモ欽トリオの「ハイスクールララバイ」を尺八で吹く虚無僧とか。
そういう小ネタが多いのが少し難点ではある(笑)

まぁこの先どう続くのか気になりますので近いうちに続きを読もう。
09:54  |  京極夏彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.05.04 (Thu)

「サーベル警視庁」 今野敏



サーベル警視庁 今野敏

明治38年7月。国民が日露戦争の行方を見守るなか、警視庁第一部第一課の電話のベルが鳴ったー。殺された帝国大学講師・高島は急進派で日本古来の文化の排斥論者だという。同日、陸軍大佐・本庄も高島と同じく、鋭い刃物で一突きに殺されたとの知らせが…。警視庁第一部第一課は、伯爵の孫で探偵の西小路や、元新選組三番隊組長で警視庁にも在籍していた斎藤一改め藤田五郎とともに捜査を進めていくがー。帝国大学講師・夏日漱石、小泉八雲、ラファエル・フォン・ケーベルなど伝説の講師陣も登場!警察小説の第一人者が、初の明治警察に挑む!

隠蔽捜査以外の作品はほぼほぼ残念な今野作品ですが、
性懲りもなく手に取ります(笑)

これは帯に斎藤一の文字を見たから。
「おぉっ!!!斎藤さんではないか!!」
と、喜んで読んでみたが・・・

うーむ。

私のイメージする斎藤一ではない。
まぁこれは藤田五郎(斎藤一)が年をとり警察やめてしまった時代のものなのだろうけれど。

私のイメージする斎藤一に協調性なんてこれっぽっちもない。
そのせいか、妙な違和感がつきまといました。
私がこの本の前に読んだ斎藤一本は浅田次郎さんの本だったせいか、
何というか・・・しっくりこないなー。

逆に藤田五郎を除いたメンツがかなり良く。
狂言回しの岡崎にしろ、鳥居部長にしろ、ついでに西小路なんかも味があってよかった。
藤田目的で読んだ本とはいえ、藤田だけが邪魔だった(笑)
今度は藤田を除いたメンバーでの話が読みたいという・・・
作者さんにとってはあってなはらないような感想を持ちました(´・_・`)
05:00  |  今野敏  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.05.03 (Wed)

「一〇一教室」 似鳥鶏



一〇一教室 似鳥鶏

カリスマ教育者・松田美昭がつくった全寮制一貫校・私立恭心学園。高い進学実績を誇り、ひきこもりや反抗まで“治る”と話題の学校で、一人の高校生が心臓麻痺で死んだ。健康だったはずの彼がなぜ…?一度も開けられない棺、異様に礼儀正しい生徒たちー。有刺鉄線の生えた、高い壁に囲まれたこの学園で、一体何が起きているのか?青春ミステリで人気の著者が満を持して放つ、爽やかさゼロのダークミステリ!!

超面白かったです。
こういう内容の本に対して「面白い」というのも違う気がしますが、
うーん。読み応えがあったというべきか。

似鳥さんってライトな作風のイメージなので、こういう重いのも書けるのか。
書けるんだったらもっと書いてくれ。
そのくらい満足です。

でもねぇー、学校で不審死した従弟を調べる段階で、「例えば以前・・・」って感じで
こういう学校でこんな感じで生徒が死んだ。ってことを述べているんだけど
それは本当にあった話。
バスケ部の主将が部活の顧問のいじめにあって自殺したのは記憶に新しいし。
そういうのをサクッと「例えば過去に・・・」って書いちゃうあたりがこの本の怖さ。

読んでると親も悪いよね。
自分はしつけ出来ないくせに、子供にはいい子になってほしい、親に従順になってほしい
ってことで、恭心学園に進学させるんだけど、子供からしたら本当にいい迷惑でしかない。
読んでて気の毒になってきました。

最後は本当にホッとする内容でしたが、それでも松田さん・・・全く懲りてなくて。
でも、そういう先生がいて、あんな親がいる限りはこの手の学校はなくならないんだろうな。
05:00  |  似鳥鶏  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.05.02 (Tue)

「本を守ろうとする猫の話」 夏川草介



本を守ろうとする猫の話 夏川草介

高校生の夏木林太郎は、祖父を突然亡くした。祖父が営んでいた古書店『夏木書店』をたたみ、叔母に引き取られることになった林太郎の前に、人間の言葉を話すトラネコが現れる。21世紀版『銀河鉄道の夜』!

はじめましての作家さんだったー。
前に何かで読んでたような気がしたんだけどなー。

対象年齢がもう少し若かったのかもしれない。
なんか・・・斜に構えて読んでしまったw

例えば、第三話とか面白かったんだけど、
最近よく作家が書く、「活字離れ」「本離れ」「出版過多」とかねー。
そういうのを書いて警告してるんだろうけれど、
読まない人は読まないから知らないんだよね。本離れ云々。
読むのは私のような活字バカばかりで・・・
なので、そういう事を書いている本もよく読むのですでに食傷気味w

若い人には割と好印象のようですが(←読書メーターで)
「道徳の本みたいだった」って書いている人もいて少し納得した。
まぁ・・・難しいところではありますが、
終始ほんわかしていて、主人公の性格のせいか、緊迫しているようなシーン
なんだろうけれど、なんかほんわかしてた感じ(笑)

05:00  |  その他な行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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