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2012.04.09 (Mon)

「少年H」 妹尾河童



少年H 妹尾河童

胸に「H.SENO」の文字を編み込んだセーター。外国人の多い神戸の街でも、昭和十二年頃にそんなセーターを着ている人はいなかった…。洋服屋の父親とクリスチャンの母親に育てられた、好奇心と正義感が人一倍旺盛な「少年H」こと妹尾肇が巻き起こす、愛と笑いと勇気の物語。毎日出版文化賞特別賞受賞作。(BOOKデータベースより)

この本は本当に本当にほんとーーーっにっ!!

面白かった(*・O・*)

なんで今まで読んでなかったんだろうってくらい思った。
そのくらい強烈でした。
やっぱりタイトルだけで敬遠したりしちゃダメだね。
(何気にとんでもないことを書きましたが ^^;)
なんとか賞を取る本となるとそれなりの理由っていうのがあるんだ~ね。

この本は「少年H」こと、妹尾肇(はじめ=H)の物語。
上下巻それぞれ最後にHの子供のころの写真が載ってますが、
本当にこの写真のまんま。
どこか生意気で、弁が立ち、賢くてずるい。
そんな少年の物語でした。
磯野カツオみたいなイメージです。

そして、戦争で罹災しちゃうというH。
なかなかな経験をしていたと思う。

寡黙ながらも自分の意見をしっかりと持った父親をステキだなと思いました。
母親はやっぱりH目線だからか、あまりよく書かれてません(笑)
なので、Hの目線を通じて読んだあたしも
「なんっか偽善とまではいかないけれど、先のこと考えてないな~」
なんて思ったり(・ω・)
そこは母は母の生き方でもあるから難しいところではあります。

そしてなんと言っても戦争時代。
わたしが普段全く知らない、一般庶民の目線からみた戦争。
「あぁ。こんな感じだったのか。結構冷静だったんだな」
と思いました。
そして、当時の先生たち。
その時代の先生は厳しいながらも優しい先生が沢山いますね。
先生の中にはHの事を「生意気な小僧だ」と思っている先生も沢山いたと思うの(笑)
でも、大変な時代ながらも伝わってくるものは沢山ありました。


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08:28  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(8)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

●なんで今まで読んでなかったんだろう

少年H、上下巻って時点でなかなか手に取りにくいのですが、……そんなに面白いんですか。図書館に寄った時に必ず居残っている本だけに気になってきますね。同じ類に、「蒼穹の昴」と「屍鬼」があって、前者は取らなかった自分に後悔して、後者は(……どっちでも良かったな)というギャンブリングな過去の名作群。

>この本は本当に本当にほんとーーーっにっ!!

メチャクチャ、歓心を買うフレーズだと判明。気になってきたわぁ。
Medeski |  2012年04月09日(月) 11:18 |  URL |  【コメント編集】

●>Medeskiさん。

自分が想像していたのとまーーーーったく違っていて。
タイトルだけだとどういう本か分かりませんでしょこの本って・・・(^^;)
それなので敬遠していたのですが・・・。
「蒼穹の昴」はあたしも未読です。
読みたいといつも思ってますが、長いのがまた・・・(^^;)
「屍鬼」も未読ですね~。
これは・・・どうなんだろう?(笑)
igaiga |  2012年04月09日(月) 11:35 |  URL |  【コメント編集】

●私もこれ大好きです!

良いですよねー。
ずいぶん以前に読みましたが、また読み返したいと思う作品です。

絵が上手で、何にでも興味がわいて、こましゃくれた少年H。
卵がとろっと半熟の親子丼?だったかな。
あの件の描写がとても好きです。
ごろちゃん |  2012年04月09日(月) 13:03 |  URL |  【コメント編集】

こんにちは!

そんなに良いんですか、この作品!
うっかりタイトルから少年犯罪か何かの作品なのかと思い(笑)、手を出していませんでした。
気になります。。

そして以前のコメントも拝見したのですが…
「屍鬼」、私はめっちゃめちゃ好きです♪(笑)
ぜひ!
さっくん |  2012年04月09日(月) 22:43 |  URL |  【コメント編集】

●>ごろちゃんさん。

そうそう。ありましたね。親子丼。
しかし・・・こういう風に平気で(?)大人にアドバイスしちゃうんですよね。
そしてそれを受け入れて美味しくする大人・・・
不思議だ・・・
まぁ時代なのかな~。
こういう描写が特に面白かったですね。
磯野カツオを思い浮かべる少年でした(^^)
igaiga |  2012年04月10日(火) 08:28 |  URL |  【コメント編集】

●>さっくんさん。

そうそう(笑)
あたしもタイトルで読むのを遠慮していた人だったので(^^;)
なんだか内容が掴めないのってあまり手に取らないという酷い人です(笑)
今回もダンナが読まなければ手にしなかったと思うのでいい本と巡り会いました(^^)
igaiga |  2012年04月10日(火) 08:32 |  URL |  【コメント編集】

私も、好きな作品です。
発売当初は、子どもが手にしてはいけない本だと思ってましたが、予想に反して(^_^;) とてもいい小説ですよね。いまだと、また違った読み方ができそうな気もします。
ゆう  |  2012年04月10日(火) 15:59 |  URL |  【コメント編集】

●>ゆうさん。

こんにちは(・∀・)
タイトルだけだとどんな本なのか、どういう内容なのか分からないんですよね(^^;)
普段から殺人事件が起きる本を好む傾向がありますので(爆)、なかなか手にとらなかった次第です。
読んでみてあまりの面白さにビックリしました。
勿体なかった(^^;)
igaiga |  2012年04月10日(火) 16:55 |  URL |  【コメント編集】

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