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2011.04.02 (Sat)

「きつねのはなし」 森見登美彦



きつねのはなし 森見登美彦

「知り合いから妙なケモノをもらってね」篭の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか(表題作)。通夜の後、男たちの酒宴が始まった。やがて先代より預かったという“家宝”を持った女が現われて(「水神」)。闇に蟠るもの、おまえの名は?底知れぬ謎を秘めた古都を舞台に描く、漆黒の作品集。(BOOKデータベースより)

【目次】
きつねのはなし/果実の中の籠/魔/水神


森見ぃ~不気味~(ノ∀`)

そんなどよ~んとした本でした。
何って言いますか、

「ぽちゃん・・・」「ぽちゃん・・・」

と、水滴が落ちてきそうな雰囲気や、灯りもない暗い雰囲気が似合いそうなこの1冊。

しかし、そんな中で「コンビニ」「携帯電話」など現代用語(?)が文中にはいると途端にモチベーションが下がります。

せっかく気持ちよく「どよーーん」としているのにっ!!ヽ(`д´)ノ

現代だろうとなかろうと、そんな「いかにも平成です!」という用語は欲しくなかった。

どことなく繋がるこの作品。
龍の根付だったり、芳連堂だったり、ケモノだったり。
その不気味な言葉のリンクによってますます不気味さは募りました。
最後までどよどよした感じの1冊です。

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07:37  |  森見登美彦  |  トラックバック(1)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

ありますよね。
作品の世界観を壊してしまうような「言葉」

私もファンタジーの中で、現代的な設定を見つけたときは興ざめです(`ε´)
くう |  2011年04月02日(土) 23:29 |  URL |  【コメント編集】

●こんばんわ

これもまた登美彦氏の多彩な手腕の一端を垣間見れる佳作だと思います^^確かに現代的なガジェットが登場してますが、それでもこのしとしととした空間や郷愁を感じれる筆致はさすがだと思います(笑)恒川さんに通ずるノスタルジーにやられましたね!
チルネコ |  2011年04月03日(日) 01:42 |  URL |  【コメント編集】

>くうさん。

結構他の方のレビューを読んでも「携帯電話」などのキーワードに引っかかりを覚えた人がいたみたいですね(笑)
「あー。現代の話だったのか」と。
なきゃもっとおどろおどろしい感じがしたのにぃ~!と残念でした(^^)
igaiga |  2011年04月03日(日) 09:02 |  URL |  【コメント編集】

>チルネコさん。

1つ1つのの話は独立しているのですが、「芳連堂」などのキーワードを混ぜることによってつながりを感じますよね(^^)
面白かったです。
幻想的といいますか、あの独特な雰囲気・・・心にきましたね~。
igaiga |  2011年04月03日(日) 09:05 |  URL |  【コメント編集】

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