2021.02.17 (Wed)
「ルームメイト」 今邑彩

ルームメイト 今邑彩
私は彼女の事を何も知らなかったのか…?大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、麗子はやがて失踪、跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。茫然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが…。
再読。
これはラストがなんか、アメリカンホラーみたいな感じで。
これがなかったら再読しようとは思わなかったかもしれない。
「え?何??どういうこと?」
と。
テーマは多重人格で、文中でも「ビリーミリ元」のことを書いてます。
多重人格になるプロセスってよくわからないけれど、
「守りたい」という意識から別の人格を作り出して
そしてその人格になるのかなぁーと思うんだけれどね。
春海は春海で可哀想な人だよなぁ。
兄が出来すぎだったので、普通なはずの春海が出来損ない扱い。
お母さんに虐待されて・・・ね。
今は割合とルームシェアって認知されてきてるけれど、
この本が書かれた24年前はまだ一般的じゃないよねー。
そう考えると時代は進んでる・・・
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