ボーダレス 誉田哲也なんてことのない夏の一日。でもこの日、人生の意味が、確かに変わる。教室の片隅で、密かに小説を書き続けているクラスメイト。事故で失明した妹と、彼女を気遣う姉。音大入試に失敗して目的を見失い、実家の喫茶店を手伝う姉と、彼女との会話を拒む妹。年上の彼女。暴力の気配をまとい、執拗に何者かを追う男。繋がるはずのない縁が繋がったとき、最悪の事態は避けられないところまで来ていたー。本を読んで終わって閉じて・・・
「この終わり方で納得いかないってことは私は誉田さんに何を求めているのか?」
と、真剣に首をかしげました。
そこそこハッピーな終わり方なのですが・・・
個人的にはそんなハッピーは他の作家さんに求めているんであって誉田さんにはあまり求めてない(笑)
たまに、さわやか青春系も書く作家さんではありますが、この話は不穏な動きがありまして。
だから、なんというか・・・もっとねぇ・・・あってもよかったんじゃないかな?
死体とか・・・
とか思ってしまい、
そういうののない、ちょっと不穏な動きのある誉田作品はかなり中途半端な感じがするんですよねー。
最近、自分の作品に思想書きまくりの右よりの誉田さんですが、今回は何も書かなかったなぁーと思っていたら最後、なんか書いてたな。
あれはいいのか?
普通の船なのか??
わざわざカタカナで書いたから気になって調べましたよ。
まぁ次の作品に期待します。
出来ればジウ系がいいなー。
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