igaigaの徒然読書ブログ

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「鏡じかけの夢」 秋吉理香子



鏡じかけの夢 秋吉理香子

ヴェネツィアから流れ着いた一枚の鏡。その鏡は持ち主の願いを現実のものにすると言い伝えられていた。脳病院に身を置く奥様と看護婦、昔気質な鏡研ぎ職人と美青年、人気舞台女優と財界の黒幕。禁断の鏡に魅入られた人々に訪れる、運命の行く末とは。戦前から終戦直後を舞台に、狂瀾の愛憎劇が幕を開ける。トラウマ絶対不可避。残酷で甘美なる連作短編集。

【目次】
泣きぼくろの鏡/ナルキッソスの鏡/繚乱の鏡/奇術師の鏡/双生児の鏡


或る意味「呪いの鏡」です。

磨いて磨いて一心に磨いて願い事をすると願い事がかなう。

大体、鏡なんて磨いて願い事をする人なんて狂気の一歩手前の人だし。
まぁ時代は昭和になりたての時代とはいえ、鏡磨いて願い事だよー。

本当に危ないです。

個人的にお気にいりはラストの話。
双子がサーカス団に拾われるんだけど、芸が瞬間移動のため、
双子とばれてはいけないという。
なので、いつも表に出るのは1人だけ。
最初は交代交代と言っていたのに、気づけば姉ばかりが表にでる。
妹はイラつくわけです。
姉ばかり華やかな感じで、自分は粗末な小屋に独りぼっち。
いつしか鏡を磨いて「姉になりたい」と願う・・・

ってことで、この話は予想の斜め上をいっててとても面白かった。
想像がつかなかったー。
まだまだ自分も甘ちゃんですな。

お気に入りの1話です。
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