2016.10.15 (Sat)
「江戸オリンピック」 室積光

江戸オリンピック 室積光
21世紀、幕藩体制を維持したまま近代化に成功した日本。欧米列強に媚を売り、偽りの平和を謳歌する世の中を変えるべく、立ち上がった男たちがいた。スポーツ用品メーカー伊豆野(いずの)の伊藤博文、大手広告代理店「江戸通」の高杉晋作、そして長州藩庁の桂小五郎だ。彼らはSNSを運営する「回援隊」の坂本竜馬を通じて、薩摩の西郷・大久保らと同盟を結び、アジア初となる江戸への五輪招致に動き出す!書き下ろし歴史改変エンターテインメント。
相変わらず室積さんの頭の中が不思議でしょーがない(笑)
設定がものすごく独特です。
幕末志士のみなさんが、この21世紀に頭数まとめていて、江戸にオリンピックを迎えるためにあの手この手で動き出す。
その動き方が結構えげつないんだけど(笑)
まぁこの本の時代背景としてはちょっと爽快でもある。
かなり白人至上主義の世界。
電車にも「白人様専用シート」とかあるワケです。
それに座っちゃうと車掌が慌ててきて「そこは白人様専用シートです」と言われる。
相変わらず風刺が効いてます。
フェイスブックが「顏絵巻」といい、ケータイは「印籠電話」(笑)
で、白人至上の世界を変えるべくオリンピック招致をするわけで、そのプレゼン。
「お・も・て・な・し」
ではなく
「お・と・し・ま・え」
というw
どんなプレゼンだ。
そしてミズノではなく、スポーツ用品メーカー伊豆野に就職している伊藤博文は
安重根(!!)と一緒に世界の子供たちにスポーツ用品を売るべく営業に出る。
・・・シュールだ( ̄▽ ̄;)
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