2016.08.10 (Wed)
「太宰治の辞書」 北村薫

太宰治の辞書 北村薫
水を飲むように本を読む“私”は、編集者として時を重ね、「女生徒」の謎に出会う。太宰は、“ロココ料理”で、何を伝えようとしたのか?“円紫さん”の言葉に導かれて、“私”は創作の謎を探る旅に出るー。時を重ねた“私”に会える、待望のシリーズ最新作。
【目次】
花火/女生徒/太宰治の辞書
「私」も大学を無事卒業したらしく、編集者になり結婚をして中学生の子供までいるらしい。
いつの間にか時を重ねていたようですが。
私と円紫さんの会話が殆どなく、それどころか円紫さんの登場が本の数ページで
ガッカリ度がハンパなかったです。
これってこの2人が登場して初めて成り立つシリーズでしょーーーー。
なんなの??
かなり不満タラタラです。
太宰だったり三島を語るのは別にいいんだけど、ここまで円紫さんを登場させないなら
シリーズ外の話でやってほしかった。
これは「円紫さんと私」のシリーズで、この2人の会話、行動が読みたいのです。
キャラ読みと言われるかもしれませんが、シリーズになっていくと多少それも
許されるのではないかと思うのですよねー。
この本はそんな「シリーズ」として楽しみにしてた気持ちを台無しにされて
しまった気がします(´・ω・`)
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