公家武者松平信平 佐々木裕一明暦三年(一六五七)、江戸は大火で焼き尽くされた。将軍家光の正室となった姉を頼って十五歳で江戸に出た公家鷹司信平は、五十石の旗本となり、今は千四百石となっていたが、この大火で屋敷を消失、妻で紀州藩主の愛娘・松姫の安否も不明。焼跡で立ち尽くす江戸庶民救済と、闇に蠢く悪しき企みを断つべく、若き公家武者・松平信平は立ち上がった。書き下ろし長編時代小説。
【目次】
妖し火/狙われた四千両/材木騒動/記憶目次はあれども火事の話でした。
火事と喧嘩は江戸の華だっけ。
華と言われても困るよねー。
ラストは少し小気味の良い終わり方でした。
毎回いいラストで終わるんだけど、物語の中盤が苦労だらけで気の毒になります。
いつになったら一緒に暮らせるのか。
いい終わり方とはいえ、次の巻からすぐに同居って感じにはならないと思うし。
ただ、今回の長屋というシステムがあまり分からなくて(^^;)
関西方面だと今でもあるんでしたっけ?
長屋などなど。時代小説を読んでると分かることもあったかもしれませんが、
あまり詳しくないせいでイメージしづらい部分もありました。
- 関連記事
-