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2015.11.14 (Sat)

「国境」 黒川博行



国境 黒川博行

疫病神」コンビこと、建設コンサルタントの二宮と二蝶会幹部の桑原は北朝鮮に飛んだ。二宮は重機の輸出で、桑原は組の若頭がカジノ建設の投資話でそれぞれ詐欺に遭い、企んだ男を追ってのことだった。平壌に降り立ったふたりだが、そこには想像以上に厳しい現実と監視が待っていた。シリーズ最高傑作の呼び声高い超大作!(BOOKデータベースより)

2作目にして「最高傑作」と書かれてるのってちょっと気の毒ですが(笑)
でも、評判通り本当に面白い本でした。

とにかく北朝鮮の国内の表現がすごい。
見てきたのか?行ってきたのか?と聞きたくなるくらい。
で、更に驚くのはこの本を書いていたときが1990年代ってことで、
二宮がiモードのケータイを持つのです。
iモード!!!
どんだけ昔なのか!

「破門」を読んで「疫病神」を読んだのだけど、
この2冊を読んでも桑原の良さが分からなかった私ですが、
今回初めて「桑原いいわ~」と思いました。

大阪人でヤクザ。
喋りが凄い。
「パーマデブ」( ̄▽ ̄;)
誰の事とは言いませんが(←北朝鮮の人です)
凄いピンポイントでそれしかないという表現力だっ!!

そしてヤクザは法律に詳しい。
やっぱり自分が法を犯しているので法を犯さないようにしっかりと法律を勉強しているらしい。
※ヤクザに詳しいダンナ談

一癖も二癖もある登場人物ばかりで本当に飽きませんでした。

ただ、やっぱり本っていうのは順番に読まないとダメだなーと思った。
こうして振り返ってみると「破門」のラストはターニングポイント???
文庫出たら買ってもう1回読まないと。
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05:00  |  黒川博行  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

会話のやり取りの面白さは言うまでもないですね。
パーマデブの表現は僕も好きです。
「国民は飢えとんのになんであいつだけブクブクふとってんねん」的な桑原のセリフも好きでした。
続編が今後あるのかも気になりますし、著者が高齢なのも気になります。
バックスクリーン三連発 |  2015年11月16日(月) 13:49 |  URL |  【コメント編集】

●>バックスクリーン三連発さん。

下巻で二宮が桑原に「国境ってなんですかね?」に対する答えが好きですね。
ヤクザの縄張りに置き換えて話をしていますが
それがしっくりくる。
「桑原頭いいなー」と思いましたが、
桑原の口を借りて言っている作者の力ですね。
だからこその「破門」が気になる。
もう一度読まないと。
igaiga |  2015年11月16日(月) 14:59 |  URL |  【コメント編集】

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