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2015.10.08 (Thu)

「道徳の時間」 呉勝浩



道徳の時間 呉勝浩

【第61回江戸川乱歩賞受賞作】問題。悪い人は誰でしょう?--ビデオジャーナリストの伏見が住む鳴川市で、連続イタズラ事件が発生。現場には『生物の時間を始めます』『体育の時間を始めます』といったメッセージが置かれていた。そして、地元の名家出身の陶芸家が死亡する。そこにも、『道徳の時間を始めます。殺したのはだれ?』という落書きが。イタズラ事件と陶芸家の殺人が同一犯という疑いが深まる。同じ頃、休業していた伏見のもとに仕事の依頼がある。かつて鳴川市で起きた殺人事件のドキュメンタリー映画のカメラを任せたいという。十三年前、小学校の講堂で行われた教育界の重鎮・正木の講演の最中、教え子だった青年が客席から立ち上がり、小学生を含む300人の前で正木を刺殺。動機も背景も完全に黙秘したまま裁判で無期懲役となった。青年は判決に至る過程で一言、『これは道徳の問題なのです』とだけ語っていた。証言者の撮影を続けるうちに、過去と現在の事件との奇妙なリンクに絡め取られていくが、「ジャーナリズム」と「モラル」の狭間で、伏見はそれぞれの事件の真相に迫っていく。 (BOOKデータベースより)

乱歩賞~

ってことで乱歩賞受賞作です。
面白かったですよー。
選考委員の評を読んでると池井戸潤さんや今野敏さんは反対しておりますた(・ω・)
辻村さんが絶賛。

私も読んでると先に進みたくなってどんどんと読み進めるんですが、
それだからこそラストが気に入らない。
イマイチ回収しきれてない気が・・・
言い方を変えれば風呂敷きちんとたたんでない気が・・・

そんなことが許されるのは恩田陸だけである。

ほかにも、気に入らないといえば、ヤクザに脅されてすぐに100万払う伏見も
気に入らないし、あと100万払ったときに吉川(やくざ)が微妙に脅えていた
のですが、それってなんで?説明してたっけ?

あと結局すべてにわたるところの「動機」ですがちょっと首をかしげる。

だから読んでると面白いんです。
何がどうなってどう解決するんだろうとハラハラしながら読むのですが。
終わってからちょっと・・・(^^;)
な1冊。

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Comment

●わかる!

風呂敷を畳まない感じは確かにあるよね。
前半がよかっただけに残念…

この手法って、恩田陸には赦されてるんですか?(笑)
私はどうもその辺、恩田さんに寛大になれなくて…(;´∀`)
この作家さんはデビュー作だし大幅改稿してるから、まあ仕方ないのかと思えるけれどね。

選評も、意見が割れてて面白かったですね。
chikura |  2015年10月08日(木) 05:55 |  URL |  【コメント編集】

●>chikuraさん。

恩田さんには許されるというか諦められてるというか(笑)
恩田さんもねーーーー。
途中までは面白いんですけど・・・というパターンが多いですね。
乱歩賞ということで選考委員の書評が書かれてましたが
こんなにも割れるものかと驚きました(^^)
igaiga |  2015年10月08日(木) 11:07 |  URL |  【コメント編集】

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