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2015.06.02 (Tue)

「私と踊って」 恩田陸



私と踊って 恩田陸

パーティ会場でぽつんとしていた私に不思議な目の少女が声をかける。「私と踊って」。彼女は私の手を引いて、駆け出した。稀代の舞踊家、ピナ・バウシュをモチーフにした珠玉の小篇。冴えわたる恩田ワールド、きらめく十九の万華鏡。(BOOKデータベースより)

【目次】
心変わり/骰子の七の目/忠告/弁明/少女界曼荼羅/協力/思い違い/台北小夜曲/理由/火星の運河/死者の季節/劇場を出て/二人でお茶を/聖なる氾濫/海の泡より生まれて/茜さす/私と踊って/東京の日記


短編なんだけど凄いのよ。
この本の中に19も物語が入っててどれもこれも読ませる。
ラスト丸投げ癖がある作家さんだと分かってればこの終わり方ももう気にならない(笑)

最初の「心変わり」からもう飛ばしてる。
スピード感と緊迫感がとにかくすごいのです。
この話だけでも満足だったのですが、
「忠告」と「協力」
対になってる物語ですがこれもまた面白い。

なんだかUFOとかが来て、犬とか猫が人の言葉を覚えるようになり
手紙が書けるようになったみたいで。
飼い主の危険を知り手紙を書くのです。
その犬バージョンと猫バージョン。

もうね、にんまりです。
こーれーはーさすが。
元々恩田さんって自分の世界を説明しない人だから
読者がついていかないと何を書いているのかさっぱり分からないんだけど(笑)

いつも思うけどぐいぐいと来ますね。
短編の方が力あるのかなと思いました。
満足の1冊。
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