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「異次元の館の殺人」 芦辺拓



異次元の館の殺人 芦辺拓

反骨の検事・名城政人が殺人容疑で逮捕された。検察内部の不正を告発しようとしていた彼の罪状には、冤罪の疑いが色濃い。後輩検事の菊園綾子は、好敵手で弁護士の森江春策に協力を仰ぎ、証拠品の放射光による鑑定と、関係者が集った洋館ホテル“悠聖館”での事情聴取に乗り出す。しかし、放射光鑑定をするはずの研究機関で暴走事故が起こり、“悠聖館”では新たな殺人事件が発生する。それは、菊園検事を謎と推理の迷宮へといざなう招待状だったーパラレルワールドと化した事件現場。真相を見抜かないと、元の世界にはもどれない。知恵と推理と正義感を武器に、迷い込んだ異次元で、孤独な闘いがはじまる。奇想爆発。作家が、持てる技と力のすべてを結晶化させた、渾身の本格ミステリ長編!(BOOKデータベースより)

超~~~面白かった。

っていうか、笑えた(笑)

菊園検事が登場すると、なんか妙に笑える設定になってしまうのはどうしてでしょう???
でも、可笑しいんです。
肩で風切る感じの菊園検事と風をかわして歩く森江さんのコンビじゃないんだけど、コンビになってしまう。
そこが笑える。

なんだろう。菊つながりじゃないけれど、私の菊園検事のイメージは菊川玲さん。
頭いいし、東大卒だし、検事やってそうな顔してるし(笑)

ってことで、「さてみなさん!」のごとく、容疑者を集めて真相を語りだしたまではよかった菊園検事でしたが、その推理が間違っていたようで、パラーンとパラレルワールドの世界に飛ばされてしまいました。
そこでは森江さんは漢字で書けないような苗字になり、下の名前は春策ではなく、夏策へ(爆)
そんな少しずつ変わった世界に。

で、そのパラレルワールドでも真相に気づき、「さてみなさん!」とやるものの、また飛ばされた(爆)

それでもめげない菊園検事。
もう、これだけで笑えます。
ずーっとニヤニヤしながら読んでました。

で、ラストのアレはすっかり思い込みによるものです。
確かに振り返ってみるとなるほどー。
と・・・

芦辺さん、いろいろとネタが細かいです。
確かに「こうこうで来たから次はこうだろう」みたいな思い込みは
足元をすくわれます。

なかなかユニークで面白い1冊でした。
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