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2014.01.28 (Tue)

「無理」 奥田英朗



無理 奥田英朗

合併でできた地方都市、ゆめので暮らす5人。相原友則ー弱者を主張する身勝手な市民に嫌気がさしているケースワーカー。久保史恵ー東京の大学に進学し、この町を出ようと心に決めている高校2年生。加藤裕也ー暴走族上がりで詐欺まがいの商品を売りつけるセールスマン。堀部妙子ースーパーの保安員をしながら新興宗教にすがる、孤独な48歳。山本順一ーもっと大きな仕事がしたいと、県議会に打って出る腹づもりの市議会議員。出口のないこの社会で、彼らに未来は開けるのか。(BOOKデータベースより)

面白かった・・・・゚・(ノД`;)・゚・

厚い本なのでちょっとひるむんですけど(笑)
読んでみるとどんどん引き込まれます。
休みの日に読んだら一気読みでグッタリしていたかもしれないくらい。

東北の地方都市という設定ながら勝手に私の脳内は岩手県を想像してました。
湯田とか実在の地名が出てたし。
ゆめの(←物語上こういう市になったらしい)から東京に行きたい。
東京が無理なら仙台の学校で我慢とか。
めちゃめちゃありがち。

しかし、史恵の人生があーなるとは思わなかった。
恐怖に支配されるってこういうことなのかと思ったワケです。
このシーンだけ読んでも、書き方が上手いなぁ~。
ふと、自分に照らし合わせても自分も史恵みたいになると思ってしまいます。
実在にあったニュースが数年以上前にありましたが、
ニュースだけ読むと「隙を見て逃げればいいのに」と思うのに、
恐怖に支配される心理を読むと、なるほど。逃げるのは無理かもと思ってしまいました。

あと、裕也のお父さんがなんかいい味出しているっていうか・・・
こういう人は新興宗教みたいなのにはすがらないんだろうね。
いつまで経っても現実主義。
読んでて変にカラっとしてて全体的に停滞している人が多いこの本では
唯一の明るい人でした。

車がやたらと登場したり、トランクに云々・・・というシーンが登場したり
したときは「もしや・・・」と思ってしまいましたが、
そのラストは半分あたりで、半分ハズレ。

ここで終わるのかっ!!

ちょっともどかしかった(笑)
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