さよなら妖精 米澤穂信1991年4月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が帰国した後、おれたちの最大の謎解きが始まる。謎を解く鍵は記憶のなかに―。忘れ難い余韻をもたらす、出会いと祈りの物話。『犬はどこだ』の著者の代表作となった清新な力作。 今月、この作者さん2冊目です。
内容はね~、うーーーーーーーん。
書きたいんだけれど書きづらいっていうか(笑)
ネタをばらさないように書くのがやや大変。
ユーゴスラビアから2ヶ月日本のことを学びに来たマーヤ。
予定していた滞在先の人物が亡くなっていたため途方にくれていたところを守屋・センドーに拾われる。
この文章を読んで先日の「植物図鑑」を思い出してしまった・・・
『噛みません。しつけの出来たよい犬です』頭の中でリフレインしたこのセリフ( ̄ω ̄*)
この話であれ、先日の「植物図鑑」であれ身元のハッキリしない人を住まわせるというのは現実的にあるのかしらね~。
あるところにはあるんだろうね~。
そしてマーヤがいた2ヶ月というのは守屋の心をつかむのに十分すぎる時間だったようで。
ユーゴスラビアについて調べたり勉強したりと傍から見ている分にはかなり危うかっただろう。
読んでいてあたしも「大丈夫か?この人?」と思ったのは事実。
予想が出来たようで実際出来なかったラスト。
まだ読んだ後の余波が心に漂ってます。
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日本人にとってユーゴスラビア内戦はテレビの中の出来事でしたが、この本のキャラたちは触れ合ってしまったんですね。
それであの結末はきついものがあります。
この作品、米澤作品の中で評価が高いですよね?
私は『犬はどこだ』の方が好きなんだけど。(笑)