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2020.12.31 (Thu)

「叙述トリック短編集」 似鳥鶏



叙述トリック短編集 似鳥鶏

本格ミステリ界の旗手が仕掛ける前代未聞の読者への挑戦状!
*注意! この短編集はすべての短編に叙述トリックが含まれています。騙されないよう、気をつけてお読みください

【目次】
ちゃんと流す神様/背中合わせの恋人/閉じられた三人と二人/なんとなく買った本の結末/貧乏荘の怪事件/ニッポンを背負うこけし


この中の話すべてに叙述トリックが隠されていて、で、この本の中で唯一同じ人物が登場します。
って書いているのですね。
叙述トリックっていうのは、正直あまり得意ではないのでそのまま読み進める。
「葉桜」を思い出す話もあったし、「星降り」を思い出す話もありました。

ってことなんだよねー!!!
インパクトの強い話を先に読んでると、どうしても「あの本みたい」と思っちゃう。
まぁそれは仕方ないんだろうなと思いました。

話の中では「閉じられた三人と二人」これが一番好き。
本当にこれは気づかない(笑)
こういうことかー!!!と。
これが叙述トリックなのかどうなのかはさておき。
ふむふむ。そうだよねと。

叙述トリックっていうのは大体にして映像化には向かない話が多いです。
そりゃそうだよね。
09:49  |  似鳥鶏  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.30 (Wed)

「マトリョーシカ・ブラッド」 呉勝浩



マトリョーシカ・ブラッド 呉勝浩

神奈川県警に匿名の電話があり、夜勤の彦坂刑事は陣馬山に駆けつけた。五年前に失踪した男の遺体が山中から発見される。白骨化した遺体の傍らにはマトリョーシカが埋められ、透明の液体の入った瓶が入っていた。被害者は5年前、新薬の副作用で患者を死亡させたと糾弾されていた大病院の元内科部長・香取だった。そして第二の殺人事件の現場にもマトリョーシカが。その意味は?白い衝動』で第20回大藪春彦賞を受賞した著者が贈る、書下し警察小説。

神奈川県警と警視庁と・・・と、最初はよく分からなかったんだけれど、
物語も中盤になり、彦坂と六條、辰巳が3人で行動するようになってからは
が然面白くなりまして。一気に読み終わりました。

真相がとんでもなかったっていうのもありますが、
これはちょっと想像以上だった。
怖いと思うくらい。

あの人は本当の意味での真犯人の意図を知らなかったんだなーと
思うとそれはそれで切ない。

正統派の警察小説という印象でしたが、たまにこういう本を読むのも
悪くないなーと思いました。

しかし、真相の衝撃に今でも「はわわわ・・・」となってる最中ですが。

08:36  |  呉勝浩  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.27 (Sun)

「逢魔宿り」 三津田信三



逢魔宿り 三津田信三

「お籠りの家」結界が張られた山奥の家で、七つのルールを守り「おこもり」をした少年の七夜の体験。「予告画」周囲に不幸が続く無口な児童の描く絵が、凶事を暗示することに気づいた新米教師の記録。「某施設の夜警」ある新興宗教の世界観を表した奇天烈な施設で、夜毎の異変に遭遇した警備員の述懐。「よびにくるもの」法事に訪れた片田舎の旧家で、蔵の二階の“何か”を呼んでしまった大学生の告白。「逢魔宿り」散歩で通う四阿に、雨の日の夕刻必ず現れ、怪談を語りだす家族に狙われた装幀家の回想。…そして、蒐集した怪異譚を小説として発表し続けた作家の顛末。著者史上最恐短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)
お籠りの家/予告画/某施設の夜警/よびにくるもの/逢魔宿り


最近の三津田作品はこういうの多いのね。
自分が聞き手となる。
なので、実話っぽく聞こえるのでリアリティが出てくるっていうか。

でも、ホラーって聞いている分にはそう怖くないので
このくらいの怖さ度が一番読んでて面白いです。
そのかわり、私は「見るホラー」がとても苦手。
ホラー映画とか。怖すぎて死ねる(T_T)

今回もそういうニュアンスを残しつつ、面白く読みました。
「予告画」って本当にあるんだよね。
こういうのは「見る」ホラーだからダメ(笑)
小説で読む分には問題ないけれど、リアル検索してあるのを
知ったらそっと閉じた(爆)

予告画・・・あります!
怖いもの好きな方は是非!!

三津田さんのお父さんが「幽霊なんぞいない!」というスタンスの
方らしく、まったくもってブレてなくて尊敬した。
わたしは幽霊っていると思ってます。
じゃないとここまでねぇ。
前世も信じてれば、憑依とか、守護霊、背後霊、全部信じてます。
ただ、私にそれを視る力がないだけ。
12:00  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.26 (Sat)

「コープスハント」 下村敦史



コープスハント 下村敦史

「俺は“思い出の場所”に真犯人の遺体を隠してきた。さあ、遺体捜しのはじまりだ」美貌の連続猟奇殺人犯、浅沼聖悟。彼が死刑判決後に放った衝撃の告白に世間は騒然となる。一連の事件に違和感を覚えていた刑事の望美は、単独で捜査に乗り出す。引き籠もりの中学生の宗太は、尊敬する動画配信者のにしやんに誘われ、もう一人のユーチューバー・セイと三人で、ひと夏の“遺体捜し”の冒険に出るが…。事件の真相を追う女刑事と、遺体捜しの少年たち。両者が交錯するとき、「真実」は変容するー!

2つの物語が並行して進んでいくんだけれど、この両方の話が行きつくのは
どこなんだろう?と、思っていました。
読み終わったらそれは普通にそこしかないだろ。ってところだったんだけれど。
読んでると気づかないものです。

私はユーチューバーという人たちにいい印象を持ってないのですが、
この本を読んだらまたその思いが加速しました(笑)
ユーチューブというのは広告収入だからね。
何人にも見てもらわないといけなくて。
だからこそ、興味を示してもらおうとするんだけれど・・・
普通に「??」と思う。この本を読んでもね。

かたや、先走り捜査のせいで謹慎中の刑事。
推理はあっているものの、謹慎中だし、周りに迷惑も
かけているので誰も信じてくれなくて。
結局1人で動いてて、危険な目に遭ったり。
かなり大変そうでした。
13:41  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.24 (Thu)

「アンダードッグス」 長浦京



アンダードッグス 長浦京

裏金作りに巻き込まれ全てを失った元官僚の古葉慶太は、イタリア人大富豪に世界を揺るがす計画を託される。それは、国籍もバラバラな“負け犬”仲間たちとチームを組み、香港の銀行地下に隠された国家機密を奪取するというものだったー。敵は大国、狙うは国家機密!1997年、返還前夜の香港で、負け犬たちの逆襲が始まる。超弩級ミステリー巨編!

直木賞ノミネートだよっ。

こういうの私好きなので・・・(〃ω〃)
ウホウホしながら読みました。
ただ、正直万人受けはしないんじゃないかなというのが感想です。
まぁ・・・私好きな本って基本的に万人受けしないからな。

香港が中国に返還前ということで、機密情報はフロッピー。
これを壊せって・・・足で踏めばいいんじゃないかと思いながら
読みましたが、そういうことでもなくて(笑)
チームにも裏切り者だったり、最初から敵なのに味方の顔して
近づいてきたり。もしくは本物の協力者だったり。

敵はアメリカだったりロシアだったり。
しかも、名前がややこしいんだよね。
この人どの人だっけ?
と。カタカナだと特に分からない。
黄とか雷とかの方が分かりやすいんだけれど、
途中で何さんとか出てきて。
「何」さんって・・・「何?」と。
人名でしたか・・・(遠い目)

何というか・・・この間まで官僚だった男。
あっという間に死ぬのではないかと思いましたが、
そこは主人公ですからっ!
面白く読みました。
厚い本でしたが、昼休み以外にも空き時間見つけて
読んだので満足。

13:34  |  その他な行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.23 (Wed)

「そこに無い家に呼ばれる」 三津田信三



そこに無い家に呼ばれる 三津田信三

蔵から発見されたのは、封印が施された三つの記録。それはすべて「家そのものが幽霊」だという奇妙な内容でー。「幽霊屋敷」怪談、最新作!

冬なのにホラーを読む(・ω・)

このシリーズは作者の三津田信三が本人として登場するのです。
だから「リアルだよ」みたいに見せかけていると思う。

本人役で登場するから「今、ちょうど〇〇←まるごと作品名を書いてて・・」
とか書くのでプチ宣伝にもなる(笑)


1話目の新入社員の話が面白かったなぁ(怖いっていう意味)
夜遅く雨の日に酔っぱらって帰宅すると、空き家のはずの隣に家が建ってる。
書いてしまえばそれまでなんだけれど、そこを不気味に読むので怖い。
そしてだんだんと当事者が壊れていくのがまた・・・怖い。


手記を読む。的な話なので幕間に三津田信三氏があーだこーだと言うワケなんだけれど、それも含めて好きなシリーズです。
表紙のイラストまでいちゃもん(じゃないが)つけてきだして・・・
そうすると今回の表紙の女性の後ろのこれは目玉か・・・と思ったり。


2話の「自分への手記」と3話の「精神科医の話」は個人的に今ひとつ。
もう少し怖くてもよかったかなと。
そしてあれほど「苦手」と言ってた三津田ホラーが病みつきになってきている。


文中でやたらと「これは小説だから」というシーンが多く思ったけれど、なんかあったのかな?
気にしちゃった。具合悪くなった人とか文句つけたり?私、霊感ゼロだからそうなったことないんだよね。
06:00  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.22 (Tue)

「極上の罠をあなたに」 深木章子



極上の罠をあなたに 深木章子

背徳の町で繰り広げられる悪事の数々。悪知恵を働かす悪徳人にするりと近づく新キャラクター・便利屋。政治家、葬儀屋、医師、捜査一課の刑事を華麗に知力で騙す。大どんでん返しの本格ミステリー!

【目次】
便利屋/動かぬ証拠/死体が入用/悪花繚乱


設定としては好きなんだけれど、もう少し踏み込んでほしかったかなーと。
なんとなく、尻切れトンボっていうか。
「ん?」と思いながら終わったっていうか。
人物にもう少し・・・という。
設定は好きなんだけれどね(2回言う)

便利屋っていうだけあって、逮捕されないレベルでは
なんでも請け負ってくれる。
依頼者は悪徳刑事だったり、悪徳弁護士だったり、
まぁすべて「悪徳・・・」とつくような人で。
それで、ダイレクトメールなんだよね。
それに携帯番号を書いておしまい。
最初は胡散臭いと思っている依頼者も結局は
電話して仕事を依頼して・・・

ただ、その後がなぁー。
もう少し欲しかったです。
07:00  |  深木章子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.21 (Mon)

「銀色の国」 逸木裕



銀色の国 逸木裕

足の甲を切る自傷行為と「もうだめ。死にたい」というツイートを繰り返す浪人生のくるみ。ある日、突然フォロワーのひとりからDMが届き、ネット上の自助グループ“銀色の国”に導かれる。一方、自殺対策NPO法人の代表として日々奔走する晃佑のもとには、友人が自殺したという悲報が届いた。元相談者でもあったその友人が今になって死を選んだ原因を調べるうちに、晃佑はある恐ろしい計画の一端に辿り着く…!!横溝正史ミステリ大賞受賞作家が放つ、現代の闇「自殺」に迫る鮮烈なミステリ!!

わたし自身がゲームというのをほとんどしない(というか出来ない)ので、
VRゲームというのが理解できなくて(^^;)
時代においていかれてます。
ついでに言うとRPGも分かってないです(^-^;)

そういうレベルのわたしが読んだわけなので多少怪しいところも
ありましたが、ゲームをすることによって、だんだんと自殺するように
導かれていくというのは分かりました。
こわいね。これ。

ゲームの世界だけじゃなくて、リアルな世界でもいろいろと
問題はありました。宙を失職に追い込んだのは実は・・・
みたいなのもあって。
なんだかなぁーと。
やってしまったことはもう取り返しがつかないんだよ。と、
思いながらも気の毒だなぁーと思いました。

首謀者は「猿」として、その猿は結局・・・なんだったんだろう?
猿・・・うーーん。猿だけ妙に納得のいかない立ち位置っていうか。
わかりませんでした。
08:34  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.17 (Thu)

「復讐の協奏曲」 中山七里



復讐の協奏曲 中山七里

三十年前に少女を惨殺した過去を持つ弁護士・御子柴礼司。事務所に“この国のジャスティス”と名乗る者の呼びかけに応じた八百人以上からの懲戒請求書が届く。処理に忙殺されるなか事務員の洋子は、外資系コンサルタント・知原と夕食をともに。翌朝、知原は遺体で見つかり、凶器に残った指紋から洋子が殺人容疑で逮捕された。弁護人を引き受けた御子柴は、洋子が自身と同じ地域出身であることを知り…。

好きなシリーズです。
ただ、今回は被告人が御子柴事務所の事務員でもある洋子だったので、
裁判シーンはあまりなくて、洋子の身の上がメインだ・・・
それが不満と言えば不満。
裁判シーンがものすごくあっさりだったので。

思わせぶらせておいて、実はそうではなく、
聡明な洋子は洋子のままだったっていう。

洋子がいない間の臨時事務員が宝来というのも
笑えたっていうか・・・ひどい笑
しかし、仕事はできる人だった。
事務員として有能って弁護士としてどうなんだろう?
どんな人であれ、有能な人は有能なのか??

ただ、凶器の指紋が云々・・・ってやってたけれど、
それがイマイチイメージ湧かなくて。
っていうか、それが犯人直結かもしれないけれど、
説明されてもイメージできなかった。
まぁ想像力ないね。って言われるとそれまでだけど。
05:00  |  中山七里  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.16 (Wed)

買った本 12月12日

時限」 鏑木蓮



買った本は1冊ですが、久しぶりにジュンク堂に行きました。
レイアウトが変わって多少驚きましたが、
相変わらず本がたくさんある場所というのはお気に入りです。

私にクリスマスプレゼントをくれるならば、ジュンク堂に
丸一日いることが出来る券みたいなのが欲しいです(笑)

読みたい本は沢山ありますが、
図書館から借りまくっているので、
この本もいつ読めるか未定。

わたしみたいに乱読人間は図書館があることに
よって本当に助かります(お財布が)
これからも図書館をフルに利用して、そして
たまに本屋さんで買うというのを来年も
していきたいと思ってます。
06:00  |  買った本のメモ  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
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