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2020.11.30 (Mon)

「夢魔の牢獄」 西澤保彦



夢魔の牢獄 西澤保彦

教師の田附悠成は、過去へ遡って友人たちに憑依するという特異能力を持つ。だが誰に憑くかは選べない。確実なのは、恩師の義理の息子が殺された22年前に戻ってしまうことだけ。身をもって体験する友人たちや被害者の不可解な行動、そして隠された女の死。迷宮入り殺人事件の“あの日”を繰り返す田附が辿り着いた驚愕の真相とは?

エロエロ(笑)
西澤さんのこの手のエロ作品は久しぶりですが嫌いではありません。
「本当によーーく思いつくな。こんなこと」
と思っちゃうくらい、私の中では非現実的です。

夢でなぜか22年前の友人の結婚式の日限定で
その時の登場人物に憑依してしまう。
「夢」とわかっているんだけど、その時は現実で。
なので、友人に憑依しながら客観的に自分を見たり。

だんだんとその日の真相がわかるわけですが、
エロエロ満載なのに、「面白い」と感じてしまうのは
ミステリーがしっかりしているからです。

真犯人はとても意外な人でしたが、ちょっと人物相関図が
ややこしいところもあるのであとでもう一回チェックしたい。

ミステリーとしてはとても面白いんだけど、いかんせん
斜め上を行くエロなので万人受けはしないと思う。
06:00  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.29 (Sun)

「田辺聖子の古事記」 田辺聖子

古事記

ということで、高田作品を読んでると自然に古事記を知らないとダメよねー。
なんて思うようになりまして。
でも、難しいのはダメだしー。
と、思っているときに見つけた田辺聖子古事記

今風に書いてくれてます。
上巻、中巻、下巻とあり、個人的に好きなのは上巻。

ものすごく物語。

下巻になると実話?みたいになるので
そういうのがない上巻が好きです。

「因幡の白兎」とか「天の岩戸」とか子供のころに読んだ話が
実は古事記
ってことで、ほかにも八岐大蛇とかありますし、
面白かったです。ここから来たのか!という。
そういう思い。

で、中巻と下巻になると今度は人間が活躍するので。
(上巻は神様が活躍)
やっぱりここでも登場する奈良&京都。
もしくは、中国地方でしょうか。

やっぱり日本は近畿地方から生まれたんだよなぁーと
東北に生息するわたしは羨ましく思います。
ちょっと楽しかったのでまた別の古事記あったら
読みたいです。
漫画でもいいや(笑)
09:25  |  その他た行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.28 (Sat)

「デルタの羊」 塩田武士



デルタの羊 塩田武士

アニメ製作プロデューサー・渡瀬智哉は、念願だったSF小説『アルカディアの翼』のテレビアニメ化に着手する。しかし業界の抱える「課題」が次々と浮き彫りとなり、波乱の状況下、窮地に追い込まれる。一方、フリーアニメーターの文月隼人は、ある理由から波紋を広げる“前代未聞のアニメ”への参加を決意するが…。アニメに懸ける男たちの人生が交差するとき、“逆転のシナリオ”が始動する!

この本の「スゲー」と思うところは、時代はコロナから脱出したということ。
「コロナの中にあって」とか、コロナという文字がちょいちょい出てくる。
ってことで、最近書かれてますね。
小説もこういう時代になったかーーーー。

はやく現実もコロナから脱出したいなぁ。

で、アニメ制作の話。
時代はCGなんだねー。
ただ、先日亡くなった矢口高雄さんが森川ジョージさんに
「日本の四季は日本の絵の具じゃないと表現できない」
と、お話されたらしく、やっぱりアナログならではの
表現とか色彩ってあるよなぁー。
なんて思いながら読んでました。

最初は「作中作??」なんて思ったらまさかの同級生。
一体どういうことー!??
と、ちょっと混乱する部分もありました。
もう少し「熱い」本かなと思ったんですが、
それほどでもなかったかな??
個人的にはもう少し「熱く」てもよい(・∀・)
05:00  |  塩田武士  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.26 (Thu)

「カラット探偵事務所の事件簿2」 乾くるみ



カラット探偵事務所の事件簿2 乾くるみ

≪あなたの頭を悩ます謎を、カラッと解決いたします≫ーー閑古鳥の啼く「謎解き専門」の探偵事務所に持ち込まれた七つの事件を、探偵・古谷が鮮やかに解決!<年上の女性からの誘惑>に悩まされる高校三年の従弟が持ち込んだ「小麦色の誘惑」、密室状態の事務所から盗まれたあるものを見つけ出す「昇降機の密室」、偶然井上が遭遇した駐車場の追突事件の真相を暴く「車は急に……」、リンク切れになったネットのクイズ記事の解答を知りたいという「幻の深海生物」、三十六年前に義絶した弟の死の通知と共に届けられた絵画をめぐる「山師の風景画」、事故で急死した父親が残した秘伝のたれのレシピを探す「一子相伝の味」、古谷の<運命の人>西田カレンから依頼されたストーカー疑惑を解決する「つきまとう男」の七つのファイルを収録。リアルな日常生活の中で謎解きの面白さを追求する、ミステリの名手による連作短編集。シリーズの新たな展開を予感させる、衝撃の第二弾!

再読。

なので、似たような感想になってしまうのは仕方ない⇒カラット探偵2

「昇降機の密室」とか普通に怖いよね。
ビルならではの、同じ建物にいるけれど他人。
的な・・・まさかまさか・・・ねぇ(笑)

「車は急に・・・」はやっぱり同じような感想しか出てこない。
やっちゃダメだろ。っていうか、金持ちって基本せこいよね。
せこいからお金が溜まるんだろうなぁー。

「一子相伝の味」の話はなんか・・・よかった(〃ω〃)
謎を残される方としてはたまったもんじゃないし、
ずっとハラハラしてたんだろうと思うけれど(笑)
しかし、解決してその後1か月そのお店に通いっぱなしだった
古谷&井上がうらやま。

そして、井上は相変わらず可愛らしい。
「どす。どす」してるし。
15:53  |  乾くるみ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.24 (Tue)

「鶴屋南北の殺人」 芦辺拓



鶴屋南北の殺人 芦辺拓

「わたしが取り返してほしいものとは…鶴屋南北なのです」不可解な依頼から事件に巻き込まれた森江春策。大道具の上に突如現れた男、振り子のような死に様、紙吹雪の中の女…鶴屋南北に操られているかのような連続死と芝居そのものの謎を追い森江は奮闘するのだが…。

最近、菊園検事推しなもので、彼女が出てくると
テンポがよくて楽しいです。
森江さんは基本、のんびり&おっとりなので、菊園検事の
「ちょっと!何やってんのよ」「何探してんの?ほらこれ」
みたいなテンポが好きです。
しかし、そのせいで最近ともかの影が薄くなっているのが
ファンとしては寂しいところ。

で。本編。

リアル殺人事件の犯人は結局誰だったの??と、
2回読む。
どうにも「忖度」という言葉が浮かびましたが読んだ皆さんは
どうだったでしょうか??
ただ・・・この本は高田崇史さんのQEDと一緒で現実の殺人事件は
あまり重点を置いてないのかなと。

ただ、現実の殺人事件を置いてもらわないと現実の登場人物が
動かないからねー。森江さんとか菊園さんとか菊園さんとか菊・・・

ということで、裏テーマ(表か?)の仮名手本忠臣蔵からの田沼意次。
この田村意次の話はとても興味深く読みました。
昔、井沢元彦さんの忠臣蔵の解釈的な小説も読んだけど
なんかあれを思い出したなぁー。
結局、今伝わっているのは勝った人の歴史だからね。
負けた人=悪者。
必ずしもそうではないってことよね。
09:31  |  芦辺拓  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.23 (Mon)

「京都西陣シェアハウス」 鏑木蓮



京都西陣シェアハウス 鏑木蓮

死亡事故を起こした元自動車販売会社の営業マン、不倫相手のために犯罪寸前のOL、過去の恋愛を隠し続ける老人…。京都西陣のシェアハウスに住む“ワケあり”住人たちに救いの手をさしのべるのは、就活中の女子大生・有村志穂。ズケズケと住人たちの心に踏み込む志穂のお節介は、吉と出るか凶と出るかー。

【目次】
泣いた雛人形/でんでん虫/ムーンライト・セレナーデ


正直、この有村志穂っていう人は苦手だ。
ちょっと私の年代からしたら受け入れられないくらい図々しいと
思ってしまう。
結果オーライになったものの・・・

就職試験を77回も落ちたのも、志穂の言動がまた原因だし。
うーん。
読んでてちょっと大変でした。

最初にズケズケと相手の懐に入り、傷をつけ、
そしてその傷をえぐりだし、解決っていうスタイルなんだけど・・・
読んでるとキツいですね(笑)
15:39  |  鏑木蓮  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.20 (Fri)

「平凡な革命家の食卓」 樋口有介



平凡な革命家の食卓 樋口有介

なんとか殺人に“格上げ”できないものかーーそれは、地味な市議の死。外傷や嘔吐物は一切なし。医師の診断も心不全。しかし、本庁への栄転を目論む卯月枝衣子警部補、29歳。彼女の出来心が“事件性なし”の孕む闇を暴くことに…!? 軽妙に見事に、人間の業の深さに迫る新感覚ミステリー!

前にシリーズ2作目を読んだのでここにきて1作目を読む。
2作目の方が面白かったな(笑)
まぁ今回は登場人物の紹介的なものもあったので仕方ないか。
アクの強い3人ですが、その中でも一番は「メガネ」だよねー。
こういう人が知り合いだったらちょっとイヤかも。
とにかく私の常識ではありえないくらい図々しい。


無理矢理「事件」にしたかった枝衣子でしたが、あれよあれよと
証拠がでてきて。そこにまた人間関係とかどうのこうの。
しかし・・・中村まで重要人物だったとは(笑)

ただ、こういう軽いタッチの話は好きなので次が出たらまた
読みたいです。
そして野心ありありの枝衣子が割と好きなんです。
08:49  |  樋口有介  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.18 (Wed)

「古事記異聞 鬼統べる国、大和出雲」 高田崇史



古事記異聞 鬼統べる国、大和出雲  高田崇史

橘樹雅は研究テーマ「出雲」を調査するうちに、国を追われて京都に連行されていた出雲族の存在を知る。在野の研究者・金澤千鶴子に、大神神社の主祭神・大物主神も素戔嗚尊同様「出雲」の神だと聞いた雅は、奈良に出雲族の痕跡を探し求める。二人を監視する何者かの不穏な動き。大和に存在した出雲村と野見宿禰伝説が、雅を真相へ導く。神話に秘匿された出雲王朝の真の姿が蘇る。出雲編完結!

出雲編終わりということですが、結局は奈良であったり京都であったり。
そういうことなのかなー。
だったら島根の出雲はなんなんだろう??

なんていう疑問がまた出てきた。
これも繰り返し読むと理解できると思うんだけどね。

こういうの読んでると「古事記」に手を出したくなるから怖い(笑)
源氏物語は現代語訳(というか、橋本治さん)で全巻制覇しているので
問題ないと思っているけれど。
橋本治さんが書いてたら読みたいんだけど・・・
と、思ったらあった!!!(爆)

ちょっと読んでみたいデスネー。
じゃないと肝心なことが分からないので(^-^;)

で、次は伊勢に入るようです。雅&千鶴子。
05:00  |  高田崇史  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.17 (Tue)

「もう、聞こえない」 誉田哲也



もう聞こえない 誉田哲也

一向にわからぬ被害者男性の身元、14年前の未解決殺人事件。ふたつの事件を繋げるのは、“他界した彼女”だった…。

最初はタイトルが暗いし、展開も「なんだろう??」と不穏な雰囲気だし。
しかし・・・当事者「ゆったん」が登場してからはいつもの誉田ペース。
読む手が止まりません(ほんと)

暗い展開かと思っていたのに、急に展開がユニークになり
やっぱり女ふたりってこうなるのかなぁと(笑)
雪実が最初のイメージ通りで読んじゃうとダメなんだよね。
かなり・・・なんというか、策士ではあると思う。

土堂さんのカミングアウトには驚いたけれど、
それを踏まえたうえでもう一度読むとまた面白いかもしれない。
もう一度読むのもいいかも♡

タイトルが「もう聞こえない」だから、事件解決して聞こえなくなるのかな
と、思っていたらラスト(笑)
めっちゃ「聞こえてた」。
しかも・・・いい具合にペア組んでる~!!無敵か。
08:21  |  誉田哲也  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.16 (Mon)

「古事記異聞 京の怨霊、元出雲」 高田崇史



古事記異聞 京の怨霊、元出雲 高田崇史

橘樹雅は民俗学研究のテーマ「出雲」を追い、京都を訪れていた。かつて出雲族の集落があったという下鴨神社の西側には「怨霊の寺」が。遥か出雲国から都へやってきた人々がなぜ怨霊になったのか?糺の森で起きた殺人事件を機に、雅は「言霊」の真の力に気づき、出雲族等、まつろわぬ民にかけられた朝延の「呪い」の正体を明らかにする。

シリーズ3です。
今回は京都に行った雅が偶然に知り合った女性と酒飲みながら
旅をする回です。
高田キャラは男性でも女性でも酒豪でなくてはなりません。
雅はかなり強いので、この先が楽しみです。

今回知り合った金澤千鶴子は実は元、水野研究室。
ようするに雅の先輩。
御子神とケンカして水野研究室を辞めた千鶴子。
どうやら、それ以外にも因縁はありそうです。

いいことは書いているんだけど、いかんせん、神話時代の神様
なので何がどうしてどうなったか、やっぱり1回読んだだけでは
分からないなぁー。(この本は1回目)
しかし、こういうのは突き詰めると面白いんだろうなぁー
なんて思いながらとりあえず次で出雲編完結なので
続きいきます。
05:00  |  高田崇史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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