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2020.10.30 (Fri)

「世界で一番かわいそうな私たち 第三幕」 綾崎隼



世界で一番かわいそうな私たち 第三幕 綾崎隼

フリースクール“静鈴荘”に通う岩瀬知香は、中学校への復学を強要する母親との問題に悩んでいた。彼女が学校に行けない「本当の理由」を告げられた新米教師の佐伯道成は、先輩教師の舞原杏と救済の道を探す。そして明らかになる杏に隠された『世界で一番かわいそうな夫婦』の秘密。戦後最大の未解決事件が起きた十年前に時計の針は巻き戻され、すべての罪は白日の下にさらされる。

3冊で終わった。よかった。
このまま続くのかと思った。

なので、多少詰め込んだ感がありまして、わたしとしては納得がいかない箇所もありました。
元々、メインと思っていた詠葉が詩季&杏夫婦にとってかわられてしまい、
後半・・・なんというかもっと丁寧に扱ってあげてもいいじゃないと
思いました。
佐伯云々はまぁどうでもいいというか、こういう人であっただろうから
仕方ないにしろ、詩季と杏に関しても、まぁそういうものだろうと。

読書メーターを読んで驚いたのが「涙が止まらなかった」という人が多かったこと。
どこで泣く???

詩季が言ったとおり、幸鷹のどこに擁護するところがあるんだろう??
こんな男と結婚したって、絶対幸せになんてならなかっただろうし。
今が別に幸せでもないと思うけれど、なんだろう・・この男・・とは思いました。

でもって、「あとがき」とか読むのですが、毎回思いますし、
毎回書いていると思いますが、この人病んでるよね。
今回もそこそこ病んでました。
14:16  |  綾崎隼  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.10.29 (Thu)

「世界で一番かわいそうな私たち 第二幕」 綾崎隼



世界で一番かわいそうな私たち 第二幕 綾崎隼

フリースクール“静鈴荘”で教師として働きはじめた佐伯道成は、一人の生徒を追い詰める深刻なトラブルー謂れのない罪の告発と嫌がらせに直面する。大人の悪意から子どもを守ろうと必死に奔走する佐伯だったが、先輩教師の舞原杏が選択した救済のカタチはあまりにも意外なものだった。一方、心を閉ざしていた“静鈴荘”の住人・三好詠葉にも変化が訪れ、残酷すぎる恋物語が動き出す!

今回はひー君の謎がメインです。もう1つはバスジャック事件の真相。
両方とも、「自分は正しい」と思っている人が起こしてますねぇ。
本当に・・・こういう気持ちは、ただただ傲慢であって
逆に言えば私も気を付けないとと思ったり。

割合にこういう人はいるんだよね。
「自分は正しい。正しいからこういうことをするんだ」的な人。
うちの会社にもおりましたが、あまりにも自己中心でついでに
言えばわがままで、独りよがりで、っていうのが続いたため
辞めていただいた過去があります。

そういうのを思い出しながら読みました。
ひー君はともかく、バスジャックに関しては「そんなことか」
と、多少あきれましたが、成功したのはたまたまだったと思う。

そして、詩季と杏の謎深き夫婦の真相が次でわかるらしい。
08:19  |  綾崎隼  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.10.28 (Wed)

「世界で一番かわいそうな私たち 第一幕」 綾崎隼



世界で一番かわいそうな私たち 第一幕  綾崎隼

戦後最大の未解決事件“瀬戸内バスジャック事件”に巻き込まれた十年前のあの夏から、声を失った三好詠葉、十七歳。彼女は舞原杏が教壇に立つフリースクールー靜鈴荘で、傷を抱える子どもたちと学び、穏やかに暮らしていた。佐伯道成が教師として働きはじめるまでは…。詠葉の揺れる心に気付かぬまま、生徒の不登校を解決しようと奮闘する佐伯。彼が辿り着いた正解とは?

面白かったですねー。
バスジャックに同級生(?)のいじめ問題。

バスジャックの事件後に後遺症から声を失ってしまった詠葉。
フリースクールで学ぶことになりましたが、
そこで起きる事件やらなにやら。

杏夫婦もまた何か問題もあるみたいだし、
どうなるのか。
気になるところが二か所、三か所。

それでもって、ラストの杏先生の衝撃のセリフ。

ってことで、次に進まないと(汗)
みんな詠葉が佐伯を好きであると思っているようですが、
わたしはそれほどそう感じなくて。
そうなのかな??
次にいくとわかるかな?
「ひー君」の謎もね。
08:46  |  綾崎隼  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.10.27 (Tue)

「礼儀正しい空き巣の死」 樋口有介



礼儀正しい空き巣の死 樋口有介

東京・国分寺市の閑静な住宅街で、盗みに入ったホームレスが風呂を拝借してそのまま死んだ。靴を揃えて服を畳み、割れたガラスを補修して、やけに礼儀正しい空き巣の最期だった。死因は持病の心疾患で事件性はなく、刑事課の管掌外。だが臨場した金本刑事課長は、そこが三十年前の美少女殺害事件の隣家であることに気づいた。これは単なる偶然か、何かの因縁なのか?金本から相談を受けた卯月枝衣子警部補は、二つの死の繋がりを探るべく、極秘に捜査を継続する。三十年越しの“視線”にゾッとする、新感覚ミステリー!

これ好き。
今まで読んだ樋口作品の中でダントツ(といってもこれで3冊目)
なので、これの前作も読みたいです。
あるかなぁーー。
タイトルで「続編?」と思わないようなタイトルだもんな。

刑事である枝衣子とジャーナリストである柚香がウィンウィンの関係なんだよね。
最初、ジャーナリストに情報を流す刑事ってどうなの?と、
思っていたんだけど、別に友情ってことではなくて、
週刊誌に載ることで、容疑者の行動を追うためにやってるんだよね。
策士だ。

で、枝衣子の職場、国分寺署の上司でもある金本がいいんだよね。
太っているのか、年中腹さすってて、タヌキおやじっぽいんです。
警察小説の上司っていつも怒鳴っているようなイメージの人が
多いので、こんなタバコ吸って蕎麦食べて腹さすっているっていうのが
斬新でちょっと嬉しかった(笑)

タイトルの「空き巣の死」から風が吹けば桶屋が儲かるスタイルで
あれやこれやと事件解決。

06:00  |  樋口有介  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.10.26 (Mon)

「毒島刑事最後の事件」 中山七里



毒島刑事最後の事件 中山七里

刑事・毒島は警視庁随一の検挙率を誇るが、出世には興味がない。一を話せば二十を返す饒舌で、仲間内でも煙たがられている。そんな異色の名刑事が、今日も巧みな心理戦で犯人を追い詰める。大手町の連続殺人、出版社の連続爆破、女性を狙った硫酸攻撃…。捜査の中で見え隠れする“教授”とは一体何者なのか?動機は怨恨か、享楽か?かつてない強敵との勝負の行方はー。どんでん返しの帝王が送る、ノンストップミステリ!

これは「作家刑事毒島」が作家になる前の話。
いつもの中山メンバーとしては「麻生」と「犬養」が登場するも、
この本に限って言えば麻生は「気の毒な人」でしかないし。
犬養にいたっては「毒島の毒をもらわないか心配な人」という扱い。
どうしても「作家刑事毒島」の表紙のイメージがあるので、

尾木ママみたいな表情で
「うふっ。うふふふ」と言いながら、犯人を追い詰めるのは
想像を絶します(笑)
怖いって。

結局はこの事件の後に退職して作家になるようですが、
作家になってもアレなもので・・・
まぁ強い人だなと。

12か月連続の中の1冊ですが、割合にシリアスな物語が
多かった中で、この話は毒島のキャラが強すぎるせいか
気楽に読めました。麻生さんが気の毒だったせいもあってか
面白くよんだ(^^)
09:19  |  中山七里  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.10.23 (Fri)

「メインテーマは殺人」 アンソニー・ホロヴィッツ



メインテーマは殺人 アンソニー・ホロヴィッツ

自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は、自分が殺されると知っていたのか?作家のわたし、ホロヴィッツはドラマの脚本執筆で知りあった元刑事ホーソーンから、この奇妙な事件を捜査する自分を本にしないかと誘われる…。自らをワトスン役に配した、謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ!7冠制覇の『カササギ殺人事件』に並ぶ傑作!

カササギの方が面白かったなぁ。
作者自身がワトソン役となって元刑事と一緒に事件解決していくスタイルなんだけど、
元刑事のホーソーンがどうにも好きになれなくて。
こういう人を好きになれないのは日本人だから??
外国人だとこういう人当たり前なのかなー。
なんても思う。
普通はこういう人を探偵役にもっていかないのでは?
と、思ったので。

そういうのもあってか、イマイチ進みが悪くて。
まぁ中盤以降は面白く読みましたが。
「犯人あて」というスタイルで、犯人が分かってしまえば
それは納得しちゃうんだよね。
トリック的というよりは、現実的に。

でも、外国人の名前って長いしカタカナだし(笑)
そんなワケで結果的に犯人の名前が登場しても
「この人誰だっけ?」なんて思うワケなんだよなぁ。

だからきっと私はのめり込めなかったと思う。
のめり込んだらすぐに分かるはずだし。
08:46  |  海外小説  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.10.21 (Wed)

「折原臨也と、夕焼けを」 成田良悟



折原臨也と、夕焼けを 成田良悟

「まったく、人間観察も一苦労だよ」自分は情報屋である。そんな事を嘯く、一人の男がいた。ただ、本当に『情報屋』と呼ぶべき生業をしているのかどうかはさておき、彼が数多の情報を手にする力を持っている事だけは確かである。彼は決して正義の味方などではなく、さりとて悪の手先というわけでもない。自分がないのではない。ただ、彼は平等なだけだった。己の欲望に、果てしなく素直なだけだった。『人間』。そんな単語のすべてにくるまれた有象無象の玉石達を、彼はひたすらに愛し続ける。彼はただ、人を愛しているだけなのだ。たとえその結果、愛する人間を壊す事になったとしても。壊れてしまった人間も平等に愛でる事ができるのだからー。

はじめしての作家さん。
ついでに言うと、何かのスピンオフらしい。
なので、ちょっと「??」という箇所もあるようです。
本当に人間観察のみが好きなのかなぁ。
ちょっと変っていうか、不思議な人です。

坐さんみたいに、優れた達人でありながらも折原に雇われている
という不思議な人もいるし。
ふーーーん。

ただ、読んでてもマンガチックだなと思いました。
リアリティがゼロだからエンタメとして楽しんで読んだかな。

何かのスピンオフなので、背景が分かってないのがまぁ
仕方ないところかもしれないけれど。
07:00  |  その他な行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.10.20 (Tue)

乳がん検診に引っ掛かった話。

町でやった乳がん検診(検診車)で「乳がんの疑いあり」と通知が来たのは10日前。
総合病院に行って再検査してきました。

もう、悪いことしか考えられなくて。
「どうしよう。新しい事務員に来てもらったらどこから教えたらいいのか?」
と、ややパニくりました。
この会社に20年おりまして。
ずっと1人で事務員しているので、人に教えるという方法がすでに分からない(笑)

社長にも「新しい人雇え(←上から)」と言ったものの、
「面倒くさい」と。
※事務所内のことはすべて私がやっているので、私がいなくなることによって
自分に負担がくるのが面倒のようです。まぁねぇ(^^;)

なんて社長だと思いながら再検診してきました。


medical_nyugan.png


medical_echo_nyuusen.png


マンモ(再)と、超音波です。
子宮を取った病院と同じところに行きましたが、正直これ以上体から部品がなくなるのは避けたいところ。

で、本日結果が出まして。

異常なし

でした(T_T)
黒く見えてた部分は「乳腺の延長」って言われたかなぁ。
マンモの画像も、超音波の画像も見せていただいて、
「問題ないです」と言われてようやくこの10日間の余計な心配から
解放されるかと思うと安堵しました。

とりあえずガタがくる年齢でもあるので、
次はどこが悪くなるのか。

そして、私は死ぬまでこの会社で働かないといけないのか(笑)

10:23  |  未分類  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2020.10.18 (Sun)

「四畳半タイムマシンブルース」 森見登美彦



四畳半タイムマシンブルース 森見登美彦

炎熱地獄と化した真夏の京都で、学生アパートに唯一のエアコンが動かなくなった。妖怪のごとき悪友・小津が昨夜リモコンを水没させたのだ。残りの夏をどうやって過ごせというのか?「私」がひそかに想いを寄せるクールビューティ・明石さんと対策を協議しているとき、なんともモッサリした風貌の男子学生が現れた。なんと彼は25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという。そのとき「私」に天才的なひらめきが訪れた。このタイムマシンで昨日に戻って、壊れる前のリモコンを持ってくればいい!小津たちが昨日の世界を勝手気ままに改変するのを目の当たりにした「私」は、世界消滅の危機を予感する。『四畳半神話大系』と『サマータイムマシン・ブルース』が悪魔合体?小説家と劇作家の熱いコラボレーションが実現!

森見さんの本って、結構四畳半をテーマとする作品が多いというか、
大学生=四畳半のアパート。
というのが鉄板のようです。

で、前の作品でもある四畳半神話体系のメンバーとリンクしてます。
なので、さらに笑える。
わたしはあまり記憶はいい方ではありませんが、
小津さんはキャラが強すぎるので忘れられない(笑)

99年前か99年後の未来までタイムマシンで行ける。
しかし、行った先は昨日(爆)

「未来を動かしてはいけない」ってことで、クーラーのリモコン1つで右往左往。
挙句に、昨日のメンバーと今日のメンバーが入り乱れる(笑)

四畳半にたむろしているメンツが考えそうな愉快な話でした。
気楽に読みました。
12:00  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.10.17 (Sat)

「テロリストの家」 中山七里



テロリストの家 中山七里

国際テロを担当する警視庁公安部のエリート刑事・幣原は、イスラム国関連の極秘捜査から突然外された。間もなく、息子の秀樹がテロリストに志願したとして逮捕された。妻や娘からは仕事のために息子を売ったと疑われ、組織や世間には身内から犯罪者を出したと非難される。公安刑事として正義を貫くか、父としてかけがえのない家族を守るか、幣原の選択とはー。衝撃の社会派長編ミステリー!

面白かったです。
読み応えがあったという意味でですが。

殺人事件の犯人としては小者なんだけど、この本は
犯人がどうのこうのっていう話でもなくて、
今は少し下火になったようですが、数年前までは
世界を騒がせていたイスラム国。
それに志願しようとする日本人。
あれが本当に意味が分からなかった。

生まれながらテロリストだった人たちと同等になるとか
考えてるのかな?
なんて、当時はニュースを見ながら思ったものです。

そういう下地みたいなのがあるから、興味深く読みました。
今回逮捕されたのは、父親が警察で働いている。しかも公安。
そのせいで、父親は内勤になってしまって。

出だしから途中からラストまで一気読みでした。
12か月連続で出版してますので、当たりはずれもありますが
この本は面白かったと思います。
12:00  |  中山七里  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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