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2020.07.29 (Wed)

「三毛猫ホームズの回り舞台」 赤川次郎



三毛猫ホームズの回り舞台 赤川次郎

“劇団Z”の観劇に赴いた片山兄妹とホームズ。終演後、主宰の土方らと食事をしていたところ、アイドルの安東マリエが「土方は先が長くない」という噂話を耳にしたことを知る。そのマリエの父・拓郎が夜の街で知り合った女子中学生の死に始まる殺意の連鎖。得体の知れぬ犯人は誰だ?大人気シリーズ、堂々の第50弾!

大好きな三毛猫ホームズシリーズ。
愛すべきマンネリです。

お約束でね。
楽しいんだけど・・・

4年前に読んでた(T_T)

そこに気づかなかった。
子供の頃は買いそろえてたんだけど
いつからか、買わなくなって。
でも、たまに読みたくなるので図書館から
借りてたんだな。4年前・・・

そして内容を完全に忘れてて。
だから、問題なく楽しめました。
面白いもんね。

三毛猫ホームズってことで、ホームズが解決の糸口を
探すわけだけど、ホームズは猫なので「ニャー」としか
鳴かない。
この設定を崩してないところが好きです。
今の世の中なんでもありなので、猫でも犬でも赤ちゃんでも
喋ったりする設定があってもおかしくないのに、
徹底して猫である。

ここが好きだなぁー。
そしていろいろ警察小説を読んでるなかで、
栗原捜査一課課長がとんでもない設定であることは分かった(笑)
ある意味ホームズよりとんでも設定だと思う。
09:27  |  赤川次郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.27 (Mon)

「逆ソクラテス」 伊坂幸太郎



逆ソクラテス 伊坂幸太郎

逆境にもめげず簡単ではない現実に立ち向かい非日常的な出来事に巻き込まれながらもアンハッピーな展開を乗り越え僕たちは逆転する!無上の短編5編(書き下ろし3編)を収録。

【目次】
逆ソクラテス/スロウではない/非オプティマス/アンスポーツマンライク/逆ワシントン


小学生男子が主人公の短編それぞれ。
どの話も「逆転」があるんだけど、伊坂作品らしい小気味のよい逆転劇です。

しかし、どの話にもいわゆる「悪役」みたいな人が登場しますが、
それは決して非日常ではなく、普通に現実にいるような人で。
だからこそ、伊坂さんの本は人気なのかなーと思います。

怒鳴りつけるだけのバスケチームのコーチとか。
わたしら子供の頃もこういうタイプの先生がいたしなぁー。
そういう自分の過去を思い出しちゃうので、さらに共感できるのかな。

子供なので世界は小さい。
学校の先生だったり、同級生だったり。
矛先の方向はこの2か所が殆ど。

短編だと思わなかったので安斎くんのその後がとても
気になるわたしです。

「非オプティマス」のラスト、福生くんのセリフは是非に
「同級生。友達じゃないよ」
であってほしいと思います。

13:27  |  伊坂幸太郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.25 (Sat)

「デビル・イン・ヘブン」 河合莞爾



デビル・イン・ヘブン 河合莞爾

雑居ビルから、一人の老人が転落死。現場には「黒い天使」のトランプが落ちていた。刑事・諏訪は犯罪と見て謎を追うが、直後、カジノ特区「聖洲署」への異動命令が!聳えるタワー、巨大歓楽街、謎の自衛集団、死神と呼ばれる男、そして青眼の天才ギャンブラーの伝説ー東京湾に出現した楽園には、地獄の顎が開いていた!

4連休なので一気読み。
この本は一気に読まないと面白くなかったかも。
登場人物は多いし、時代は行ったり来たりするし、
主要人物があっさり殺されるし、
まぁ突っ込みどころはある話ではあるんですが。

生き別れの父親とあっさり出会ってしまったり(^-^;)
なんというか・・・安易な。

マシューの生死が気になってましたが、これは読むところに
よるとそういうことだったのか。賭けに勝ったってこと?

時代は2023年で、この本の中では2020年に東京オリンピックが
行われて、それと同時にカジノも認められたという話です。
それを7月24日に読んでしまった皮肉ww

ラストは納得は・・いかない。
でも、まぁこういう納めかたになるのかなぁ。

で、木崎さんですがほかの本にこういう人いなかったっけ??
何というか、素性がわからんっ!という人。
なんか誰かにダブルような・・・と思いながら読みました。
10:56  |  河合莞爾  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.24 (Fri)

「法の雨」 下村敦史



法の雨 下村敦史

厳格な法の運用ゆえに「無罪病判事」と呼ばれた嘉瀬清一は、結審直後に法廷で倒れてしまう。宣告されていたために有効とされた判決は、逆転無罪。無罪判決は死も同然である検察界。担当検事の大神護は打ちひしがれる。有罪率99.7%の日本でなぜ今!その後、この事件で無罪放免となった看護師が殺されたと知り、大神は嘉瀬のもとを訪れるが、嘉瀬は老人ホームにおり、会話もままならない状態となっていて…。あの判決に何があったのか。“法”は救いか縛りか。

2時間くらいで読み終えたんだけど、
割合にあっさりしてたかもしれない。
でも、大神さんが案外タフなので応援してしまいました。

検事なのにヤクザ3人と立ち回りなんてすごいよー!!
よく生きてたね!!

ヤクザとか成年後見制度の闇とか。
これを使わないといけない人ってやっぱり法律に疎い人
だよね。わたしも含め。
だから法に詳しい人の都合のいい状況に陥るんだし。
何というか・・・イヤな仕組みです。

確かにさ、藤本弁護士が言っていることも正論
なんだろうけれど、TPOっていうものがあるじゃないか!
そういうのとか、「法」の前では無力なのかなぁ。

認知症の嘉瀬さんですが、法律の話になると饒舌になる
という事ですが・・・饒舌になりすぎじゃない?
そこらへんは多少のご都合主義もありました。
12:00  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.23 (Thu)

「捜査一課ドラキュラ分室」 吉田恭教



捜査一課ドラキュラ分室 吉田恭教

関西矯正展の見学者と受刑者を人質にしたテロリストは政府に大胆な要求を突きつける。それは「野党の党首達と人質を交換する」というものだった。結果として、要求はかなえられることはなかったが、何故かテロリストは突如人質を解放し、大阪刑務所からも逃走した。堂安と舟木は逃走経路を探る。そして二人が辿り着いた場所には意外な光景が広がっており、事態は急転直下して荒川河川敷に遺棄されていた性転換者との関連が浮かび上がるのだった。

堂安っていうのが紫外線を浴びると倒れてしまう病気を発病してしまって、
今は在宅勤務になってる。
頭脳が優秀すぎて在宅を許されているって感じなんだろうね。

なので本当に吸血鬼のなんたらなのかと思ったら
そうではなかった(笑) 人だった。

最後に舟木が新人がやりそうなミスを犯すわけですが、
それよりも犯人が怖かった。
最終的にはいろいろな人が犯罪にかかわった
わけだけど、最初は犯人が1人で仲間になってくれるべき
人に会い、気持ちを誘導して犯罪を起こさせる。
もちろん、自分も起こすわけだけど、1人では到底無理な
ところへ、ささやく。
怖いなぁー。

そしてうまくいったなぁー。
最初、大阪刑務所襲撃の結果がこれでよかったのか?
なんて思ったんだけど、それがまた「犯人」たちの
作戦の1つであったって・・・・ふーん。
08:28  |  吉田恭教  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.21 (Tue)

「逢魔が刻 腕貫探偵リブート」 西澤保彦



逢魔が刻 西澤保彦

神出鬼没の公務員探偵「腕貫さん」を“だーりん”と呼び慕う、美貌の女子大生・住吉ユリエ。同級生の小泊瀬海人から「親族が関わった殺人事件を題材にミステリ小説を書いてみたい」と相談され、大乗り気でストーリー作りに着手するがー(「ユリエの本格ミステリ講座」)。鳥遊葵、阿藤江梨子、安達真緒、水谷川刑事etc.…お馴染みの面々も四年ぶりに集結。腕貫シリーズのホームタウン櫃洗市で続発する、禍々しくも珍妙な事件を描いた連作ミステリ!

【目次】
ユリエのお見合い顛末記/逢魔が刻/マインド・ファック・キラー/ユリエの本格ミステリ講座


1話目と2話目は面白かったけど、3話目と4話目が微妙。
ユリエメインとはあるものの、3話目なんて登場してないし。
(ただ、この話でユリエが登場してたら大変だったかも)

3話目なんてあんなにややこしくする必要ある??とか思ったり、
4話目は何というか・・・「ん??」と思ってしまって・・・
腕貫さんまで登場させるんだったらもう少し何というか…
読み直せばまた面白いのかな。

今週は嬉し恥ずかし(?)4連休があるので読み直すと
また違うかもしれない。
でも、こういうのって1回読んで「面白い!」と思うのが
読書としての醍醐味なんだけどなぁ。

「ユリエ」という名前があって飛びついてしまっただけに
ちょっと中途半端感が残ってしまいました(^-^;)
09:13  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.18 (Sat)

「燃える水」 河合莞爾



燃える水 河合莞爾

経営危機に直面した中小電機メーカー「ソルケイア」の社員、曾根の遺体が自宅マンションのテラスで発見された。死因は感電死。曾根は自社の太陽光発電装置の開発中に「水が燃えた」と周囲に漏らしていたという。一方、大手メーカーをリストラされソルケイアに中途入社した平原は、人事課長として「ある3人の社員を退職させてほしい」と花園社長から命を受ける。リストラ候補者となった社員と面談を重ねた平原は、やがて3人と曾根との奇妙な関連性に気づく。果たして曾根の死は単なる事故死なのか、それとも殺人か。そして水は、燃えたのかー。

割とあっさり読めました。
個人的にはもう少し重くてもいいんじゃないかと思うんだけどね。
平原が思ったより有能で。
こんなにサクサク解決できるんだったら前の会社クビにならなかったのでは?
なんて思ったり思わなかったり。

水は燃料になるかって話ですね。
水素ではなくあくまでも「水」

しかし・・・プロローグの話の方が気になるといえば気になる。
そっちの解決はなかったのか。
本編の方は出来すぎ感満載で・・・(^^;)
何といったらいいのか。

まぁ会社には恵まれなかったけれど、
いい出会いがあればいいですけどね。
男性のデスクワークは探すの大変そう。
14:57  |  河合莞爾  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.16 (Thu)

「怪談のテープ起こし」 三津田信三



怪談のテープ起こし 三津田信三

恐怖は全て、日常にひそむ。自殺する者は何を語るのか。怪女「黄雨女」とは一体ー。怪談六篇と、ある編集者の顛末。

【目次】
死人のテープ起こし/留守番の夜/集まった四人/屍と寝るな/黄雨女/すれちがうもの


文中で「体験者に取材に行った」とあったり、
ラストに「この物語はフィクションです」の文字がなかったり
したので、これは多少は実話も含んでるんだろうなと
思うようになりました。
例のごとく、霊感が全くないのでこういう経験はしたくありませんが
読んでる分には面白いです。

ただ、実話型ホラーになるとどれも似たような話になるのが
欠点と言えば欠点。
「誰もいないはずの家なのにドアの開け閉めの音がする」とか
「社内のトイレ、自分の隣の扉が閉まった音がしたのに
その後の音が全くしない」
とか
「いるはずのない人が見える」とか

リアリティを求めるとどうしてもここら辺になってしまう。
決して生首が宙を舞わない(+_+)

ただ、この中に「コックリさん」が出てきて。
なんか・・・多少懐かしいという気持ちもありましたが・・・
この手のものは今でもやる人いるのでしょうか。
結構怖い思いをした人がいると聞いてますが。
コックリさんは懐かしくもあり恐怖でもあります。
13:44  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.15 (Wed)

「石黒くんに春は来ない」 武田綾乃



石黒くんに春は来ない 武田綾乃

スキー教室の夜、姿を消した少年は、雪山の中で救助されるが意識不明の重体。クラスメイトとの人間関係に問題があったと申し立てる保護者は、入院したままの少年を転校させた。バツの悪い思いをしながらも、日常生活を取り戻した生徒たちに、突然、少年からのメッセージが届き…。最終章で戦慄し、ラスト3ページで涙する。衝撃の学園サスペンス。

前に読書メーターで「文庫と単行本ではラストが違う」とあったので
気にはなってたのですが、緊急事態云々で図書館が閉まってて
少し忘れてましたが思い出したので読みました。

ら。

全然違うの!!!

ビックリした。正直ここまで違うとは・・・
ここまで「ある人」の立ち位置を変えるなんて!!!
どうしちゃったの?>作者さん。

どちらの結末が好みかと言うと、断然文庫のほうです。
昨日、単行本を読んで「へ?」となった私は
自分の文庫を取り出し、比べてみたら・・・
やっぱり全然違ってて。

うわーーーー。としか。

どちらかというと文庫の方が救いはあるような気がする。
落とすところは落としているっていう。

石黒くんに春は来ないというタイトル的なところは
一緒ではあるんだけれど、あの人の立ち位置が180度
違ってたとは・・・おそるべし。
08:31  |  その他た行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.13 (Mon)

「ロスト」 呉勝浩



ロスト 呉勝弘


無断欠勤が続く村瀬梓が勤めるコールセンターに営利誘拐の犯行電話が。身代金の要求額は一億円、輸送役は百人の警官。なぜ、村瀬の家族ではなく、会社に。なぜ、百人も必要なのか。警察と「関係者」たちは、犯人に翻弄されていくー。罪に期限はあるのか。乱歩賞作家が圧倒的な読み味で描く王道ミステリー。



面白かった。
コールセンターから物語が始まったので
どういう話なんだろう??と、思っていたら
誘拐事件で、しかも、100人に100万ずつもたせ
あちらこちらと誘導する。

この誘拐事件にどういう仕掛けが??

なんて思ってたら二転三転しちゃって・・・

で、刑事チームもいくつかあって、その人間関係
とかあれやこれやも面白くて。
最初は混乱するんだけれど、先が気になるので
一気読み。

読書メーターでは「麻生派」が多かったものの、
わたしは中年の星、鍋島さんがお気に入り。

場合によっては年の功のほうが役に立ったり。

しかし、これとこれがどうつながるんだろう?
梓はなんで誘拐されたんだろう??
と、思ってたのがラストに一つにつながったときは
なるほどなぁーと思いました。

多少「ん??」というのもあったけれど。
20:27  |  呉勝浩  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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