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2019.11.28 (Thu)

「今夜、君に殺されたとしても」 瀬川コウ



今夜、君に殺されたとしても 瀬川コウ

ついに四人目が殺された。連続殺人の現場には謎の紐と鏡。逃亡中の容疑者は、女子高生・乙黒アザミ。僕の双子の妹だ。僕は匿っているアザミがなにより大切で、怖い。常識では測れない彼女を理解するため、僕は他の異常犯罪を調べ始める。だが、保健室の変人犯罪学者もお手上げの、安全な吸血事件の真相は予想もしないものでー。「ねぇ本当に殺したの」僕はまだ訊けずにいる。

ひねりすぎ。

この本の前に読んだのが東野圭吾なので、
どうしても下手さが目立つっていうか。

分かりづらいし、理解もしにくい。

これが作家のレベルの差か。

調べたところ作者さんは27歳ということなのでまだ若いですね。
この先成長すればいいなと思います。

血のシーンはクラクラ来ました。
わたし、どうも血を吸うとかそういう描写を読むのが苦手で、
ふーーーーっと気が遠くなる(笑)

結局最後まで理解も共感もできなかった。
15:55  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.11.26 (Tue)

「希望の糸」 東野圭吾



希望の糸 東野圭吾

死んだ人のことなんか知らない。あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない。

大嫌いな加賀が出てる、大好きな加賀シリーズ。

メインが松宮に移行しているのは・・・もしかして、東野さん私のブログ読んでる?(←違う)

結構字が細かいんだけど、それでも一気に読めるあたりが
東野さんの上手さなのかなぁーと上から目線ではないのですが思うんです。
会話文だけじゃなく、地の文が読みやすいんだよね。
だからどんどんと引き込まれていく。

今回は事件とともに、松宮の父親だっていう人が名乗り出て・・・
っていうか、遺言書に書いてて・・・そこからあっちもこっちも
親子がどうのこうのっていう話なんだけど。

実際のところ、そんなパターンはないだろ。とは思う。
思うけれど、そこが小説のいいところ。
なんでもありです。

歯車が狂ってしまったからそうなってしまったんだろうけれど、
私も「あなたはまだ若いんだから新しいめぐり逢いがあるわよ」
と、言われると誤解する。
読んでて誤解したし。
09:40  |  東野圭吾  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.11.25 (Mon)

「Iの悲劇」 米澤穂信



Iの悲劇 米澤穂信

一度死んだ村に、人を呼び戻す。それが「甦り課」の使命だ。人当たりがよく、さばけた新人、観山遊香。出世が望み。公務員らしい公務員、万願寺邦和。とにかく定時に退社。やる気の薄い課長、西野秀嗣。日々舞い込んでくる移住者たちのトラブルを、最終的に解決するのはいつもー。徐々に明らかになる、限界集落の「現実」!そして静かに待ち受ける「衝撃」。これこそ、本当に読みたかった連作短篇集だ。



課長がかなりデキる人であるというのは1話からわかっていたんだけど、
その後も田舎だから自由にできるだろうと、思って移住してきたものの、
そこには近所づきあいもあって、
結果として移住をあきらめて出ていくしかなくて・・・

ラストの章「Iの喜劇」の前の除雪云々の話。
わたしは秋田の人間で、秋田の中ではどちらかというと雪が少ないところに住んでるんですね。
(風が強すぎて雪が飛んでいく(笑))

ただ、会社では除雪業務っていうのもやってて、市役所に登録してて
市役所の要請があれば除雪に行くんです。
市の要請なので市道です。

除雪ってものすごくお金かかるんですっ!!

値段は市町村によって違いますが、豪雪の年は予算が間に合わなくて追加で・・・
とかありますし、うちの市では目視で10センチ積もったら出動なのです。
で、除雪云々の話を万願寺さんと同じ市役所の人がしているのを読んで
「こりゃ現実的じゃない」
と、絶句しました。
300メートルも自分ちで除雪とか、都会から移り住んでできるワケない。
っていうか、雪国に住んでてもそんなこと出来ない。

そこからのラストでしょー。
万願寺さん・・・ピエロじゃん。

そう思うしかなかった。
08:41  |  米澤穂信  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.11.21 (Thu)

「死にがいを求めて生きているの」 朝井リョウ



死にがいを求めて生きているの 朝井リョウ

植物状態のまま病院で眠る智也と、献身的に見守る雄介。二人の間に横たわる“歪な真実”とは?毎日の繰り返しに倦んだ看護師、クラスで浮かないよう立ち回る転校生、注目を浴びようともがく大学生、時代に取り残された中年ディレクター。交わるはずのない点と点が、智也と雄介をなぞる線になるとき、目隠しをされた“平成”という時代の闇が露わになるー“平成”を生きる若者たちが背負う自滅と祈りの物語。

螺旋~♪

何冊目だっけ?
・・・(調べてる)

5冊目です♪
8冊出てるうち、5冊読んだ計算になりますし、
わたしの積読に1冊あります。

この本は1冊の物語としては面白かったのですが、
螺旋プロジェクト」としてはイマイチ。
他の螺旋プロジェクトの作品と比べると弱いんだよね。

憎しみが弱い。

海族と山族っていうのは、気配すらイヤなんです。
半径何メートル以内に近づくと、身の毛がよだつくらい
イヤっていう本を何冊も読んできたのに、智也と雄介は
小学生のころから大学生になるまでずっと友人でいる。
表面的な「友人」だとしても、他の人の螺旋では「友人」
なんてもってのほか。下手すれば殺しあうくらいの
レベルなのに。

だから、智也と雄介が海族と山族だと気づかなかった。

ラストは「そういうことかー」と雄介の心の歪み具合に
少し納得しましたが、「螺旋プロジェクト」からすると
イマイチだったなー。

螺旋プロジェクト」じゃなかったら普通に面白かったです。
08:36  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.11.19 (Tue)

「絶声」 下村敦史



絶声 下村敦史

親父が死んでくれるまであと一時間半ー。もう少しで巨額の遺産が手に入る。大崎正好はその瞬間を待ち望んでいた。突如、本人名義のブログが更新されるまでは…。『私はまだ生きている』その“声”が導くのは、真実か破滅か。

ものすごく好き。

登場人物はみんな酷いんだけど。
いわゆる「クソみたいな人」と言われる人たち。

だってねー、自分の父親が行方不明になって7年後に死亡扱いに
なるんですよね。
それを指折り数えて待ちわびる兄妹。
怖い・・・

でも、あと少しってところで父親のブログが更新されたと連絡が来て
そこからバタバタとする兄妹。
一番下の母親が違う次男に関しては、ヤクザ系の人から借金してて
そのヤクザ(相葉)も絡んできて・・

次々に更新されるブログ。

で、ラストに・・・という展開になるんだけど、
ブログの仕掛けが発覚された時にはもう一度読み直したわ。
なるほどねぇ。
これ、うまいね。
面白かった。

やっぱり「身の程」ってあるんだよね。
誰にとっても。
05:09  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.11.18 (Mon)

「魔偶の如き齎すもの」 三津田信三



魔偶の如き齎すもの 三津田信三

奇妙な文様が刻まれている魔偶ー土偶の骨董ーは、所有する者に「福」と「禍」を齎すという…。大学を卒業して3年目の春を迎えた刀城言耶は、その話を聞いて旧家の屋敷を訪れた。そこには魔偶に興味を持った者たちがすでに集っていた。表題作の他、『妖服の如き切るもの』『巫死の如き甦るもの』『獣家の如き吸うもの』を収録した中短篇集。

【目次】(「BOOK」データベースより)
妖服の如き切るもの/巫死の如き甦るもの/獣家の如き吸うもの/魔偶の如き齎すもの


刀城言耶シリーズ。

好き(〃ω〃)

表題作の犯人だけはすぐにわかりました。
っていうか、モロじゃん。
刀城さんは留守番には向いてない人ですね(笑)

全く違う話かと思いきや、意外につながってて・・・
3番目の話は分かりづらかったのですが、
1番目の話なんて結構好きかも。
洋服ではなく「妖服」

あぁ~。こんなのありそう・・・

毎回のことながら、自分を「探偵じゃない」と言い切る刀城さんの
推理は確かに探偵のソレではなく。
「犯人は〇〇さん!!・・・と、思いましたが、〇〇さんには実はアリバイがあって・・」

・・・

「と言うワケで、真犯人は××さん!!! ・・・と、思ったのですが」

というのが延々とある。
そういうシリーズで、この話じゃないけれど、どっからこの真犯人登場
したんだ!というのも今まで読んだ中にあったような。

シリーズものを読むと、再読したくなるんだよね。
この間読んだ「QED」もいつも「再読したいなぁー」と思ってます。
でも、未読の本から読んじゃう。

来年は自分の本棚再読の1年にしようかなぁ~(←毎年言ってる。
っていうか、このブログ始めた元々の理由これ)

08:17  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.11.16 (Sat)

「出張料亭おりおり堂 ふっくらアラ煮と婚活ゾンビ」 安田依央



出張料亭おりおり堂 安田依央

三二歳独身、派遣社員。婚活も人生も迷走中の山田澄香は、骨董店「おりおり堂」のカフェスペースで口にした料理の味と、料理人・橘仁の男ぶりに心を奪われる。折しも仁が助手を募集中と知り、訪問先で料理を提供する「出張料亭」を手伝うことに。恋愛が苦手な女と硬派すぎるイケメン料理人の二人三脚やいかに?『出張料理おりおり堂』改題。

【目次】(「BOOK」データベースより)
卯月 セレブママ会の鯛供養/皐月 オネエの城の初鰹/水無月 モンスターブライドのちらし寿司/文月 米寿祝いの牡丹鱧


テレビでやってた出張家政婦みたいな感じかなぁーと。
それをイメージしました。
そして、タイトルからは「WON'T BE LONG」を思い出しました。
わたしと同年代の方はそうじゃないかなー?? バブルガム・ブラザーズね。

ニューハーフの軍団が怖いっていうか、集団になるとみんなそうか(笑)
強烈すぎて驚くんだけど、言っていることは結構正しいのがこの人たちであると思います。
澄香も何か昔辛いことがあったらしいけれど、仁も料理人のくせに
何かとんでもなく辛い出来事があったようで。
その過去云々がこの先登場するんだろうけれど、
個人的にはニューハーフのおねえさんたちがレギュラーで登場して
くれればと思います。

鱧(ハモ)食べたことないなぁー。
美味しいのかなぁー。
想像もつかないっていうか、ウナギしか浮かばない(笑)
05:00  |  その他や~わ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2019.11.15 (Fri)

「QED 憂曇華の時」



QED 憂曇華の時 

安曇野・穂高で地元神楽衆の舞い手が刺殺される。遺体の耳は削がれ、「S」の血文字が残されていた。数日後、二人目の被害者が。死の間際、彼女は「黒鬼」と言い残した。鵜飼見物に石和を訪れていた桑原崇と棚旗奈々は、フリー・ジャーナリスト、小松崎に呼び出され、事件現場へ向かう。筑前博多近郊の古代海人・安曇族が移り住んだという地で起きた哀しい事件の因果を桑原崇が解き明かす。QED長編。

毎回のことですが、現実の殺人事件はおいておいてw

それ以外は面白かったです。
「棚旗奈々」って書いてるところ見れば、まだこの2人は結婚までは
いってないようですが、それでも旅館に泊まったら同じ部屋という
くらいの親密さは要所に見られます。

よかったね・・・(T_T)

とくに、奈々と回るのだったらどこでも楽しそうなタタルさんには
涙すら出そう。
2人でいるときは楽しそうですが、小松崎から電話がくると
途端に不機嫌になるとか(笑)

で、今回はリアルタイムでもある、女系天皇&女性天皇がテーマ。
実はすでに・・・なんてことも書いてました。

まぁ74年前までは天皇は神様だったからね。
それを思うと、「天皇」というのは奥が深いと思います。
これを読むと、作者の高田さんは今の状態に警鐘を鳴らしている
ようにも思えるし、私も興味があった時があったので
そこら辺は結構調べたりしたもので。

今の祭祀をしなくなった天皇陛下と、今の日本の状態が
関係あるのかどうかっていうのはわからないけれど。
デリケートなことだし、表現するのは難しいものだなぁーと。

でも、基本終了したQEDがこんな感じでたまに発売してくれる
のはとても嬉しい。
「カンナ」やってたときよりも発売の間隔が短い(笑)

05:00  |  高田崇史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.11.14 (Thu)

「死にゆく者の祈り」 中山七里



死にゆく者の祈り 中山七里

囚人に仏道を説く教誨師の顕真。ある日、拘置所で一人の死刑囚が目に留まる。それは、大学時代に顕真を雪山の遭難事故から救った、無二の親友・関根だった。人格者として知られていた友は、なぜ見ず知らずのカップルを殺めたのか。裁判記録に浮かび上がる不可解な証言をもとに、担当刑事と遺族に聞き込みをはじめた顕真。一方、友として、教誨師として、自分にできることとは何か。答えの見出せぬまま、再び関根と対峙することとなる。想像を絶する、事件の真相とは。そして、死刑執行直前、顕真が下した決断は―。人間の「業」を徹底的に描く、渾身のミステリ長編!

話の設定として、「イノセント・デイズ」を思い出しました。
同じ結末にしたらイノセント・デイズそのままになるし、どういう結末にするんだろうと
思ったらしょぼかった。

そう・・・

しょぼかった!!!(T_T)

犯人が一番しょぼかったなぁー(笑)
お前かい。と。
それ以前にもまぁいろいろ・・・

人の本質たるものはそうそう変わるものではないのかなと。
何かをきっかけに思い切り変わってしまう人もいるかもしれないけれど、
本質は変わらないんだーと思いまして、顕真はそれを信じ切った感じなんです。

刑事の文屋さんもいい刑事でしたよね。
普通いないとは思うけれどなぁ。
自分の非番を僧侶と一緒になって事件解決に動くとか。

そういう意味では上手く行き過ぎ感が否めず(特にラスト)、
そのせいか少しがっかりでした。
05:00  |  中山七里  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.11.13 (Wed)

買った本 11月10日

日曜日、紅葉見物の後に秋田市まで電車で戻り、
例のごとく酔っぱらって帰ってくるわけですが、
その前に1冊購入。


QED 憂曇華の時」 高田崇史




本編最終回にはなっているのですが、こうしてコンスタントに出版してくれて・・
嬉しいです(T-T)

ネットで買おうかなと思ったのですが、お出かけのときに買おうと思って
買いました。よかった。売ってて。

早速読んでます(・∀・)
05:00  |  買った本のメモ  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑
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