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2019.10.31 (Thu)

「アンサーゲーム」 五十嵐貴久



アンサーゲーム 五十嵐貴久

大手商社に勤務している樋口毅と田崎里美は結婚式を挙げた。新婚旅行を明日に控え、幸せな一夜を過ごすはずだった…。翌朝、目を覚ますと、そこは真四角の“箱”の中。そこに、ファンファーレとともにピエロが現れ、言った。「アンサー・ゲームへようこそ!」ゲームは簡単。出された問題に、二人の答えが一致すればOK!しかも問題は、二人に関係するものばかりで、十問中、七問正解すればゲームクリアです。それではいきましょう。第一問はこちら!『あなたたちが最初に会ったのは、いつ、どこで?』閉じ込められ、極限状況で試される男と女。愛か打算か裏切りか、究極の心理ゲームが今、開幕!

これは「ホラー」です(・ω・)

私の中のホラーの認識→「伏線回収しなくても無理な設定でもOK」

ミステリーではなくて、ホラー。
結婚式当日の夜に拉致され、いつの間にか下着姿で別々の部屋に監禁された毅と里美。
変なピエロが登場して、ゲームを出される。
失敗すると罰ゲーム。
結婚したばかりの2人ですから、簡単でしょう?

さて、「二人が最初に会ったのはいつどこで?」

となるわけで。
これって正直難しいよね。
付き合う前の話かぁと私も読みながら思ってたら、
やっぱり里見と毅の「会う」という認識が違ってて
しょっぱな罰ゲームになるんだけど
そこから持ち直して正解を重ねます。

どうにか脱出したいと思う毅と、なんでこんな過去のことも知られている
のかと気味悪がる里見。

確かに知られるにしては過去すぎて、まぁそこも「ホラー」のひとつだと
思ってます。

ラストとかもね、とても納得がいかない部分も「ホラー」であるから
と、考えると「まぁホラーだしね」と納得してしまいそうに(笑)

ダンナにアンサーゲームを仕掛けてみました。
「初めてのデートはどこ?」
「ヤメテクレ」
と言われた(笑)
ちなみに私は覚えてないデス(´ω`;)ゞ
08:27  |  五十嵐貴久  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.10.30 (Wed)

「太陽を曳く馬」 高村薫



太陽を曳く馬 高村薫

福澤彰之の息子・秋道は画家になり、赤い色面一つに行き着いて人を殺した。一方、一人の僧侶が謎の死を遂げ、合田雄一郎は21世紀の理由なき生死の淵に立つ。-人はなぜ描き、なぜ殺すのか。9.11の夜、合田雄一郎の彷徨が始まる。

全部読むのに3週間くらいかかった。
あまりにも難解すぎて、脳が拒絶する(笑)

全部読み切った私をほめてください。

そう言い切れる。
上巻は法廷のシーンでうんざりして、
下巻はしゃべりすぎる僧侶たちにうんざりして。

これ全部読み切っても絶対理解できないだろうなと
思うんだけど、それでも投げ出したくない本読みの意地。

そう。意地だけで読みました。

理解!?
するか、そんなもん。

でも、友達がいなくて友達欲しさに宗教に入ったっていう人
が登場してたんだけど、友達ほしくて宗教を選ぶあたりが
友達いない人の行動なんだなーとは思いました。

普通は宗教じゃないところにいくでしょ。

合田も病んでるなぁーと思うけれど、この本は合田以上に
病んでる人がいて、脳の拒絶に拍車がかかった(笑)

あと、福澤シリーズでもあったとか(2つのシリーズが合体した)
そっちのシリーズ読んだことないんですよね。
正直読みたくないです。スミマセン。

でも、不思議と達成感はあります。
何一つ理解できませんでしたが。
09:38  |  高村薫  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.10.29 (Tue)

「灼熱」 秋吉理香子



灼熱 秋吉理香子

医者である英雄と一見、幸せな結婚生活を送る絵里。しかし彼女の本当の名前は咲花子といい、英雄が元夫を殺した証拠を探していた…。一年半前、咲花子は刑事から当時の夫が転落死したこと、何件もの詐欺を働いていたことを知らされる。詐欺師の妻として彼女自身もマスコミに叩かれる中、夫殺しの容疑者だった英雄の不起訴が確定。希望を失った彼女は、自殺サイトで知り合った絵里という女性と自殺を試みるのだが…。

途中まではいい行動力だったのに、なんかトーンダウン。
やっぱり長く一緒にいると情も移るんだろうね。
冷徹に徹することができなかった咲花子の敗因というか、
なんというか。
後味は悪い・・・けど、物足りなくもあり可哀そうでもあり。
読み終わって痛々しい感じがした。

英雄もねぇー。不器用というか、不器用というか、結果的には彼はバカだった
のが最大の要因なんだけど。
そして、妹の存在がものすごい。
ただの病弱の女の子なもので、途中で死んじゃうのかなと
思ったんだけど、なかなかだった。


灼熱というほどの熱は伝わらなかった・・・かなぁー。
05:00  |  秋吉理香子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.10.28 (Mon)

「源平の怨霊」 高田崇史



源平の怨霊 高田崇史

1160年、平治の乱の後、平清盛はなぜ、源氏の嫡男・頼朝を助命したのか。平氏滅亡後、兄の不興を買い、非業の死を遂げた源義経は怨霊になったのか。二つの謎が解けるとき、源氏と平氏の真の姿が現れる!


面白かったです(・∀・)

厚いんだけど、いつもの高田さんのパターンで現実の殺人事件が起きて、
で、実は背景に歴史のなんたらがあって・・・で、同時に解決・・・・

ではなく!

今回は現実には何も起きず、ただただ源平のなんちゃらを解決するんです。
なので、読んでて面白かった。
登場人物もそこそこ大人なので、助かりました。

ただ、この時代はわからん。
(というか、どの時代でもわからん)

静御前が源義経の奥様ということも今回知ったくらいだし。
読みながら、「ドラえもんのシズカちゃんって源静香じゃなかったっけ?」
ここから来てたかと思ったり。

高田作品の場合って、自分でAの説を書いた本を出した後に、
Aを覆してBの説にするっていうのを別の作品で書いたり。

かと思うと今回はCの説だったかDの説だったか。
そのくらい登場してます鎌倉時代。

読んでて「平安時代」「鎌倉時代」とするからわからなくなるんだと
いうのは理解。
「昭和に起こったことは明治に原因があり、明治に起こったことは
江戸時代に原因がある」っていうのには納得。

源頼朝にしたって、怨霊にしたり温厚にしたり(笑)
なので、この本文庫化したらもう1回読みたいなぁーと思ってます。
08:18  |  高田崇史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.10.23 (Wed)

「あなたの不幸は密の味 イヤミス傑作選」



あなたの不幸は蜜の味

ある地方都市で起きた放火事件を通して、自意識過剰な人間の滑稽さを見つめた「石蕗南地区の放火」、過食に走った美人の姉と、姉に歪んだ優越感を覚える妹の姿が鬼気迫る「贅肉」。また、事故死したはずの兄が生きているのではないかと疑いを抱いた妹の葛藤を描く「おたすけぶち」など、読んで心がざわつく、後味が悪いミステリー。人気の女性作家六人の、結末が衝撃的な作品を収録したアンソロジー。

【目次】
石蕗南地区の放火(辻村深月)/贅肉(小池真理子)/エトワール(沼田まほかる)/実家(新津きよみ)/祝辞(乃南アサ)/おたすけぶち(宮部みゆき


性格悪くなりそうなタイトルですが、面白かったです。
後半の3人が好きねー。
ベストは朋ちゃんだけど。

彼女が登場したら他の人なんてぶっ飛んだ。
そのくらい強烈です。
乃南さんあまり読んだことないんだけど、こんなに強烈な感じの作風だったのか。
これは後でチェックしたいところです。


辻村さんは自意識過剰女子を書かせたら世界一かと思う。
こうならないようにといつも自分に戒め。
新津さんはどの人もみんな身勝手。
みんな身勝手が集合するとこうも酷い顛末になるのかという。

短編だったので小気味良くて楽しめました。
13:23  |  アンソロジー  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2019.10.21 (Mon)

紅葉の季節です(・∀・)

昨日は八幡平に行ってきました(・∀・)

鯨統一郎さんによると、邪馬台国があった場所です。
詳しくは → 「邪馬台国はどこですか?」

「どうせだったら山頂まで行こう」ってことになり、
行ったはいいけど、山頂は緑だった。
紅葉ではなかったーーー。
でも、天気が良かったので人はたくさんいました。

IMG_20191020_145901.jpg

軽装でも行けます。
私らも普段着でしたが、軽装すぎて寒かった(T_T)

本当はもう少し下界(?)の大沼公園に行く予定だったのに
天気がいいと上に行きたくなるダンナの習性であれよあれよと上まで。

久々にこちらまで来たので後生掛温泉に入って帰ろうと思ったのに
日帰り温泉は3時までですってよ。いつの間に。

なので、またちょっと下ったところにある銭川温泉に入りました(〃ω〃)
どうしてもこっちにくると後生掛温泉にばかり行ってたので
初の温泉もいいものです。
空いてたのでのんびり入りました。



IMG_20191020_160129.jpg



実際、写真で撮るより実物の方がいいのはわかってるんだけど、
なぜか残したくなるのが今の世の中的な話なのか。



IMG_20191020_155436.jpg


紅葉と枯れた葉っぱの境目みたいなのがあって面白いです。
本当は紅葉狩りとして登山も考えてたのですが、
最近日曜になると天気悪くて思うようにいかないです。


普段運動しないので八幡平レベルでも心臓バクバクでした(笑)
08:56  |  お出かけ  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2019.10.19 (Sat)

「スワロウテイルの消失点」 川瀬七緒



スワロウテイルの消失点 川瀬七緒

東京・杉並区で男性の腐乱死体が見つかり、法医昆虫学者の赤堀と岩楯刑事が司法解剖に立ち会うことになった。岩楯の相棒となる深水巡査部長、高井戸署署長、鑑識課長らも同席するなかで、大柄で肥満した遺体にメスが入れられていった。と、そのとき、立会人たちが発疹や出血、痒みに襲われ、感染症の疑いでパニックが起きる。岩楯らは隔離されるが、赤堀には心当たりがあった。赤堀は騒ぎの原因を解説し、殺人と推定された被害者の死亡推定月日に迫ろうとする!

法医昆虫学捜査シリーズ。
別名、赤堀シリーズ。

今回も岩楯さんの相棒は変人です。
でも、変人だけど有能ではあったな。
そして、有能な刑事は赤堀のことを認めるんですね。
最初はみんなドン引きするんだけど(笑)

今回は波多野さんの働きがよかったです。
赤堀と同じところに在籍しているのかな。
設定忘れたわー。
でも、今回は広澤さんの代理で赤堀と行動を共にすることを決めた
ようで、決めたからにはしっかりやる。ってことで、
みんなドン引く赤堀の行動にもしっかりとサポートして、
これでこそ相棒かと。

地道な捜査をしていった刑事チームと、燕の習性から燕の巣を
探していった赤堀チーム。
偶然ながら、犯人のテリトリーに最初にたどり着いたのは赤堀チームで。
毎回のことながら赤堀死にかける??と思ったら今回は
赤堀じゃない人が死にかけました。

毎回危険が登場するシリーズです。
でも死んでません。
09:20  |  川瀬七緒  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.10.16 (Wed)

「穴掘り」 本城雅人



穴掘り 本城雅人

死体を埋めれば誰にもバレないー野に放たれた殺人者の罪を明らかにし、寂しき行方不明者の捜査をして30年。愛憎も哀しみも嫌らしさも、この鬼刑事の執念が掘り起こす。社会派ミステリーの旗手が挑む初の本格警察小説。

面白かったよー。
何というか、BOOKデータベースで書いているのと多少イメージは違うんだけど。
孤独な刑事かと思いきや、割合に普通にチームは組むし、普通の警察小説でした。

シリアスな時効警察と思っていただければ(←時効警察好き)

行方不明者の名簿から事件性のあるのを探し捜査する。
で、そこからの解決が早い。
なので、解決ありきっていうか。
ねぇ。そこら辺はご都合主義もありますが、
割合に人間ドラマが多くて、面白かった。

なんでそんな捜査畑にいるかっていうと、とても優秀な刑事ながら
死体見ると吐いちゃうんだって。
なので、死体なき現場じゃないと無理だとか。

相棒の森内の成長もまたよかった。
15:07  |  その他は行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.10.15 (Tue)

「すみれ屋敷の罪人」 降田天



すみれ屋敷の罪人 降田天

戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された白骨死体。かつての女中や使用人たちが語る、屋敷の主人と三姉妹たちの華やかな生活と、忍び寄る軍靴の響き、突然起きた不穏な事件。二転三転する証言と嘘、やがて戦時下に埋もれた真実が明らかになっていくー。注目の女性コンビ作家が「回想の殺人」を描く、傑作ミステリー。

好き。

昭和初期、富裕層特有の上品さやら、そこから戦争へ向かう無慈悲さ。
なんか、舞台がこの時代ってだけでもいいよねー。
しみじみ思います。


そして、屋敷の敷地内から出た白骨死体に関して、
当時の使用人たちに聞き込みする謎の刑事。
謎の使用人、ヒナ。
使用人も全部刑事に打ち明けているのかいないのか。

最後の真相にしても、例えばな話、今の世の中だと
市川さんの考え方の人って当たり前なんだよね。
でも、当時は違うんだよ。
きっと違うんだよ。
そこが、この時代特有であって、独特の世界観。

そこに行きつくまでのみんなの心理、心情を想像するとたまらなく面白い。
ラスト、岡林が救われるといいなぁ。
08:51  |  その他は行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.10.14 (Mon)

「ケーキ王子の名推理4」 七月隆文



ケーキ王子の名推理4 七月隆文

花の都パリを訪れた未羽と颯人。めくるめくスイーツを堪能し、セーヌ川をクルージングしながら極上のお料理に酔いしれるはずが、若き天才料理人ルイ・デシャンの登場で颯人のテンションが急降下↓帰国後、文化祭準備にはりきる未羽。なのに颯人の様子がおかしくて…この関係、どうなるの?夢に恋に悩むとき、甘~いケーキは救世主。世界に一つだけの青春スペシャリテ第4弾。

フランスの料理人に鼻で笑われたと感じた颯人が思い切り迷走して
ワケわからんケーキをどドヤ顔で作り、未羽に怒鳴られたという
シーンは面白かった。

こういうのあるよね。間違った方向に突き進むの。
前作のコンクールがテレビで流れ、未羽と颯人の関係が学年中に
噂になり、でも、迷走中の颯人は学校にも来てないし、
未羽一人がてんてこまい。

颯人の迷走もとりあえず終わり、未羽をイメージしたケーキを
作りそこで告白・・・
はいいけれど、自分をイメージしたケーキを作り
その説明付きったらどんな人も照れるな。

で、この話は終わりかなぁー??
どうなんだろう。ここで終わってもいいのではないかと思う
さわやかな終わり方だった。
09:01  |  その他な行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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