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2019.08.30 (Fri)

「二年半待て」 新津きよみ



二年半待て 新津きよみ

婚姻届を出すのは待ってほしいー彼が結婚を決断しない理由は、思いもよらぬものだった(「二年半待て」)。このお味噌汁は、変な味。忘れ物も多いし…まさか。手遅れになる前に私がなんとかしないと(「ダブルケア」)。死の目前、なぜか旧姓に戻していた祖母。“エンディングノート”からあぶりだされる驚きの真実とは(「お片づけ」)。人生の分かれ道を舞台にした、大人のどんでん返しミステリー。

【目次】
彼女の生きる道/二年半待て/兄がストーカーになるまで/遠い心音/ダブルケア/糸を切る/お片づけ


長編読む気分じゃなかったので、短編にしました。
今、少し心が疲れているので(^-^;)
短編のほうが楽~。

「大人のどんでん返し」とはいうものの、全く返ってない話もありました。
多少理解できないものも。
私の読解力がないとかそういうことではなくて、
その登場人物の思考回路が理解できない。


死後離婚はまだわかるけれど、その上をいくって・・・
ストーカーだよ。
歳をとってからのそういう行動って怖い。

「ダブルケア」も怖いねー。
自分では大丈夫と言っておいて、実は自分が一番・・・
そういう年齢に自分は近づくし、生きてればいろいろあります。

それ以外にも首傾げてしまうくらい理解できない人もいましたけれど。
嫁と姑が同時に妊娠してしまい(!)嫁は流産したが、姑は無事
出産した。で、嫁のお願いが「自分が名付け親になる」ことで・・・

えーー? 意味わからない。
自分の子供でもないのに。逆に姑さんは優子ってつけたかったのに
変なキラキラな名前の娘の親って・・・
流産した嫁に気を使ったか・・・?
14:54  |  その他な行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2019.08.27 (Tue)

「月人壮士」 澤田瞳子



月人壮士 澤田瞳子

東大寺大仏の開眼供養から四年、仏教政策を推進した帝の宝算は尽きる。道祖王を皇太子にとの遺詔が残されるも、その言に疑いを持つ者がいた。前左大臣・橘諸兄の命を受けた中臣継麻呂と道鏡は、密かに亡き先帝の真意を探ることにー。聖武天皇の真実を探る物語。

螺旋プロジェクト3冊目~。

しかし・・・とても難しかった。
普段読まないような時代だ・・・
この時代久しぶり。
宇宙皇子以来!?(←30年前?)

いや・・・そういうワケではないけど(笑)
やっぱり奈良時代はキツいー。
聖武天皇が死んで、遺詔があるとかないとか。
一般人が使う言葉ったら「遺言」とか「遺書」とか。
その類とは思うけれど、それを2人の男があちこちに
聞きに行く話なんだよね。

ただ・・・誰が誰だかわからない(T_T)
私にわかるのは藤原不比等くらいで・・・
当時読んでた宇宙皇子に挿絵があったから、その記憶はある。

で、螺旋プロジェクトのテーマ。
山族と海族。
これを「皇族」と「藤原家」にしたのがものすごく上手いなと思いました。
これは対立だよなぁ。

皇族であるはずなのに、藤原家の血が混ざってることに嫌悪した聖武天皇。
うわーー。これはあるのかな。
皇族ったら神だよね。でも、藤原氏ったら「たかが・・・」とか言われそうな
レベルだったんだよね?(あくまでも当時)

高田崇史さんの本でもあったけれど、「従五位」以下は人じゃなかったっていうし。

当時の身分、血、出生って本当にものすごく細かく意味のあったもの
なんだろうなーと思いました。
13:17  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2019.08.22 (Thu)

「コイコワレ」 乾ルカ



コイコワレ 乾ルカ

太平洋戦争末期。敗色濃厚の気配の中、東京から東北の田舎へ集団疎開してきた小学生たち。青い目を持つ美しい少女、六年生の浜野清子もそのひとりだった。その目の色ゆえか、周りに溶け込めない孤独な彼女が出会ったのが、捨て子で疎開先の寺の養女、那須野リツ。野山を駆け巡る少年のような野性を持つリツも、その生い立ちと負けん気の強さから「山犬」と揶揄される孤独な少女だった。だが、それは「海」と「山」という絶対に相容れない宿命の出会い。理由もなくお互いを嫌悪するふたりだが、ひとりの青年をめぐり、次第に接近してゆく…。これは、戦争という巨大で悲劇的な対立世界を背景に、血の呪縛に抗い、自らの未来を変えようとした、ふたりの少女の切ない物語。

螺旋プロジェクト2冊目~(・∀・)

それにしても、「カカフカカ」(←マンガ)みたいなタイトルだわね。
「カカフカカ」は「可か不可か」という漢字が当てはまるのですが、
この「コイコワレ」はなんでしょうねー。
読んだ感じとしては「乞い請われ」がしっくりきます。

「願い」を感じました。

眼の色が青いということで、いじめの対象になってしまう清子。
今の時代ではそういうことでいじめられるとは思いませんが、
時代は戦争中。鬼畜英米なんて言っているなかでの青い瞳。
うーーん。気の毒だ。

基本物静かな清子なのに、疎開先で出会ってリツにだけは悪意
モロだしで、リツもまた一目見て、すぐ清子に悪意を持つ。
挙句には滝に突き落としたり。

そこからの2人の成長がとても面白かったです。
なんか、「螺旋プロジェクト」の設定が逆に邪魔をしているような
気がしないでもなかったんだけど。
15:21  |  乾ルカ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.08.21 (Wed)

「試験に出ないQED異聞」 高田崇史



試験に出ないQED異聞 高田崇史

デビュー20周年、講談社ノベルス53冊目は、歴史ミステリ「QED」、論理パズル「千葉千波の事件日記」など、人気シリーズの各短編が一冊に詰まった贅沢な短編集。「古事記異聞」の橘樹雅と、桑原崇・棚旗奈々が旅先で出会い、雅の進路を決定づける出来事を描いた中編「木曾殿最期」を書き下ろし。高田作品の幅広い魅力が楽しめるお得な一冊。

【目次】(「BOOK」データベースより)
QED~ortus~ー鬼神の社/九段坂の春/“八月”夏休み、または避暑地の怪/“九月”山羊・海苔・私/茜色の風が吹く街で/クリスマスプレゼントを、あなたにーK’s BAR STORY/木曾殿最期ー橘樹雅が、どうして民俗学を志すことになったのか


高田崇史さんで、「QED」と書いてあるとなんでも買ってしまう。
QEDの2話は読んだことあったのですが、ラストの「木曾殿最期」は今のシリーズの橘樹雅が旅行中のタタナナ夫妻と偶然にあって、タタルさんの猛烈な蘊蓄が始まる。

のですが、夫妻ですよ。
ようやく夫婦になった(T_T)

この一言だけで報われた感じがものすごくある(笑)

奈々が雅にタタルさんのことを「この人」呼ばわりするのがものすごく新鮮で・・・(〃ω〃)

ただ、裏を返すとそれ以外が・・・
千波くんも前に読んだことあったんだけど、このパズル形式だけの本って
ちょいと苦手っていうか。
そんな中にも物語がほしいなと思うのでただパズル解いて終わりっていう・・・

そのせいで時間かかっちゃいました。
08:35  |  高田崇史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.08.19 (Mon)

お盆は青森に行きました。

秋田にいるので青森は近いのですが、
今回は(今回も?)本州最北部でもある下風呂温泉に行きました~。

5年で3回くらい行ってる。
マグロで有名な大間まで車で10分くらいかな??

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台風直撃当日の朝の天気。

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外にある足湯。

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夕食

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朝食

2日目、今度は津軽半島へ。

本当は下北半島から津軽半島へ行くフェリーがあるので
それを利用するつもりでしたが、台風で欠航(T_T)
なので陸路で行きました。

遠いかなと思ったけれど、意外と早かった。

で、最北から2番目の宿??
最北ではないんだけど、最北から2番目の一軒宿に泊まりました。

そこは男性1人でやっている民宿でして、
そのせいか・・・細かいことがおざなりっていうか、微妙っていうか。

自転車乗りの人がそれこそ台風で連泊することになって、
泊まってたんだけど、その人たちいなければ宿泊者
私たち夫婦だけだった!!
焦る~。
さすがに、泊まる宿に自分ら2人だけだったら寂しい(爆)

※自転車乗りさんはすべて男性だったので風呂はいつでも
貸し切り状態だった(;^_^A

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夕食

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朝食

ライフラインがとても悪く、テレビもなく、ラジオも北海道のNHKしか聞こえないところです。
ワイモバイルを使っているので、ケータイも「緊急」以外使えず、ドコモとかだったらどうなのかなぁ。
思わず、吉幾三を歌いたくなるくらいっていうか歌った。

1泊目も2泊目も海のそばなので海鮮満喫です。

これでもかというくらい魚食べまくりました。
魚介に関しては好き嫌いないので、完食。
ナマコもホヤも大好物です(〃ω〃)←酒飲み

しかし、それでも自宅に戻り、畑の枝豆取って食べると
2人で「ふぅ~」となり、「やっぱり家呑みが一番いいねぇ」
と、なってしまうあたりが歳をとってしまったのかと
思いました(笑)

今日からまた日常だー(T_T)
16:33  |  お出かけ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.08.14 (Wed)

「蟻地獄」 板倉俊之



蟻地獄 板倉俊之

二村孝次郎は、親友の修平と共に一攫千金を目論み、裏カジノに乗り込む。大金を手に入れたかと思いきや、イカサマは見破られていた。5日後までに300万円を差し出さなければ、人質にとられた修平は殺される。金をつくるため、孝次郎が向かった先は、青木ケ原樹海。19歳の青年は奔る!地獄から生還するためにー。圧倒的筆力で読む者を欺く、超弩級ノンストップ・エンタテインメント!

解説読むまで作者さんが吉本興業のインパルスの人だと知らなかった。
作家さんなんて日々新しい人出てるし、
はじめましての作家さんだなぁーくらいしか思ってなくて逆に驚いた。
読んでて普通に面白かったです。
言っちゃ悪いけど、読み終わるまでインパルスの人だって知らなくてよかったというか(笑)
先入観なくて読めたので良かったです。

設定的にはどこかで聞いたことあるようなないような・・・って感じではありましたが
その「途中」が面白かった。
人の目玉は40万円で売れると聞いて、富士の樹海に行くんだよね。
しかし、そうそう死体が転がってるわけでもないし、
うまくいくもんでもありません。

で、次に考えたのが集団自殺サイト。
そっちだと自ら死にたい人だし、死体探さなくても目の前にあるし・・・
とか。まぁ19歳ならではの浅はかさみたいなのもあるんだけど、
そういうのを踏まえると面白かったです。

孝次郎のお父さんお母さんがものすごく物分かりのいい人で、
最後、お父さんが一番おいしいところを持って行った感じもしましたけれど。
23:07  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.08.12 (Mon)

「浜村渚の計算ノート 9さつめ 恋人たちの必勝法」 青柳碧人



浜村渚の計算ノート 9さつめ 恋人たちの必勝法 青柳碧人

「あなたの運命にしっかり赤黒つけてあげましょう」。カジノの地下にテロの首謀者が人質を取って立てこもった。ルーレットゲームで玉が黒い数字に止まったら、どこかで爆発が起きるか人質が死ぬという。浜村渚はルーレットの数学的な「必勝法」、マーチンゲール法を知っていると言うが…!?ほか全4編。

【目次】(「BOOK」データベースより)
1を並べよ、並べよ1を/私と彼氏の不等式/新宿恐竜大戦争/恋人たちの赤と黒


「1を並べよ、並べよ1を」が面白かったなぁー。
パズル的要素でワクワクしました。

っていうか、いつも4つ話があって、読むたびにレベルが上がっていくので
毎回ですが、「1話目は面白かった。2話目以降は難しい」となります(笑)
えぇ毎回です。
進歩がありません。

でも、1111と並んだその様は「おぉーーー(*´ω`*)」とにんまりしちゃうんだよね。

今回も話的には全く進まず、それでもこの緩さがこの本の持ち味だしなぁ。
渚チームには全く関係のない、優柔不断男が登場してましたが、
この優柔不断さが・・・(笑)
渚はそこを突いて勝ってましたけどね。

このシリーズも緩いながらもトータルで11冊目とか!
もう少し進めてほしいような気がします。

今回解説が喜多喜久さん♡。
割と解説は読まないタイプですが、
今回は読ませていただきました(〃ω〃)
05:00  |  青柳碧人  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.08.10 (Sat)

「検事の信義」 柚月裕子



検事の信義 柚月裕子

任官5年目の検事・佐方貞人は、認知症だった母親を殺害して逮捕された息子・昌平の裁判を担当することになった。昌平は介護疲れから犯行に及んだと自供、事件は解決するかに見えた。しかし佐方は、遺体発見から逮捕まで「空白の2時間」があることに疑問を抱く。独自に聞き取りを進めると、やがて見えてきたのは昌平の意外な素顔だった…。(「信義を守る」)

【目次】(「BOOK」データベースより)
裁きを望む/恨みを刻む/正義を質す/信義を守る


佐方検事若き日の事件かなぁー。
任官5年目ったら若いよね。

だからこそ、ほろ苦い結末の話もあったり、
佐方だから100%完璧!とはいかない話もありました。

「信義を守る」ですが、うーん。
介護疲れによる殺人ですが・・・
今、こういうことが多くなってきました。
母一人、息子一人。
こういうパターン、身近でもいるわ~。
これが
母一人、娘一人、だったらまた違うんだろうけれど
息子なんだよね。
息子って…素直なのかなぁ。
そう思ってしまいました。

いろいろと不幸が重なっての犯行でありながら
読了後はどっしりと重い気持ちになりました。
14:41  |  柚月裕子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.08.08 (Thu)

「SROⅧ 名前のない馬たち」 富樫倫太郎



SROⅧ 名前のない馬たち 富樫倫太郎

その嘶きは、不吉な予告ー関東近県で乗馬クラブオーナーの死が相次ぐ。いずれも死因に不審な点は見られないものの、SRO室長・山根新九郎は奇妙な符合を見出す。人間の死と同時に、必ず馬が一頭逝っているのだ。独自捜査を始めたSROの面々は、やがて北海道のある牧場にたどり着く…。そして、最凶キラー・近藤房子の調教ゲームも新たな段階に。

前作から2年ぶり。
そして、私のブログも2年ぶりに登場~。
2017.8.8に更新してました。
なんだかすごい!!

ローマ数字を読めない私は、勝手に奇数巻だと思い、
「房子が!房子が出るわ!!」
と、喜んでましたら偶数巻でした(笑)

偶数巻になると房子が活躍しないのでややトーンダウンします。
今回も、SROの面々が何も活躍してないし。
ハリーはお父さんの具合があまりよくなくて、「刑事やめるかも」と
尾形にこぼすも、「外国で傭兵になるなら意味も分かるが日本にいる
限りは刑事でしかいられない」とハッキリ言われ、
っていうかそれ以外にも「最近、人を殺してないからストレス溜まってる
んじゃねーか」って言われたり(笑)

私はハリー推しですが、決して人殺しじゃないわよー。
ただ、銃を撃つのが好きなだけで・・・

今回は競走馬のその後ってことで、読んでて辛い描写とかありました。
現実でもあるのかもしれないし、ないのかもしれない。
馬に限ったことじゃないかもしれない。
でも、簡単に安楽死させるのはどうかなぁーと。
最初のほうの馬はそうするしかないと思うけれど、
彼らが思う、安楽死のボーダーラインっていうのがだんだんと
下がって来たようには思いました。

次作は奇数。
房子暴れます。
きっと。
08:46  |  富樫倫太郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.08.06 (Tue)

「ジェリーフィッシュは凍らない」 市川憂人



ジェリーフィッシュは凍らない 市川憂人

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船“ジェリーフィッシュ”。その発明者である、ファイファー教授たち技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところがその最中に、メンバーの1人が変死。さらに、試験機が雪山に不時着してしまう。脱出不可能という状況下、次々と犠牲者が…。第26回鮎川哲也賞受賞作。

鮎川哲也賞~(・∀・)

面白かったです。
アメリカを思わせる国の刑事マリアと日本人をイメージする、「レン・クジョウ」のコンビもよかったです。
やるときはやるマリア刑事です。
カッコいいかも。

おいしいとこ持って行ってます。

帯に「十角館の殺人」とか「そして誰もいなくなった」とかありますが、
そっち系ですね。
どんどん殺されていくのですが。

こういうの好きだなぁーと次々に死体が増えるたびに思った。
期待度がMAXに膨れ上がり、解決編になりややトーンダウンしました。

そりゃ、そこに行くまでの大量殺人にハラハラ(ウハウハ?)してた私なので
仕方ないか。

こういうのになると必ず出てくるのが「十角館の殺人」
これ書いた綾辻さんって本当にすごいなと改めて思うワケです。

解説にも書いてたけれど、「十角館の殺人の『あの一行』云々・・・」

そうなのよね。「あの一行」で通じるくらいの衝撃。
正直「十角館の殺人」を超える作品って難しいだろうなと思います。
綾辻さんを含めてもね。
13:28  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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