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2019.07.31 (Wed)

「幽霊たち」 西澤保彦



幽霊たち 西澤保彦

死んだ者たちと交信可能な特殊能力を持つミステリ作家・横江継実のもとを刑事が訪ね「加形野歩佳(33)を知っているか?」と訊く。加形野歩佳は多治見康祐(57)を殺害し、早々に自首。殺された多治見は横江の元同級生で、加形は横江の親戚の息子だった。彼は、自首はしたが動機を語らず、ただ「理由を知りたければ横江継実に訊いてくれ」と語っているという。横江は加形とは面識もなく存在も知らなかったが、加形の父や多治見と過ごした40年前、幾つもの血族の婚姻が相関する岩楯一族と暮らした子ども時代を思い出す。すると記憶とともに饒舌な幽霊たちが入れ替わり立ち現れたのだった。見えなかった復讐と、さらなる復讐。しなくていい殺人の果てしない果て。40年前、資産家・岩楯一族を壊滅した秘密と嘘と誤解が、今、再び血の惨劇を引き起こす!超絶の本格ミステリ!

読んだ後に、この↑BOOKデータベースをまじまじと読んでしまった。
へぇーー。
あらかた書いてある(笑)

でも、私の中では二時間ドラマのイメージです。
金持ちの家の骨肉の争いっていうか、近親相姦なのかそうじゃないのか。
この子は連れ子でこの子は実子。
あーー!!ワケわからん!!(笑)

絶対テレビドラマの方が分かりやすいよ!
と、思ったのですが、ある一部分が小説ならではのトリックだったので
映像は不向きだったー。
残念でございました。

それにしても、殺された多治見・・・普通に考えると頭おかしい。

なんでそうなるんだろう?と思いながらも、全てにおいてこの人が
かき混ぜていたような。

モロモロの事情があって、実は幽霊とは通信できないんじゃないの?
と、思ってましたが、ラストしっかりと幽霊と通信してました。

どの幽霊も語る語る。
09:04  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.29 (Mon)

「東京零年」 赤川次郎



東京零年 赤川次郎

介護施設に入所中の父を支え懸命に働く亜紀と、権力者の父の元で安穏と暮らす健司。二人の偶然の出会いと、亜紀の父浩介が偶然テレビに映った「死んだはずの男」湯浅を見たことから、運命は動き始める。十数年前の湯浅の死に父の重治が関わっていたと知った健司は、亜紀と事件の真相を追うが、二人の前に公権力の壁が立ち塞がり…。巨匠が描く渾身の社会派サスペンス。吉川英治文学賞受賞作。

お久しぶりです。

・・・生きてます・・・

先週は会社に嵐が吹き荒れました(笑)
今週は穏やかに進みたいデス(・ω・)

この本、吉川英治文学賞受賞作だったのかー。
受賞作とは気づかなかったけれど、
大人の赤川次郎ってことで読みたくなりました。
40代から50代の活字中毒の皆さんはスタートが
赤川次郎さんだった人も多いのではないでしょうか??
私も「角川文庫」の赤川次郎はとりあえず制覇し、
そしてその後、三毛猫ホームズやら吸血鬼シリーズやら
三姉妹探偵団に、四字熟語シリーズ(これ一番好き)。

でも、これらはみんなコミカルな設定なので、
本格的で厚い赤川さんの本は珍しかった。
でも、お茶漬け食べてた。
赤川さんの本のキャストはいつもお茶漬け食べてる。

そして、割合にあっさり人が死ぬ。
登場人物が多くて混乱した箇所もありましたし、年齢が
一体今はみなさん何歳なのかわからなくて、
ややこしかったところもありました。
11:52  |  赤川次郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.23 (Tue)

「シーソーモンスター」 伊坂幸太郎



シーソーモンスター 伊坂幸太郎

我が家の嫁姑の争いは、米ソ冷戦よりも恐ろしい。バブルに浮かれる昭和の日本。一見、どこにでもある平凡な家庭の北山家だったが、ある日、嫁は姑の過去に大きな疑念を抱くようになり…。(「シーソーモンスター」)。ある日、僕は巻き込まれた。時空を超えた争いにー。舞台は2050年の日本。ある天才科学者が遺した手紙を握りしめ、彼の旧友と配達人が、見えない敵の暴走を阻止すべく奮闘する!(「スピンモンスター」)。

読書メーターでの他の方の感想を見て、「螺旋プロジェクト」というものを知りました。
出版社の企画モノってところかな。

8人の作家による競演。
読んだことない作家さんもいますけれど、個人的には乾ルカさんだけは読みたい。

この本は「シーソーモンスター」と「スピンモンスター」の2作があって、
シーソーの方が昭和のバブルのころの話、
スピンの方が2050年だって!!いつだ!?

嫁姑戦争って永遠のテーマだよね(笑)
だけど、ここの嫁姑は他の家とはちと違う。

嫁である宮子の元職業はスパイ(←こういう設定は伊坂さんそのもの)で
夫にばれないように専業主婦してます。
可愛いです。

しかし、姑が・・・読んでてもイラっとくるんだけど、
これは私が永遠の嫁だからかもしれない(笑)
そんな米ソ冷戦のような嫁姑戦争があり、
実態が分かって少し驚いた。

スピンモンスターは少し設定が難しかったかも。
でも、宮子さんが登場したのにはほっこりしました。
13:58  |  伊坂幸太郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.20 (Sat)

「それでも空は青い」 荻原浩



それでも空は青い 荻原浩


人間関係に正解なんてないー人づきあいに悩む背中をそっと押してくれる7つの物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)
スピードキング/妖精たちの時間/あなたによく似た機械/僕と彼女と牛男のレシピ/君を守るために、/ダブルトラブルギャンブル/人生はパイナップル


短編集で、どれも違う話なんだけど、全部読み終わってからタイトルの「それでも空は青い」という文字を見ると妙に納得しちゃう1冊。

好みは「君を守るために、」かなぁー。
この中で唯一ユーモラス。
それ以外はどこか滑稽でありながら悲しく思えるのです。

「あなたによく似た機械」も読んでると結構キツい。
悲しくなるのです。
「パイナップル」も、「妖精」も。

でも、悲しなとかやるせないなぁーと思いながら、
タイトルを見ると変に納得する。
そんな1冊。

これだから荻原さんの本はやめられない。
05:00  |  荻原浩  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.19 (Fri)

「ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで」 真梨幸子



ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 真梨幸子

嫌なお客のワガママ放題、無理難題。敏腕外商・大塚佐知子がご用命とあらば、殺人以外なんでもします…でも。「お客様は神様?所詮は他人です」。私利私欲の百貨店へいらっしゃいませ。

百貨店の外商モノというと、高殿円さんの「上流階級」を以前読んだことがありました。
同じテーマが「外商」でもここまで毛色の違う話ができるものなんだなぁーと感心します。
マジで。

イヤミス度はそれほど強めではないと思うのですが、ブラック度がものすごい。
特に、マネキンの話。
なるほどねぇー。人の心理を突いたようなやり方です。

外商はこんなこともするんです。
って・・・しないデス(;・∀・)

多少、滑稽な感じもしたので面白く読みました。
売掛金がきっちり回収になるように、こっそり生命保険に
かけとくっていうのも実際にありそうだよなと思います。
外商→掛け販売だもんね。
信頼の上に成り立ってるなんて・・・

綺麗ごとよね。
05:00  |  真梨幸子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.17 (Wed)

「心音」 乾ルカ



心音 乾ルカ

城石明音は先天性の心疾患を患っていた。8歳の時に病状が悪化し、両親は渡米しての心臓移植手術を決断する。しかし、そのためには1億5千万円という莫大な費用が必要だった。懸命の募金活動の末、募金額は目標額を超え、明音はチャーター機でアメリカに渡った。幸いドナーも見つかり、手術も無事に成功し、明音は一命を取り留めた。誰もが明音の生を祝福しているかのようだった。このときまではー。募金活動と心臓移植手術によって命を救われた少女・城石明音の半生を、教師、同級生、夫など周囲の人間の目を通して描いた、骨太の人間ドラマ!!

子どもの心臓移植が必要で、海外で移植できた子と、移植が間に合わず死んでしまった子。
物語はそこからスタートするわけですが、生き残った子=明音は中学入学後に
「一億五千万円さん」と呼ばれたり、「まだ生きてる」って言われたり。


高校はさすがに中学と同じ区内ではなく、違う高校に行きましたが、
偶然同中がいたんだな。
でも、その子は積極的にいじめるわけでもなかったんだけど、
結局キッカケになってしまったようで・・・
そこも何というかやるせない。

で、その後結婚。
結婚!?

でも、結婚したかと思ったら前妻の子供が不注意で
相手にけがをさせてしまって。
そこからどうなるんだろうと思っていたら、
やっぱり最後まで息苦しい展開だった。

どこがポイントだったんだろうと思いながらも、
最後に冴季が言った「死にたくても死ねない」というのが
一番のポイントかなぁー。
それこそ一億五千万円もかけて移植して、ほとんどが寄付で、
自殺したいなんて言えるものでも思ってもいけないみたいな
状況だよなぁー。

05:00  |  乾ルカ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.16 (Tue)

「今昔百鬼拾遺 鬼」 京極夏彦



今昔百鬼拾遺  京極夏彦

「先祖代代、片倉家の女は殺される定めだとか。しかも、斬り殺されるんだと云う話でした」昭和29年3月、駒澤野球場周辺で発生した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。七人目の被害者・片倉ハル子は自らの死を予見するような発言をしていた。ハル子の友人・呉美由紀から相談を受けた「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は、怪異と見える事件に不審を覚え解明に乗り出す。百夜行シリーズ最新作

講談社タイガ・角川文庫・新潮文庫、3社から連続発行するシリーズのようです。
すごいな。
いろいろ。

主役は中禅寺敦子さん。
京極堂の妹です。

なんだか日をまたいで読んでたらあっという間に終わってしまった・・・
そういう感じでした。

敦子が探偵役なのだろうけれど、あまりそういう感じでもなく。
まぁ兄ほどの派手さはないですよね。
この先を読むかどうか思案中。

刀が土方歳三の刀という点ではかぶりついて読みました。
興味が出る題材には食いつきが激しいw

読んでるうちに終わったという意味ではミステリーとかでは
ないんだよね。
薄いというのもあるので多少の物足りなさはありました。
05:00  |  京極夏彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.15 (Mon)

「作家の人たち」 倉知淳



作家の人たち 倉知淳

押し売り作家、夢の印税生活、書評の世界、ラノベ編集者、文学賞選考会、生涯初版作家の最期…。可笑しくて、やがて切ない出版稼業ー!?

【目次】(「BOOK」データベースより)
押し売り作家/夢の印税生活/持ち込み歓迎/悪魔のささやき/らのべっ!/文学賞選考会/遺作


こういう文学界の裏側的な本って、東野圭吾さんだったり中山七里さんだったり書かれてますけれど、おそらく群を抜いてブラック(笑)
ブラックという意味では突出してます。
ブラックっていうかね、リアルなんだよね。

「夢の印税生活」なんてすごく具体的でw
「らのべっ!」もライトノベルって表紙ありきだよなぁー。
という場合もありますし、具体的でリアル。

「悪魔のささやき」が一番「小説」としては面白かった。
こういうのがあったらおもしろくて怖い。
怖さに気づいて、回収しようと思ったのに時すでに遅し。

ふざけてる箇所もあったかもしれないけれど、
どうしてもリアルが付きまとうんだよねー。
直木賞もどきの選考会とか。
皮肉を通り越したブラックな1冊でした。

10:27  |  倉知淳  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.11 (Thu)

「棲月 隠蔽捜査7」 今野敏



棲月 隠蔽捜査7 今野敏

私鉄と銀行のシステムが次々にダウン。不審に思った竜崎はいち早く署員を向かわせるが、警視庁生安部長から横槍が入る。さらに、管内で殺人事件が発生。だが、伊丹から異動の噂があると聞かされた竜崎はこれまでになく動揺していたー。

最終回みたいだった(笑)

実際のところ、最終回ではないんだろうけれど。
今回は・・・まぁ犯罪が今風でした。

そして、いじめっこがルナリアンをあれほど恐れる理由が全く分かりません。
それは私が少年少女からはるか遠い場所にいるからでしょうか?!(・ω・)

世の中パソコン使えた方が強いのかな。
なんだかそこら辺が意味わからなかった。

異動が決まりまして、大森署が居心地よかったからか離れたくないなぁーと
自分の気持ちに驚く竜崎。
そして、冴子さんは「あ。そう」
安定してます(〃ω〃)
いつもの冴子さんです。

今回初登場の田鶴さん。
彼、いいねぇー。
戸高とはまた違うタイプですが、ユニークです(笑)
こんなに面白いキャラだったらもっと早くから出してほしかった。
一緒に横浜異動にならないかな。
05:00  |  今野敏  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.10 (Wed)

「マーダーハウス」 五十嵐貴久



マーダーハウス 五十嵐貴久

希望の大学に合格し、引っ越し先を探していた藤崎理佐は、ネットで偶然シェアハウス「サニーハウス鎌倉」を見つけ、暮らすことになる。そこは海外セレブの別荘のように豪華な外見、充実した設備、格安の家賃と好条件ばかり。しかも同居するのはテレビの某番組に出てきそうな美男美女だった。憧れの地で楽しい日々を送っていたが、同居人が立て続けに死亡する。不安を抱いた理佐は高校時代の同級生、高瀬弘に相談する。違和感を覚えた弘はサニーハウスを調べることにするが、そこから恐怖は一気に加速していく!予想外の結末、震撼のサイコミステリー!

これはモロ好みです。
どんぴしゃと言っていいです。

例えば、主人公がいて、主人公の元カレが登場して、きっとラストこうなるんだろうな~。
と、思ってたらまさかの・・・!!!

でした。
予想を覆されると「えぇーー!」と思いながら、負けた気持ちもあってちょっと嬉しい。

最近、マンガもよく読むようになりまして。
シェアハウスものとか鉄板なのか登場します。

私が自分自身に置き換えるとシェアハウスで生活って無理と思っていたのですが、
理佐(主人公)も自分には合わないと思ってたようで。
確かに他人と暮らすという意味ではシェアハウスは密だよなぁーと思います。
シェアハウスって実際のところプライバシーほしい人には無理だと思った。

駅からは遠い、鎌倉の一軒家。
約20畳の部屋が1人1人に割り当てられ、バストイレも部屋に完備。
地下にはシアタールームもあり、それで家賃が4万5千円。
ただし、ある条件に引っ掛かると殺されますw


05:00  |  五十嵐貴久  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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