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2019.01.30 (Wed)

「そこにいるのに」 似鳥鶏



そこにいるのに 似鳥鶏

本格ミステリ界の旗手が挑む初のホラー短編集!怖すぎて面白すぎる、13の怪異の物語!

【目次】
六年前の日記/写真/おまえを見ている/陸橋のあたりから/二股の道にいる/痛い/なぜかそれはいけない/帰り道の子供/随伴者/昨日の雪/なかったはずの位置に/ルール(Googleストリートビューについて)/視えないのにそこにいる


割と好き。
怖さレベルでいくと、★★☆☆☆ くらいなんだけど、
短い話で攻めるのは上手いと思いました。

ホラーもねぇー、なんだかんだ言いながらよく読んでいるので怖いのに慣れてきたっていうか。
でも、ピシっとオチを作ってくるのは読みやすいと思う。

個人的に好きなのは、多少ベタではあるけど、「六年前の日記」です。
あと、タイトルどれか忘れたけど、自分をエゴサーチする話。
なんかこればかりは現代的で、今まで読んだどのホラーにもなくて(エゴサーチなんて最近のワードだしね)、不気味でした。
ホラーとはいえないほっこりする話もあり、それはそれでよかった。

ホラーだから割とざっくりザクザク殺されるんだよね。
「わーーー。あっさり来るな」
と、思いましたがそれでも結構面白く読みました。
08:44  |  似鳥鶏  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.01.29 (Tue)

「からくりがたり」 西澤保彦



からくりがたり 西澤保彦

高校三年の冬、自殺した青年が遺した日記には女教師との愛欲、妹の同級生との交歓、喫茶店店員との恋愛遊戯が綴られていた。半信半疑の妹がその登場人物に会いにいくと、彼女らは殺人、事故など次々、酸鼻な事件に遭遇していた。市内で毎年大晦日の夜に起こる女性殺害事件と関連は? そして、つねに現場に出現し語りかける謎の男〈計測機〉とは誰か。

「なんか、救いようのない話が読みたいなぁー」

と、思いまして手に取りました。
期待を裏切らない救いようのなさ!!!(笑)

人には勧めませんが自分が満足したのでヨシとします。
救いようもなければ、意味もよーわからん。って感じなんだけど
なんっか・・・自分的にそういう変な本が読みたかった気持ちなんですよねー。

そういう時は西澤さんに限る。うむ。

エロエロと帯にありましたが、そう酷いワケでもなく、
まぁ男性より女性の方が奔放だったかなーってくらいと、
時代いつだ!?と。
なんか・・・バブルか?と思うくらいの奔放さでありました。

ちなみに物語の意味はよくわかりません(笑)
「計測機」たる男の存在も謎だし、死んだ兄の存在も、ついでに言えば兄の日記も謎。
あっさり殺される女性たちも謎。

でも満足な私。
少し病んでるかも(´-ω-`)
15:10  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.01.28 (Mon)

「五覚堂の殺人」 周木律



五覚堂の殺人 周木律

放浪の数学者、十和田只人は美しき天才、善知鳥神に導かれ第三の館へ。そこで見せられたものは起きたばかりの事件の映像ーそれは五覚堂に閉じ込められた哲学者、志田幾郎の一族と警察庁キャリア、宮司司の妹、百合子を襲う連続密室殺人だった。「既に起きた」事件に十和田はどう挑むのか。館&理系ミステリ第三弾!

これは・・・
某「館シリーズ」で似たようなトリックがあったニャー(Φ∀Φ)

こっちの方が数は多いけど(なんでだ?)、
どうしても比べられてしまうのは「館シリーズ」が物凄くインパクトが強かったから。

そして、「堂」の仕組みはトリッキーなのに、殺害の動機が妙に二時間ドラマっぽいのはなんでだろう??
ものすごくチグハグな感じがするのであります。

変なシリーズではありますが、登場人物も固定されてきているので以前ほどの難しさはないです。
数学がやたらと専門的で詳しいですが、そこは・・・スルーしてます(笑)
08:09  |  周木律  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.01.24 (Thu)

「信長・曹操殺人事件」 風野真知雄



信長・曹操殺人事件 風野真知雄

「戦国の革命児とよばれた織田信長の人生は三国志の英雄・曹操を真似たものだった」-大学教授の新説が世間で賛否両論の大反響を呼び、さらに教授が弓矢で襲撃を受けるという事件も発生。歴史研究家の月村弘平は恋人の警視庁刑事・上田夕湖と犯人像に迫るが、今度は教授が火縄銃で襲われて…人気時代小説作家が挑む傑作現代ミステリー!

お気に入りのユルいシリーズ。
信長は実は三国志の曹操の影響を受けたのではないか??
ってことらしいんですが、三国志・・・全く分からないので何といったらいいのか(^^;)

前に新聞で読んだコラムなのですが、
「最近、信長にハマって信長に関する本を読んでいるが、3冊も読めば飽きてくる。どの本も本能寺の変で信長が死ぬからだ」
なんてありましたが・・・
確かにね(^-^;)

今回もユルくて面白かった。
あっという間に読み終わってしまうので寂しいところもありますが、
のんびり読書したいときにはいいかも。
・・・
あっという間に終わるのですが。

月村さん・・・本職は一体なんなんだろうねー。
そこが気になりますが。
歴史研究家とはいえ、授業したり、雑誌に記事書いたり、
ツアーの工程くんだり・・・
結構忙しそうな感じです。
07:00  |  風野真知雄  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.01.23 (Wed)

「双孔堂の殺人」 周木律



双孔堂の殺人 周木律

二重鍵状の館、“Double Torus”。警察庁キャリア、宮司司は放浪の数学者、十和田只人に会うため、そこへ向かう。だが彼を待っていたのは二つの密室殺人と容疑者となった十和田の姿だった。建築物の謎、数学者たちの秘された物語。シリーズとして再構築された世界にミステリの面白さが溢れる。“堂”シリーズ第2弾。

前作の眼玉よりはありそうな建物だよねー。
っていうか、表紙は関係ないよね。
こんな屋敷はありえないので(汗)

前作から久しぶりだったので設定とかなんとか全く忘れてて・・・
前回の屋敷は目玉だったくらいの記憶しかないので
ここで設定をチェック。

この先レギュラーになりそうな人とかいたわー。
どうくるのかな。
官僚でありながら物腰の低い人とかいたけど・・・

面白くなるとよいですが・・・(・∀・)

ただ・・・最後の親子云々、兄妹云々・・・っていうのは
イマイチだったわー。
陳腐すぎるっていうか・・・
建物があんなにトリッキーなのに、動機がなんで・・・こう・・・
昭和っていうかひと昔前っていうか・・・
ここはガックリでした。
07:00  |  周木律  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.01.22 (Tue)

「怪盗探偵山猫 月下の三猿」 神永学



怪盗探偵山猫 月下の三猿 神永学

悪事を暴き、ついでに金を盗む、神出鬼没の怪盗「山猫」は新時代の鼠小僧か、はたまた単なる盗人か!?雑誌記者の勝村は、猿の仮面を被った謎の男たちに襲われた少女を助ける。少女は猿の娘と名乗り、父が遺した“猿猴の月”なる物を見つけるために山猫を捜しているという。どうやらかつて世間を賑わせた伝説の窃盗団・三猿が関係しているらしいが…。前代未聞のスピード感で贈る、痛快ピカレスク・アクション・ミステリー!

何か読んだことあるなーと思っていたら、単行本で読んでた(笑)
文庫化だったのか。
でも、この作家さんの場合は加筆修正が多いので文庫になると雰囲気変わること多いんだよね。

狂犬と呼ばれる犬井が勝村を妙に評価しているのが気になる・・・
そ・・・それほどすごい人でもないんだけど@勝村。
ただ・・・動じないんだろうね。
動じても表情に出ない。
ので→「只者ではない」と思われる。

細井ののびきった腹にある入れ墨が「どうだ。これが証拠だ」的に見せられても
何のことやら分かりづらいというのは、今を生きていくにはいいのかもしれない(笑)

キャラが独立しているせいもあって、作者さんも書きやすいんだろうねー。
だからいつまで経っても八雲くんが進まない(T_T)
07:00  |  神永学  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.01.21 (Mon)

「バチカン奇蹟調査官 天使と堕天使の交差点」 藤木稟



バチカン奇蹟調査官 藤木稟

さる宝石商が、呪いの宝石に悩んでいるという。処刑された悲劇の女性、ベアトリーチェ・チェンチが所有していたという曰く付きの宝石で、幽霊の目撃者や死者まで出ているらしい。平賀とロベルトは呪いを解くことができるのか。(「ベアトリーチェの踊り場」)ジュリアが上司、ルッジェリのために催した豪奢な宴には、恐るべき秘密が隠されていた。(「素敵な上司のお祝いに」)ほか、ビル捜査官やシン博士も登場!必読の短編集、第4弾!

【目次】(「BOOK」データベースより)
ベアトリーチェの踊り場/素敵な上司のお祝いに/マスカレード/シン博士とカルマの物語


気楽に読める短編集です。
人気メンバーが続々と登場します。

私は個人的に3番目の話。
平賀もロベルトも登場しないビルの話が好きです。
アメリカ人のビル・・・実は両親も敵で、そこを欺きながら
敵だと気づいたけど気づかないふりをして生きているわけですが
(自分の身を守るためです)
パートナーの女性とビルの母親との水面下の戦いは
読んでてとても面白かった。

インド人のシン博士の宗教が真面目過ぎてクラクラしました。
っていうか・・・どうするんだろう。
大変で、そこら辺の虫を踏みつぶしながら生きている私なんて
とてもとても無理ーと
思うしかなかった。

短編も面白いですが、やっぱり本編の方が好きです。
08:40  |  藤木稟  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.01.18 (Fri)

「涙香迷宮」 竹本健治



涙香迷宮 竹本健治

囲碁界では有名な老舗旅館で発生した怪死事件。IQ208の天才囲碁棋士・牧場智久は謎を追いかけるうちに明治の傑物・黒岩涙香が愛し、朽ち果て廃墟になった茨城県の山荘に辿りつく。そこに残された最高難度の暗号=日本語の技巧と遊戯性をとことん極めた「いろは歌」48首は天才から天才への挑戦状だった。『このミステリーがすごい!2017年版』(宝島社刊)国内編第1位!!第17回「本格ミステリ大賞」小説部門受賞!第40回「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門第3位。

割と好き(*‘ω‘ *)

っていうか、今まで苦しんだもの。
囲碁でも将棋でもトランプでも。
「なんで??」と、設定が理解できず、主役は誰なのか??

しかし、今回は牧野智久が主役。
そこがハッキリした上に、スマホ持ってる!!

前の囲碁とか将棋とかトランプの時は携帯電話なんてまだ
存在する前の時代なのに、5~6年しか経ってないのに
スマホ時代になってたww

いろは歌の暗号がメインなんだけど、いろは歌ってすごいねー。
みんなよくこんなに沢山作れるものだー。
感動すらしてしまった。
っていうか、黒岩涙香がいろは歌作ったのかとネットで探しまくり
ましたがここはフィクションだったか(笑)

実際の殺人シーンが雑と他の書評を読むとありますが、
今までの囲碁とか将棋・トランプに比べると問題ないですよー。
普通ですよー。
まぁ確かにハラハラドキドキはしないんだけど、一緒に暗号を解く場に
いるような感じで読みました。
07:00  |  竹本健治  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2019.01.17 (Thu)

「月影骨董鑑定帖」 谷崎泉



月影骨董鑑定帖 谷崎泉

東京・谷中に佇む月影寺。その片隅に建つ古い日本家屋には二人の青年と二匹の猫が住んでいる。骨董鑑定の才があるものの、今は小間物を作って細々と生計を立てている家主の白藤晴と、居候の骨董オタク・宇多蒼一郎。そんな白藤家に、銀行員の梶という男が訪ねてきた。晴の亡くなった祖父に用事があるという梶は、どうやら骨董贋作にまつわるトラブルに巻き込まれている様子。過去の因縁から骨董を忌避する晴は、なんとか関わり合いにならぬようにしていたが、事態は殺人事件に発展し…!?

この年齢になると蒼一郎みたいなのはダメだねー。
正論をぶっ放すのは・・・危険です。

国嵩みたいなのは・・・
いいですね。

家計には優しくないし、そこの家の人から見るとシャレになりませんが、
食べっぷりを傍観者の立場で見る分にはいいです(笑)
ただ・・食べ過ぎです。
面白いけどね。

晴と井蛙堂の間にどんな因縁があるのかと。
晴の将来を台無しにした井蛙堂・・・
何をしたのか。
と、思ったら、「そこまでしたのか?」と驚きました。

続くみたいなので、願わくば蒼一郎がもう少し大人になってもらいたいのと、
国嵩の食欲は衰えないでほしい。
・・・願います。
08:34  |  その他た行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.01.15 (Tue)

「インド倶楽部の謎」 有栖川有栖



インド倶楽部の謎 有栖川有栖

前世から自分が死ぬ日までーすべての運命が予言され記されているというインドに伝わる「アガスティアの葉」。この神秘に触れようと、神戸の異人館街の外れにある屋敷に“インド倶楽部”のメンバー七人が集まった。その数日後、イベントに立ち会った者が相次いで殺される。まさかその死は予言されていたのか!?捜査をはじめた臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖は、謎に包まれた例会と連続殺人事件の関係に迫っていく!

イマイチ。

このシリーズのファンだからこそ腹の立つこともあるし、
内容の割にはページ数が多い。
なんでこんなに厚いのか。

この内容だったら半分でもいいんじゃないかなと思うのです。

火村とアリスのどーでもいい会話が多すぎるし、
第一、今までの火アリシリーズのタイトルについて話し出すとか!!
火アリのアリス→学生アリスの作者
学生アリスのアリス→火アリの作者
という設定を無視する許しがたい言動。

と、前々のファンからすると思うのです。
そして、永遠の34歳なのに時代は動くので
「前前前世」の歌がどうの~と。時事ネタまで入る(TдT)

まぁ今回は前世がテーマなんだけど。

動機も弱いが、こんなにページ数が多いのに
犯人が分かってからの雑さ。
もう少し丁寧に説明してくれるかと思ったのに。

と久々の火アリに不満たらたらの私でした。
12:35  |  有栖川有栖  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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