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2018.12.29 (Sat)

「鳥居の密室」 島田荘司



鳥居の密室 島田荘司

完全に施錠された少女の家に現れたサンタ、殺されていた母親。鳥居の亡霊、猿時計の怪。クリスマスの朝、少女は枕もとに生まれて初めてのプレゼントを見つけた。家は内側から施錠され、本物のサンタが来たとしか考えられなかったがー別の部屋で少女の母親が殺されていた。誰も入れないはずの、他に誰もいない家で。周囲で頻発する怪現象との関連は?

御手洗シリーズだよー!(・∀・)
でも、あんまりそういう感じもしないなぁ。

というのも、後半からはキーパーソンである国丸さんの視点で物事が進み

そして・・・

終わる(。・ω・)

え??

御手洗さんの推理はいいのか?
そういう扱いでいいのか??
まぁ・・・いいのか。

トリックも奇想天外だった。
思わず「斜め屋敷~」を思い出した。
御手洗シリーズはそういうのあるからなぁ。
でも、たまにものすごくいいのもあるんだよね。
だから読んじゃうんだけど。
とてもいいか、カスかは読むまで分からないからねー。

国丸さん、ものすごくいい人なんだよね。
いい人過ぎて気の毒になりました。
あんな人たちと関わらなければ・・・

なんて思いましたけれど。
時代がかなり前なので石岡くんも登場せず、
少し残念でした。
19:41  |  島田荘司  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.12.27 (Thu)

「東京すみっこごはん 楓の味噌汁」 成田名璃子



東京すみっこごはん 成田名璃子

天井の雨漏りをきっかけに、すみっこごはんの二階に足を踏み入れた常連のみんな。そこで見つけたノートの中身とは!?訪れる新顔は、SNS映えを気にする読者モデル、普通の生活すら困難な中学生、修行中の料理人、そして誰もが思いがけなかった人。新たな出会いは楓を深く悩ませて…。年齢も職業も異なる人々が集う“共同台所”が舞台の大人気シリーズ第四弾!

【目次】(「BOOK」データベースより)
安らぎのクリームコロッケ/SUKIYAKI/楓の味噌汁


人気シリーズになってしまったせいか、今までにない「雑さ」を感じました。
出版社の方から「次も」「次も」とせかされたか?
って言いたくなるくらいの雑さ。
もう少し丁寧に書くのがこのシリーズの醍醐味なのに。
なんで?

今回のキーとなる新人、瑠衣と瑛太のラストがまさかの丸投げ。
瑠衣はラスト登場したけれど、どういう葛藤があって登場したのか。
次で分かるのか?
まさかの持越し??

3話目になると楓の父親登場。
しかも、優佳(楓の母親)が死んだことすら知らず、17~18年ぶりにふらりと登場。
「は?!」
死んだと知り、「線香をあげたい」と言う。
「は?!」
もうね、敷居跨がせないレベルの話なのに・・・どういうことー。

優佳と別れたキッカケとか聞くと、
「おぉーー。クズだ。クズの代表だ」
と、言うくらいなのに、すみっこごはんのメンバーはそんなクズにも優しい。
まぁ女性陣の田上&奈央は多少厳しいことも言ってましたが、
楓の父親っていうよりはクズだよ。

脛に傷持つ人たちが集う「すみっこごはん」とは言え・・・
とてもとても釈然としない気持ちでした。
08:47  |  成田名璃子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.12.26 (Wed)

「わたし、定時で帰ります」 朱野帰子



わたし、定時で帰ります 朱野帰子

ねえ、いつまで残業するつもり? 新時代を告げるお仕事小説、ここに誕生! 絶対に残業しないと心に決めている会社員の結衣。時には批判されることもあるが、彼女にはどうしても残業したくない理由があった。仕事が最優先の元婚約者、風邪をひいても休まない同僚、すぐに辞めると言い出す新人。様々な社員に囲まれて働く結衣の前に、無茶な仕事を振って部下を潰すという噂のブラックな上司が現れてーー 。

超~~~面白かった。

上司ってこういう人多いよね。
私は、結衣タイプであります。
だってねー、「事務所は残業代ないんだ」という、社長なので働いても金にならないんだったらしないのだ。
「私は5時までしか金銭が発生しない」と言い切って帰ります。

が!!!

休めない(T_T)
一人事務員なので、物理的にキツい。
そういう意味では三谷がかなりの割合で私の中にいる。

この本を読んでると「上司ってアホだ」と思う。
「死ぬ気になるとなんでもできる」
なんて・・・(´-ω-`)

文中に何度も登場する「24時間戦えますか」のCMがどうの~とか。
そういう年代なので、つい
「ビジネスマーン ビジネスマーン! ジャパニズビジネスマーン」と
叫びたくなる。

休ませようとしないのは、私にだけではなく、工場の人にも強いるわが社の社長。
「お腹痛い」と休む人がいれば、「一日中、腹痛いわけでもないし」という。
しかし、仕事中、トイレに行こうものなら、「便所に行く時間に金払ってない」という。

すみませーん。誰か通訳をっ!!

上司なんてこんなもんさ。

でも、この本もまたすごかったー。
いろいろと強烈で。
福永に関しては絞め殺したくなりました(´-ω-`)
結衣はよくやった。

どうなるのかと気になってほぼ一気読み。
共感しまくり~
13:50  |  朱野帰子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.12.26 (Wed)

「ボヘミアンラプソディ」と「上海特急」



先月なのですが、ボヘミアンラプソディを見に行きました。
まっっったくクイーンに興味なくて、
流行ってるらしいと言われても「えーーーー」的な態度
だったのですが・・・

スミマセンでした。

あんなに感動すると思わなかった。
ライブ最高。
そしてクイーン最高(´∀`)

「ライブエイド」のシーンが物凄くよくって。
あれは感動だ。

後ろの席の人とか拍手してたし。

気持ちわかるし。


で、映画見てから妙に「上海特急」が見たくなりましてね。
サブリミナル効果!?(笑)
ちょいちょいと映画内に「上海特急」のポスター登場してて、
久々に見ました(〃ω〃)




やっぱりいいよ「上海特急」
上海リリーがカッコいいんです。
私の過去記事→「上海特急」

映画見た後に「ボヘミアンラプソディ 上海特急」と調べると、
フレディが上海特急のファンで、クイーンのアルバムでもそういう顔のシーンのがあるとか。
あぁー。そういえばあったかも。顔の角度。

10:01  |  映画鑑賞  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2018.12.25 (Tue)

「フーガはユーガ」 伊坂幸太郎



フーガはユーガ 伊坂幸太郎

常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。

少し深読みしすぎてしまい・・・
ずっと、優我の一人称だったもので、双子というのも嘘なのでは・・・
実は一人二役なのでは・・・と思っていたらそこは双子でした。
斜に構えて読みすぎ(^-^;)

素直に読みましょう。はい。

今回も胸糞悪くなるような登場人物とかわんさかいるんだよね。
暴力父だったり、無関心母だったり、小学生をひき殺す無免許の15歳。
悪者を書くときは徹底して書くのが伊坂流なのだろうか。

なので、読んでる最中は「うわー」と思うことが多いんだけど、
それでもあのラストまで行ったのは良かったと思う。
しかし・・・100%ハッピーじゃないんだよね。

そこがなんというか、手放しで喜べないところ。
出来れば・・・ラスト・・・何というか・・・
そういう結末であってほしくなかった。

ちょっと残念。
10:02  |  伊坂幸太郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.12.24 (Mon)

「出版禁止」 長江俊和



出版禁止 長江俊和

著者・長江俊和が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。内容は、有名なドキュメンタリー作家と心中し、生き残った新藤七緒への独占インタビューだった。死の匂いが立ちこめる山荘、心中のすべてを記録したビデオ。不倫の果ての悲劇なのか。なぜ女だけが生還したのか。息を呑む展開、恐るべきどんでん返し。異形の傑作ミステリー。


帯には「裏切られた!!」とか書いてますが、裏切られたというよりは・・・

「あぁ・・・やっちまったか」

という印象です。
久々に感じるこの感触・・・(TωT。)

しかし、この感触は決して嫌いではないんだよね(笑)
好き嫌いはあるかもしれないし、思い出すかもしれない。

私は思い出さない!!

読んだら「あぁーーー」という感想を持つだけですが・・・
良かったですよ。
ラストの気持ち悪さと狂い具合ががいい感じです。

熊切さんが伊丹十三さんに脳内置き換えられてます。
イメージあうんだよねー。
まぁ年齢とか死に方とか違うんだけど、
なんか・・雰囲気あるかも。

しかし・・・常識的に考えるとこの本は普通出版しないでしょうね。
14:17  |  その他な行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.12.21 (Fri)

「オリジン」 ダン・ブラウン



オリジン ダン・ブラウン

宗教象徴学者ラングドンは、スペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館を訪れていた。元教え子のカーシュが、“われわれはどこから来たのか”“われわれはどこへ行くのか”という人類最大の謎を解き明かす衝撃的な映像を発表するというのだ。カーシュがスポットライトを浴びて登場した次の瞬間、彼は額を撃ち抜かれて絶命した。カーシュ暗殺は、宗教界によるものか?もしくは、スペイン王宮の差し金か?かくして、誰も信用できない中で、ラングドンと美貌の美術館館長・アンブラは逃亡しながら、人工知能ウィンストンの助けを借りて謎に迫る!

「上下巻あるある」なんだけど、上巻と下巻で読むスピードが違う。
上巻に3日くらいかかったんだけど、下巻は1日で終わったっていう・・・

女性と2人で逃げるっていう、お決まりのパターンが今回も登場しましたが・・・

「宗教のない世界とテクノロジーのない世界。どちらを選ぶ?」

という問いに即答しそうになるワタクシ日本人であります。
やっぱり欧米での「宗教」というのは独特な意味があるんだろうなー。

カーシュが命を懸けて大々的に全世界に放送した
「我々はどこへ向かうのか」
の、答えが「アレ」と知り、正直「今までのハラハラした時間を返してくれ」と思ったのは言うまでもない。

そんなもんさー、ふつうに考えるとわかるじゃない。
日本ですら明治維新から数えるとたかだか150年ですよ。
その間の目まぐるしいこと!!!
別に、カーシュに教えてもらうほどでもないんですよ。

ただ、さっきも書いたけど「ワタシニホンジン」ってことで、心の中で宗教的考えを除外しているところもあるからね。
そこが欧米の人とは違うのかなー。
よーわからん。

ほんと、10年20年なんて言ってられなくて、分単位、秒単位で世の中は進んでいると思います。

09:56  |  海外小説  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.12.17 (Mon)

「能面検事」 中山七里



能面検事 中山七里

巷を騒がす西成ストーカー殺人事件を担当している、大阪地検一級検事の不破俊太郎と新米検察事務官の惣領美晴。どんな圧力にも流されず、一ミリも表情筋を動かすことのない不破は、陰で能面と呼ばれている。自らの流儀に則って調べを進めるなかで、容疑者のアリバイは証明され、さらには捜査資料の一部が紛失していることが発覚。やがて事態は大阪府警全体を揺るがす一大スキャンダルへと発展しー警察内から裏切りと揶揄される不破の運命は、そしてストーカー事件の思いもよらぬ真相とはー大阪地検一級検事・不破俊太郎。孤立上等、抜き身の刀、完全無欠の司法マシンが、大阪府警の暗部を暴く!

表情を読まれることによって不利になるからってことで、能面になった検事の話(なんだそれ)
でも、そういう事なんですよね。

自分の下に付いた事務官にもそれを求める。
しかし、事務官は若い女子なもので表情が出てしまうんですよねー。

もちろん、人間なので生まれてからずっと能面になったわけでもなく、
たまに人としての表情も出るわけ・・ですが。

そういうシーン要らないよねー。
最初から最後まで能面で突き進んでほしかったです。
評判が良かったらシリーズ化しそうな雰囲気プンプンです。

タイトルだけ見ると「竜崎さんみたいな性格の人かな?それっぽい話だったらイヤだなぁー」と思っていたのですが、そういう心配はなかったです。
それだけ竜崎さんが突き抜けているっていうか(笑)
08:31  |  中山七里  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2018.12.13 (Thu)

「噛みあわない会話と、ある過去について」 辻村深月



噛みあわない会話と、ある過去について 辻村深月

怒りは消えない。それでいい。あのころ言葉にできなかった悔しさを、辻村深月は知っている。共感度100%!切れ味鋭い傑作短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)
ナベちゃんのヨメ/パッとしない子/ママ・はは/早穂とゆかり


前にネットで
「日本人はすぐに飽きるから怒りは続かない。すぐに醒める」
で、逆に韓国人が物凄く怒りをパワーにする民族らしく、
怒り続けることによって、生きる源になるとかなんとか。

「なるほどねぇー」と思ったのですが。
私はそういう意味ではモロ日本人的です。

続かないのは怒りだけではないのですが(´-ω-`)

ってことで、「あの時の恨み」を晴らすべく、何年も何十年も経ってから登場するっていう話が2つ。
そういう気持ちのない私からするとドン引く人たちですが。
怒りは長続きしません。
その時は確かに腹も立ちますし、鼻息も荒くなります。
でも、それを何年も何十年も片時も忘れずとか・・・
ないなぁー。
まぁそのくらい傷つけたり傷ついたりがなかったのだろうなという自己分析。

で、逆に言うと「ナベちゃんのヨメ」のナベちゃんには少し共感するところもありましたよー。
新郎の友人に女子とか呼んでほしくないですし。
っていうか、最初から呼ぶなよ。
結婚式に異性の友達呼ぶの当たり前なのかなぁー。
田舎ではあまりないけどなぁー。
14:39  |  辻村深月  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.12.12 (Wed)

「このミステリーがすごい!四つの謎」



このミステリーがすごい!四つの謎

寝台特急での密室殺人、ピアニストの死の謎、元特撮ヒーローの受難、猛吹雪からの脱出ー最強の『このミス』大賞作家、書き下ろし4編!!

【目次】(「BOOK」データベースより)
残されたセンリツ(中山七里)/黒いパンテル(乾緑郎)/ダイヤモンドダスト(安生正)/カシオペアのエンドロール(海堂尊)


どの話もつかみは面白くないんだけど(失礼)、
読んでいくうちに面白くなりました。
特に「ダイヤモンドダスト」
しょっぱなの面白くなさは文句の言いようがないくらいなんだけど、
後半になるにつれて面白くなる。
東京に大寒波が訪れて、交通マヒとかいろいろなるんだけど、
そんなトンでも設定に慣れてきたというか。

「黒いパンテル」も面白かったなぁー。
この2人の作家さんは普段あまり読んだことないから
どういう仕掛けで来るかっていうのが予想外で
楽しめました。

海堂さんは久々に読んだなぁー。
玉村刑事・・・久々だった。
懐かしい・・・
08:28  |  アンソロジー  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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