igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。
月別アーカイブ  [ 2018年07月 ] 

「この世の春」 宮部みゆき



この世の春 宮部みゆき

憑きものが、亡者が、そこかしこで声をあげる。青年は恐怖の果てに、ひとりの少年をつくった…。史上最も不幸で孤独な、ヒーローの誕生。(上巻)
底知れぬ悪意のにじむ甘い囁き。かけがえのない人々の尊厳までも、魔の手は蝕んでゆく。前代未聞の大仕掛け、魂も凍る復讐劇。(下巻)


24人もいないけど、ビリー・ミリガンの話みたいだった。
いわゆる多重人格です。

20年くらい前ですが、ビリー・ミリガンの本を読みましたので多重人格というものに対して、多少の知識はあると思いますが~。この時代の人からすると、死霊が取り憑いたりとかそう思われていても仕方なかったのかも。

下巻で、顔つきの案山子を作っていたんだけど、顔の部分が飛んで行ってしまったという。
「お面」を怖がっていたお館様。
もしかして、このシーンは恐怖のシーンの布石?
と、思ってたら思い切り関係なかった(笑)
関係なかったんだよーーーーーーーーーーー。
期待していたのに。

そして、もう一波乱あるかと思ってましたがやや尻すぼみになった感じもありました。
ここまで仕掛けを大きくするんだったら、もう、思い切りどかーーーん!と。

「ざまをみろ!」

と、雄たけびを上げるくらいの何かがほしかったです。
ただ、宮部さんの時代物は面白いです。

やけどを気にしてあまり人前に出ないはずのお鈴が、妙にモテまくっていたのでびっくりです。
お鈴の周りにいる人はみんないい人です。