igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「東京すみっこごはん 親子丼に愛をこめて」 成田名璃子



東京すみっこごはん 成田名璃子

心にすきま風が吹いたとき、商店街の脇道に佇む“共同台所”は、いつでも、誰でも、やさしく迎えてくれる。恋愛に無関心なOL、誰にも言えぬ片思いに悩む高校生、シングルファーザーと結婚したキャリアウーマン。そして、無愛想な常連・柿本が回想する、忘れられぬ人との出会いー。それぞれのあたたかな恋心と愛が溢れ出す、大人気シリーズ第三弾。お待たせしました!

【目次】(「BOOK」データベースより)
念のための酢豚/マイ・ファースト鱚/明日のためのおにぎり/親子丼に愛を込めて


今回もよかったです。
人情だわー。
この本に「エピソード0」的な話があったので読み終わった後
また妹から「1」を借りて読破w

そうか。こうしてつながっていくのか。
成長しているのかしていないのか全く謎な奈央がとても可愛いです。
やる気はあるんだけど、技術がなぜか追いついていかない(笑)
なんでだろう。

でもレシピどおり作るのは案外難しいものです。
じっくり読んでると煮えすぎたり油の温度がー!となるので
適当に流してよんじゃうとそこに大切なことが書いていたり。
料理というのも難しいものです。

1話目が何気に好き。
超現実的な女性が人を好きになりあたふたしているさまが
何というか「こういうことってあるの?」と思いつつも微笑ましかったです。

「あの夏、二人のルカ」 誉田哲也



あの夏、二人のルカ 誉田哲也

名古屋での結婚生活に終止符を打ち、東京・谷中に戻ってきた沢口遥は、【ルーカス・ギタークラフト】という店に興味を持つ。店主の乾滉一はギターの修理だけでなく、日用品の修理もするらしい。滉一との交流の中で、遥は高校時代の夏を思い出していた。
一方、高校生でドラマーの久美子は、クラスメイトの翔子、実悠、瑠香とともにバンドをを始動させる。そこに転校生のヨウが入ってくるのだが、彼女の非凡な才能に久美子は衝撃を受ける。ある日、彼女たちのバンド「RUCAS」にプロデビューの話が持ち上がるがーー。


そこそこ↑に説明があるのですねー。
よく読んだら裏表紙にもちゃんと書いてた。
しっかりと読んでなかった私は途中で「あれ?遥??あれれ??クミ??」とワタワタとする。

久しぶりにグロのない誉田作品を読みました。
グロなしだと徹底的に爽やかに青春になるからすごいなぁーと
1人の作家さんなのにどうしてこうも引き出しがあるのかと。

でも、こうして読んでみると遥は面倒くさいかも。
しっかりと向き合う瑠香は素敵だと思うし只者ではない。
こんな面倒な人とはあまり付き合いたくないし、
ご機嫌とりなんてしてられっかとも思う。

ただ本人不器用なだけです。
不器用で瑠香曰く「潔癖で極端」
あーーー。そういう感じか。

終始さわやかでのんびりした感じで読むことが出来ました。

「海馬の尻尾」 荻原浩



海馬の尻尾 荻原浩

二度目の原発事故で恐怖と不安が蔓延する社会ー良心がないとまで言われる男が、医療機関を訪ねた…。人間、どこまで変われるのか。何が、変えるのか。

久しぶりに荻原さんシリアス系な長編を読んだ気がする。
ところどころユニークな箇所はありますが、主人公がやくざなのでそれほど笑いもなく、
結構痛めつけるシーンなどもありました。

アル中治療ってことで病院に通うんだけど、そこで知り合った少女や同じ病気で治療する人。
みんなそれぞれ不幸と病気を背負ってます。

個人的には面白く読みました。
ラストがすごくいいところで終わったんだけどー。
あぁーそういえばこの作家さんってたまーにこういう終わり方させるよねー。
「僕たちの戦争」とかー。「オイアウエ漂流記」とかー。

あぁーー!ここで終わるのかっ!!!

と、少しジタバタしちゃいました(笑)

及川がやっている治療がなんとなく怪しげな感じもしたんだけど、
少しずつ変化が起きてきて・・・そういう部分は読んでて興味ありました。
しかし、どこまで医者を信じたらいいか。
そこが難しい。
でも、ふつうの病気とかだと医者って無条件に信じちゃうよね。

「友達以上探偵未満」 麻耶雄嵩



友達以上探偵未満 麻耶雄嵩

三重県立伊賀野高校の放送部に所属する伊賀ももと上野あおは大のミステリ好き。ある日、部活動で訪れた伊賀の里ミステリーツアーで事件に巻き込まれる。探偵に憧れる二人はこれ幸いと、ももの直感力とあおの論理力を活かし事件を解決していくが…?(「伊賀の里殺人事件」)。見立て殺人?お堀幽霊の謎?合宿中にも殺人事件…。勝てばホームズ。負ければワトソン。この世界に名探偵は二人も、いらない。女子高生探偵・ももとあおの絶対に負けられない推理勝負、開幕!

麻耶さんの本にしては普通でそれに一番驚きました。
この作家さんというのは本当に油断ならない人で、
「神様ゲーム」という子供向けの推理小説にとんでもな展開を持ってきたりw

「貴族探偵」と言いながら「貴族は推理などしない」と言ってメイドに推理させたり、
危ないなんて生易しい言葉では言い切れない「あぶない叔父さん」がいたり。

言っているときりがないのですが、この本は普通の犯人あてでした。

ただ、すごく混乱しちゃうので普通に流し読みしている限りは一生
犯人なんて当たりませんが。
探偵にあこがれる女子高生の兄が刑事とか設定まで普通で驚きました。

とにかく普通なのよー。
普通のミステリーなのが一番驚いて何をどう書いたらいいか分かりません(笑)

「虚空の逆マトリクス」 森博嗣



虚空の逆マトリクス 森博嗣

西之園萌絵にとって、その夜は特別なものになるはずだった。けれどちょっとした心理の綾から、誘拐事件の謎解きをする展開となり…(「いつ入れ替わった?」)。上から読んでも下から読んでも同じ文章になる回文同好会のリリおばさんが、奇妙な殺人事件を解決(「ゲームの国」)など軽やかに飛翔する、短編7作を収録。

【目次】(「BOOK」データベースより)
トロイの木馬/赤いドレスのメアリィ/不良探偵/話好きのタクシードライバ/ゲームの国(リリおばさんの事件簿1)/探偵の孤影/いつ入れ替わった?


物凄く時間をかけて読みました。
短編だから、とりあえず「いつ入れ替わった?」と読んで放置w

Vシリーズの人が登場しない短編は興味がなかったので(笑)、
あまり気にしてなかったのですが、S&Mで結構ポイント高い話が入っているのを知りまして。
この話が「四季 秋」につながるのかー。
なんか、あの「秋」の話がいきなりで、何か読み飛ばしているなと思ったらこうだもん。

「赤いドレスのメアリィ」が好きだなぁー。
いい話だ。
「トロイの木馬」はいかにも森さんらしくて、何書いているかさっぱり(爆)

「ゲームの国」は文章の中でところどころ回文(「竹やぶやけた」とかの)が登場
しますが、これみんな森さん考えたのかな。
回文も・・・難しいよね。
あんまり難しいことは考えたくないのでさらっと流すのでありました(笑)

映画「グレイテスト・ショーマン」を観ました。2回目。



ようやく秋田県にも桜が咲き、咲いたかと思ったらあっという間に満開(・∀・)
ちょうど日曜日だったので千秋(せんしゅう)公園へ花見に行ってきました。

4月22日 2

4月22日 3

結構混んでましたが、にぎわっている方がお花見らしくて好きです。

4月22日 1


で、その後からの映画。
グレイテスト・ショーマン2回目。

元々の予定は「レッド・スパロー」だったのですが、公開から1か月もしない間に
残念なことに時間が合わなく断念。

この時期にグレイテスト・ショーマン見に行く人はほぼリピーターだろうと思いましたが
2回目ながら全く飽きることなく見ました。

今回貼り付けたYOUTUBEの映像が映画のラストに「おまけ」として
流れてましたー(〃ω〃)

CD買ったので、CDの曲順通りに進む物語と、毎日出勤で聞いているので
音だけじゃなく映像も見たいなーと思っていたので満喫ー。

その後またお酒を飲みながら(←花見でも当然飲んでる)映画の話をし、
「これだったらもう1回見れる」など話しましたが、そろそろ公開も終わるかな。
日本の興行収入がラ・ラ・ランドを超えたらしいですが、これはおそらく
分かりやすい物語と、華やかな音楽とダンスのおかげかなと思ってます。
ラ・ラ・ランドは肝心の物語のラストがいまいちだった。

「インフルエンス」 近藤史恵



インフルエンス 近藤史恵

「あのね。よく聞きなさい。昨日、団地で男の人が殺されたの」知っている。わたしが殺したのだ。母は続けてこう言った。「警察に里子ちゃんが連れて行かれたの」友梨、真帆、里子。大人になった三人の人生が交差した時、衝撃の真実が見える。傑作長編エンタテインメント。

家の近くにそこそこ大きい団地がありまして。
小学生の頃は学区がかぶらず、同級生はいなかったんだけど、
中学生になり、団地住まいの同級生というのもいました。

当時は団地って当たり前で、小学生のころに友人と
「将来結婚したら団地のお隣さん同士になって醤油の貸し借りしようね」
なんて他愛のない話をしてました。

これは私も友人も団地に住んでなかったからの発言。

実際に団地に住んでいた人たちはどうだったんだろう。
なんてこの本を読んで思った。
或る程度の収入や家族構成が必要となる団地。
うーーーむ。難しいなぁ。

そして思ったのが、この本を読む限りですが、
人を殺すのって簡単!?

故意であったり、偶然も働きましたが。
あっけないものだ。

お互いがお互いを守るために起こす行動。
子供だからこそ、そういう思いは強いのかなー。


「祝言島」 真梨幸子



祝言島 真梨幸子

2006年12月1日、東京で3人の人物が殺され、未解決となっている「12月1日連続殺人事件」。大学生のメイは、この事件を追うテレビ番組の制作会社でアルバイトをすることになる。無関係にみえる3人の被害者の共通点が“祝言島”だった。東京オリンピック前夜の1964年、小笠原諸島にある「祝言島」の火山が噴火し、生き残った島民は青山のアパートに避難した。しかし後年、祝言島は“なかったこと”にされ、ネット上でも都市伝説に。一方で、祝言島を撮ったドキュメンタリー映画が存在し、ノーカット版には恐ろしい映像が含まれていた。

中盤までは面白かったけれど、うまくラストにつなげられなかった??
そんな印象でした。

っていうか、難しいんだろう。きっと(笑)

時代があっちこっち行ったり、途中で「ドキュメント映画」の話になるし。
映画とはいえほぼドキュメントだからねー。
ややこしくなります。

メイの母親が突如失踪して、消息を訪ねるべく大倉のもとに行くも、
そこで書いたサインが結果的にラストに結び付く・・・

んだけどなぁー。

その展開にイマイチ納得いってない私です。
というより、中盤までの流れでラストこうなるわけ??
もったいないーーー。
なんか勿体ないーー。

でも途中までかぶりつくくらい面白かったです(^^)

「魔邸」 三津田信三



魔邸 三津田信三

作家だった実の父と死別し、母親の再婚とともに引っ越しを経験した小学6年生の優真。ある日、なじめずにいた義父の海外赴任が決まり、移住先が決まるまでのいっときを大好きな叔父と暮らすことになる。しかし、叔父に連れられて訪れたその家は、“神隠し”の伝承がある森に建っていた。その家で過ごす最初の夜、何かが家の中を徘徊している気配を感じると、不気味な出来事が次々と優真に降りかかりー。

帯に「最狂家ホラー」と書いていたので、なんぼ怖いのかとビクビクしながら
読んでいたのですが、読んでみると結局一番怖いのは人間と分かり、
やや肩透かし気味です。

っていうか、ホラー苦手と言っているくせに読むし、
読んで怖くなかったら文句つけるし。
自分でも矛盾していると思います。

叔父さんの謎の行動はそういう意味だったのか!
と、そこには驚きましたがねぇー。
結局なんっていうか、なんっていうか・・・

いろいろと納得いかない(笑)

この本はいわゆる「最後の一行」に仕掛けもありまして。
そこもなぁーーー。

まぁ怖くなかったのでいちいちいちゃもんつけている
私でありました。

うん。怖いのも大丈夫かもしれない(笑)

「ワルツを踊ろう」 中山七里



ワルツを踊ろう 中山七里

職もカネも家もないあぶれ者に、生きる術はあるのか。
中山七里史上、最狂・最悪のどんでん返しミステリ

職を失い帰った故郷は、7世帯9人しか住まない限界集落だったーー。
住んでいるのは、詮索好きな地区長、生活保護費でパチンコ三昧の老人、村八分にされた一家……。
閉鎖的な村で自分の居場所を確保しようと、溝端了衛は資産運用相談会や村起こしのための共同事業などを提案する。だが住民から返ってきたのは、嘲笑と敵意ーー。追い詰められた了衛がとった行動とは!?


久々にとんでもない本を読みました(笑)
いやぁー。この本の感想を書くのに頭抱えるw

この先は多少のネタバレになりますが、多少で抑えるようにします。

ガラスを割ったりとか、ヨハンの件などの犯人は予想通りの人でありましたが、
そこで ヨハン=犬 に対する田舎の人の考え方って田舎独特だよなぁと
思いました。現代社会ではそんな考えなんて絶対ないし、
でも、田舎ではまだ犬=家畜なのかなと。

追い詰められてしまった了衛が取った行動がある意味「予想通り」であったけれど、
タイトルの「ワルツを踊ろう」がここにくるのか!と。
これは意外だった。
ワルツを踊るように・・・ってことなんでしょうが・・・

しかしですね。自分がいいと思うとはいえ、毎朝拡声器でクラシック流されると
迷惑であります。
都会では決してやらないであろう行為を田舎で迷うことなくしてしまうあたりが
了衛の田舎に対するものの見方なのかなと思いました。

読書メーターでは実際にあった事件をもとにしているとありましたが、
私からすると「野生の証明」にしか思えないんですけど(^-^;)