igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「神様の裏の顔」 藤崎翔



神様の裏の顔 藤崎翔

神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。…のだが、参列者たちが「神様」を偲ぶ中、とんでもない疑惑が。実は坪井は、凶悪な犯罪者だったのではないか…。坪井の美しい娘、後輩教師、教え子のアラフォー男性と今時ギャル、ご近所の主婦とお笑い芸人。二転三転する彼らの推理は!?どんでん返しの結末に話題騒然!!第34回横溝正史ミステリ大賞“大賞”受賞の衝撃ミステリ!

「面白半分」さんのブログで取り上げられてて興味を持ちまして読了~(〃ω〃)

正直ラストは私の予想の斜め上をいった感じで呆然というかビックリというか。
途中の「そこ」で止めておくとまた違った感じがでたのかもしれないけれど。
でも、途中まで強烈だったもんねー。
「怖いよ。坪井先生・・・」と思いながら読みましたので。

オチが分かったと同時に読んでいる最中のなんか・・・違和感があったのですね。
そこは納得しました。
そういうことだったのかー。

そうすると犯人が一番憎かったのはあの人かな。

「今夜はパラシュート博物館へ」 森博嗣



今夜はパラシュート博物館へ 森博嗣

N大学医学部に在籍する小鳥遊練無は、構内で出会った風変りなお嬢様に誘われて「ぶるぶる人形を追跡する会」に参加した。大学に出没する踊る紙人形を観察し、謎を解こうというのだが…。不可思議な謎と魅力的な謎解きに満ちた「ぶるぶる人形にうってつけの夜」ほか、魅惑の七編を収録した珠玉の第三短編集。

【目次】
どちらかが魔女/双頭の鷲の旗の下に/ぶるぶる人形にうってつけの夜/ゲームの国/私の崖はこの夏のアウトライン/卒業文集/恋之坂ナイトグライド/素敵な模型屋さん


こっちもVシリーズ目当てなので楽しめました。
やっぱりれんちゃん&紫子さんのコンビは読んでて楽しい。

とりあえず「ぶるぶる人形」なんて当時の大学生じゃないと盛り上がらないよね。
今の大学生なんてきっと多分・・・スルーだと思うw
それか、SNS全盛の今だったらツイッターやらインスタやらで
人も集まるかな。

S&Mが2作。
まさかのあの人が結婚。
本編では結婚に向かなそうな人だったので驚きました。
えーーーーー。
簡単に短編扱いでいいのーーー??

それ以外の短編はねー。今回はそうでもなかったかな。
面白いのと「これは・・・何が言いたい?」というのとありました。

夢のない大人でスミマセン(´・_・`)

「オイディプスの檻 犯罪心理分析班」 佐藤青南



オイディプスの檻 犯罪心理分析班 佐藤青南

高級住宅地で女子高生失踪事件が発生。営利誘拐が疑われる中、眉目秀麗で頭脳明晰、なのにコミュニケーションが全く取れないプロファイラー・土岐田は、不明女性の顔立ちから過去の失踪事件との関連を疑い、独自捜査を始める。プロファイラーの介入など望んでいない現場とは当然対立し、相棒の刑事・八木小春は土岐田が怒らせた人に頭を下げて回るはめに。だがーその中で意外な事実が発覚した。女子高生は何に巻き込まれたのか?誰にも期待されない天才・土岐田と普通の感性の小春が迫る失踪事件の真相と!?

よく発達障害で警察庁に入ることが出来たなぁー。
というのと、せっかくのプロファイラー設定なのに、
肝心のプロファイルが活かされてなくて残念。
確かにプロファイリングして容疑者割り出しているように見えるけれど、
もう少しプロファイルのなんたらを読みたかったでございます。

プロファイルで犯人を捜していくのって大好きなんですよね。
ちょっと期待しました。

しかし、頼りになるのは最後には自分の足かぁー。

犯人に関してはただただ気持ち悪いの一言で・・・
なんというか・・・現実にいそうで怖い。

「ビビビ・ビ・バップ」 奥泉光



ビビビ・ビ・バップ 奥泉光

人類を救うのはアンドロイドの子猫!?女性ジャズピアニストが世界的ロボット研究者から受けた奇妙な依頼。それが人類の運命をゆるがす事件の始まりだった。AI技術による人間観の変容を通奏低音に、稀代の語り手が軽やかに壮大に奏でる近未来エンタテインメント小説!

京極さんの「ルー=ガルー」にしても、近未来を題材とした本はどうしてこうも
厚いんだろう(笑)

でもこの本は面白く読みました。
長いんだけど、キャラが笑える。
近未来に住んでいるアナログ女子のお話。

本名が桐で通称フォギー。
このフォギーがいろいろととぼけているので笑える。

要所要所の小ネタが面白いんです。
っていうか、私好み。
なので、本を読みながら声出して笑う(^^;)

っていうか、よくこんなこと考え付くなぁーと
感心します。

人間そっくりのアンドロイドが登場したり。
良き日の昭和を再現しようと古今亭志ん生と立川談志のロボットを作る。
他にもいろいろ登場しますが、この落語家アンドロイドが一番笑えました。

長くて結局この話はこれこれこういう事だったのか?
と読み終わってからちょっと考えましたが、
でも楽しめました。

サメリン欲しいなぁー。

「神の時空 女神の功罪」 高田崇史



神の時空 女神の功罪 高田崇史

アカデミズムの異端児、潮田誠教授の主宰する天橋立へのバスツアーで起こった全員死亡事故の因縁を解き明かす。事故のおよそ二年前、大学関係者が立て続けに、野犬らしきものに喉元を食い破られて命を落とす。彼らは二人とも同じ研究室に所属していた。助手の永田遼子は教授が密かに研究しているらしい神功皇后について独自に調べるうち、歴史を揺るがしかねない記述をある古典籍にみつける。

エピソード0的な話で正直あまり期待してなかったのですが、
話としてはとても興味がある話で食いつくように読みました。

ちょうど現代で問題の女系天皇の話とかねー。
ここら辺は私自身とても興味があります。
通常であれば悠仁さまがいるので愛子さまが天皇になることは
ないのですが、最近変にキナ臭くて、「愛子さまを天皇に」という
見出しを女性週刊誌で見かける。
ダメなのよ。女系は。

そして天皇の主な仕事は「魂鎮め」。
歴代の「徳」がついている天皇はALL怨霊。
などなど。
となると次の天皇になる予定のあの方のお名前はいいのか?
なんて思っちゃう。

でも、実はそんなことが今じゃなくて1700年前に起こっていたら??
なんて話です。
今回は面白かった。

「坂野惇子 子ども服にこめた「愛」と「希望」」 青山誠



坂野惇子 子ども服にこめた「愛」と「希望」」 青山誠

神戸の裕福な家庭に生まれ育った坂野惇子。しかし、戦争が彼女から幸せな暮らしを奪った。それでも彼女は希望を捨てず、新しい時代を築く子どもたちを豊かに育む。上質な子ども服をつくる夢に向かって邁進するのだったー。神戸発祥の子ども服ブランド「ファミリア」創業者の凛とした生涯に迫る。

「べっぴんさん」のモデルになった人の話。
なんか、この書き手の人の文法が気に入らないんだけど(笑)

例えば、「きっと2人でこうしていたに違いない」とか「もしかしてこうだったんだろうか?」
とかやたらとそういう文章が多くて、イライラする(笑)
自分の憶測で物を書くな。


ただね。「ファミリア」創業者って言われてもファミリア知らないなぁーとずっと
思ってたんです。
いくら自分に子供がいなくても、店はわかるよね。と思ってネットで調べたら
あらら。
秋田県にファミリアはなかった(爆)
ついでに青森と岩手&福島もなかったよー(´∀`)
なんで山形にあるんだ!?

とりあえず謎は一つとけたので満足しました。

で、実際この本を読んでみると朝ドラよりも全く波乱もなにもなく、
よくこの題材で半年にもわたる朝ドラ作れたなぁーと思いました。
坂野さんの持った運というのも確かにあるかもしれないけれど、
戦争も体験し、夫も戦地へ行ったのに毒々しさがないんです。

周りの人にも恵まれているし、何っていうか・・・雲の上の人
みたいな実話でした。

「地球儀のスライス」 森博嗣



地球儀のスライス 森博嗣

「黒窓の会」。西之園萌絵を囲んで開かれるその秘密の勉強会にゲストとして招かれた犀川創平は、古い写真にまつわるミステリィを披露した。屋根飾りと本体が別々になった奇妙な石塔は、何のために作られたのだろうか。S&Mシリーズ二編を含む、趣向を凝らした十作を収録。『まどろみ消去』に続く第二短篇集。

【目次】
小鳥の恩返し/片方のピアス/素敵な日記/僕に似た人/石塔の屋根飾り/マン島の蒸気鉄道/有限要素魔法/河童/気さくなお人形、19歳/僕は秋子に借りがある


短編はVシリーズ関係が載っているのだけを読みます(笑)
ってことで、「気さくなお人形、19歳」はすぐに読んだのだけど
それ以外を今回ようやく読みました。

でもやっぱりれんちゃんと紫子さんが登場する「気さくな~」は面白い。
Vシリーズ本編のれんちゃんと纐纈さんが知り合うきっかけみたいのが
書かれてます。本編と少し設定が違ってたかな。紫子さんが
知ってたりとか。本編では知らなかったみたいだし。
紫子さんが忘れっぽいのであれば話は別だが(笑)

森さんの短編は不思議な感じ。
すこーしイヤな雰囲気が残る話で結構好きです。
短編はもう2冊ありまして、別の1冊はほぼ1~2話だけ残して読んだんだけど
(最後まで読まない理由がわからんw)
不思議で後味悪くて・・・短い話でうまく終わらせるなぁーと感心します。

解説は漫画家の富樫義博さん。
今、ネットニュースになるくらいの休筆が多い漫画家さんのようですが、
ここではしっかりと仕事してました。まぁちょっと昔だしね。
体調もよかったかな。

「悪い夏」 染井為人



悪い夏 染井為人

26歳の守は地方都市の社会福祉事務所で、生活保護受給者(ケース)のもとを回るケースワーカーとして働いていた。曲者ぞろいのケースを相手に忙殺されていたその夏、守は同僚が生活保護の打ち切りをチラつかせ、ケースである22歳の女性に肉体関係を迫っていることを知る。真相を確かめるために守は女性のもとを訪ねるが、やがて脅迫事件は形を変え、社会のドン底で暮らす人々を巻き込んでいく。生活保護を不正受給する小悪党、貧困にあえぐシングルマザー、東京進出をもくろむ地方ヤクザ。負のスパイラルは加速し、ついには凄絶な悲劇へと突き進むーー。

結構好き(笑)
奥田英朗さんの「最悪」みたいな雰囲気かなー。
負のループがどんどんと加速していって
「こんなはずじゃなかった」と思いながらも最悪な方向へと突き進む感じが
面白かったなぁー。

佐々木が気の毒だったけど。
そういうなら愛美も幸せを手に入れかけたと思ったんだけどね。

驚いたのが同僚の宮田女史。
こいつは・・・そうだったのか(笑)
なんか・・・なんだかんだ言っても結局は目先のことしか見てなかったのか。

金本はどうなったんだろう。
この人がぶちのめされる姿を読みたかった気もするんですけどね。

タイトルがなんかあまり合ってない気がしたのか、
いつも「〇い夏」っていうのは分かるんだけど、
「朱い夏」とか「黒い夏」とか入力して
「ありません」とネットに言われてました(笑)

「QED 白山の頻闇」 高田崇史 と買った本



QED 白山の頻闇 高田崇史

棚旗奈々は妹・沙織の新居を訪れるべく、桑原崇と金沢へ来ていた。白山神社の総本宮白山比〓(め)神社を参拝した二人は、殺人事件に巻き込まれる。手取川で見つかった首なし死体、現場付近で昏倒していた男、現場から走り去った女。すべてがひとつに繋がるとき、白山の謎も明らかに!大学一年生の奈々が浅草を訪れ、崇の博覧強記ぶりを目の当たりにする「江戸の弥生闇」も収録。書き下ろし最新作!

やっぱり「QED」がいいですね。
他のシリーズよりも頭一つ抜けている感じがします。
「白山」に関してはやや難解で頭に入っているんだかいないんだか謎ですが、
2話目の「吉原」の話はほかの本でも読んでいるので分かりやすかったです。

すんなり理解できたっていうか。
はい(^^)

本編終了から2年後の設定なのに・・・
まーだ「棚旗」奈々なんですよっ!!!
あの本編の最後のシーンはなんだったんだ。
奈々泣くほどのタタルのセリフはなんだったんだ??
いつまで「棚旗」なんだ?
と一人ツッコミ(笑)

2話目は奈々とタタルが大学生時代の話。
しかし・・読んでて「ん??」

何かを読み残してる?
QEDファンの私が・・・?

と、思って調べたところ・・・

「謎の館へようこそ」



ガイーン!
これに載っている話の1か月後の設定でしたー。

即買い(笑)
QEDに糸目はつけない。
もう本編終わってるし。

こちらを読むのも楽しみです。

「バチカン奇蹟調査官 二十七頭の象」 藤木稟



バチカン奇蹟調査官 藤木稟

バチカン美術館にある絵画の前にマリア様が現われて預言をするらしい。平賀とロベルトは、近頃囁かれている噂について調べるよう命じられる。一方ローマ郊外の町では、十字路に描かれた奇妙な紋章の上で連続して変死体が見つかる怪事件が起きていた。カラビニエリのアメデオと心理捜査員のフィオナが事件に挑むが…。交錯する2つの謎はやがて世界を混乱に陥れてゆく。ローレン失踪の真相が明らかに!?新展開の第13弾!

今回・・・あの神父2人はなんだったんだろう・・・(;´∀`)

今回もフィオナが登場しておりまして・・・
表紙の女性がフィオナだそうです。
前作にも登場してましたが、あまり記憶にないんだよね。
でも2作連続で登場したところを見るとおそらくレギュラーにしたいんだろう。

神父2人との絡みもありましたし、
今後ローレン絡みで何かあるだろう。

・・・ってくらいしか言えないよねー。

それ以外の意味を見出せない1冊でした。
次こそは面白い話をお願いします。
神父2人メインのを。
是非。