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2017.09.29 (Fri)

「すべてがFになる」 森博嗣



すべてがFになる 森博嗣

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

今でこそこの世界観に違和感を覚えないけれど、
私が最初に読んだときはすごく・・・難しかった(笑)
そりゃ読んだの20世紀だしー。
でも時代が追い付いたっていうか・・・
現実の世界には四季さんがいませんが、
四季さんがいなくてもちゃんとこの世の中になるのよねー。

ってことで「四季」を読んでからの再読。
四季を知っているので、ドレスを着た両手両足切断死体が登場しても四季とは思わず、
「あの四季がこれくらいで殺されて死ぬか??」など思ったり。

そして四季の両親殺人事件なのに、いつの間にか叔父に罪をなすりつけているし。
なんというか・・・こざかしかった(笑)

この次もS&Mを読みますが、犀川せんせってこんな感じだったかな。
という違和感もある。
まぁデビュー作だし、まだキャラが確定してなかった・・・のかな。

それにしても、このデビュー作からあっちこっちの作品との関連・・・
今思うと物凄いなと思う。
08:26  |  森博嗣  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2017.09.27 (Wed)

「アキラとあきら」 池井戸潤



アキラとあきら 池井戸潤

零細工場の息子・山崎瑛と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まったー。感動の青春巨篇。

何か月も積んでた割には読むとあっという間。
2日で終わったー。

そういうものだ。

読めば早いのに厚さにちょっと・・・
ってくらいのボリュームある1冊でした。

一番驚いたのが2人とも銀行に入社したこと。
瑛はわかるよー。瑛は。
でも、彬が銀行に入るとは正直思わず、
まぁ確かに衝撃的ではあったかもしれないけれど、
てっきり自分の実家を継ぐと思ったんだけどねー。

まぁしかし瑛も彬も銀行に入社したおかげで(?)
池井戸さんお得意の銀行小説になったわけだー。

最後の稟議はかなり上手いこと書いたような気がしますが
こういう締め方しないとスッキリしないしね。
彬の叔父2人がとても嫌な感じで
「あぁ、嫌だ嫌だ。こんな経営もわかってない馬鹿のくせに云々・・・」と
思っちゃいました(・ω・)

最後、思い出したかのように亜衣が登場したのにはびっくりした。
てっきりもう出番のない人だと思ってたので。
それよりだったらヤスさん登場してほしかったー。
05:00  |  池井戸潤  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.09.26 (Tue)

「ボーン・イエスタディ」



クズ鉄業で財をなしたハリー・ブロック(ブロデリック・クロフォード)は、事業拡大(法に触れるかもしれない合併)の話をまとめるためワシントンに、元女優で愛人兼名目上の共同経営者ビリー・ドーン(ジュディ・ホリデイ)とともにおもむき、議員と話をするが、ビリーの頭の悪さに難儀する。そこでハリーは彼を取材にきたジャーナリストのポール・ベラル(ウィリアム・ホールデン)に、彼女の教育を依頼する。ワシントンの名所を案内されながら、アメリカという国・民主主義という考えかたの講義をうけ、ポールに釣り合う女性になるために勉強したビリーは、ハリーの不正に気がつき、ポールに情報を提供する。ビリーはハリーの愛人の立場から足を洗い、ポールと結婚する。

日本劇場未公開(T_T)

igaiga的満足度 → ★★★★★


文句なしに面白い。

頭の悪かったビリーがどんどんと賢くなり、服装も落ち着き、今までは疑問もなく書類にサインしてたのに
疑問を感じるようになる。

それまでのいきさつがとても面白いし、ワシントンDCの有名な建物など、歴史についても知りえます。
この映画でビリー訳の女優がアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞でそれぞれ主演女優賞をとってます。
だよなぁー。

コメディ映画ですが結構衝撃なんだよね。

で、相手役の俳優さん、記者のポール役がなんと!私が大好きな映画「第十七捕虜収容所」に出ているセフトン役の人だった!!!
なんか似てるなと思ってたんだよね。

なので二度にんまり。
08:33  |  映画鑑賞  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2017.09.25 (Mon)

「黄砂の籠城」 松岡圭祐



黄砂の籠城 松岡圭祐

一九〇〇年春、砂塵舞う北京では外国人排斥を叫ぶ武装集団・義和団が勢力を増していた。暴徒化して教会を焼き討ち、外国公使館区域を包囲する義和団。足並み揃わぬ列強十一ヵ国を先導したのは、新任の駐在武官・柴五郎率いる日本だった。日本人の叡智と勇気を初めて世界が認めた、壮絶な闘いが今よみがえる。


明治33年に起きた「義和団事件」についての本です。
私は知らなかったんだよねー。
全く。その事件に対しても、柴五郎中佐についても。
何もかも。

でも、史実ということで読みました。
結構一気に読めたな。

清国VS欧米諸国+日本+アメリカなどなど11か国。
11か国なんてまとまるワケないよねー。
でも、柴中佐が先に立ってまとめるワケだ。
でも、最初から先に先に立とうとするとただでさえ
小難しい欧米諸国なもんだから、日本人なんて下に見てるだろうし。
その中で1つ1つ実績を出して、欧米諸国も何も言えなくなる。
すごいやり手だなと思います。

自分が強いだけではなく、カリスマ性というか人を惹きつける力が
あるからこそ着いていくんだよね。
読んでる最中でwikiを見たらイメージ通りの優しそうな人でありました。

そして私はまた1つ賢くなりました。
05:00  |  松岡圭祐  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.09.23 (Sat)

「ドッグ・メーカー 警視庁人事一課監察係 黒滝誠治」



ドッグ・メーカー 警視庁人事一課監察係 黒滝誠治 深町秋生

黒滝誠治警部補、非合法な手段を辞さず、数々の事件を解決してきた元凄腕刑事。現在は人事一課に所属している。ひと月前、赤坂署の悪徳刑事を内偵中の同僚が何者かに殺害された。黒滝は、希代の“寝業師”白幡警務部長、美しくも苛烈なキャリア相馬美貴の命を受け、捜査を開始する。その行く手は修羅道へと繋がっていた。猛毒を以て巨悪を倒す。最も危険な監察が警察小説の新たな扉を開く。

最近の深町作品は面白いなぁー(*´ω`*)

警察小説が得意のようで、ここ4回連続で警察小説だけど
(中に1つ探偵小説で元刑事だった)
それぞれに主人公に違いがあって読んでて面白い。

今回も目的のためなら手段を選ばない系の人かと思っていたら
案外情に厚い人でした。

黒幕に関してはやや予想通りだったけど、それ以上があったので
そこは正直「あらら」と思った。
そこそこ黒滝のプライベートを書いているものの、
今回はそこに全く触れることなく終わり、
文面からもこの先がありそうな気配。
続きそう。

でも読んでてスカっとするので続くんであれば買う予定。
05:00  |  深町秋生  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.09.22 (Fri)

「四季 冬」 森博嗣



四季  森博嗣

「それでも、人は、類型の中に夢を見ることが可能です」四季はそう言った。生も死も、時間という概念をも自らの中で解体し再構築し、新たな価値を与える彼女。超然とありつづけながら、成熟する天才の内面を、ある殺人事件を通して描く。作者の一つの到達点であり新たな作品世界の入口ともなる、四部作完結編。

四季シリーズを一気に読んだからなんとなく理解できたけれど、
これ、もし間が空いていたらサッパリわからなくなってたかも。
断言できそう。

S&Mみたいだった「秋」とは違って、「」は四季一色。
いつの四季なのか分からないけれど。

あと、ウォーカロンという、百年シリーズに登場していた人型ロボットなるものが登場してたので、そこそこ未来だろう。
未来なんだろうけれど、射殺された殺人事件とかなんか変に現代なんだよね。
100年経ったらそういう殺し方じゃない気もするんだけどなぁー。

ところどころで犀川せんせへの執着がみえる四季さんです。
そういう部分がとても人間らしいと思うんだけどね。
ロボットだとか天才だとかいうよりも、犀川への執着。
これは・・・人じゃないと出来ない。

これで四季シリーズも読破(・∀・)

次はS&Mにいくぞい。
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2017.09.21 (Thu)

「ブロードキャスト」 湊かなえ

ブロードキャスト

2月19日より始まりました湊かなえさんの新聞小説が9月20日に終わりました。

最初の話では「青春ミステリー」とのことでしたが・・・
どこら辺がミステリーなのかさっぱり分からず。

それ以前に対象年齢はどのくらいなんだろう。
確実に40代ではない(笑)
ずっと湊さんの本を読んできたのでどのくらい後味が悪いのか
性格の悪い人間が登場するのかとか気になりましたが、
湊かなえが書く小説とは思えないくらい、一貫して静かな小説だったと思います。

なので「エピローグの章」に突入したら驚いて。
「は?終わるの?これ???」
という・・・一体なんだったのかこの話は。
そういう印象でした。

でも、中高生だと逆にいいのかな。
ちょうど放送部という部活メインの話だし。
私からすると物足りないことこの上ないんだけど、
もしかしたら中高生には人気あるのかも。

そう思わないことには納得いかない(笑)


ちなみに明日からは島田荘司さんの小説が始まります。
吉藪さんが登場するとか言ってたけど、基本的には冒険小説だとか??
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2017.09.20 (Wed)

「四季 秋」 森博嗣



森博嗣 四季 

妃真加島で再び起きた殺人事件。その後、姿を消した四季を人は様々に噂した。現場に居合わせた西之園萌絵は、不在の四季の存在を、意識せずにはいられなかった…。犀川助教授が読み解いたメッセージに導かれ、二人は今一度、彼女との接触を試みる。四季の知られざる一面を鮮やかに描く、感動の第三弾。

これは四季シリーズというよりは、完璧にS&Mだった。
萌絵さんが動く動く。

最後には犀川せんせのお母様にあいさつしたいってことで、
萌絵さんとお母様・・・お母様となるのかー。


※以下ネタバレ



まぁ・・・なんというか・・・



紅子さんと会う。



これがねぇー、知ってて読んでも驚いたんだから知らなくて読んでたら
「げーーー!?」
と、絶叫してたに違いない。
そういう絡みもあって、今回は保呂草と犀川せんせ=へっ君がなぜかイタリアで
会うワケだけど、私の今回の再読はこのシーンを読むためにきてたんだなと。

そう思うのです。

じゃああと読まなくていいのでは?と思うけれど(笑)
手元には四季の「冬」があり、もう一度読み返したいと、
S&Mシリーズを中古で買いあさり(←始まった悪い癖)
Gシリーズにも保呂草やVのメンツが登場するらしいので
もう1度驚きたく、できれば絶叫レベルがよいな。

しかし、保呂草と各務ってあんなにラブラブだったのか?
それも摩訶不思議な事の1つ。

四季さんは結局どうなっているんだろう?
手元にあるS&Mのあの分厚い本にヒントがあるんだろうけれど。
そこまでたどり着くのには1か月くらいかかるかな。
05:00  |  森博嗣  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.09.19 (Tue)

「ダンケルク」





第二次世界大戦初期の1940年5月26日から6月4日。イギリス、ベルギー、カナダ、フランスから成る連合軍兵はダンケルク海岸でドイツ軍に包囲され、ダイナモ作戦による撤退を余儀なくされていた。
英国陸軍の兵士であるトミー二等兵はダンケルクの街で自身が属する分隊がドイツ軍の銃撃で全滅し、武器も失った状態で撤退作戦中のダンケルクの砂浜に一人やってくる。彼は砂浜にて友軍の兵士を砂浜に埋葬していたギブソンという無口な兵士と偶然出会い行動を共にすることになる。
一方、ダイナモ作戦による民間船徴用で自身の持つ小型船の徴用の命を国より受けた民間人のドーソンは息子のピーターとピーターの知り合いであるジョージと共に英国兵士たちを母国に運ぶため、イギリスからダンケルクに向けて出港する。
そして、英国空軍のパイロットであるファリアとコリンズはスーパーマリン スピットファイア戦闘機を駆り、ダンケルクでの撤退行動を阻害するドイツ空軍への阻止攻撃に赴く。
トミー達はドイツ軍の攻撃にさらされながら母国に帰るべくわずかな数の救助船に乗ろうと奮闘する。


現在公開中(・∀・)

igaiga的満足度 → ★★☆☆☆


実話でかなり忠実に再現したようですが・・・

爆発とか戦闘シーンの迫力はものすごいんだけどね。
物凄くて怖くてイヤだったーーー。
元々戦争映画苦手なんだけど、なんとなく今回は大丈夫だろうと。
日本が絡まない戦争映画だったからあまり気にしないで観ました。


が。


うー――――ん。

映画を観た後にいろいろと調べたら、セリフを少なくしたのは意図したことだったってーーー。
えーーー。気づかなかった(笑)
確かに、そうなると役者の表情とかそういうのがあるよね。
あの、フィオン・ホワイトヘッド。
いつでも泣きそうな顔が印象的です。

他にもこの先ブレイクしそうな役者がたくさんいる・・・らしい。


しかし!

この先ブレイクするよりもこの映画でブレイクさせてあげたほうが・・・なんて思うのよ。

でも、そうなるとストーリーが定まらず見てて物足りなさを感じるのです。
だってねー。
ずっと昔のとはいえアカデミー賞クラスの映画を観てたので
何か不満が残る私は目が肥えてきたのか!?(笑)

でも、攻撃&砲撃シーンは本当に音から何から怖かった。
これは現代だからできることですね。
ほぼCG使ってないっていうし。
生の迫力です。

11:52  |  映画鑑賞  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.09.19 (Tue)

「四季 夏」 森博嗣



森博嗣 四季 

十三歳。四季はプリンストン大学でマスタの称号を得、MITで博士号も取得し真の天才と讃えられた。青い瞳に知性を湛えた美しい少女に成長した彼女は、叔父・新藤清二と出掛けた遊園地で何者かに誘拐される。彼女が望んだもの、望んだこととは?孤島の研究所で起こった殺人事件の真相が明かされる第二弾。

「春」よりは面白かったなぁー。
それもVシリーズの面々が登場したからか。

保呂草さんってこうなるといいね。
このブレなさぶりがすごくいい!

泥棒のためならば~有名な天才美少女の首を絞め、誘拐の真似事までしちゃう。
すげーーー。
その行動力に驚いた。
各務がVシリーズに比べると少し大人しくなったかなー。

で、林さんが自分の名字を初めて名乗りましたの件。
私はこれ読む前にネタバレで知ってたっていうか、人物相関図を穴が開くんじゃないか
ってくらいネットで見てから読んだので予備知識あったのですが、
林って名前が苗字ではなく下の名前で、苗字が森作品ではよく知ってる苗字なんだけど、
多分ネタバレ知らなかったら普通にスルーしてただろうな。
05:00  |  森博嗣  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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