igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。
月別アーカイブ  [ 2017年08月 ] 

「夜の谷を行く」 桐野夏生



夜の谷を行く 桐野夏生

39年前、西田啓子はリンチ殺人の舞台となった連合赤軍の山岳ベースから脱走した。5年余の服役を経て、いまは一人で静かに過ごしている。だが、2011年、元連合赤軍最高幹部・永田洋子の死の知らせと共に、忘れてしまいたい過去が啓子に迫ってくる。元の仲間、昔の夫から連絡があり、姪に過去を告げねばならず、さらには連合赤軍を取材しているというジャーナリストが現れー女たちの、連合赤軍の、真実が明かされる。

連合赤軍の話。
残念な私はこの本で日本赤軍と連合赤軍の違いが分かったー。
一緒だと思ってました。

まぁそんな私が生まれる前後に事件を起こした人たち。
あさま山荘事件などは連合赤軍です。
ダンナはあさま山荘事件のあの生放送の鉄球ドーンをテレビで
見たって言ってました。
すげー。
私、生まれていたけど自我がなかっただろうな。
テレビはあったかな?

本当に仲間内でリンチ殺人とかやる人の思考がサッパリ理解できませんが、
その事件を起こし服役してかれこれ40年。
当時の赤軍もりっぱなおじさん・おばさんになってひっそりと生きていってた
ようですが、それでも過去に起こした罪というのは消えず。
家族の足かせにもなる。

桐野さんの小説にしては抑えめのところもあったように思いますが、
実在の赤軍のメンバー名を使っているのであまり無茶は出来ないかな。

この本の主人公啓子も元々は教師であって、そこから連合赤軍に入り、
で逮捕され服役し、出所後学習塾を開く。
塾開けるんだなー。

リアルな箇所もありましたが、最後はすこーーし救われました。
桐野さんの本にしては読了感がよかった。
そこに行くまではほぼ良くなかったんだけど(^^;)