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2017.08.21 (Mon)

「ほうかご探偵隊」 倉知淳



ほうかご探偵隊 倉知淳

ある朝いつものように登校すると、僕の机の上には分解されたたて笛が。しかも、一部品だけ持ち去られている。-いま五年三組で連続して起きている消失事件。不可解なことに“なくなっても誰も困らないもの”ばかりが狙われているのだ。四番目の被害者(?)となった僕は、真相を探るべく龍之介くんと二人で調査を始める。小学校を舞台に、謎解きの愉しさに満ちた正統派本格推理。

騙されちゃったよー(ノ∀`*)
文庫オリジナルかと思っていたら2004年に発売されてた本の文庫化だった。
今頃!?

そういえば図書館にオレンジの表紙の本があったなー(遠い目)

仕事してなかったのか・・・倉知さん・・・

それはそうと、小学生が不要物連続消失事件を解決すべく
放課後に探偵団として聞き込みに回るという楽しい話でした。

そこにはいろいろな事情があって、なんか・・・そうよね。
小学生よねーとほほえましく読みました。

解決が意外にすんなりといかず、そこがまた何というか・・・
こじれているわけではないけれど、同じことを考える小学生がいたり、
まぁ・・・なんというか・・・ひとひねりもふたひねりもありました。

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2017.08.19 (Sat)

「ダブル・ミステリ 月琴亭の殺人/ノンシリアル・キラー」 芦辺拓



ダブル・ミステリ 月琴亭の殺人/ノンシリアル・キラー 芦辺拓

表から始まる渾身のフーダニット。裏から始まるトリッキーなサスペンス。袋とじの解決篇に、ただ瞠目せよ!

表から読むと「月琴亭の殺人」が読めて、裏から読むとブログ形式の「ノンシリアル・キラー」が読める。
で、真ん中に袋とじの解決編。

面白かったのですが・・・なんというか、やり方(犯人のね)に納得いかず、
読み終わった後に「うーん」「うーーん」と唸ってしまいました。

「ノンシリアル・キラー」のほうは納得なのよ。
犯人についても殺害方法(?)についても。
裏からで横書きの書き方だったから、ケータイ小説みたい?
大丈夫??と思いましたが読んでみると「ブログ形式」という設定だったので
いつもどおり(?)で読みやすかったです。


月琴亭のほうがなんか・・・「なんでそうなるの??」という感じで
もう一回解決編読んだほうがいいかも。

でも、あの判事が表と裏ではこうも人格が違うのかとそっちも不思議でした。

しかし・・・新島ともかは可愛いなぁー。
いつまで経っても年を取らずうらやましい限りです(笑)
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2017.08.17 (Thu)

「わざと忌み家を建てて棲む」 三津田信三



わざと忌み家を建てて棲む 三津田信三

人死にがあった部屋や家。それを一箇所に集めて建て直した“烏合邸”。家主は、そこに棲む人を募集する。さながら、実験室のように…恐怖の「幽霊屋敷」怪談、再び!

「どこの家にも怖いものはいる」の続編なんだけど、作りが一緒なので
新鮮味がないというかなんというか・・・

「黒の部屋」は怖かったねー。
日記形式なんだけど、途中から(日記の書き手が)壊れる。
あぁー壊れたか。

そう思う。

そして、最後の「青」の話なんだけど、それはそれでサトオの告白にビックリする。
読んでると多少怖いで済むけれど、当事者だったら腰抜かすねー。

このシリーズは実話テイストで進んでいくので、怖さがリアル・・・なのかな。
私は前も書いたけれど、実話ベースでは怖くないので大丈夫なのです。
ただ、ラストに読者に語りかけてまして。
読んだ人が「実は我が家では・・・」とメールしたりするのかな。

私は幽霊云々は信じていますので、人に(というか私に)害を与えなければ
別にいいんじゃないかと思ってます。
私より前にこの家にいたであろう人でしょうから。
そういう考えです。
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2017.08.13 (Sun)

「ライプツィヒの犬」 乾緑郎



ライプツィヒの犬 乾緑郎

気鋭の劇作家内藤岳は、知己を得た世界的劇作家ヘルムート・ギジに師事するため、ドイツに渡った。ギジは冷戦時代、旧東ドイツで体制を批判するシェイクスピアの翻案作品で名を馳せていた。その彼が、三十年ぶりに『ロミオとジュリエット』の翻案『R/J』を執筆中というニュースは世界を驚かせ、原作と翻案が同時上演されることに。だが、新作の完成を待つ中で進む原作舞台の稽古中、女優が重傷を負う事故が発生。直後、ギジが新作原稿とともに姿を消した。岳はルームメイトで演劇研究家の桐山準と協力、ギジの足跡を辿り、やがて彼の経歴から消された闇を知ることに…。

最近この手の本を読んでないのでとても面白く読みました。
読みながら、宮本輝さんの「オレンジの壺」を思い出したよー。
たぶん、全然違うと思うんだけど。ただなんとなくです。

この手の本が大好きなのでむさぼるように読みましたが、
最後になって混乱した。
身内?
結局は身内??

主人公の岳は最初はもう少し骨のある人かと思っていたんだけど、
全く違うし。
現代的といわれるとそのとおりなのかな。
すごく「自分」がないんだよね。
本文では「自分しか愛せない人」と書いてましたが、
そういう感じなのかな。ちょっと違う感じがしたけれど。

読んでる間はすごく入り込んで読んだけど、
こうして感想を書くとき・・ちょっと言葉に困るのはなんでだろう。
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2017.08.12 (Sat)

「夜の谷を行く」 桐野夏生



夜の谷を行く 桐野夏生

39年前、西田啓子はリンチ殺人の舞台となった連合赤軍の山岳ベースから脱走した。5年余の服役を経て、いまは一人で静かに過ごしている。だが、2011年、元連合赤軍最高幹部・永田洋子の死の知らせと共に、忘れてしまいたい過去が啓子に迫ってくる。元の仲間、昔の夫から連絡があり、姪に過去を告げねばならず、さらには連合赤軍を取材しているというジャーナリストが現れー女たちの、連合赤軍の、真実が明かされる。

連合赤軍の話。
残念な私はこの本で日本赤軍と連合赤軍の違いが分かったー。
一緒だと思ってました。

まぁそんな私が生まれる前後に事件を起こした人たち。
あさま山荘事件などは連合赤軍です。
ダンナはあさま山荘事件のあの生放送の鉄球ドーンをテレビで
見たって言ってました。
すげー。
私、生まれていたけど自我がなかっただろうな。
テレビはあったかな?

本当に仲間内でリンチ殺人とかやる人の思考がサッパリ理解できませんが、
その事件を起こし服役してかれこれ40年。
当時の赤軍もりっぱなおじさん・おばさんになってひっそりと生きていってた
ようですが、それでも過去に起こした罪というのは消えず。
家族の足かせにもなる。

桐野さんの小説にしては抑えめのところもあったように思いますが、
実在の赤軍のメンバー名を使っているのであまり無茶は出来ないかな。

この本の主人公啓子も元々は教師であって、そこから連合赤軍に入り、
で逮捕され服役し、出所後学習塾を開く。
塾開けるんだなー。

リアルな箇所もありましたが、最後はすこーーし救われました。
桐野さんの本にしては読了感がよかった。
そこに行くまではほぼ良くなかったんだけど(^^;)
05:00  |  桐野夏生  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.08.11 (Fri)

「錆びた太陽」 恩田陸



錆びた太陽 恩田陸

立入制限区域のパトロールを担当するロボット「ウルトラ・エイト」たちの居住区に、国税庁から派遣されたという謎の女・財護徳子がやってきた。三日間の予定で、制限区域の実態調査を行うという。だが、彼らには、人間の訪問が事前に知らされていなかった!戸惑いながらも、人間である徳子の司令に従うことにするのだが…。彼女の目的は一体何なのか?直木賞受賞後長編第一作。

相変わらず設定は不思議ちゃんなんだけど、そこはもう慣れたのでスルー。
立ち入り制限区域をパトロールするロボットなんだけど、なんというか・・・
1体1体のロボットの名前が、太陽にほえろの刑事の名前。

そういう小ネタが随所にありまして、テーマは重いんだろうけれど
なんとなく「恩田さん、書いてて楽しかったんだろうなー」と
思わずにはいられない。

テーマは重いんです。
どうやら3.11の後に構想を思いついたようで、
使用済み核燃料とかそういう言葉も登場しますので、
テーマは重い・・・はずなんだろうなー。

小ネタが多すぎてなんだか分からなくなってきましたし。

ロボットとという割には、意思があるんだよね。
そこが読んでて不思議でした。
全くのサイボーグとは違う。
考えることが出来たり、驚くことができたり。
そういうロボットです。

で、お約束のオネエ言葉をしゃべるおっさん(型ロボット)もいました。
名前は「デンカ」です。
私の脳内は小野寺昭さんが浮かんでましたよー。
10:58  |  恩田陸  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.08.09 (Wed)

「ダマシ×ダマシ」 森博嗣



ダマシ×ダマシ 森博嗣

「もしかして、ある人に騙されてしまったかもしれないんです」上村恵子は、銀行員の鳥坂大介と結婚したはずだった。求められるまま口座を新設し、預金のすべてを振り込んだ。だが、彼は消えてしまった。預金と共に。鳥坂の捜索依頼を受けたSYアート&リサーチの小川令子は、彼がほかに二人の女性を騙していたことをつきとめる。だが、その鳥坂は死体となって発見された。事務所メンバの新たなる局面。Xシリーズ最終話!

うん。
よーわからんシリーズだった。

このシリーズには森作品の屋台骨である西之園萌絵が登場するんだけど
結局謎の女のままだったような気がする・・・(笑)
私は途中で森さんの世界観に飽きてしまったので(爆)、
S&MシリーズVシリーズとそしてこのXシリーズしか読んでないんだけど、
どうやらラストにGシリーズの人が出てきたようだ。

なので、読書メーターを読むとGシリーズを読んでいる人にとっては
「びっくりした」「ここで登場か!」的なのが多かったのですが、
私みたいに読んでない人には「??」な感じ(笑)

どっちにしろ人物の関係図やなにやらがよく分からないまま終わったなー。
椙田さんって結局なんだったんだろう?
S&Mシリーズの「封印再度」みたいな「おぉーー!!」という衝撃が皆無であったこのシリーズ。
果たして何というか・・・読む意味があったのか。
そういう疑問も浮かんじゃったー。
あはははは。
15:28  |  森博嗣  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.08.08 (Tue)

「SRO Ⅶ ブラックナイト」 富樫倫太郎



SRO ブラックナイト 富樫倫太郎

新宿の闇金業者殺しの現場から、亀戸で遺体となって発見された少年の指紋が見つかった。SRO室長・山根新九郎は、法歯学の調査により少年の発育に遅れがあったことを知る。同じ頃、東京拘置所特別病棟に入院している近藤房子が動き出す。担当看護師を殺人鬼へと調教し、ある指令を出した。そのターゲットとはー。

7巻です。
このシリーズの見どころとしては奇数巻になると房子が登場します。
もうね、ブレない。
房子は決してブレない。
パーフェクトなおばちゃんである。

いやぁー本当にヤバいよね。
房子がいるところで一緒に働いていたら危うく私も殺人鬼になりそうなくらいのヤバさと怖さがあるもの(笑)
あんなおばはん近くにいたら怖いって(笑)
人の心にあっという間に入り込むんだろうなー。

ハリー大好きな私としては最近「ふぅ。仕方ない」と言って銃を取り出すシーンがなくなったのがちと辛い。
っていうか、1人だけ幸せじゃない??
SROチームの全てにツッコミどころが多くて、やっぱりこうなると偶数巻も必要なのかなと思う。

室長も変だし、っていうか、室長が一番変だし。
尾形のバカ息子はやっと気づいたか?
あんなバカ息子のご機嫌うかがわないといけないなんて、カウンセラーもどうかしてる。

次の房子が登場しない(と言われている)偶数巻も楽しみです。
08:29  |  富樫倫太郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.08.05 (Sat)

「玉依姫」 阿部智里



玉依姫 阿部智里

生贄伝説のある龍ヶ沼と、その隣にそびえる荒山。かつて、祖母が母を連れて飛び出したという山内村を訪ねた高校生の志帆は、村祭りの晩、恐ろしい儀式に巻き込まれる。人が立ち入ることを禁じられた山の領域で絶対絶命の志帆の前に現れた青年は、味方か敵か、人か烏かー

エピソード0的な物語・・・らしい。
今まで読んでたんだけど一番謎多き話でした。
一気に読めば流れもつかめるのかなぁー。

「あぁ・・このカラス知ってる」と思うんだけど、
どの話に登場した誰なのかわかってなくて(^^;)
なんか自分で勿体ないなぁーと思いながら読みました。

この話で怖かったのは、化け物みたいな「山神」でもなく、「カラス」でもなく、
「猿」でもなく、「英雄」でもなく、人間の伯父一家でした。
こういうの読むと人間が一番怖いねーー。
必死なのは分かるんだけど、他人の命なんて本当にどうでもいいんだねー

どうやら次でこのシリーズ第一部(←第一部って??)完結らしいです。
へぇーーーどうやって締めくくるかな。
楽しみです。
と思うと怖かった。
08:21  |  阿部智里  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.08.04 (Fri)

「かがやき荘アラサー探偵局」 東川篤哉



かがやき荘アラサー探偵局 東川篤哉

西荻窪のシェアハウスでお気楽に暮らすアラサー女子三人組が、何の因果か探偵稼業に!?コスプレ系自称19歳の礼菜、茶髪武闘系の美緒、残念なメガネ美人の葵。今宵も発泡酒片手に、イチかバチかの犯人捜し!ダメ女子三人組が怪事件に挑む!ユーモア・ミステリ最新作。

トリックはいつものことながら面白いんです。
ただ、ギャグ満載のキャラ設定に少し疲れを感じるお年頃になりましてww

でも、真面目な話を描いたら東川さんではなくなるので難しいところではあるなぁー。

本当に。
トリックは面白いんだよなぁー。しみじみ・・・
登場人物が全員ふざけてるってどうよ(笑)

洗濯機の話と委員会の話はなんとなく仕掛けが似ている感じがしました。
05:00  |  東川篤哉  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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