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2017.04.28 (Fri)

「翼がなくても」 中山七里



翼がなくても 中山七里

「何故、選りにも選って自分が。何故、選りにも選って足を」陸上200m走でオリンピックを狙うアスリート・市ノ瀬沙良を悲劇が襲った。交通事故に巻きこまれ、左足を切断したのだ。加害者である相楽泰輔は幼馴染みであり、沙良は憎悪とやりきれなさでもがき苦しむ。ところが、泰輔は何者かに殺害され、5000万円もの保険金が支払われた。動機を持つ沙良には犯行が不可能であり、捜査にあたる警視庁の犬養刑事は頭を抱える。事件の陰には悪名高い御子柴弁護士の姿がちらつくがー。左足を奪われた女性アスリートはふたたび羽ばたけるのか!?どんでん返しの先に涙のラストが待つ切なさあふれる傑作長編ミステリー。

なんというか・・・
理不尽な交通事故にあって走ることができなくなったアスリートなんだけど、
ある時テレビで義足で走っている人を見て「これだっ!」とアスリート用義足を注文する。
その金額300万。
現金にこにこ一括払い。

でも、その義足にも限界がきて、そんな中外国からその世界の超有名な人が来日し、
行き当たりばったりでさらに進化した義足を作ってもらう。
その金額約400万(ドルのため「約」)
もちろん、にこにこ現金払い。

20歳の女の子に果たしてそんな金があるのかと訝しむ犬養。
殺された相良奏輔にかかっていた保険金の被保佐人はなんっと御子柴。
怪しむ犬養・・・

って感じなんだけど、この主人公が自分で「脳みそも筋肉」と言っているだけあって
切り替えが早いというか、ありえない。
たかだか2か月くらいでパラリンピック目指しているし。
凄いというか、何というか。
ミステリーというよりスポ根なんだけど、熱すぎて少しうっとおしかった(^^;)
あまりに熱くなる理由というのもラストにわかります。
これだから一生懸命になっていたのかと。

この本の見どころは芝生で語らう犬養と御子柴ww
08:16  |  中山七里  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.04.27 (Thu)

「探偵日暮旅人の残り物」 山口幸三郎



探偵日暮旅人の残り物 山口幸三郎

目に見えない物を“視る”力を持った探偵・日暮旅人の物語、番外編の第2弾。旅人を『アニキ』と慕うユキジ。複雑な雪路家の家族の形を描くー『雪消の隘路』。いつもクールな仕事人間、増子すみれ刑事の意外な休日とはー『花の夕影』。「探し物探偵事務所」に秘められた、秘密の物語ー『ひだまりの恋』。本編で語られなかったエピソード3本に加え、花まつりを舞台に起こる事件を、主要人物総出演で描く長編『祭りのあと』を収録。

【目次】
雪消の隘路/花の夕影/ひだまりの恋/祭りのあと


この間の「遺し物」よりは好きだー。
普段はキリっとした刑事のはずの増子がよかった。
増子というよりは、増子の夫さんがとてもよかった。
こんなマイペース男はいないだろう。
ある意味、増子としっくりくる組み合わせって感じ。

「ひだまりの恋」は本編の後の物語。
何気に胸きゅんが残されてた・・・(*´ω`*)
まぁここらで終わるのが一番いいのかも。

これで全部終わりかなー。
っていうか、これ以上書きようがないというかおなか一杯な感じです。
面白かったので何より。

亀吉のキャラがぶれなかったのがいいなー。
スイーツ=苺のショートケーキっていうのが、いかにも亀吉。
ラストの中編はいろいろな人が登場してましたが、
覚えてないキャラももちろんいるww
今井聡って誰だっけ?(^^;)
09:10  |  山口幸三郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.04.25 (Tue)

「朱鳥の陵」 坂東眞砂子



朱鳥の陵 坂東眞砂子

時は飛鳥。他者の夢の意を読み解く力を持つ白妙は、皇女の夢を解くため京にやってくる。しかしその夢を解こうとするたびに、見知らぬ少女の心に呑み込まれてしまう。それは最高権力者である太上天皇、後の持統天皇の過去だった。彼女の心の奥へ奥へと入り込む中で、白妙は恐ろしい秘密へと近づいていく。強大な権力を手にし、愛する者を次々と葬った古代最強の女帝の真実に迫る歴史長編。

意味わからないんだけど面白くて、面白いんだけど意味わからない(^^;)
しゃべり口調は現代的なんだけど、説明&その他諸々が時代に即してて意味わからなかった。
この時代も私詳しくないんだよねー。
っていうか、歴史ほぼ詳しくない(^^;)

BOOKデータベースとか、帯を見ると「持統天皇」とあるが、文中を探してもいない・・・
そうか・・・その前の呼び名で書いていたのか・・・
と、知るのも物語の後半になってきてからでした。
解説を読んでみると、「持統天皇といえば里中満智子さんの漫画でおなじみの方も多いであろう」とありましたが、残念ながら私は少数派のようでした。読んでない・・・

中学時代から「宇宙皇子」は全巻読んだので、大津皇子を懐かしく思いながら読みました。
でも、この本ではすでに謀反を起こして死んだ人でしたが・・・

まぁそんな意味わからないけど面白く、面白いんだけど意味わからない状態ながらも、ラストにかけてすごく息詰まる展開になるのです。
ラストはマジ怖かった(T_T)
予想はしたけど、想像以上に怖い・・・(T_T)(T_T)
権力を持つ女性っていうのはいつの時代も怖いものです。
08:11  |  その他は行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.04.24 (Mon)

「聖母」 秋吉理香子



聖母 秋吉理香子

幼稚園児が遺体で見つかった。猟奇的な手口に町は震撼する。そのとき、母はー。ラスト20ページ、世界は一変する。『暗黒女子』の著者が放つ驚愕の長編サスペンス・ミステリー

秋吉さんを一気に人気作家に押し上げた1冊かなーと思ってます。
そのせいでなかなか手に取れなかったー。

真琴に関しては最初からずっと(ネタバレにつき反転→)女性だと思っていたし、
他の人と触れ合いたくないということから見ても、某事件の被害者だなと思ってました。

ラスト20ページで世界は一変するってまさかこれか?と思って読んでいたら、
真琴のことが分かったのは確かに後半だけど、まだ20ページ以上はあるよな~。

・・・・と、思っていたら確かに一変したっていうか・・・驚いた。
おかあさん・・・・(呆然)
親は子供を守って当然ではあるが・・・
守りかたが私の遥か斜め上をいってた・・・

行動力があるっていうのはものすごい。
全てにおいて雑すぎるんだけど、
この雑さがかえって気づかれないのかなー。

坂口&谷崎の刑事コンビがよかっただけに勿体ない。
この2人にはまた再登場してもらって今度こそ素晴らしい活躍を期待したい。
09:06  |  秋吉理香子  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2017.04.22 (Sat)

「公家武者松平信平15 魔眼の光」 佐々木裕一



公家武者松平信平 佐々木裕一

三代将軍家光の正室の実弟で、公家から旗本となった鷹司松平信平は、徳川の世終焉を謀る怪商・神宮路翔の企てをはばんだ。だが、神宮路の企ては秘かに備後の山奥の鉄山で進められていた。大量の鉄砲を密造しているのである。信平は、将軍家綱の命により、備後に向かった。信平の義父が藩主の紀州徳川藩の薬込役や将軍直々の公儀隠密も現地に入っている。

14巻の続き~。
で、続いたまま終わった感じ。
まぁいいんだけど。

で、敵キャラの紗那がメインの1冊でした。
信平サイドはあまり目立たずでした。
でも、信平の師匠が登場して、結婚して妻子が出来、
守るものができた故に弱くなってしまった信平を猛稽古するわけだー。

そのシーンをもう少し丁寧に・・・なんて思いましたが、
まぁ作者さんが王道のベッタベタの時代劇ファンのようなので
そういう地味なシーンはカットか・・・
毎回のことながらどこか水戸黄門風です。

あと、読書メーターで2人に1人は書かれますが・・・
表紙が怖いです(笑)
なんでこんな感じになってしまったんだー>信平
05:00  |  佐々木裕一  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.04.21 (Fri)

「あなたのための誘拐」 知念実希人



あなたのための誘拐 知念実希人

「ハヤクボクヲミツケテ」女子中学生を誘拐した謎の犯罪者“ゲームマスター”が課した“ゲーム”に失敗、被害者を死なせてしまったことで、警視庁特殊班の刑事上原真悟は職も家族も失った。それから四年、再びゲームマスターを名乗る誘拐犯が現われる。被害者は女子高校生、身代金は五千万円、警察への通報も指示されたという。そして要求はもう一つ、交渉役は上原真悟にすることー。「ずっと君とまたゲームがしたかったんだよ」と嘯く犯人に、真悟は失いかけていた刑事魂を燃えたぎらせるが…。

こういう「誘拐モノ」ってどこかで読んだような・・・って感じがしますが、それでもテンポが早くて飽きさせないので厚い割には一気に読みました。
東京の人だったら土地勘があるのでさらに楽しめるかもしれない。

途中から「あの人胡散臭いなー」と思ってた人がまさかのゲームマスターでして、
自分で疑っておきながら驚いた(笑)
驚いて、読了して、タイトル見て、変に納得した。
すごく迷惑な犯人です。はい(-_-)

まぁ・・・犯人がこういう人っていうのも時代かなー(←?)
ただ、ゲームマスターの正体についてはやや後出しジャンケンの印象を受けました。
「この情報ここで出す?」とかね。

で、すごく怪しい行動をする刑事がいて、その人犯人かと思ったよ。
ごめんなさいw

最近、末期がんの人が活躍したり、犯罪者になったりする本をよく読みます。
この本も真悟@主人公が余命2~3か月の末期がん患者で・・・
何というか、何というか・・・まぁ自分がたまたま選んだ本がそういう本
なだけだけど・・・普通の健康体の人が出てくる本がいいなー。
05:00  |  知念実希人  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.04.20 (Thu)

「浜村渚の計算ノート 7さつめ」 青柳碧人



浜村渚の計算ノート 7さつめ 青柳碧人

その名もデロス(不可能)・キューブなる立方体に人質が閉じ込められた!開かずの扉をひらくヒントは“(-1)×(-1)”。絶望を抱えたマイナス思考のテロリストに挑む天才少女・浜村渚は、ヒントに隠された「マイナスの魔法」に気が付いた!はたして人質を救う数学的名案を導き出せるのか。数字が爆ぜる全4編+おまけ付き。

【目次】
深夜マイナス1/不可能彫刻の森/プレゼントにリボンをつけて/数学手本忠臣蔵


マイナス思考のテロリストに笑った。
「どうせ~」とか言いながらテロ(^^;)
笑っちゃいます。

今回も渚流に「(-1)×(-1)がプラスになる理由」や「1たす1が2になる理由」を説明してます。
(-1)のほうは分かったような分からないような・・・ってことで理解し切れてないんだよねー。
「1たす1」はルールがあるってことでそういう感じだとわかります。

数学はルールっ!!

毎回この本を読んでると数学勉強したくなって、参考書買おうなんて書いて毎回買わないんだけど(爆)
今回もまた読んでる最中にネットで数学参考書(ただし中学生)を探したけど、
表紙見てるだけでなんか辛くなってやめた(笑)

最初に登場してた敵側のメインキャストが再登場したりして物語も大詰めなのか
それともどう収束したらいいのかわからなくなっているのか謎です(笑)
05:00  |  青柳碧人  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.04.19 (Wed)

「がん消滅の罠」 岩木一麻



がん消滅の罠 岩木一麻

治るはずのないがんは、なぜ消滅したのかー余命半年の宣告を受けたがん患者が、生命保険の生前給付金を受け取ると、その直後、病巣がきれいに消え去ってしまうー。連続して起きるがん消失事件は奇跡か、陰謀か。医師・夏目とがん研究者・羽島が謎に挑む!医療本格ミステリー!2017年第15回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。

このミスだった~(;・∀・)

毎回ミステリーの枠を超える作品を受賞させる頭かしげる賞でしたが、
今回はちゃんとミステリーでした。

しかし・・・どうしても海堂さんの二番煎じというイメージが・・・
特にラスト、「螺鈿迷宮か!」と心で一人ツッコミしてました。

初期のがんなのに、転移して、そして転移したがんが消える。
その謎に夏目とか羽島が挑むんだけど、
やっぱり医療は難しいんだよねー。
先生にへそ曲げられたら患者は死ぬしかないし。
そこが分かっているので先生はいつもえらい(^^;)

しかし・・・手術で初期のがんを切除して、その切除したがんを育ててまた体内に戻して
増やす・・・
そういうことが可能なのかなー。
実際に作者さんはそのようなお仕事に就いているようです。
夏目の立場そのまんまなのかなー。
もしかしたらマウスか何か使ってやっているかもしれないんだけど、
そこのところがどう考えてもしっくりこなかった。

しっくりこなかったというと、ラストの羽島の過去っていうか、
なんじゃありゃ?

まぁ黒幕がそっち方向に手を染めるキッカケだったらしいけど、
物語の終盤になって言われても「なんじゃそりゃ?」としか言えない。
05:00  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.04.18 (Tue)

「セイレーンの懺悔」 中山七里



セイレーンの懺悔 中山七里

葛飾区で発生した女子高生誘拐事件。不祥事により番組存続の危機にさらされた帝都テレビ「アフタヌーンJAPAN」の里谷太一と朝倉多香美は、起死回生のスクープを狙って奔走する。多香美が廃工場で目撃したのは、暴行を受け、無惨にも顔を焼かれた被害者・東良綾香の遺体だった。綾香が“いじめられていた”という証言から浮かび上がる、少年少女のグループ。主犯格と思われる少女は、6年前の小学生連続レイプ事件の犠牲者だった。マスコミは、被害者の哀しみを娯楽にし、不幸を拡大再生産するセイレーンなのか。

終わりはよろしいんだけど、そこにいくまでの多香美にイライラするのです。
何というか、青臭いんだよねー。
2年目の新人で報道になぜか夢と正義感を持ってる。
今どきそういう人いるのかなーと思いながら、上司に恵まれてなんとかやってきた感じ。

こういう人にありがちなのか、変に偏ってながら物事を額面通りにしか取れなくて・・・
と、多香美の悪口言っていたら何行あってもたりないww

そんな中で里田や宮藤、ついでに兵頭などの周りに助けられて・・・って感じです。
報道の在り方ってことですが、
うーん。
難しいよね。
今はSNSもあって報道にとっていい時代なのかどうなのか。
「視聴者」がスマホから録画したものを普通にテレビで流す時代なのでねー。

報道かーと思いながら読みました。

なんか・・・未空さんが気の毒だったわー。
あの娘のフォローは何もないのか・・・(T_T)
05:00  |  中山七里  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.04.17 (Mon)

「さよならは明日の約束」 西澤保彦



さよならは明日の約束 西澤保彦


本好き美少女とジャンク映画フリーク男子が、置き去りにされた謎に挑みます。古い本とドーナッツ、エスプレッソの香りに包まれて。今はもういない、大切な人たちの記憶に触れながら。

【目次】
恋文/男は関係なさすぎる/パズル韜晦/さよならは明日の約束


さわやかな西澤さんだったー(笑)
なんだろう。この不思議な読了感は・・・

別に西澤さんじゃないとこういうのもありかなーと思うんだけど、
酷い時は徹底的に後味悪くするタイプの作家さんなので
素直に終わったので驚いた。

読んでてそれこそ「萌え」とは言わないけれど、ほんわかします。
温かい気持ちになるというか・・・
楽しいです。

相変わらず食べ物描写が素敵で食べたくなりますが、
私はドーナツより大盛のミートソースだな。うむ。

主役の高校生2人がさわやかで、よく考えてみるとそれ以外の大人の人たちはそこそこ薄汚れた感じはしてたな。
そういえば・・・(;・∀・)
05:00  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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