沈黙法廷 佐々木譲東京・赤羽。絞殺死体で発見されたひとり暮らしの初老男性。親譲りの不動産を所有する被害者の周辺には、多くの捜査対象が存在する。地道な鑑取り捜査の過程で、家事代行業の女性が浮上した。しかし彼女の自宅に赴いた赤羽署の捜査員の前に、埼玉県警の警察車両が。彼女の仕事先では、他にも複数の不審死が発生していた―。舞台は敏腕弁護士と検察が鎬を削る裁判員裁判の場へ!無罪を主張する被告は証言台で突然、口を閉ざした。有罪に代えても守るべき何が、彼女にあるのか?丹念な捜査、緊迫の公判。新機軸の長編ミステリー。 やっと読み終わりました~(〃ω〃)
この↑
「無罪を主張する被告は証言台で突然、口を閉ざした」と書いてあるシーンは後半。
こんなに後半部分をBOOKデータベースに書いてもいいものなのか?
と、思いましたけれど物語の重要シーンである裁判のシーンはとてもよかった。
わたし裁判モノ好きなので久々に満足したなー。
でも、裁判シーンじゃない箇所に関してはあれあれ?と思ったりね。
ラストのラストが「え??そっちに持っていくの??」と首をかしげたりね。
そんな、なんというか読者の希望通りにはならないのが世の中なのかもしれません。
相変わらず、「〇〇はこうした。」「▽▽だった。」というぶつ切り口調で、
しかも女性の名前はいつもフルネームで描写。
このクセ独特で読んでる最中から気になってくる。
でも、ここまで厚いと途中から「山本美紀」の連打でおかしくなってきましたが(笑)
裁判を傍聴したことのない弘志視点での描写がよかったです。
実際のところ傍聴できる確率ってどのくらいあるんでしょうね。
いつか私も何かの裁判を傍聴してみたいなと思ってしまった。
ただ、山本美紀にそれほど魅力があるとは思わないんだけどな。
まぁ・・・そこは美紀と出会った状況が状況だからなのかなーーー。