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2016.05.31 (Tue)

「羊と鋼の森」 宮下奈都



羊と鋼の森 宮下奈都

ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。

本屋大賞~。
結局興味本位で手に取りました(^^;)

いい本でした。
いい話っていうのか、心がほんわか温かくなるというか染み入るというか。

ピアノの調律師の話なんだけど、試行錯誤しながら頑張っていくワケですよ。
新人だからこその苦悩とかジレンマもあったり。
でも、あまりジタバタしてるように見えず、淡々と頑張っていくようにも見える。

実際はかなりあがいているんだと思うんだけど。

しかし相変わらずいい人しか出なくてちょっとつまらないところもあった。
まぁいい先輩たちに恵まれたんだねーと思ったけどね。

ただいい話でした。
大切に大切に1つの仕事を頑張らなくては。
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2016.05.30 (Mon)

「叛徒」 下村敦史



叛徒 下村敦史

新宿署の通訳捜査官・七崎隆一は、正義感から義父の罪を告発したが自殺に追い込んでしまい、職場でも家庭でも居場所がない。歌舞伎町で殺人事件が起きた直後、息子の部屋で血まみれのジャンパーを発見した七崎は、息子が犯人である可能性に戦慄し、孤独な捜査を始めるがー家族を巡る贖罪の警察小説は、衝撃の結末を迎える。新乱歩賞作家、2作目の警察小説

この流れの展開からラストの読了感の良さにもってくるってすごいなーと。
結構強引な展開でもありましたけど、うまくまとめたなーとある意味ビックリしました。

主人公の七崎にとても違和感がありまして。
なんなの。と。
息子のためならそうするのか。それは正しいのか??やっぱり親なのか??
なんて思ってたんですけどねー。

でも、先が気になるのでサクサクと読みました。

オミヤと呼ばれる「田宮」という刑事がいるのですが、その田宮がなんというか
気の毒でならなかった。
彼を主役にした物語があってもいいかもしれない。
09:10  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.05.26 (Thu)

「メビウスの守護者」 川瀬七緒



メビウスの守護者 川瀬七緒

バラバラ死体の「虫の知らせ」がおかしい!東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定される。なぜ遺体の死後経過と「虫の知らせ」が一致しないのか!

シリーズ4作目だった・・・( ̄▽ ̄;)
3作目を飛ばしてしまった―。
でも、読んでいる限りでは全く影響はなかった。
岩楯の私生活に変化があったくらいで、赤堀とどうのこうのってことはなかったみたい。

私は今まで赤堀せんせーを「心優しき天然の法医昆虫学者」だと思ってましたが、
どうやら「やられたらやり返す」性格も持っていたらしい。

天然ではなかったのか・・・?
しかも、反撃がピンポイントにイヤな所をつきます(笑)

今回も面白く、今回もなぜか赤堀が危険な目に遭う。

また3作目に戻って早く読みたいところです。
こんな個性的でステキ~なキャストですが実写化されても絶対見ないと思う(笑)
08:51  |  川瀬七緒  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2016.05.24 (Tue)

「ライオンの歌が聞こえる」 東川篤哉



ライオンの歌が聞こえる 東川篤哉

湘南の片隅に、見た目も実力もNo.1の名探偵がいるー舞い込むのは風変わりな依頼ばかり。「生野エルザ探偵事務所」本日も、来る者拒まず営業中!“ライオン探偵”エルザと天然ボケの助手・美伽が挑む厄介な事件ー「家出した亀の捜索中に殺された銀行員が靴下を奪われた理由とは」「老婦人を轢いた犯人はなぜ珈琲をかけて逃げた?」「元カレと永遠の愛を誓って湘南平に取り付けた南京錠を外して」「深夜のビーチで正面衝突したフィアットはどこへ消えた?」すべては依頼人のために。最強タッグが真相を追う!

【目次】
亀とライオン/轢き逃げは珈琲の香り/首吊り死体と南京錠の謎/消えたフィアットを捜して


東川さんの本も面白いんだけど続けて読むと飽きてくる(笑)
そういう欠点があることに気付いた。

前作と間を開けないで読んだせいか、最後のほうになるとダルダルでした(^^;)

終業チャイムは缶ビールを開ける音。
という楽しそうな2人の探偵のお話。

一番面白いと思ったのは亀かなー。
最後のほうになるとダルダルになったので、終わり2つの話はイマイチでした。
残念。

やっぱり東川さんの本はほどほどな間隔で読むべきだと違う方向の感想でした。
08:39  |  東川篤哉  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.05.23 (Mon)

「シンクロニシティ」 川瀬七緒



シンクロニシティ 川瀬七緒

東京・葛西のトランクルームから女性の腐乱死体が発見された。全裸で遺棄された遺体は損傷が激しく、人相はおろか死亡推定日時の予測すら難しい状態だった。捜査一課の岩楯警部補は、若手刑事の月縞を指名して捜査に乗り出した。検屍を終えてわかったことは、死因が手足を拘束されての撲殺であることと、殺害現場が他の場所であると思われることの2点だった。発見現場に蠅とウジが蝟集していたことから、捜査本部は法医昆虫学者の赤堀涼子の起用を決定する。赤堀はウジの繁殖状況などから即座に死亡推定日時を割り出し、また殺害状況までも推論する。さらに彼女の注意を引いたのは、「サギソウ」という珍しい植物の種が現場から発見されたことだった。「虫の知らせ」を頼りに、法医昆虫学者が事件の解明に動き出した。

虫の専門家、赤堀先生シリーズ第二弾です。

相変わらずユニークな先生なのでとても楽しい。

死体に付いた虫(っていうか殆どウジ虫)によって死亡時刻やら死亡した場所やら何やら全部わかってしまう。
虫って偉大!!

そして赤堀せんせーはもっと偉大(笑)

相変わらず楽しいんだよなー。
一体どんだけ虫が好きなんだろう。と思います。
今回も岩楯刑事とのコンビがいい味だしてます。
今回の岩楯刑事の本当の相棒も少しひねくれた男であったけど
世の中を斜に構えているっていうか。

しかしその相棒はただのさみしがり屋でかまってちゃん???
まぁ何よりです。

ただ、赤堀せんせーの偉大さと実際の殺人事件の動機がなんかチグハグでした。
やっぱり赤堀せんせーの不思議さが強すぎて(笑)

第三弾も読むぞ!
と思ってたら間違って手元にあるのは第四弾(^^;)

第三弾を読まないと意味わからないじゃないかっ!!
っていう内容じゃなければいいのですが。
08:30  |  川瀬七緒  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.05.21 (Sat)

「ラストフロンティア」 楡周平



ラストフロンティア 楡周平

いよいよお台場に建設されるカジノ場の企画運営を任されたチームは、政府の楽観的な計画を信用せず、世界のどこにもない「おもてなし」カジノを実現すべく奔走する。キーワードは「飲む・打つ・買う」。ニッポンが世界に誇る美食と、エキゾチシズム満点の賭場、そして極上の風俗サービスである。前例主義と省益を振りかざす官僚どもを打ち負かし、夢のカジノは果たして誕生するのか?


主人公の杉田が「クズ」という事で採用されたのですが、
それほどクズでもなくてー。
なんかもっとクズだったら面白かったのにと思った次第です。

確かに女の人にはだらしなかったかもしれないけど
それ以外では割と普通。っていうかかなりの常識人でした。
杉田に比べると柏木のほうがはるかに強烈な個性の人です。

お台場にカジノを作るために頑張る彼らですが、
日本ならでは・・・ってことで「丁半」を推していくワケです。
「丁か半か」って昔よくテレビの時代劇で見たなー(´∀`)
日本にとっては「懐かしの・・・」もしくは「やくざの・・」となるところを
外国の人にとっては目新しく映るワケです。
それをどう官僚たちに認めてもらうかっていう腕の見せ所だったのですが、
さきほども書きましたが主役がイマイチ常識人だったのでなんというか・・・
もう少しトリッキーな戦い方を見たかったという気持ちです。
05:00  |  楡周平  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.05.20 (Fri)

「ライオンの棲む街」 東川篤哉



ライオンの棲む街 東川篤哉

27歳の美伽は東京でのOL生活に夢破れ、地元・平塚市に帰ってきた。それを聞きつけた高校時代の友人・エルザから「ウチの仕事を手伝え」との誘いが。就職難の昨今、「友情バンザイ…!!」とはりきって訪れた雑居ビルには『生野エルザ探偵事務所』の看板…。10年ぶりに再会した旧友は、“名探偵”に成長していたのだった!!

【目次】(「BOOK」データベースより)
女探偵は眠らない/彼女の爪痕のバラード/ひらつか七夕まつりの犯罪/不在証明は鏡の中/女探偵の密室と友情


東川さん独特のバカバカしい笑いはあるものの楽しく読みました。
東川さんの作品で女2人が活躍するってあまりなかったので珍しさもあったけど。

軽く読める本なので、読み終わった後にこれと言って書くべき感想を探すのに戸惑い、
ブログアップまで1日経ってしまったのはそういう訳でございます。
読み終わって心に残ったのが「おおよそロングビーチ」とかそういう全く本編に意味のないことばかりで(笑)

最後の話はいろいろと苦しそうな展開ではありました。
かなり無理があるのでは・・・とも思ったけど(^^;)

凝りすぎトリックが東川さんの持ち味ではないかと思ってます。
05:00  |  東川篤哉  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.05.18 (Wed)

「炎の塔」 五十嵐貴久



炎の塔 五十嵐貴久

銀座のランドマーク「ファルコンタワー」。高さ450メートルを誇る日本一の超高層ビルが完成した。オープンの初日、タワーには震災を生き抜いた親子、重病を克服した夫婦、禁断の恋に落ちた教師と女子高生、離婚問題に直面する夫婦など、様々な事情を抱える人たちが訪れていた。そんな彼らに未曾有の大火災が襲いかかった。通称“ギンイチ”銀座第一消防署の若き女性消防士・神谷夏美は猛威をふるう炎の中、死を賭した任務に出動するがー。完璧だったはずの防火設備はなぜ破綻したのか?最上階に取り残された人々の運命は?想像を絶する焔と人間の戦いを描く極上エンターテインメント!

超好み(´∀`)

パニック小説です。
オープン初日にいきなり火災ww

酷い展開で気の毒かと思いますが、自業自得のビルオーナーでございます。

もうありとあらゆるオンパレード。
最初はボヤで消火器で消せる程度だったので、消火器の所在を聞くと
「ありません」
という。なぜなら「このビルは最新設備で最新の材料を使っているので火事は起きないんだ。」
起きるわけがないという。
もうね。意味が分からん。
では目の前の火はなんなんだ。っていう人たちを説得しながら火を消して避難させたいと思う消防士たちですが、ビルのオーナーは「火事?そんなものは起きるはずがない。何かの間違いだ」と聞く耳を持たない。

で、そうしている間にも火はどんどんと・・・っていう感じ。
そして最新設備も実は・・・ってことで途中からはもうページをめくる手が止まらないという感じでした。

とても面白かった。
お気に入りの1冊です。

主人公の夏美にあまり魅力を感じませんでしたが、
悪役が本当にわかりやすい悪役でスッキリしましたね。いろいろ。
ただ、お客さんの中でも素敵な人が沢山いて。
お客さんの中でも明暗分かれてしまった人がいましたが。
ちょっと悲しい気持ちにもなりました。
08:30  |  五十嵐貴久  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2016.05.17 (Tue)

「教場2」 長岡弘樹



教場2 長岡弘樹

怪物じみた切れ者刑事は、なぜ教官に転じたのか?君には、警察学校を辞めてもらう。“退校”宣告から執行までのタイムリミットは一週間。風間教場に編入された不運を呪いながら、己と闘え。大ヒット警察小説、新章突入!

1がたいそう評判がよく、2を書いちゃいました。

・・・かな。

面白かったですけどね。
ただ、1の衝撃に比べるとねー。どうしても展開がわかるので。
しかし、こうやって学校の時点でかなり振り落とされる割には
警察になってもダメなヤツはダメなのかねー。

風間のやり方は厳しいなーと思います。
まぁ、今その厳しさに慣れておかないととても現場には出られないんだろう。
警察じゃない私の視点でありますが。

しかし、最後の人の話。
あなたなんなのーーー???
そういう展開なの??
なんでーーーー???
結構ビックリした。
そういう事なのかと。
だったら桐沢なんて可愛いものじゃないか。

まぁなんだかんだで楽しく読みました。
05:00  |  長岡弘樹  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.05.16 (Mon)

「水鏡推理」 松岡圭祐



水鏡推理 松岡圭祐

正義感を発揮するあまり組織の枠を越え暴走してしまう文科省一般職ヒラ女性職員・水鏡瑞希。役所は彼女を持て余し、研究費不正使用を調査する特別チームに配属する。税金を掠め取ろうとする悪者の研究開発の嘘を見破れるか?抜群のひらめきと推理力を持つ美女公務員の下克上エンタテインメント!

妹が貸してくれましたが、貸す際に
「すごーーーく面白くなかった」
と、言って貸してきました(笑)
面白くない本貸すなよ。と思いましたが、読んでみると万能鑑定士みたいな作りでした。

戦う相手が国の組織だからか莉子じゃちょっと無理かなってことで、主役女子を国家公務員にしたのかなーと思ったくらい。
喋ってること莉子と一緒。

読んでみるとなかなか笑えない箇所もあり。
国から予算をもらうために、何度も実験&検証をして「どうだ!!」と言って見せるのだけど、そのねつ造の仕方があまりのも稚拙で泣けてくる(TдT)
こんなの本当にあったら税金の無駄遣いなんてものではないです。

この作家さんは時事ネタを書くのでどこまでが本当でどこからが小説なのか怪しいところもあります。
でも、今回はさすがに三菱を四菱と書くくらいの気持ちはあったらしい。
平気で「三菱」とか書きそうな作家さんなので(笑)

最初敵対してた南條と牧野があまりにもいい人になってしまって肩すかしでした。
そこはそれでいいの??
05:00  |  松岡圭祐  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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