2016年03月 / 02月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫04月

2016.03.31 (Thu)

「東京クルージング」 伊集院静

東京クルージング


こちらの地方紙で連載していた新聞小説「東京クルージング」が30日最終回を迎えました。



が!!!



なんなんこれ??

という印象がぬぐえない。

っていうか、ナオキから電話が来てミカエとともに逃げるヤスコ。
取るものもとりあえず逃げた先のビジネスホテルで
「あ!!何よりも大切にしてた母の形見のロザリオがない!なんてことだろう。家に忘れてしまった」
となり、窓だか鏡を見ながら自分の過去を思い返し・・・


そして・・・





終わった(。・ω・。)






えーーー???
ロザリオはどうした。ナオキはどうした。

まぁ本になるころには加筆修正するんだろうけど、リアルタイムで小説読んでた私としてはただただ驚くばかり。

驚くと言ったら驚くほど受け身の姿勢で生きてきたヤスコ。
同じ生物分類上の「女」という意味でいけば、彼女の生き方やり方、考え方。
全く同調することも同情することもない。
自分の意思とか気持ちとかないのかと朝から読んでて腹が立ちました。

明日からは唯川恵さんの小説がスタートです。
「まぁ朝からドロドロ??」と思いましたが、山ガールの話だそうです。
唯川さんの山ガール小説。
楽しみです(^^)
05:00  |  新聞小説  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2016.03.30 (Wed)

「147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官」 川瀬七緒



147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官 川瀬七緒

炭化した焼死体の腹部から、異様な「虫の塊」が見つかった。難事件に際し警視庁は、法医昆虫学者・赤堀の起用に踏み切る。死体の周りの虫から犯行を分析するという、日本初の捜査方法とは。

とても面白かったです。
登場人物がユニークだと読んでて楽しい。

BOOKデータベースによれば『異様な虫の塊』って内臓に群がるウジの塊なんだけど、
赤堀昆虫博士の目にかかれば
「お皿に載ってると焼きおにぎりみたい。うふ」
という感性の持ち主。

そして、それを昼休み(食後)に普通に読むわたし。うふ。

わたし個人としてはウジの習性なんて本当に心の底からどうでもいいんだけど、
物語的にはとても面白く読みました。
遺体に群がるのは虫だ。ウジだ。害虫だー。
何よりも勤勉に語ってくれているようです。
私はわかりませんが。

シリーズ化してるから次を読むのも楽しみです。

犯人に関してはなんかとってつけた感じがありますが
まぁ仕方ないかなーという印象もあります。
最初に登場してた人物の扱いが結構雑だったような気もします。
05:00  |  川瀬七緒  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.03.29 (Tue)

「真実の10メートル手前」 米澤穂信



真実の10メートル手前 米澤穂信

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める…。太刀洗はなにを考えているのか?滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執ー己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。日本推理作家協会賞受賞後第一作「名を刻む死」、本書のために書き下ろされた「綱渡りの成功例」など。優れた技倆を示す粒揃いの六編。

面白かったです。
米澤さんは短編のほうが話がしまって上手。
キレがあるとでもいいましょうか。

全部太刀洗万智が登場してました。
「さよなら妖精」だったり「王とサーカス」に登場してた太刀洗さんですが、
イマイチ人物像がつかめません。
そこそこしっかりしてて隙のない人かなと思いますが。

「名を刻む死」などはなかなか皮肉が効いているというか
人のね、イヤなところとかよく表れてたしこういうのうまく書くんだなーと
思いましたが。

やっぱり主役の人物像がよーわからんというのは、読んでてもどかしいところがありました。
05:00  |  米澤穂信  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.03.28 (Mon)

買った本 3月20日 ※追記(3/28)

本屋さんに行くと手ぶらで出ることが殆どないです(^^;)

「化学探偵Mr.キュリー 4」 喜多喜久



シリーズ4冊目。
今回はあのヘンテコな三角関係を維持することになってしまった、剣也が登場するようなのでどうなるのか楽しみでもあり、心配でもあります(笑)
化学の知識はサッパリ備わりませんが、気軽に読める本だと思ってます。

「このたびはとんだことで」 桜庭一樹



奇譚集と書いているし、文庫オリジナルだよね・・・?
ってことで、文庫⇒図書館には手に入らない。がこちらの風習なので買いました。
桜庭さんが書く奇譚集。
とても気になります。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

<追記>

「このたびはとんだことで」は「桜庭一樹短編集」を改題したものです。
2013.11月に私は読了済みでして。
超~超~ショックです。
裏表紙にもなーーーにも書いてないし。
真梨幸子さんの「更年期少女」ですら文庫本になったときにちゃんと裏表紙に書いてたのに。
なんかなんか納得いかないっ!!
09:06  |  買った本のメモ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.03.28 (Mon)

「シャーロック・ホームズの不均衡」 似鳥鶏



シャーロック・ホームズの不均衡 似鳥鶏

両親を殺人事件で亡くした天野直人・七海の兄妹は、養父なる人物に呼ばれ、長野山中のペンションを訪れた。待ち受けていたのは絞殺事件と、関係者全員にアリバイが成立する不可能状況!推理の果てに真実を手にした二人に、諜報機関が迫る。名探偵の遺伝子群を持つ者は、その推理力・問題解決能力から、世界経済の鍵を握る存在として、国際的な争奪戦が行われていたのだ…!

話の意味が少しわからないのと、これに登場する辰巳と直人がとてもイヤなので
自分としては微妙~~~~~な1冊となりました。

やっぱり登場人物を好きにならないと話にのめりこめないのもあるんだけど
この直人という男が
「妹が」「妹が」
と、始終言ってて、だったら妹のために何かやっているのかというと
そうでもなく、いったい何なの???と思ってしまうただの平凡な男。

妹は実は賢いんだけど、親を殺されたショックで口がきけなくなってしまった
という状態で、でも、どんくさい兄のために一生懸命頑張ってる姿に(TωT)

他の登場人物もクセが強すぎてちょっと・・・
似鳥さんの他の作品・・・葉山くんのシリーズだったら好きなので
新しいのがでたらホイホイと買うけど、
これは・・・1冊で終わるかもしれない。

・・・終わる気がする( ̄∇ ̄;)
05:00  |  似鳥鶏  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.03.26 (Sat)

「我が家のヒミツ」 奥田英朗



我が家のヒミツ 奥田英朗

どうやら自分たち夫婦には子どもが出来そうにない(『虫歯とピアニスト』)。同期との昇進レースに敗れ、53歳にして気分は隠居である(『正雄の秋』)。16歳になったのを機に、初めて実の父親に会いにいく(『アンナの十二月』)。母が急逝。憔悴した父のため実家暮らしを再開するが(『手紙に乗せて』)。産休中なのに、隣の謎めいた夫婦が気になって仕方がない(『妊婦と隣人』)。妻が今度は市議会議員選挙に立候補すると言い出して(『妻と選挙』)。どこにでもいる普通の家族の、ささやかで愛おしい物語6編。

【目次】
虫歯とピアニスト/正雄の秋/アンナの十二月/手紙に乗せて/妊婦と隣人/妻と選挙


よかったです。
どの話も好きだけど、「虫歯とピアニスト」が特にいい。
大ファンのピアニストが自分の勤める歯医者に来たという。
ファン心理がユニークで面白かったし、この話の旦那様がものすごーーくいい人だったしで
とても面白かったー。
どの話も良かった。
なんっていうか、いまドキの家族の微妙~~~な距離感が出てました。

付かず離れずの距離でいることが家族であることかなーと。
こういう距離感はわたし好きですねー。

「手紙に乗せて」も好きです。
ダンナの会社の同僚がそういうことになってしまいまして。
話を聞いているだけでも辛そうです。
やっぱり当事者じゃないと分かりあえないことってあるんだろうなと思います。
05:00  |  奥田英朗  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.03.25 (Fri)

「孤狼の血」 柚月裕子



孤狼の血 柚月裕子

昭和六十三年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが…。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていくー。

これを女性作家が書いたっていうんだから凄い。
モロやくざ。
やくざさん万歳。の世界です。
「警察小説」とはいうけれど、大上そのものがもう殆どヤクザ(笑)
マル暴とはよくいったもので、もうそのまんまな登場の仕方でした。

その大上の下につくことになった日岡ですが、もう振り回されっぱなし。

この手の本は久々だったので、面白く読みました。
本当に久々だなー。
柚月さん、こんなハードな話も書くのかと驚きましたが。

話は意外な展開を見せるが、日岡に関してはやや予想通りでした。
だろうねーーーーーーーーーーーーーーーー。

ただ、ヤクザが沢山登場してたもので、誰がどの組の人なのか少し混乱しました。
そのくらいヤクザヤクザでしのぎを削る人ばかり。
男の世界も大変だなーと思うのでありました。


line16px_heart1_03.gif

朝、会社に来て愕然。

間違って2冊同時にアップしてたーーー(。>(ェ)<。)エエェェェ

これは明日の予定だったのに、予約投稿の日にちを間違ってしまったのデス。

なんか、とてもとても勿体ないですが、本日2作掲載しておりますので、

↓の本もよろしかったら見てやってくださいm(__)m

05:00  |  柚月裕子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.03.25 (Fri)

「化学探偵 Mr.キュリー 4」 喜多喜久



化学探偵Mr.キュリー4 喜多喜久


大学で暗躍する『互助組合』の謎。反応を掻き混ぜる以外に使い道のない“スターラー盗難事件”。切断された銅像と雪の上の足跡。そして今回、Mr.キュリーこと沖野春彦がなんと被害者に!?この事件の謎に立ち向かうのは、イケメン俳優にして「春ちゃんラブ」の美間坂剣也。沖野リスペクトによる化学的知識を駆使して新たな名探偵となれるのか!?

【目次】(「BOOK」データベースより)
化学探偵と猫騒動/化学探偵と互助組合の暗躍/「化学探偵」の殺人研究/沖野春彦と偽装の真意/七瀬舞衣と三月の幽霊


ほんのちょっとだけ2人の仲が進展しました。

最後の話⇒同日に沖野と舞衣がそれぞれ遭遇した事件。
面白かったです。こういう動機ってありそうだねーーー。
ちょっと小賢しいタイプっていうのはそうなんだ。
でもって、うまく自己表現が出来なかったりするとね、最終的に
「何をどうしたかったワケ??」と、犯人に突っ込みを入れたくなる。


今回登場した化学物質。
塩カルは雪国に住む人だったら普通に思い浮かぶ必需品ですが(我が家にもありますし)
それ以外の化学製品に関しては、何書いているかさっぱりわかりませんでした(笑)

理解できたら面白いんだろうなーと思うのですが、
本当に理科が苦手なもので、もう不思議な記号でしかないww
05:00  |  喜多喜久  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.03.24 (Thu)

「江ノ島西浦写真館」 三上延



江ノ島西浦写真館 三上延

江ノ島の路地の奥、ひっそりとした入り江に佇む「江ノ島西浦写真館」。百年間営業を続けたその写真館は、館主の死により幕を閉じた。過去のある出来事から写真家の夢を諦めていた孫の桂木繭は、祖母の遺品整理のため写真館を訪れる。そこには注文したまま誰も受け取りに来ない、とごか歪な「未渡し写真」の詰まった缶があった。繭は写真を受け取りに来た青年・真鳥と共に、写真の謎を解き、注文主に返していくがー。

え・・・?

というなんというか、まことに中途半端な一冊でございました。

祖母の遺品整理のために、横浜から江ノ島に母と行くことになったんだけど
母は行くことが出来ず、自分だけでやることになった繭ですが、
そこに見知らぬ近所の男が登場して、一緒に遺品整理するって私無理。
そんな知らない男と日中とはいえ、2人で遺品整理???
考えられませーん。

っていう、不可思議な展開の元、未渡しの写真が出てくる。
基本的にご近所なので、簡単に手渡せるけれど、
なんでそれがミステリーなのか・・・?

まぁ秋孝(見ず知らずの男)の謎もあったり、幼馴染で現在失踪中の琉衣の謎もあったりしたけど、繭も含めて登場人物が本当になんというか、一貫性がないのかなんなのか。

繭が一番不思議だ。
なんだかつかめなかった。
本当につかめなかった。
05:00  |  三上延  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.03.23 (Wed)

「モノクローム」 乾ルカ



モノクローム 乾ルカ

母さんが僕を捨てた理由。僕の、これからの生きる道。答えは全部、碁盤の上にある。暗闇の中に切なさがこみあげる青春囲碁長編。

読み終わってみて、なんで母親が自分を捨てたのか。
とかなんとか書いているけど、何をどう良心的にとらえたって最悪の母親じゃないの。
ありえない。

結果的に最初から親としては生きられなかった人であって、
そういうところから、駄々っ子にしかみえない慶吾のような大人ができる。

香田がいないと今ごろ死んでるんじゃ??というくらい濃密な友情関係で、
危うく「そっち系??(BL)」と焦りそうになった(笑)

囲碁はねー。
さっぱりわかりません(^^;)

ただ、慶吾も大きな声でワンワンと泣きたかったんだろうなとは伝わりました。
本当に人付き合いの出来ないそういう人でありながらも、
香田と知り合い、ようやく人間らしくなっていった感じがします。
そういう意味では、香田は本当によくできた人間だなと思います。
ちょっと距離感が近いような・・・という気はするけど、
慶吾みたいな人間にとってはいいのかもしれない。
05:00  |  乾ルカ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP |  NEXT