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2016.01.30 (Sat)

「家日和」 奥田英朗



家日和 奥田英朗

ずっと外にいた夫の王国か。ずっと家にいた妻の城か。ビター&スウィートな“在宅”小説。

【目次】
サニーデイ/ここが青山/家においでよ/グレープフルーツ・モンスター/夫とカーテン/妻と玄米御飯


サッパリとした本だった。
荻原浩さんっぽいところもあったけど。
っていうか、荻原さんが書きそうな題材だー。

お気に入りは別居して、奥さんが自分が買った家財道具を一切合財持って行ったために
家具を一から買いなおさなくちゃいけなくなった男性が、カーテン1つからどんどんと
家財道具を買っていき、すっかり男の城になるという話が好きだったー。
やっぱり男の人だって自分の城が欲しいよね。と

うちのダンナさんは農作業小屋の一角に自分の城を作り、
普段は私より早く帰り、私が帰ると必ずそこにいます。
夏だろうと冬だろうと(笑)
元々手先の器用な人だからどんどんと城にしていく様はこの本を読んでいるようでした。
ただ、うちのダンナさんはお金をかけず、頭と手先を使って城にしてますが。

あと、会社が倒産して奥さんが働きに出て、自分は主夫になる話。
やっぱり男性の方がこだわりが強い分、料理とか作りそうだよなーと思ったり。

女目線の私から読んでも「生き生きとしてるな」と思いました。

ただ、「カーテン屋になる!!」といきなり会社を辞めてきた男だけはご勘弁(笑)
ちょっとそういう人とは一緒に暮らせない。
心配で死ぬww

楽しい気分転換になる1冊でした。
このシリーズ他に2冊あるので楽しみ。
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2016.01.29 (Fri)

「ヒクイドリ」 古野まほろ



ヒクイドリ 古野まほろ

山蔵県内で交番連続放火事件が発生。山蔵県警では犯人確保の目途が立たない中、警察庁のエリート諜報機関アサヒにタレコミが入る。それは、放火犯は警察官であり、しかも警察庁が最重要視するスパイマスター「アプリコット」の手先だという。アサヒは、アプリコット確保の好機と捉え独自に放火捜査に乗り出す。時を同じくして、密かに動き出した組織があったー警察庁長官直轄の秘密警察、通称・警察庁図書館。存在すら極秘にされたこの組織も、アプリコット排除と別の特命で動き出し…警察内スパイの黒幕は誰だ?そして、それぞれの思惑が複雑に絡み合った先に待つ衝撃の結末とは?

作者さんが東大の法学部卒だそうです。
超エリートなのになんで作家やってるんだろう??

そういうのもあって、設定とかは面白いと思うんだけど
下々の者にもわかるように書くのは下手なのかも。

凄く難しく書いてるし、簡潔にしてない。
わざとかもしれないけどそのせいで面白味に欠ける。

テンポが悪いんだよねー。
だから「なんでそうなるの??」と思って読んでいたのに
ラストになったら更にそう思った。

一体なんだったんだ・・・(´_ゝ`)

と、そう思う1冊となってしまいました。
作家さんの中では「どうだ!!驚いただろう!」という雰囲気がひしひしと
伝わってきてこれもまた・・・ねぇ。

微妙な1冊になってしまった。
もう少しテンポのよい小説を求む~。

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2016.01.28 (Thu)

「Rのつく月には気をつけよう」 石持浅海



Rのつく月には気をつけよう 石持浅海

湯浅夏美と長江高明、熊井渚の3人は大学時代からの呑み仲間。毎回誰かが連れてくるゲストは、定番の飲み会にアクセントをつける格好のネタ元だ。酔いもまわり口が軽くなったところで盛り上がるのはなんといっても恋愛話で-小粋なミステリー短編。

【目次】
Rのつく月には気をつけよう/夢のかけら麺のかけら/火傷をしないように/のんびりと時間をかけて/身体によくても、ほどほどに/悪魔のキス/煙は美人の方へ


この本は酒飲みにはたまらない(ノ∀`)

前に読んだ座間味くんの話もだけど、石持さんのお酒が絡む話は好きだっ!!!
ミステリーになるとなんだかワケわからなくなるんだけどこういうのは好きです。
まぁこれは酒飲み(私のこと)が引き寄せられるだけでしょうが。

つまみは大したことはない。
割と一品でいくというか。
生ガキオンリー。
チキンラーメン丸かじりオンリー。
銀杏オンリー。

食事に関しては全く心ときめきませんが、お酒がいちいち豪華(笑)
で、やっぱり酒のつまみは人の話でしょー。
ということで、ゲストを呼びお悩み相談かと思いながらも実は日常の謎があって
それを長江が解決するというパターンです。

途中から違和感を感じる部分があって、
「あぁ。きっとこの3人の中のあの人はきっとあっちなんだ」と思っていたら
その話はラストで実は私が考えてた通りだったのですが
そういうオチにしたか。

乾くるみさんか!!

と突っ込みたくなった。

にしてもいいな。楽しそうだな。
私はこう見えても料理をします。
きっと本ばかり読んで、料理なんかしてないんじゃないかと思っているでしょうがw
でも、それもひとえに美味しいお酒を飲むためなのだ(〃ω〃)
美味しく飲むためならそこまでいく努力は本当に惜しみません。
そういう意味では私はこの3人となんら変わりはないかも。
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2016.01.27 (Wed)

買った本 1月23日

「本当にクリスティが読みたいんだ!!」

と、力説したので久々に本を買いましたー。
最近あまりモノが買えなくなってきたのでここら辺でちょいと奮発。

「菩提樹荘の殺人」 有栖川有栖



単行本が出た時点で欲しかったのですが、有栖川さんの本って結構文庫落ちするのが早いのです。
特に「火・アリ」シリーズは。
なのでじっと文庫を待ってたらやっぱり早かった。
でも、ずっと買ってたので「もしかして単行本持ってたりして??」と脅えながら買いましたがやっぱり持ってなかった。よかった(笑)

「街の灯」「瑠璃の天」「鷺と雪」 北村薫

      


元々は直木賞をとった「鷺と雪」が読みたかったのですが、
シリーズものの3作目ということなのでやっぱりそれだけ読むと気持ち悪いし(笑)
1、2作目も一気に買いましたー。
割と薄い本ですね。
これだったら一気に読めます。

「白昼の悪魔」 アガサ・クリスティ



今回大本命のクリスティさんですが、結局1冊しか買わなかった。
まぁ1冊読んだらこのモヤモヤはスッキリするだろう。
楽しみです。

「美女と竹林」 森見登美彦



読メを見ると「エッセイ」だという人もいれば「SF」だと書く人もいる。
モリミーの日常はSFなのか。
謎多き作家さんですが楽しみです。
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2016.01.26 (Tue)

「誘拐」 五十嵐貴久



誘拐 五十嵐貴久

歴史的な条約締結のため、韓国大統領が来日する。警察が威信をかけてその警護にあたる中、事件は起きた。現職総理大臣の孫が誘拐されたのだ。“市民”を通じて出された要求は、条約締結の中止と身代金30億円。比類なき頭脳犯の完璧な計画に、捜査は難航するー。鮮やかなラストに驚愕必至のクライム・ヒューマンサスペンス。

以前、自分のブログで大絶賛してたこの本。

「どうして私はこんなに大絶賛してるんだろう??」

と、読んだ本の内容ははるかかなた遠くに行ってしまったため再読。

面白かったです(^^)
「贖い」に登場してた星野サンが登場してましたが、こちらは影が薄かったですね。
「贖い」みたいに登場するのかと思ってましたら、やっぱり警察の上下関係がモノを言うのか。

この総理大臣と言うのが本当に読んでていけ好かない奴で。
こんなのが日本のトップなのかと思うと気が遠くなります(笑)
その総理の孫が誘拐されまして。
総理の怒り狂う姿が 「ざまぁ・・」と言いたくなるくらいです。
もう公私混同というか、なにを優先すべきかどんどん衰弱していく総理。
まぁねーーー。そりゃそうだろ。

で、誘拐して総理サイドに要求をするやり方っていうのがちょっと面白い。
こればかりは神頼みというか、確率がモノを言うというか、100%ではないのだけど
だからこそ「数」なんだろうけど。

この本は一気読みでした。
大体の仕組みみたいなのは気づくんだけど(2回読んでるし)、それでも楽しめた1冊です。
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2016.01.25 (Mon)

「モノグラム殺人事件<名探偵ポワロシリーズ>」 ソフィー・ハナ



モノグラム殺人事件 ソフィー・ハナ

名探偵エルキュール・ポアロは、お気に入りの珈琲館で夕べのひとときを過ごしていた。灰色の脳細胞の束の間の休息。そこへ、一人の半狂乱の女が駆け込んできた。どうやら誰かに追われているようだ。ポアロが事情を尋ねると、女の口からは意外な言葉が。彼女は殺される予定だというのだ。しかも、その女ジェニーは、それは当然の報いであり、殺されたとしても決して捜査はしないでと懇願し、夜の街へと姿を消した。同じ頃、ロンドンの一流ホテルで三人の人間が殺害された。すべての死体は口にモノグラム(イニシャルの図案)付きのカフスボタンが入れられていた。ジェニーは被害者ではなかったが、関連を嗅ぎ取ったポアロは、友人の刑事キャッチプールとともに捜査に乗り出すのだった。名探偵ポアロ・シリーズ公認続篇!

面白くなくて途中で読むの飽きちゃって(笑)

飽きながらも全部読んだのですが疲れちゃって今度はブログアップが面倒で(爆)

そんな1冊でした(。・ω・。)すまぬ。

図書館で「クリスティ読みたいな」と思っていたのですがあまりにも昔の本になると図書館にもおいてなくて。
資料室に取りに行かせるのも申し訳ないし~と思っていたらこの本を発見。
アガサクリスティ社公認」のポワロの話です。
公認とあったらどんだけ面白いんだろう。とワクワクしながら読んだのが運のつきでございました(。・ω・。)

本物には敵いませーーーーーーーん。

なんか話が回りくどい。
これは後ろの解説の方も書いてました。
クリスティだったらもう少しテンポがいいのに。と思うのです。

この本を読んだ後強烈に本物のクリスティが読みたくなり買ってきました(笑)

いろいろ勉強になった1冊です。
09:06  |  海外小説  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.01.22 (Fri)

「本屋大賞ノミネート2016」と、勝手な予想をしてみたー(ちょいと辛口)

2015本屋大賞ノミネート作品

「朝が来る」 辻村深月



「王とサーカス」 米澤穂信



「君の膵臓を食べたい」 住野よる



「教団X」 中村文則



「世界の果てのこどもたち」 中脇初枝



「戦場のコックたち」 深緑野分



「永い言い訳」 西川美和



「羊と鋼の森」 宮下奈都



「火花」 又吉直樹



「流」 東山彰良



●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

なんで芥川賞本と直木賞本がノミネートされてるのか!?

と、怒りのコメントからスタート。

10冊中5冊読んでますが~~~。
「生還者」「傘をもたない蟻たちは」「贖い」がないんですねー。
この3つだって面白いしお勧めしたいですよ。書店員じゃないけど。

「火花」なんて今更書店員がどうのこうの言わなくったって読んでる人は読んでるんだし。
火花勧めるくらいだったらもっと他の本を探してくれ。

宮下さんの本って今まで2冊読んだことがあるけど、
正直山もなければ谷もない。そういうイメージです。
今度の本は違うとよろしいのですが。

海堂尊さん曰く「神セブン」である辻村深月さんがやっぱりノミネート。
同じ神セブンである森見登美彦さんは出版してないから今回はなしだね。
伊坂さんは2冊??でもノミネートしてない。

書店員さんは女性が多いのか女性が好みそうな本が選ばれてますことに不服。
確かに読んだ後に心に沁みわたるような本もいいと思います。


たまにはね。


なんだろう。なんだろう。この目新しくない感じ。

ってことで、去年に引き続き勝手に予想しちゃいました。

本命 「君の膵臓を食べたい」 住野よる

対抗 「王とサーカス」 米澤穂信

大穴 「火花」 又吉直樹


この大穴というのは本当に選ばれたら腰を抜かすという意味でw

今年は読んだ本の中から選びました。
個人的には若くて病気で余命宣告されて・・・の話ってあんまり好きじゃないんだよね。
ただ、今の時点で映像化するんじゃないかと言われているくらいの作品なので
かなりいい線はいくのではないかなと思います。

敷いて言えばこの方が目新しいくらいかも。

「王とサーカス」はこのミスですでに何冠かとってるしー。
かなりの固定ファンがいる作家さんなので私も新作出たら読むし。
最近の米澤さんの本はしっとり後味悪くてかなり好きです。

残りの5冊。
機会があったら読みたいとは思いますが、読まず嫌いなだけです(笑)
派手なの好きなんですよね。
本も映画も。

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2016.01.21 (Thu)

「闇に香る嘘」 下村敦史



闇に香る嘘 下村敦史 

27年間兄だと信じていた男は何者なのか?村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。竜彦は偽者なのではないか?全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追うー。第60回江戸川乱歩賞受賞。

乱歩賞~。
全盲のおじいちゃんが主役という、あまりスピーディーにならない本ではありましたが
緊張感は感じました。
目が見えないというのは不安で不安でしょうがない。
「見えない」と言う事をとても丁寧に描写されてました。

目は大切にしよう(。・ω・。)

で、中国残留孤児で日本に返ってきた兄は本物の兄なのか?という内容なんだけど
「中国残留孤児」
変に懐かしい言葉だなと思いました。
私が子供の頃はいつもニュースでやってました。
戦争で離ればなれになってしまったり、一緒に連れて帰ることが出来なくてとか。
それもひとつの戦争の悲劇です。

しかし、点字トリックというか点字の暗号って凄いよね。
これはどういう風に生きていくのか。
おじいちゃんに分かるのか?(笑)
そういう心配もしましたがおじいちゃんは探偵もどきなのだ。
全盲なのに、妙に行動的なのだ。
普通北海道行かないでしょ。目が見えないうえ土地勘もないのに。

まぁ全体的に緊張感があり、面白い本でした。
ラストは上手くまとめたかなーという感じにはなってしまったけど。
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2016.01.20 (Wed)

「ウツボカズラの甘い息」 柚月裕子



ウツボカズラの甘い息 柚月裕子

家事と育児に追われ、かつての美貌を失った高村文絵。彼女はある日、出掛けた先で見覚えのない美女に声をかけられる。大きなサングラスをかけたその女は『加奈子』と名乗り、文絵と同じ中学で同級生だというのだ。そして文絵に、あるビジネス話を持ちかけるがー。この再会は偶然なのか、仕組まれた罠か!?鎌倉で起きた殺人事件を捜査する神奈川県警捜査一課の刑事・秦圭介と鎌倉署の美人刑事・中川菜月。聞き込みで、サングラスをかけた女が現場を頻繁に出入りしていたという情報が入る…。事件の鍵を握る、サングラスをかけた謎の女とは!?日常生活の危うさ、人間の心の脆さを圧倒的なリアリティーで描く、ミステリー長篇。

面白かったのですが、途中からなんか想像しない方向へ動いてあっという間に終わった感じがする。
秦と菜月の刑事コンビはとてもいいですね。
菜月の無駄のない動きが秦の信頼を得ます。
私もそういう仕事が出来る人間になりたい。
この2人が活躍する別の話も読んでみたいなと思いました。

で。
文絵さんサイドのほうですが、展開にビックリしましたー。
ビックリしたけど、いくら美人が講演して見せたところで
そうそう高すぎる化粧品を買う勇気があるかどうかって話ー。
最近、貧乏性に拍車がかかっている私には到底無理な買い物です(笑)

ラストもう少しひねるのかなと思ってましたが
それにしても怖いね。
毎回思いますが、自分が文絵の立場だったら果たしてどうなるか。
騙されるタイプだと自認している身としては気を付けないとと
思う話でした(。・ω・。)
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2016.01.19 (Tue)

「火祭りの巫女」 月原渉



火祭りの巫女 月原渉

炎の密室で愛が生む残虐なトリック!三つ子の巫女が揃い、秘祭が復活するとき、残虐で奇怪な事件がふたたびー伝奇本格ミステリの邪道にして王道!

民俗学風の話で結構好きなタイプだったんだけど
なーんか最後がめちゃめちゃ雑だったような。

せっかく三つ子でいくらでも仕掛けられる感じがするのに
別に・・・ね。
そうなの?せっかくの三つ子の設定を勿体無い。

15年前の首なし死体の真相は・・・という所には
想像するとちょっと「うげぇ」とくるんだけど(笑)
まぁそういう使い方もあるかもしれないけど
普通の状態であればなかなか実践しづらいところがあります。

ただ昔というのは、本当に理解不能な祭り&儀式というものが
沢山あります。
そういうのを一つひとつ知ることが本当に楽しいです。
事実は小説より奇なりということで
実際に行っている祭りの方がビックリするものもあります。
05:00  |  その他た行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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