2014.11.29 (Sat)
「ナイト&シャドウ」 柳広司

ナイト&シャドウ 柳広司
知力、体力、先読み能力ーすべてが一級のエリートSP・首藤武紀は、合衆国シークレットサービスで“異例の研修”を受けることに。初日、銃規制を求めるデモに遭遇した首藤は、突如暴れ出した男を瞬く間に制圧し、人質の幼女を助ける。しかしその現場には、大統領暗殺計画を示唆する二枚の写真が残されていた。超一流警護官たちに忍び寄る死神の影。2014年を撃ち抜く怒涛のオープニング&驚愕のラスト!!(BOOKデータベースより)
柳作品久しぶりだよー。
結構好きです。こういう話。
仕事は完璧に100%に、いや200%に出来るんだけどどこか不器用。
「お前は健さんか!」
と、いう突っこみがあちこちから聞こえそうです(´∀`)
とにかく「何も起こらなくて当たり前」のシークレットサービス。
いろいろなピンチがまた面白く読めますし、
D機関モノ(ジョーカーゲームとか)もいいんだけど、
あっちになると本当に隙ひとつない人たちばかりだからねー。
いくらでも続編が作れそうですが、どうくるかな?
どちらにしろ続編が出たら読みます(^^)
2014.11.28 (Fri)
「赤と灰色のサクリファイス」 綾崎隼

赤と灰色のサクリファイス 綾崎隼
北信越地方に浮かぶ離島、翡翠島。過疎に悩む小さな島で、突如、凶悪事件が発生した。次々に著名な建造物が燃やされ、最後には死者まで出てしまう。殺されたのは、誰もが憧れていた少年『ノア』のたった一人の家族だった。父を亡くし、親友にさえ別れを告げずに彼が島を去って十年。二十五歳になった真翔と織姫の前に、長く音信不通だったノアが現れる。三人の再会は、やがて事件の陰惨な真実を暴いていく…。哀切の赤い炎が焼き尽くす、新時代の恋愛ミステリー。(BOOKデータベースより)
こーれーはー
面白い(。・ω・。)
いや、面白かった。
綾崎さんの本で面白かったのは「INNOCENT DESPERADO」以来だ(←酷い)
個人的にこれはアタリだ。
でも、まだ終わってないんですよね。
しかもいいところで終わるんです。
「犯人は分かってる」
と、私がこの世で一番好きなセリフかもしれない(笑)
ってことで、次が解決編だそうです。
連続放火犯、そしてその上一人が死んだ。
いろいろと含むところがあって今からドキドキです。
そして、いわゆるキラキラネームの人が減ったのもまたいいかも。
いるけどね。
変な名前の登場人物。
でも、普段よりは少なめなのでそういうストレスもなし。
姫が障碍者になっていたので、「またこんな設定を・・・」と思ったのですが、
でも、物語に関係あるしー、ここはそうならないとマズい展開だったので
いいのですが、障碍者になるいきさつと言うかキッカケがかなり苦しいような気がしました。
「え?これでなったの?」とありえん。
2014.11.27 (Thu)
「人生相談」 真梨幸子

人生相談 真梨幸子
昔のあの出来事、セクハラにあたるのでしょうか?…西城秀樹が好きでたまりません!占いは当たるのでしょうか…すべては“あなたの悩み”から始まったー。何の関係性もなさそうな「人生相談」。その裏にあるものは?!ラスト1ページまで、目が離せない!!(BOOKデータベースより)
短編に見せかけておいて全部つながってました。
狭い地域の話。
でも、時系列が飛んでたり過去にいったり現在に行ったり、
この人があの人だったり、あの人はこの人だったりしている
のを読んでいるうちに・・・
誰が誰だかわからなくなりました(´・ω・`)
残念。
混乱するっていうか。
面白いんだけどね。
人生相談。
「生協の白石さん」を思い出しました。
しかし、↑のほほえましいのとは全く違って
何しろ真梨作品なので・・・・そこはシュール(笑)
読書メーターにも書かれてるけど、西野奈々子は誰なのか。
そして、相関図ないとわからーんと思って、
ネットで探したら物凄いレベルの相関図が出てきた!
こんなに大きいのが必要なのか。
それじゃただ読んだだけだと分からない(笑)
でも、相関図書きながら読むとまた面白いかもしれません。
わたしはやりませんが(´・ω・`)
2014.11.26 (Wed)
「あの日ブルームーンに」 宮下恵茉

あの日ブルームーンに 宮下恵茉
初めての恋をして、わたしはひとつ、大人になるーまわりに合わせることが苦手で、いつもひとりでいる望月結愛。中三の春、ひょんなことからオンナたらしと噂される金髪の同級生・蒼井瞬の意外な一面に触れ、しだいに惹かれてゆくのだが…。炭酸水のように甘く苦く心をこがす切ないラブストーリー。本編のその後を描いた書き下ろし短編を加えて待望の文庫化!(BOOKデータベースより)
可愛い本でしたね。
中学生よ。
中学生。
いったい何年前だというくらい過去ですが、
こういう中学生の淡い気持ち、低レベルな嫌がらせ、純真な心
などなどが詰め合わさってます。
個人的には結愛のよき理解者、ハセケンと林田りんりんがかなり好きです。
中学生らしからぬ落ち着きといい何というか・・・
読んでて落ち着きました(笑)
結愛が高校生になってから家族にいろいろとあって
なんだか泣けてきた。
人生何がどうなるか分からない。
過保護すぎる兄に少しイラッときまして、
その彼女であるエリさんに同情してしまいました(笑)
エリさんはなかなかいい人で少し見習いたいところもありました。
ラストは結構いい感じで終わった。
2014.11.25 (Tue)
ミュージカル「げんない」を観ました。
わらび座好きなので。
今年はこの平賀源内を題材にしたミュージカルをメインにやってました。
お盆だけ違う楽曲で、たまたま今年は2演目見ることが出来たというなんとなくお得だった感じがします。
久しぶりに登場人物が多かったなーと。
それまでは3人とか5人とかそういう感じだったので
人数が多いとそれなりにセットも派手で満足度も大きかったです。
地元のミュージカル劇団とはいえ、規模は案外大きいらしい。
日本で三番目とか。
規模がね。
そうなのかしら???
ちょっと意外な感じもしますが。
でもでも満足ー。
たまにしか遊びに行かれないけど、こうして振り返ると
案外出かけてますね(笑)
2014.11.25 (Tue)
「迷子の王様 君たちに明日はない5」 垣根涼介

一時代を築いた優良企業にも、容赦なく不況が襲いかかる。リストラ請負人・村上真介のターゲットは、大手家電メーカー、老舗化粧品ブランド、地域密着型の書店チェーン…そして、ついには真介自身!?逆境の中でこそ見えてくる仕事の価値、働く意味を問い、絶大な支持を得る人気シリーズ、堂々完結。(BOOKデータベースより)
【目次】トーキョー・イーストサイド/迷子の王様/さざなみの王国/オン・ザ・ビーチ
このシリーズも終わったー。
とてもお気に入りのシリーズだったのですが。
残念です。
最後は真介自身にも・・・うっ!!
そういう展開でしたが、相変わらず前向きな真介や陽子。
そして川田美代子(←この人何気に好きです)
山下、高橋。
いろいろな登場人物が個性的なシリーズでした。
最近はシビアで、それこそ一流メーカーにいたのにリストラになり、
コンビニでバイトをする初老の男性。
そういうのは現実にはいくらでもある。
田舎でもあると思う(一流メーカーではないと思うけど)
この本はやっぱり都市部だからすぐ新しい就職が見つかったりしてましたが、
田舎じゃこうはならないだろうなー
と、そういう現実を思ったりしながら読みました。
何年か前にドラマにもなりましたが、坂口憲二さん・・・
真介にピッタリです。
そして陽子役の田中美佐子さんもイメージにしっくりくるんだよねー。
相変わらずドラマは見てないのですが。
なので、イメージしながら読んでました。
真介と陽子の関係性はこれはこのままでいいのかもね。
2014.11.24 (Mon)
「バチカン奇蹟調査官 月を呑む氷狼」 藤木稟

バチカン奇跡調査官 月を呑む氷狼 藤木稟
春祭で賑わうノルウェーの田舎町で、獣の唸り声が聞こえたかと思うと、忽然として満月が赤く呑まれ、暗闇の広場に轟音が響き渡った。人々が「ラグナロク」という言葉を囁くなか、すぐ側の屋敷では凍死体が発見される。温かな外気温にもかかわらず、わずか数十分で氷漬けにされた書斎は、北欧神話に伝わる氷狼の仕業なのか。平賀とロベルトは調査を進めるが、事件の裏にはあの男がー!?天才神父コンビの事件簿、第8弾。(BOOKデータベースより)
相変わらず急にエピローグになります。
なんとなく、今回はチグハグというか、わたしの飲み込みが悪いのかもしれませんが
あまりすんなり頭に入ってこなかったなー。
まぁ私の脳内の問題でしょう。
今回の表紙はローレンだそうです。
相変わらずローレンに敵対心丸出しのシン博士ですが、
もう少しシン博士をうまく引き出してあげればいいのにとか、
ロベルトが危なそうな雰囲気になっても、じつは平気とか。
うーーん。なんというか気を持たせるんだったらしっかりととか
いろいろと思ってしまいます。
最初のビル捜査官の暗号というか行動。
なんちゃって彼女のくだりはとても面白かった。
とりあえず太ももを撃ち抜かれた雰囲気だそうで。
なるほどねー。
最初の掴みはとても面白かったんだけど。
2014.11.21 (Fri)
「解ける螺旋」 水守恵蓮

解ける螺旋 水守恵蓮
幼い頃に誘拐された経験がある奈月は、幼なじみの健太郎と共に、大学で物理学を専攻している研究生。ある日、研究室に愁夜と名乗る助手が現れた。初対面のはずなのに、奈月はなぜか愁夜に見覚えがある気がしてならない。それを境に、奈月の周辺で不可解な出来事が続いていく…。連日見る“悪夢”、あるはずのない“記憶”。さらに、戸惑う奈月を愁夜が妖しく誘惑する。やがて、奈月と愁夜の間で複雑に絡み合う、時空を超えたあまりにも切ない“運命”の関係が明らかにー!(BOOKデータベースより)
ドラマ化にもなったのでもう少し面白いと思ってました(‐”‐;)
イメージとしては恩田陸さんの「ねじの回転」が近いかなー。
まぁ恩田さんと比べるということが恩田さんに対して失礼かもしれませんがw
頭のいい人は何をするか本当にわかりませんね。
その下地が自分の妹のために。ということらしく。
まぁそこもありがちなのでしょうけれど。
なんだか読んでて健太郎が気の毒でした。
わたしだったら絶対健太郎だけどなー。
しかし・・・ドラマのキャストが黒木メイサとGACKTかー。
・・・・って
GACKTか???>辰巳。
いろいろと疑問が残ったまま読了ー。
2014.11.19 (Wed)
「目白台サイドキック 魔女の吐息は紅い」 太田忠司

目白台サイドキック 魔女の吐息は紅い 太田忠司
伝説の名探偵刑事・南塚浩平。現在、目白台のお屋敷に居候中。若手刑事の無藤は、上司命令で、彼の下僕として働くことに。南塚は気まぐれで、興味のある事件にしか動かない。しかも盟友の貴公子・北小路は、驚きの秘密の持ち主。苦労ばかりの無藤だが、南塚好みの事件が起こる。銀行頭取が殺され、磔にされて見つかったのだ。しかも「魔女の吐息紅く罪人を染める」という謎のメッセージが残され…。曲者だらけの傑作相棒ミステリ!(BOOKデータベースより)
さくさくっと。
そのくらいさくさくっと読み終わりました。
結構好きですね。
まぁ前作で「実はボクは○○なんだよ」という終わり方をしたので、
そのせいか、○○な人がまた登場してました。
そういうシリーズでいくのか(笑)
まぁ別にいいのですが、実際のミステリーとしてはやや軽めながらも面白いです。
軽いワケでもないのかなー。
でも、登場人物がみんな変なので軽く感じるだけかもしれません。
無藤クンは変なフラグが立ちまくってましたので、心配してましたら予想通りの展開に笑ってしまいました。
だよなー。
だろうなー。
この本に毎回登場する料理が美味しそうでたまりません。
生ハムとなにやらのこれやらとか。
食べたいというか見たい。
北小路さんみたいに香りだけでもいいから味わいたいものです。
2014.11.18 (Tue)
「窓から逃げた100歳老人」 ヨナス・ヨナソン

窓から逃げた100歳老人 ヨナス・ヨナソン
お祝いなんてまっぴらごめん!100歳の誕生日パーティの当日、アラン・カールソンは老人ホームの窓から逃走した。ひょんなことからギャング団の大金を奪ってしまい、アランの追っ手は増えていく。けれども、当の本人はなるようになるさとどこ吹く風。それもそのはず、アランは爆弾つくりの専門家として、フランコ将軍やトルーマン、スターリン、毛沢東ら各国要人と渡り合い、数々の修羅場をくぐり抜けてきた過去の持ち主だったのだ。20世紀の歴史的事件の陰にアランあり!過去と現在が交錯するなか、次々展開するハチャメチャ老人の笑撃・爆弾コメディ、日本初上陸!(BOOKデータベースより)
正直、もっと面白いと思っていたのでガッカリ度は大きいです。
これ、本屋さんに並んでいたときマジ買おうと思ってたんだけど
図書館にあったので「ラッキー」と思ったら、結果的に
いろいろな意味でラッキー・・・・(。・ω・。)
映画化も決まってて、あとは上映まちなのかな?
ZIPでやってましたが(←最近なんでもかんでもZIP)
まぁそんなワケで期待度マックスで読んだ結果・・・・
これだもーん。
余計な先入観はダメだね。
しかし、これタイトル絶対惹かれると思うんだけど。
読書メーター見ても「面白い!!」という人が多いので面白いと思います。
多分、わたしと訳者の相性です。
読んでると眠くなる(←滅多にないんですけど。こういうこと)
この訳者さんが、最初にフランス版と英語版を読んで爆笑しての日本語版だったみたい。
だから、自分の爆笑したノリで書かれた・・・か?
なんだろう。私の低能レベルの問題かもしれませんが、
いろいろとなんか納得いかない1冊でした。
残念。
でも、評判はいいです(読書メーター)