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2014.09.30 (Tue)

「一刀斎夢録」 浅田次郎



一刀斎夢録  浅田次郎

「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が甦る」-最強と謳われ怖れられた、新選組三番隊長斎藤一。明治を隔て大正の世まで生き延びた“一刀斎”が近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして剣の奥義。慟哭の結末に向け香りたつ生死の哲学が深い感動を呼ぶ、新選組三部作完結篇(BOOKデータベースより)

ということで、無事「新撰組3部作」と言われる本を読了しました。

とにかく斉藤が語る。語る。
酒を呑みながら語るったらなかった1冊。
その話に憑りつかれた梶原。

わたしも憑りつかれたうちの1人ですが。

しかし・・・ラスト・・・あぁ~。
斎藤・・・やっちまったか。
まぁそういう予感もしてましたけれど。
だって・・・
だって・・・

そんな気配がただならない。

まぁその時代を生きた人だから仕方なく、
また新撰組が活躍した時代って本の4~5年でしたっけ。
そんな時代だったんだよねー。

この本を読み終わった後に、wikiで調べましたがやっぱり
そういう「粛清役」が多かった人のようでした。

わたしの斉藤のイメージは「強くて、無口」
しかし、無口は覆されました。

とりあえず読み切ったー(´∀`)
08:19  |  浅田次郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.09.25 (Thu)

「仕事休んでうつ地獄に行ってきた」 丸岡いずみ



仕事休んでうつ地獄に行ってきた 丸岡いずみ

地方の局アナから、キー局の看板ニュースキャスターへ華麗に転身。その容姿は「奇跡の38歳」と騒がれるほど。キャリアと美貌、だれもが羨む人生の階段を上っていたある日、突如、始まった地獄への転落…元日本テレビニュースキャスター、丸岡いずみの自伝的エッセイ。(BOOKデータベースより)

妹から借りた本です。
相変わらず、妹は流行りモノは外しません。

丸岡さんがうつ病を発症していたことは知ってましたが、
そこへ行きつくまでの話と、堕ちるところまで堕ちてからの話が書かれています。

うつ病は「脳の病気」という事が書かれてました。
ちょっと前までは「心の風邪」なんていう表現を使っていたみたいです。
でも、実際うつを発症した人からは「風邪なんて生ぬるいものではない!」という
クレーム(?)が出たみたい。

わたしは丸岡さんと同じ年齢なので、ちょっと興味もありましたし、
本当に誰もがなる病気なんだなと。

なんて、書いている私は心の中では
「でも、わたしはならないけどね~」
・・・とは、実は思ってます(笑)
いや、人間ってそんなもんだと思う。
「自分だけは・・・」とかね。


丸岡さんのイメージはズムサタで真面目な顔してニュース読んでた人。
そして、今は夫婦でバカやってる人。

今、とても楽しそうでなにより(^^)
13:57  |  その他ま行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2014.09.24 (Wed)

「毒草師」 高田崇史



毒草師 高田崇史

「恐ろしいのは毒草ではなく人間です」。名家・鬼田山家で、「一つ目の鬼を見た」と言い残し、施錠された離れから家人が次々と失踪する事件が発生。さらに長男・柊也が何者かに毒殺され…。関係者全員を前に、古今東西の薬と毒に精通した“毒草師”を名乗る男・御名形史紋が、鮮やかすぎる推理を披露する。(BOOKデータベースより)

久しぶりに再読ー。
西田くんが好きなのよ。

まぁ最近、高田さんの新作が出たりQEDをペラペラと再読(というよりも眺めている)していると、
大体書いてある内容って結構似通っていたりするワケです(笑)
だからたまに再読するとその時はあまり理解してなかったけれど、
だんだんと理解できるようになりまして。
なるほどー。

と、ちょっと賢くなったつもりの自分がいます。

しかし、すぐ忘れます(。・ω・。)ゞ

そんなQEDでは完璧、脇の人。御名形さんですが、
こちらでは主役を張ってます。
そうするとなんだか強烈で笑ってしまいます。
そういえば、ダイイングメッセージあったなー。
読み終わったけど、あれ一体なんだっけ?と思った。
結構雑な感じがしました(^^;)

それ以外は薀蓄も割と優しかったので面白く読みました。
08:55  |  高田崇史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.09.22 (Mon)

「輪違屋糸里」 浅田次郎



輪違屋糸里 浅田次郎

久三年八月。「みぶろ」と呼ばれる壬生浪士組は、近藤勇ら試衛館派と、芹沢鴨の水戸派の対立を深めていた。土方歳三を慕う島原の芸妓・糸里は、姉のような存在である輪違屋の音羽太夫を芹沢に殺され、浪士たちの内部抗争に巻き込まれていく。「壬生義士伝」に続き、新選組の“闇”=芹沢鴨暗殺事件の謎に迫る心理サスペンス。(BOOKデータベースより)

土方シンパには辛い1冊でした(^^;)

まぁ物事はいろいろな角度から見なくてはいけませんからね。
でも、過去にも新撰組関係の本(小説)を読んできましたが、
土方→悪 の本はたまに読みますが、
芹澤→善 の本を読んだのは初めてかもしれない。
そういう意味では芹澤という人は分かりやすい悪だったのかも。

それがこの本では善として書かれてます。

なんというか・・・読んでていろいろと辛かったですねー。
お梅もまた壮絶な人生でした。
なんか達観したかんじにすら見えたなー。
大河の鈴木京香さんの色香も強烈でしたが、
ふと鈴木京香さんを思い出しました。

新撰組関係では珍しく、沖田総司目線で語っている箇所がありまして。
ちょっと興味深かった。
というか面白かった。
普段は明るく元気な沖田クンも心ではこういう事を考えているのかと
思うとまた見る目が違います。
これも別の角度からって事かな。

そして今回も浅田さんの斉藤への愛がにじみ出ていたような感じがします。
上巻で斉藤と永倉が登場していたシーンで、「結局この2人だけ長生きしたんだもんな」
なんて思うとまた、他の人たちと何が違っていたのか。
そう思いましたね。
まぁこの2人は生まれそのものが他の新撰組隊士とは違ってたみたい。

女性には生きづらいこの時代でしたが、
輪違屋は今でも現存しているし、糸里という芸鼓も実在していたようです。
なるほど。
もしかしたら全部事実だったのかも。
そう思うとまた小説も楽しいです。

最後に、現・輪違屋当主と浅田次郎さんの対談がありますが
そちらも面白いです。
歯に衣着せずお互いが楽しんで対談してました。
09:18  |  浅田次郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2014.09.18 (Thu)

「QED鏡家の薬屋探偵 メフィスト賞トリビュート」



QED鏡家の薬屋探偵 メフィスト

究極のエンターテインメントを求める「メフィスト賞」が生み出した奇跡のコラボレーション、ついに開幕。

【目次】(「BOOK」データベースより)
鏡家サーガ(漂流カーペット(竹本健治))/QED(外嶋一郎主義(西澤保彦)/薬剤師とヤクザ医師の長い夜(椹野道流))/薬屋探偵妖綺談(リベザル童話『メフィストくん』(令丈ヒロ子)/一杯のカレーライス(時村尚))


うーーーーーん。
プロ作家による同人誌みたいな感じかな?(。・ω・。)

QEDという文字に惹かれて買いましたが、全部が全部QEDってワケでもなく、
鏡家サーガと薬屋探偵妖綺談に関しては読んだことがないので意味が分からず。

特に1話しか収録されてない鏡家サーガ。
この話の誰が本編に登場しているのか。
意味不明でございます。

まぁ西澤保彦さんが描く外嶋さんに興味がありましたのでそれはそれで
良いのですが、読書メーターとか読んでると

「外嶋さんはそんなことは言わない!」

と、書かれている人が多くってなんか楽しくなりました。
コアなQEDファンは他にもいるのね。と。

私は逆に椹野道流さんが表現されているタタルさんに違和感があり、
見た目30代・・・いってても40代?というタタルさんがタバコを吸っている・・・
タタルさんは確か20代半ばくらいでタバコはやめているのに・・・
と、そこがなんか違和感があって「違う・・・絶対違う・・・」と思ってました。
あと、ジーンズも多分あまり履かないと思う。
いつ神社まわりするか分からない人だから・・・。などなど。

こんな重箱の隅をつつくようなファンは面倒だなーと自分で苦笑しながら
元々のQEDを引っ張り出して読みたくなり、読みだしました。
萌えシーンばかり読んで萌えてキュンキュンしてます。
こうなると寝るのを忘れそうになるし、会社に行くのも忘れそうになります(笑)

小説(の中)にのめりこむのもほどほどに(^^;)
10:47  |  アンソロジー  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.09.17 (Wed)

「誉田哲也 All Works」 誉田哲也



誉田哲也 AllWorks

姫川玲子のキャラクター秘話、小説の書き方、作品解説…誉田哲也自らが明かす初のファンブック!姫川玲子シリーズ最新書き下ろし短編収録(BOOKデータベースより)

なんて言いますかね。
才能はあるところにはある。うん。

それまではバンドで生活していこうと思っていたようですが、
椎名林檎の出現によりその道をあきらめ、そして小説家になり
たたたーんとデビュー・・・って・・・

まぁそれでも何回か落選はしたみたいですが、
でも、何回かだしなー。

で、誉田さんの今までの作品が並んでいると
やっぱり才能というか幅広いジャンルで書けるよなーと思うワケです。
ミステリーやホラーがあれば、武士道○○ティーンのようにさわやか路線
青春小説もあれば、レイジなどのバンド、音楽系もあるし。
わたしが最初に読んだ誉田作品は「ヒトリシズカ」だったなー。
あれは・・・ミステリーだった。

今回は姫川シリーズの短編が読みたかったので買いましたが、
シリーズしょっぱな早々殉職してあまりイメージのない大塚が
メインの小説でした。
面白かった。
この短編読んだだけで満足。
ドラマも映画も見てないんだけど、ガンテツが武田鉄也だったのか・・・
ちょっとイメージに合わないけど映像で見るとしっくりくるのかな。
08:48  |  誉田哲也  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.09.16 (Tue)

「名探偵に薔薇を」 城平 京



名探偵に薔薇を 城平京

創作童話『メルヘン小人地獄』をなぞるように発生した事件を名探偵が推理。(BOOKデータベースより)

帯に釣られて買って心配しましたが、帯の煽りとはちょっと違うながらも
内容としてはかなり好みでした。

一部と二部に分かれてて、一部は普通の推理小説なんだけど
それもまた面白く。
そうしていると、今度は二部。
二部になってまた殺人が起きるんだけど、二部になると
ちょっと構成が違うというか。
なんというか。

で、ラストに二部の殺人事件が起きた真相というか
そういうのが発覚されたとき。

はぁーーー。なるほどーーーー。

いろいろと感想はありますが、すとんと納得。
書くとネタバレになるので書けないのです。

書けないのよねー。
書きたいんだけど、一つ書くとすべてネタバレ(爆)
そういうのも困る。

ただみんな一生懸命だったということか。
今から16年前の作品を今回大幅改訂ということですが、
どこら辺が変わったか?
気になりますが面白かったので買ってよかった。
08:33  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.09.15 (Mon)

「とっぴんぱらりの風太郎」 万城目学



とっぴんぱらりの風太郎 万城目学

天下は豊臣から徳川へー。重なりあった不運の末に、あえなく伊賀を追い出され、京(みやこ)でぼんくらな日々を送る“ニート忍者”風太郎。その人生は、1個のひょうたんとの出会いを経て、奇妙な方向へ転がっていく。やがて迫る、ふたたびの戦乱の気配。だましだまされ、斬っては斬られ、燃えさかる天守閣を目指す風太郎の前に現れたものとは?(BOOKデータベースより)

表紙がまがい物のルイ・ヴィトンみたい( ̄∇ ̄;)

でも、中身は意外に硬派で面白かった。
1日で一気読み(休みだったので)
そのせいか、かなり面白かった。
同じ本屋大賞ノミネート作の「村上海賊の娘」よりはこっちの方が好きだなー。
風太郎がとにかく甘ったれで読んでるとイラっとくるんだけど
それでも根は素直なのか頑張るときには頑張る。
でも、やっぱりだらしないというかだらけているというか。


結構分厚くて最初はちょっとひるみましたが、
それでも無駄な長さと感じず、どんどん読み進めました。
常世が女性と認識していたので、途中で常世の性別が違うと
いうことになったんだけど(結構前半で)
すでに固まってしまったイメージが崩れず苦労しました。
ひさご様はなんだっけ?「千と千尋の神隠し」に出てくる
大きい赤ん坊が脳内で活躍してました。
役名わからず(←ひどい)

ラストはうるっときました。
こんな結末かもねーという結末ではありましたが、
しかししかし面白かった。



08:05  |  万城目学  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2014.09.13 (Sat)

「御手洗潔の挨拶」 島田荘司



御手洗潔の挨拶 島田荘司

嵐の夜、マンションの十一階から姿を消した男が、十三分後、走る電車に飛びこんで死ぬ。しかし全力疾走しても辿りつけない距離で、その首には絞殺の痕もついていた。男は殺されるために謎の移動をしたのか?奇想天外とみえるトリックを秘めた四つの事件に名探偵御手洗潔が挑む名作。(BOOKデータベースより)

【目次】
数字錠/疾走する死者/紫電改研究保存会/ギリシャの犬


ってことで、御手洗シリーズの短編です。
わたし、最近になってから島田作品を読むようになりまして。
なので、御手洗&石岡がコーヒーを飲まないとかそういう事は知らなかったのですが。
意味がありました。

個人的に好きなのは「疾走する死者」
もうね、すごい(笑)
これは・・・強烈。
強引というか、うそーん!?というくらいの立派な出来栄えです。
こういうのはたまりません。
前に有栖川有栖さんの作品でもこの手の「うそーん!?」という
トリックがあったなーとしみじみ思い出しました(笑)

相変わらずなんというか「名探偵」のお約束というか、
いきなり意味不明な行動をとったりしますが、
名探偵と呼ばれる人ってそうなんですかね。

ふと思った。
08:17  |  島田荘司  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2014.09.11 (Thu)

「冷血」 高村薫



冷血 高村薫

クリスマス前夜の「一家四人殺し」-数多の痕跡を残しながら、逃走する犯人たち。翻弄される警察組織の中で、合田がふたたび動き出す。(BOOKデータベースより)

時間がかかったー。

やっとか読み終わりました。

っていうか1冊にしても良かったんじゃないの?と思った。
長ければ長いでそれなりに面白くもあるんだけど、
上巻の途中で殺される一家ってこの人たちなのね。と思うワケです。
BOOKデータベースにも書いてるし。
しかし、その一家四人の生活を何日も何日も書いてそして・・・となり、
また犯人たちも、殺す前と逮捕されて収監されてからが何というか・・・
「ほんとに同じ人たち?」と思っちゃうくらいインテリなのよねー。

そうなのだ。
上巻と下巻での違和感。

ずばりインテリ。

小難しい本を読み漁ったり、昔の映画を簡潔に表現出来たり。

そういう人たちが、そんな場当たり的な殺しをする。
しかも30歳過ぎてるのに。

19歳20歳だったらいいってものでもないけれど、30歳過ぎてネットで
共犯者募集して、「初めまして」の相手ととんでもないことをする。

その違和感。
そして、そのインテリに引きずられる合田。
合田って照柿の時もそうだったけど、結構人に影響されやすいというか
引きずられやすい!?

照柿の時のイメージとまた違い、今回は一歩引いたところでこの事件と
関わっていた感じがしましたが・・・

そしてもう一つの違和感。
被害者遺族が出てこないなーと思っていたらその答えはラストに。
そしてタイトルの「冷血
ふーん。
ちょっと意味深かな。と思ったタイトルでした。

しかし、ようやく読み終えたー。
今はただそれだけ(笑)
13:21  |  高村薫  |  トラックバック(0)  |  コメント(3)  |  EDIT  |  Top↑
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