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2014.05.31 (Sat)

「ホテルローヤル」 桜木紫乃



ホテルローヤル 桜木紫乃

恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた女性店員、「人格者だが不能」の貧乏寺住職の妻、舅との同居で夫と肌を合わせる時間がない専業主婦、親に家出された女子高生と、妻の浮気に耐える高校教師、働かない十歳年下の夫を持つホテルの清掃係の女性、ホテル経営者も複雑な事情を抱え…。(BOOKデータベースより)

【目次】
シャッターチャンス/本日開店/えっち屋/バブルバス/せんせえ/星を見ていた/ギフト


直木賞~(´∀`)

しかし、読んで思った。
直木賞を選考するメンバーってこういうスタイルの本を書く人が好きなのかな?と。
物語の内容云々じゃなくて、
現代のどうしようもない状態から、本当はこういう時代もあったんだよ。という
過去へ遡っていく様は、そのまんま「私の男」@桜庭一樹さん第138回直木賞受賞作。

あの父娘か、ラブホかの違いかというそんな感じ。

こっちはホテルなのでホテルの話を。
といっても、ホテルローヤルが中心になっている話しでもないんだよねー。
ただ、ちらりと脇役に登場するくらい。
その時代時代の人間関係があらわになる感じがして読んでて面白かったは
面白かったのですが、どことなく暗い。

そこはラブホさん、独特の雰囲気もあるのですかねー。
ちょっとこう、一本脇道にそれた所にあるような建物。
そして、ここに描かれた人間関係もちょっと脇道に入ってしまった人たちの物語と言うべきかしら?
09:04  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2014.05.30 (Fri)

「お父さんと伊藤さん」 中澤日菜子



お父さんと伊藤さん 中澤日菜子 

娘と彼氏の狭い同棲部屋で始まったぎこちない共同生活。すれ違って生きてきた父と娘に心通じあえる日は?第8回小説現代長編新人賞受賞。誰にでも起こりうる家族問題を笑いと緊張の絶妙なタッチで描くデビュー作!(BOOKデータベースより)

もちろん、タイトルで借りました(笑)
図書館で借りたのですが、超目立つこのタイトルとオレンジ一色の表紙。

中身も結構ユーモラスで主人公が少し脱力な感じがまたいいんだけど。
いきなり登場した「お父さん」
主人公の兄夫婦と同居していたけれど、兄の嫁とうまくいかなくなってしまい突然登場。

・・・って・・・

自分だったらこれは勘弁してもらいたいと思った。
なんて思った人が多々いるに違いない。
そう思います。
だってだって。
キツい。
今までの生活ペースが崩れるし。
第一、彩(主人公)には54歳の同棲相手の「伊藤さん」がいるんだし。
うわ~。イヤすぎるかも。

でも、そこはなんか今時の女性らしく、適当にかわして適当に相手をして過ごす。
けれどー。
問題が起きたりして。
現代的なテーマです。
ほんと。介護とか老人とかねー。
ありますし。
ラストはうまくいきすぎな感じがしましたけれど、
実際もっと苦労している人はいるだろうし。
それでも、「物語」として読む分にはとても面白い1冊でした。

スプーンの謎だけは残りました。
後で読んだ方教えてー。

そして、私の中の脳内では伊藤さんはELTの伊藤さん(笑)
なんか、飄々とした雰囲気とか似てます。
09:37  |  その他な行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2014.05.29 (Thu)

「バチカン奇跡調査官 サタンの裁き」 藤木稟



バチカン奇跡調査官 藤木稟

腐敗しない死体の謎を解けーー!? 天才神父コンビの事件簿、第2弾!
美しき科学者・平賀と暗号解読のエキスパート・ロベルト。天才神父コンビが新たに挑むのは、腐敗しない大預言者の死体の謎。二人は早速熱帯のソフマ共和国に飛ぶが、ロベルトのまわりで奇怪な現象が起こり始め……!? (内容説明)


この表紙の人がどうやらロベルト・・・らしい。
平賀と3歳違い・・・らしい。

前作ではまったくロベルトの外見なりなんなりを読んだ記憶がなく
(もしくは飛ばしたか??)
ずっとロベルトをおじさん(もしくはおじいさん)だと思ってたよー。
普通のハゲた神父かと・・・Σ(|||▽||| )

普通に若くてイケメン(らしく)てビックリした。
なので、平賀と信頼しあう図はなんかアッチ系?
神父だし??
と、よからぬ想像をしてしまいそうになりますが(笑)

今回はいつまでたっても腐らない死体。
死後硬直もないし、色つやもよい。
これは奇跡か???ということで、平賀・ロベルトの2人がその奇蹟(もしくは謎)に挑んでました。
前作よりも読みやすくてわかりやすかったです。
多分、シリーズものなので2作目からは余計な説明とかなかったからかなー。

ロベルトの意外と人間臭い過去も分かり、神父も人なんだと、ワケの分からない納得をしたところで2冊目終了~。
08:30  |  藤木稟  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.05.28 (Wed)

「ふくわらい」 西加奈子



紀行作家の父から、マルキ・ド・サドをもじって名づけられた鳴木戸定。書籍編集者の定は、身なりに無関心、感情を表さずに人付き合いも機械的にこなす。一方で、彼女は、旅先でワニに食べられて死んだ父親の死肉を食べた女として、世間に名を知られていた。ふくわらいが唯一の趣味である彼女は、猪木になりきれなかったロートルプロレスラーのエッセイを担当することになってから、人との距離を少しずつ縮めていく。「作品を書かせたかったら、今すぐ雨を降らせろ!(またはやませろ!)」という作家の無茶な要望に応え、街でナンパされた盲目のイタリア人(と日本人のハーフ)の男性に処女を捧げる定の、何物にも汚されない真っ直ぐな姿を描くエンタメ小説の傑作。(内容説明)

不思議な話でした。
女性作家独特の雰囲気はあるけれど。
定という名前の女性が主人公だったので、昭和初期の話かと思いきや、編集部で働いているっていうから、現代だ。

・・・と、思っていたら途中で雨乞いとかするし。
なんだか意味わかりません(笑)

途中でプロレスラーの担当になったり、
盲目のイタリア人の次郎さんと知り合ったり、
不思議ワールドでした。

定というのは、とても丁寧に生きているけれど
感情がないというか、あるんだけど、
感情の使い方をわからないで25年間生きてきたのかなー。
羞恥がないというかなんというか・・・

結構グロいシーンなんかも出てきましたけれど、
それは、読む側でグロいと思うワケで、当事者の定に
とっては「儀式」なんだろうなー。

プロレスは好きなので、守口廃尊のくだりは読んでて面白かったです。
武藤・蝶野・橋本というネーミングを聞くと小躍りするくらい好きです。
でも、それだと結構ベテランというか・・・ベテランだよねー。
(しかし、脳内は小橋です♪)
個人的には次郎より廃尊だったので、
「次郎か・・・。そうか次郎か・・・」と思ってしまいました(笑)
08:27  |  西加奈子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.05.26 (Mon)

「シャイロックの子供たち」 池井戸潤



シャイロックの子供たち 池井戸潤

ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪…!?“たたき上げ”の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上らない成績…事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮すことの幸福と困難さに迫った傑作群像劇。(BOOKデータベースより)

【目次】
歯車じゃない/傷心家族/みにくいアヒルの子/シーソーゲーム/人体模型/キンセラの季節/銀行レース/下町蜃気楼/ヒーローの食卓/晴子の夏


最初はパワハラに立ちう向かう、下っ端の話かと思っていたんだけど、
だんだんとミステリーテイストが加わってきて途中からむちゃくちゃ面白くなりました。

そう。

途中から(。・ω・。)

短編かと思いきや、実は同じ銀行の同じ支店が舞台なので、登場人物は一緒だし、時系列も繋がってる。
そして、イヤな上司がやっぱり上司だけあって、やることなすことがそれなりにえげつない(笑)
で、いわゆる「部下思いのいい上司(ただし役職は平レベル)」がなかなか苦労したり。

でも!

でも!!!

なんか途中からむっちゃくちゃ面白くなる。
なんだ?謎の失踪?もしかして失踪じゃなくて事件?
事件ってことは・・・?????

と。あの人は一体どうしたんだ?
どこへ行ったんだ?
気になるー。
気になるー。

気になるー。

あ。

終わってしまった。

そんな1冊でした。

どうなんったんだろう~。
ちょっとラストは空虚な気持ち。
09:18  |  池井戸潤  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2014.05.24 (Sat)

「禍家」 三津田信三



禍家 三津田信三

12歳の少年・棟像貢太郎は、両親を事故で失い、東京郊外の家に越してきた。しかし、初めて見るはずの町並みと家になぜか既視感を覚えると、怪異が次々と貢太郎を襲い始める。ひたひたと憑いて来る足音、人喰いが蠢く森、這い寄る首無しの化物。得体の知れない恐怖に苛まれながらも、貢太郎は友達の生川礼奈とともに、怪異の根源を探り始める。やがて貢太郎が見舞われる、忌まわしい惨劇とは!?背筋が凍る、戦慄の怪異譚!!(BOOKデータベースより)

ホラーと見せかけておいての・・・・

ミステリー( ̄ω ̄*)

面白く読みました。
まぁ三津田さん好きだし。
怖いの苦手なんだけど、好きなんだよなー。
主人公が子供ということもあって、怖いんだけどまだ許容範囲。

ラストがアメリカのドラマみたいな終わり方だったので
そこら辺はホラーなんだろうなー。

最初に登場した小久保のじーさんの不必要なまでのあの怖さ(爆)
読み終わってみると一体なんだったんだ・・・?と聞きたくなるくらいでした。

ラストはなかなか読みごたえあり。
想像するとなにげに怖かったりします。
ホラー的な怖さじゃなくて別の怖さなのですよ。

うん。
想像するとやっぱりあのシーンは怖い( ̄ω ̄*)
07:54  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.05.23 (Fri)

「祈りの幕が下りる時」 東野圭吾



祈りの幕が下りる時 東野圭吾

悲劇なんかじゃない これがわたしの人生。極限まで追いつめられた時、人は何を思うのか。夢見た舞台を実現させた女性演出家。彼女を訪ねた幼なじみが、数日後、遺体となって発見された。数々の人生が絡み合う謎に、捜査は混迷を極めるが…。(BOOKデータベースより)

これは・・・面白かった。
最近の加賀シリーズは「家族」に焦点を充ててて
ミステリーという枠からは抜けていた感じがありましたが、
これはミステリーながらもやっぱり加賀シリーズにありがちな「家族」がテーマとなってました。

「容疑者xの献身」を彷彿させるような狂気がところどころに
感じてとても面白く読みました。

ちょっとでも踏み込むとネタバレになるので
ここはやっぱり嫌いな加賀の悪口を書くしかないのか!?(笑)
いやいや。
最近は加賀の従弟である松宮刑事が視点になったりするので
落ち着いて読めます(爆)
加賀シリーズも確か全部読んでるはずだけど、大学生の時から
今を考えると作者とともに年齢を重ねていくシリーズとなってます。

今回はしょっぱなから加賀のお母さんが登場してました。
そう。ちょっとビックリ。
こういう踏み込んだ展開になっていくのかと。

しかししかし、読みごたえありました。
面白かったー。
実際にあったらシャレにならないから、あくまでも「読み物」として
面白かったということです。
11:29  |  東野圭吾  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.05.22 (Thu)

「特等添乗員αの難事件(5)」 松岡圭祐



特等添乗員αの難事件5 松岡圭祐

“閃きの小悪魔”と観光業界に名を馳せる浅倉絢奈。ラテラル・シンキングを操り、トラブルから難事件まで解決する彼女に1人のニートが恋をした。しかし、男は有力ヤクザが手を結ぶ一大シンジケート、そのトップの御曹司だった!!職場で孤立し、恋人・壱条那沖にも心を委ねきれない絢奈に、金と暴力の罠が迫る。仕事と恋、2つの危地を乗り越えられるか?人の死なないミステリ最高峰、書き下ろしαシリーズ第5弾!(BOOKデータベースより)

前作で終わったかなー?と、思っていたら終わってなかった。
続いていた・・・

しかもマリッジブルーか~。
絢奈も成長してますねー。
可愛らしくもありますが、それにしてもヤクザがバカすぎて読んでて疲れました(^^;)
なんだろう。この典型的な「悪役」な感じ。
「覚えていやがれ!!」が似合いそうななんというか・・・
昭和の「悪役」でした。はい。

しかし、マリッジブルーということもあってか、事件は近くで起きましたね。
次作があるなら、ツアー先で何か事件があったほうが楽しいかも知れません。
09:06  |  松岡圭祐  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.05.20 (Tue)

「アクロイド殺し」 アガサ・クリスティー



アクロイド殺し アガサ・クリスティー

深夜の電話に駆けつけたシェパード医師が見たのは、村の名士アクロイド氏の変わり果てた姿。容疑者である氏の甥が行方をくらませ、事件は早くも迷宮入りの様相を呈し始めた。だが、村に越してきた変人が名探偵ポアロと判明し、局面は新たな展開を…驚愕の真相でミステリ界に大きな波紋を投じた名作が新訳で登場。(BOOKデータベースより)

そんなワケで↓の作家さんにより犯人をばらされた状態で読破(爆)
でもでも、やっぱりクリスティーは面白いんですよ。
かなり好き。

で、犯人が分かってるので犯人がとる行動そのものがいちいち怪しいのだ(笑)
実際のところ犯人だから怪しくて当たり前なんだけど、それでも読んでて
「このシーンって実は変な工作してるんじゃないの?」と勘ぐって読んでしまいます。
しかし、「ここだな!!」と心の中で決定打にはならないのであります。
そこは難しいよなー。
ポワロ凄いなー。
なんでわかったんだろう?

まぁ名探偵ですからね。

しかし人間の心理描写とかやましい心とかそういうのって
何年たっても変わらないものだ。
・・・って、クリスティー読むたびに思いますが(^^;)

最高傑作と言われている本書ですが、
違う本も楽しめると思うので今度はそちらも読んでみたいです。
10:04  |  海外小説  |  トラックバック(0)  |  コメント(9)  |  EDIT  |  Top↑

2014.05.17 (Sat)

「女学生探偵と偏屈作家」 てにをは




大人気ボーカロイド曲「古書屋敷殺人事件」以前の女学生探偵・花本ひばりと偏屈な推理作家・久堂蓮真の痛快事件録!書き下ろし!!女学生探偵シリーズ初ノベライズ!(BOOKデータベースより)

【目次】
明尾高屋上投身事件/探偵暇潰遊戯/両国幽霊屋敷殺人事件


バカだろ・・・
この作家バカだろ・・・

わたしが楽しみにして積んでおいた「アクロイド殺し」の犯人を堂々と載せてる~(TдT)

ふつう書かないよね?ね??

多少のネタバレはあれども、堂々と
「実は○○が犯人というわけだが」

とかハッキリ書かないよね?!


わたし・・・買って積んでるんだけどっ!!!

と、発狂してしまいました(´・ω・`)
ショックすぎて死ねるレベルwww

まぁ読んでしまったものは仕方ない。
インパクト強すぎて次に読むのは「アクロイド殺し」にしようと思いました。
なんというか、積まないでさっさと読むべきだったと自分に後悔です。

さて、ボーカロイド小説というわたしの知らない世界の作品ではありましたが、
別にボカロがなくても楽しんで読めました。
ただ、読み進めて後半に時代が意外と昔だったことに気づく(笑)
なんだろう。現代っぽい気がしたけど、15年前だったら余裕で戦中だったようで・・・
読んでて「え?そんな時代だったの?」と焦りました。

先生とひばりの兼ね合いが楽しくて読んでてほっこりです。
個人的にこういう登場人物は好きなので
楽しく読めました。

なので、ほかの作品のネタバレをしないよう作者さんにはくれぐれも釘を刺したいwww
08:26  |  その他た行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(10)  |  EDIT  |  Top↑
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