
星籠の海 島田荘司瀬戸内海、松山沖に浮かぶ興居島の湾に、連続して死体が流れ着くー奇妙な事件の調査を依頼された御手洗潔は、石岡和己とともに瀬戸内へ。解決への鍵を求めて訪れた場所は、古代より栄えた「潮待ちの港」、鞆の町を擁する広島県の福山市だった。しかし、御手洗たちの到着直後に発生した死体遺棄事件にはじまり、鞆もまた不穏な気配を漂わせていた。これは瀬戸内を揺るがす一大事の兆しなのか!?古からの港町に拡がる不穏な団体の影ー怪事件の続く「時計仕掛けの海」に、御手洗潔が挑む!圧倒的な面白さ!ミステリー界の最先端に立つ巨匠が放つ渾身の一撃!(BOOKデータベースより)大作っ!!
と、思ったのですが読んでみると意外に早く終わりました。
会話文が多いからかもしれませんが、あっという間だったなー。
もっと終わりスッキリするかと思ったのですが、そうでもないかな。
上巻では明らかに統一教会をモチーフとした合同結婚式が書かれてました。
懐かしい・・・あの頃すごくテレビで騒がれてたなー。
テッシー・・・
なんて思って下巻にすすむとまた違った感じになってて、
何というか・・・登場人物が多いというか読み終わってみると
小坂井の若いときの話なんか要らないんじゃないか?
千早なんてそもそも登場させんでも・・・と思ったくらい。
あくまでも読み終わってみるとですが。
なので、滝沢と藤井の話も少し中途半端な感じもするし、
ヒロと忽那なんてなんでそういう関係なのかが分からん。
逆にこっちの方をもう少し丁寧に書いてほしかった。
他の方のレビューで「村上水軍」「リアル村上」とか書かれていたので、
これはもしかして、和田竜さんの本の話かな?
読んでないからわからないんですけど。
歴史もまざります。
2冊を一気に読んだという達成感はあるのですが、
読了感に関しては「ん???」という感じが否めなかったー。
伏線スッキリではなかったからね。
で、相変わらずなんですが島田さんの描く女性はいつもバカっぽい(^^;)
なんでだろう?
なんでこんなにバカっぽいんだろう?
小坂井の働いている喫茶店のマスターの名前が上巻と下巻で変わってました(爆)
違和感あったんだよなー。ただの間違いのようです。