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2013.11.29 (Fri)

「転迷 隠蔽捜査4」 今野敏



転迷 隠蔽捜査 今野敏

相次いで変死した二人の外務官僚。捜査をめぐる他省庁とのトラブル。そして娘を襲ったアクシデント…。大森署署長・竜崎伸也に降りかかる難問の連鎖、やがて浮かび上がった驚愕の構図。すべては竜崎の手腕に委ねられた!極限の緊迫感がみなぎる超本格警察小説シリーズ最強の新作。(BOOKデータベースより)

相変わらずの読み応えです。
面白かった。
スッキリした。
迷わない竜崎がいいですねー。
麻取さんも唖然呆然。
まぁ・・・気持ちはわかるよ。
私も最初に読んだときビックリしたから。

厚い本ですが、会話が多いせいかあっという間に終わります。
こんな面白いシリーズなので当然ドラマにもなるようで・・・

杉本哲太→竜崎
古田新太→伊丹

という・・・首かしげるしかないキャスティングです。
わたしイチ押しの冴子さんが鈴木砂羽さんだそうです。

伊丹・・・(TдT)

しかし、今ちょっとネットでチェックしましたが、
このキャスティングの前にもいそいろな俳優さんでドラマになっているみたいですね。
知らなかったよー。

それはそうと、竜崎さんも大森署の署長であることを楽しんできているようです。
周りは署長に迷惑をかけないように・・・との思いと竜崎の合理的考えが
時にチグハグになるみたいですが、私としては今している仕事などで
竜崎の合理性を見習いたい。
10:15  |  今野敏  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2013.11.27 (Wed)

「邪魔」 奥田英朗



邪魔 奥田英朗

始まりは、小さな放火事件にすぎなかった。似たような人々が肩を寄せ合って暮らす都下の町。手に入れたささやかな幸福を守るためなら、どんなことだってやる-現実逃避の執念が暴走するクライム・ノベルの傑作、ここに誕生。(BOOKデータベースより)

最近奥田さんがお気に入りです。
それまで「マドンナ」と「インザプール」しか読んだことがなく、
あまり好みではないなーと思っていたのだけど、
「オリンピックの身代金」「沈黙の町で」「最悪」などドストライクの作品と出会ってからはむさぼってますww
この本も上下段組みの厚い本ですが、一気に読んじゃいました(〃∀〃)

読書メーターで他の方の感想を読むと大抵が恭子が壊れていく様を書かれていたのですが、私はそれよりも九野の壊れっぷりに驚いたというか唖然というか愕然というか・・・
とにかく驚きました。

7年前に妻の早苗を交通事故で亡くして、そこから精神安定剤を飲む日々。
八王子に住む早苗の母と会う事だけが楽しみ。
しかし、実は・・・ってことでそのシーンで驚いたのですが、
てっきりラストには説明があると思っていたのです。
「あれ?妙に残りのページが少ないなー」と思っていたら終わってた(笑)
そうすると想像しかないワケで、私の想像は大体他の方も思っていたことらしく。
いいのか?いろいろと!?

だんだんと逞しくなる恭子には驚きました。
こういう事が人を強くさせるのなら、私は強くならなくていいです(笑)
でも、自分を「34歳のおばちゃん」というのは如何なものか??
私なんか今でも自分の事「おばちゃん」なんて思ってないのに(←思えよ)
08:09  |  奥田英朗  |  トラックバック(1)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2013.11.25 (Mon)

「ようこそ、わが家へ」 池井戸潤



ようこそ、わが家へ 池井戸潤

真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編。(BOOKデータベースより)

ありそうで怖い(;´Д`)

電車で割り込みを注意して、そしたらその男に家までつけられる。
なんかありそうです。
ネット社会、匿名社会の怖いところ。
そして次の日から嫌がらせのオンパレード。
怖すぎる。
でも、そんな中でも家族が最初から一致団結していたので読んでても
心強かった。
これで家族もバラバラだと悲しくなってきますので(^^;)

そしてこの主人公の倉田さん。
銀行の出向で中小企業でお仕事中。
そこでもすったもんだがあり、なんだか不正してる人がいる??
しかし、証拠がない。
社長は出向の銀行員の話なんか聞かないし~。
確かに出向で来ている銀行員なんて「お客さん」だろうなー
と、失礼なことを思ったりした。

池井戸作品なので読了感は相変わらずよいです。

例の「倍返し」の銀行マンの物語もそろそろ
読みたいなと思っているのですけどねー。
ドラマは1回も見てませんが、かなり人気が
あったようで・・・
最近興味あります(^^)
08:45  |  池井戸潤  |  トラックバック(1)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2013.11.23 (Sat)

「赤猫異聞」 浅田次郎



赤猫異聞 浅田次郎

火勢が迫る伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった曰くつきの重罪人ー繁松・お仙・七之丞。鎮火までいっときの自由を得て、命がけの意趣返しに向かう三人。信じられない怪事が待ち受けているとは、知る由もなく。-幕末から明治へ。激変の時をいかに生きるかを問う、最新長編時代小説。(BOOKデータベースより)

途中から「もしかしてそういうことなの??」と、思いながら読んでましたら
やっぱり「そういうこと」だったみたいです。
でも、改めて考えればその方の職業を考えると打ってつけというか普通にこなせる仕事
なのであります。
人は見かけに騙されてはいけないのだ>3人

しかし、赤猫というのは火事を指すらしく、
そしてあまりに大火だと囚人を言っとき解き放つみたいです。
昔はそういうしきたりがあったようで、驚きました。

囚人にも家族があるので、家族の安否を確かめたり、火が広がらないように
したりなど、囚人にもいろいろとすることはあったみたいなので
しっかり意味のあった解き放ちでありました。

最初から最後までインタビュー形式というか、口語体というか、
湊かなえチックというか(^-^;)
結構こういうパターンはどちらかというと読みづらいのですが、
それでも最後の絵が見えてきたあたりからは止まらなくなりました。

読んでるととてもカッコいいです。
この3人にしろ丸山にしろ杉浦にしろ。
人生かけてるなー。
10:19  |  浅田次郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.11.21 (Thu)

「島はぼくらと」 辻村深月



島はぼくらと 辻村深月

母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。故郷を巣立つ前に知った大切なことーすべてが詰まった傑作書き下ろし長編。直木賞受賞、第一作。(BOOKデータベースより)

ミステリーでもなく、殺人もなく、イヤ~~な悪人もなく、素朴な島ながらの素朴な話。
もう少し深い話になるかなと思いましたが、さらっと流していきました。
幻の脚本のくだりとかもっと新が怒ったり、葛藤したりするかと思いきや、割と彼はあっさり。
そして、本当の幻の脚本の話になったあの謎。
なるほど。
なんっていうか島ならではという感じでそういう発想はなかったなーと感心しちゃいました。

朱里と源樹の幼いころの思い出。
うわーー!ベタだ!ベタすぎる展開!!(←ベタ好き)
と、喜びましたがどうもそれ以上の展開にはならず少しがっかりしました(^^;)

久々に他の作品の登場人物とリンクしてました。
なんっていうか・・・一気にテンション下がりました(笑)
そういえばこういう作家さんだった。
懐かしい名前ではありましたが、島の物語を純粋の楽しんでたので
なんか違う空気が入り込んだ違和感みたいなのがありました。

島の同級生4人が4人とも素朴で素直で可愛らしい。
なんか島生活もいいなー。
憧れるなー。
4人だけの同級生。
これでケンカなく仲良く過ごせるんだから島の空気なのかな。

ラストも意外な展開となり驚きました。
なるほどねー。
衣花ねー。
そうくるとは思わなかった。
でも、なかなか素敵な人生だと思いました。
08:31  |  辻村深月  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.11.19 (Tue)

「桜庭一樹短編集」 桜庭一樹



桜庭一樹短編集 桜庭一樹

残酷に過ぎ去っていく時間、残された想いーこころの扉を叩く著者初の短編集。(BOOKデータベースより)

【目次】
このたびはとんだことで/青年のための推理クラブ/モコ&猫/五月雨/冬の牡丹/赤い犬花


好きなのは「モコ&猫」です。
あまり桜庭キャラって感じでもないんだけど、ストーカーすれすれの猫の行動や気持ちがなんとなく許せる。
モコと付き合いたいわけじゃない。
ただ見ていたい。
同じフレームに入るのじゃなくて、スクリーンに映っているモコを見たい。
なるほどねー。
まぁストーカーぎりぎりですが(^^;)

「冬の牡丹」に登場する牡丹は桜庭キャラって感じでした。
「走ったことある?」と聞きたいくらい。
ちょっと非現実的なふわふわ感がでてます。
32歳だそうですが(牡丹さん)

「こんびはとんだことで」の艶子さんもなかなかいい味だしてました。
絶対近くにはいてほしくない人ですが(笑)

それにしてもこの表紙、「絵」だったんですねー。
よーく見れば絵だった。
っていうか、読書メーターで指摘されないと今でもずっと写真だと思ったままです。
いいアングルで写真撮ったなーと思い続けてました(・ω・)ゞ
13:52  |  桜庭一樹  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.11.18 (Mon)

「狼と兎のゲーム」 我孫子武丸



狼と兎のゲーム 我孫子武丸

2年前に母が失踪して以来、小学5年生の心澄望と弟の甲斐亜は父・茂雄の暴行を受け続けていた。夏休みのある日、庭で穴を掘る茂雄の傍らに甲斐亜の死体が。目撃した心澄望とクラスメートの智樹を、茂雄が追う!死に物狂いで逃げる彼らを襲う数々のアクシデント!!茂雄が警察官であるゆえ、警察も頼れない二人の運命はー。そして待っていたのは、恐怖と驚愕の結末!!(BOOKデータベースより)

怖かったよー・゚・(ノД`;)・゚・

父親が最悪で、警察官で酷いの。
とにかく暴力。
ありとあらゆる暴力を使って人を支配するタイプ。
読んでて「胸糞悪くなるというのはこういうことね」と思いました。

小学5年生の智樹はそれはそれはいい子供さんなんだけど、
心澄望(コスモ)がねぇ~
こういう子供もいるかもしれない。
そう思いました。
逆に智樹みたいな素直で人に気を使える子供ってあまりいないんじゃないかと。
5年生でこれは出来すぎじゃないかと(笑)

兄が心澄望(コスモ)で、弟が甲斐亜(ガイア)なんか今で言うDQNネームですね。
で、智樹がなんか普通の名前でそこにいろいろな差があるなと思いました。

智樹の立場からすると本当に気の毒で、ひと夏の経験の中で最悪だったんじゃないか。
いつ襲ってくるか分からないコスモの父親。
そして、この父親もある意味予想を裏切らない酷さ(爆)

短い本でしたがどっと疲れました。
ラストはやや急いだかしら?っと少しあっさり具合でしたが、
それでも迫力ある1冊でした。

読書メーターでみなさん「殺戮にいたる病」と比べてるんですよね~。
帯に書かれていたらしい。
「殺戮にいたる病」は未読ですが、かなり・・・な作品だと聞いたことがあります(^^;)
この作品よりはるかにいろいろな意味で上だという・・・
読みたいんだよね。
ちょっと怖いけど(^-^;)
08:54  |  我孫子武丸  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑

2013.11.16 (Sat)

「人類資金(1)」 福井晴敏



人類資金(1) 福井晴敏

終戦の日、日銀の地下金庫から莫大な金塊が姿を消した。戦後の混乱と日本の復興を糧に膨れ上がったその資産の名は『M資金』。七〇年の歳月が流れ、詐欺を生業とする真舟雄一の前に“M”と名乗る男が現れ、あるとてつもない計画を持ちかける。閉塞し混迷を深める世界に革命を促す書下ろしサスペンス超大作。(BOOKデータベースより)

映画の予告で香取慎吾が佐藤浩市に言ったセリフがあるじゃないですか。

・・・・

あのシーンで「続く」になってしまった・゚・(ノД`;)・゚・

1冊じゃ元々だめだったんだ・・・
まだ2巻以降がないよー。

1巻は本当に「序章」でした。
序章すぎて面白くなくて(爆)
ようやく佐藤浩市らしき登場人物が出てきて、香取慎吾らしき登場人物が出てきたー
と思ったら終わったもんなー。
やっぱり250円だとこんなものなのか。
500円×3冊を手にしないとダメなのか(爆)

しかし、思っていた以上に物語が「現在」で驚きました。
消費税が増税になったとか、「アベノミクス」なるワードが登場いたします。
元々映画と小説を並行して・・・っていう企画だったみたいなので、
原作が素晴らしいので映画化。という映画化にありがちなパターンでは
なかったみたいですね。
元々映画化ありきの小説。

私が買ったのは映画の登場人物が表紙になっている本で、
そのカバーの裏には福井さんと映画監督さんの談話が載ってます。

映画監督さんは「小説書く方は自由なんだから。いきなりロシアに行かれても・・・
ロケどうするんだ!(笑)」という書き込みがありました。
ちょっと笑った。確かに(^^;)

1巻は本当に「序章」という感覚だったので、2巻以降物語は進むんだろうなー。
それはそれで楽しみですが。
08:57  |  福井晴敏  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.11.14 (Thu)

「大地のゲーム」 綿矢りさ



大地のゲーム 綿矢りさ

私たちは、世界の割れる音を聞いてしまったー。21世紀終盤。巨大地震に見舞われた首都で、第二の激震に身構えつつ大学構内に暮らす学生たちと、その期待を一身に集める“リーダー”。限界状況を生き抜こうとする若者の脆さ、逞しさを描く最新長篇!(BOOKデータベースより)

私が期待する綿矢作品ではなかったので残念。
大地のゲーム」というのは言い換えれば地震ということです。
地震というのは大地のゲームってことなのかな。
近未来な話かと思っていたら、21世紀終盤。
そっか。そんなに先か。
学生運動っぽいところもあって、近未来かと思ったら学生運動。
なんかチグハグなところがねらい目だったのだろうか・・・?(深読み?)

それはそうと、最近明らかに3.11を意識した作品に出会います。
今回の綿矢さんにしろ、誉田哲也さんの「幸せの条件」にしろ。
作家さんというのは、繊細だから心の中で消化できないのかなー。
だから作品にすることによって消化するのかなー。
なんて考えちゃいました。

逆に宮城在住の伊坂さんだったら書けないんじゃないかと思ったりしまして。
私は出来れば・・・本を読むときくらいはこういう題材じゃないほうが
いいなーと思うタイプでございます(。・ω・。)
08:50  |  綿矢りさ  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.11.12 (Tue)

「猫は密室でジャンプする」 柴田よしき



猫は密室でジャンプする 柴田よしき

名前・正太郎(雄猫)、毛色・八割黒に二割白(長めの毛足)、飼い主・桜川ひとみ(ミステリー作家)、住まい・琵琶湖近郊、友犬・サスケ(チャウチャウ系の雑種)、特技・推理ー。飼い主を“同居人”と呼び、明快な推理で事件を解決してしまう正太郎。謎解きには、こだわりや、仕掛け、いたずらが満載。猫好き、ミステリー好き絶対満足。猫探偵の六つの事件簿。(BOOKデータベースより)

【目次】
愛するSへの鎮魂歌/正太郎とグルメな午後の事件/光る爪/正太郎と花柄死紋の冒険/ジングルベル/正太郎と田舎の事件


予想以上に面白かったです。
こんなに面白いとは・・・思わなかった・・・。
なんか1冊目なのにもかかわらず話が分からんなーと思ったら
どうも、先に角川から出てたシリーズで光文社にお引越ししたのか?

飼い主のひとみが想像以上にとぼけてて笑えます。
全く知らないで最初に読んだ「愛するSへの鎮魂歌」。
なんか、ひとみが心配で心配で・・・と思っていたのですが、
慣れた読者さんには全く余計な心配だったようで(笑)

名前が「正太郎」なのに時に「クロ」とか「タマ」とか飼い主に呼ばれる猫(爆)
猫視点と人視点の物語がありまして、なのでどういう設定でも話ができるなーと
思った次第です。
猫が活躍するんだけど、それほど子供向けではないというか、
子供を対象としてないところが気に入りました(´∀`)
10:56  |  柴田よしき  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑
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