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2013.09.30 (Mon)

「時の審廷」 芦辺拓



時の審廷 芦辺拓

戦中のハルビン、戦後の日本、そして現代ーー。数多くの謎に満ちた事件が起こり、交錯するとき、日本を震撼させる出来事が明かされる! 磐石の地位を保ってきた政権党から第二党への初めての政権交代なるかが注目された総選挙の投開票日に、東海地方での地震予知情報の発令が。そしてその日、弁護士兼探偵の森江春策に「日本分断」と告げる謎の電話があったーー。 (内容紹介)

数ある芦辺作品の中でもかなり好き~!

「時のシリーズ」ということで、今回はどんな時代の問題を解決するのかと思ってましたが、
なかなか興味深い時代でした。
1941年のハルビンでの事件、1949年の日本での事件。
※実際にあった事件もそのまんま書かれてます。
 読了後に調べたら細部に至るまで一緒でてっきり小説の中だけの話かと思ったら
 このような現実があったことに驚きました。


仮名文字新聞社で働く、和智という記者が今回の主役なのですが・・・
彼がまたいいのよね~(〃∇〃)
混血の美女、ターニャと恋に落ちるのですが(あくまでも恋レベル)、
あるときターニャが行方不明となってしまい・・・
そんな中、自分も日本へ戻らなくてはならなくなり・・・

和智さんのシーンは夢中で読みました。
和智さんと時に行動を共にし、時に助けてくれた警部補は
鮎川哲也作品でおなじみのあの有名な方とお名前が一緒??

も・・・もちろん、森江さんのシーンも夢中で読みましたが(汗)
森江さんが登場するシーンはわれらが生きる21世紀なのですが、
ここでも風刺ネタというか、ネタなのかどうなのか(--;)
最近、ニュースでにぎわってるツイッター・バカッター的な箇所も
ありました。絶対こういう人たちいるし。

読了感はかなり良いです。
しかし、60~70年って長いよなー。
絶対絶対長い。


読んだ後はしばらく余韻に浸りました。
いい本を読んだ・・・(〃ω〃)
07:03  |  芦辺拓  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.09.29 (Sun)

「ポリス猫DCの事件簿」  若竹七海



ポリス猫DCの事件簿 若竹七海

三十人ほどの人間と百匹以上の猫がのん気に暮らす通称「猫島」。島の臨時派出所の巡査・七瀬晃の相棒は、丸顔で目つきの悪いでっかいドラ猫、DCだ。個性的すぎる島民や困った観光客が引き起こす騒動にてんてこまいの毎日。そんな中には、大きな事件も隠されていて…。お気楽だけど真面目な青年警官とポリス猫が、意外な(?)活躍を見せる傑作コージー・ミステリ。(BOOKデータベースより)

【目次】
ポリス猫の食前酒/ポリス猫DCと多忙な相棒/ポリス猫DCと草もちの謎/ポリス猫DCと爆弾騒動/ポリス猫DCと女王陛下の秘密/ポリス猫DCと南洋の仮面/ポリス猫DCと消えた魔猫/ポリス猫DCと幻の雪男/ポリス猫のデザート


猫が探偵役というと、つい某ホームズさんを思い出してしまうのですが、
それほど探偵というほどでもなく、あくまでも気まぐれな猫って感じだったなー。

しかし、実はシリーズものだったらしく、だからかちょっとわかりづらい場所もあったりしました。
多分シリーズ読んでいるとわかるのかな?
登場人物とかねー。

ハッキリと解決しないという・・・まぁ若竹さん作品まだこれで2冊目だけど
結構そういう感じなのかなー。
アメリカのドラマみたいなイメージです。
犯人を突き詰めるというよりは、周りで話をして「きっとそういうことなんだろうな」
という感じで次の物語へと進む。

読んでるほうとしては「え??これで終わり?」なんてちょっと肩すかしをくう
部分もありました。
12:31  |  若竹七海  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.09.28 (Sat)

「殺意は必ず三度ある」 東川篤哉



殺意は必ず三度ある 東川篤哉

連戦連敗の鯉ヶ窪学園野球部のグラウンドからベースが盗まれた。われらが探偵部にも相談が持ち込まれるが、あえなく未解決に。その一週間後。ライバル校との対抗戦の最中に、野球部監督の死体がバックスクリーンで発見された!傍らにはなぜか盗まれたベースが…。探偵部の面々がしょーもない推理で事件を混迷させる中、最後に明らかになる驚愕のトリックとは?(BOOKデータベースより)

いつも通りおふざけ全開の本なんだけど、
でもBOOKデータベースにもあるようにトリックが凄い!
トリックおもしろーい。
ビックリした。
これは東川さんがかなりの野球好きだから考えたトリック。

このトリックを使いたくてこの本書いたな。
と、思っちゃったくらいです。

鯉ケ窪学園シリーズというか、探偵部シリーズ?です。
烏賊川市シリーズよりちょっとインパクト強くないせいか、
あまり人物も記憶にない(^^;)
探偵部よりも、駅名みたいな刑事だけなんか印象に残ってました(^^;)

この探偵部が推理をするために食べながらのシーンが妙に多いのです。
美味しそうです。
特にお好み焼き。
美味しいお好み焼きが食べたい(。・ω・。)
08:30  |  東川篤哉  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.09.26 (Thu)

「僕だけのヒーロー」 上村佑



僕だけのヒーロー 上村佑

大人気シリーズ『守護天使』の上村佑が贈る、父と子の奇想天外アクション(!?)小説。ある日突然、父さんが12年ぶりに帰ってきた。僕が5歳の時に消えた父さんは今まで刑務所に入っていたという・・・。引きこもりの17歳の息子を前科持ちの父親が、酒に競馬に風俗に、と引きずり回す。あげく暴走族に乗り込んだかと思ったら人助けを始めてみたり。ただ息子にとってこの父親は、正真正銘の勇者だった・・・。ダメダメ親子が贈る、感動の世直し小説(BOOKデータベースより)

自分の父親だったら勘弁してください。

という小説。

これはあくまでも「他人のお父さん」だからこそ無責任に楽しめる本です。
自分の父親だったらショックのあまり自殺しそう(笑)
12年ぶりに刑務所から出所した父親があまりに破天荒なのに、
それに対応できるヤマトって・・・凄いのかなんなのか(笑)
軽くひいてしまいました(^^;)


この父親は自分の父親だったら絶対ダメーなタイプの人です。
自分のものを勝手に着るは履くは(しかも未使用のものばかり)、
お気に入りの記念コインでタバコは買うわ。
貯金を我が物のように使い、しかも使い先はバクチ。
更に負けてるし(--;)

マユミちゃんのお店のおでんがとても美味しそうで
一体どんなダシを使っているんだろう?と、ちょっとばかり
不安ではありますが、おでんの美味しい季節になってきたな~
なんて思いながら読み終わりました。
09:50  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.09.25 (Wed)

「凶鳥の如き忍びよるもの」 三津田信三



凶鳥の如き忍びよるもの 三津田信三

瀬戸内海の兜離の浦沖に浮かぶ鳥坏島。鵺敷神社の祭壇“大鳥様の間”で巫女、朱音は神事“鳥人の儀”を執り行う。怪異譚蒐集の為、この地を訪ねた刀城言耶の目前で、謎の人間消失は起きた。大鳥様の奇跡か?鳥女と呼ばれる化け物の仕業か?『厭魅の如き憑くもの』に続く“刀城言耶”シリーズ第二長編待望の刊行(BOOKデータベースより)

この本だけ図書館になくて未読でした。
ようやく読めたよー・゚・(ノД`;)・゚・

読み終わった後は、なんというか・・・この作品を思いだしました。
ネタバレになるくらい雰囲気が近い作品なのです(^^;)

「この作品」はややマニアックなので読まれている人ももしかして少ないかもしれません。
時代も近いしなー。
やってることも似てるしなー。
何といいますか・・・この時代の人たちってこうなの??

「鳥人の儀」をしている最中、巫女の朱音が消えた!
儀式は成功したのか、失敗したのか、なぜ消えたのか?
成功して鳥になったのか?はたまた殺されたのか??
残された刀城たちはあーでもない、こーでもないと議論を繰り返すうち
また1人・・・また1人・・・と消えていくのです。

相変わらずすごく好みです。

いろいろと驚きましたが、冷静に思い返すとヒントは沢山転がってるのよね。
まぁ気づかないけど(笑)
似たような本を読んでいたにもかかわらず気づかなかったけど(^-^;)
いつもの事ながら満喫しました。
09:36  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2013.09.24 (Tue)

「探偵・日暮旅人の壊れ物」 山口幸三郎



探偵日暮旅人の壊れ物 山口幸三郎

目に見えないモノを視ることで事件を解決する青年・日暮旅人。彼が経営する『探し物探偵事務所』に、ある日見生美月と名乗る美しい依頼者が現れた。旅人のことを「旅ちゃん」と親しげに呼ぶ美月は、どうやら旅人の学生時代の先輩らしい。旅人の過去を知る女性の出現に、陽子は動揺を隠すことができずー?旅人の学生時代が語られる『昔日の嘘』、美月が旅人に謎を出す『箱の中』ほか、『傷の奮え』『憧憬の館』『竹馬の友』の全5編を収録。(BOOKデータベースより)

【目次】
箱の中/傷の奮え/憧憬の館/竹馬の友/昔日の嘘


やっぱり胸キュンだった・・・

妙に心ときめくんですけど。
どちらかというと、今回の旅人さんは黒旅人なんだけど、
そういえばこの人は初期のころはこういう人だった・・・と思ったんだけど
ラストに胸キュンを持ってこられ、ちょっとキュンキュンしてしまいました(爆)

視角しかないから逆にコミュニケーションがとれる。
そういうこともあるみたいです。
良かったね。
変な体質だったけど、今回ばかりは良かったかと。
陽子の純粋な気持ちが今回も出てました。
しかし、陽子よりも旅人の気持ちたるや・・・
それを思うとついつい胸キュンになってしまう。
灯衣よ・・・我慢するのだ( ̄ω ̄*)

目次の所にあった挿絵がいかにも灯衣と陽子そのまんまで可愛かったです。
亀吉と灯衣の会話に妙に癒されました。
灯衣の一番の理解者が実はカメ(爆)
08:33  |  山口幸三郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.09.21 (Sat)

「特等添乗員αの難事件(4)」 松岡圭祐



特等添乗員αの難事件4 松岡圭祐

ラテラル・シンキングを駆使し、電車から豪華客船まで0円旅行を実現してしまう謎の韓国人美女が現れた。その名もミン・ミヨン。観光業界としては見過ごせない一大事に、白羽の矢が立ったのは同じ思考を持つ浅倉絢奈だった。ところがその絢奈は、壱条那沖との新居探しや恋のライバルに翻弄され…。ハワイを舞台に娯楽性満点の「人の死なないミステリ」最新傑作登場。書き下ろしαシリーズ第4弾!(BOOKデータベースより)

これで完結したかな??
なんとなくそういう終わり方だった。
とにかく壱条の優柔不断さとハッキリ言えないところに
イライライライラ・・・
しまくるわけです。
最初の新居をどこにするかの場面でも、
おぼっちゃまな考えの壱条にやっぱり
イライライライラ・・・

ようやく物語の後半になり目が覚めたのか(?)
行動がまともにある壱条。遅すぎる。

やたらとキカイダーの話が出てましたが
なんてことはない、松岡さんの名前で
人造人間キカイダーの小説が出るのでした。

リアルタイムはちょっと分からないのねー。
元々石ノ森章太郎さんの作品とのことで。
松岡さん・・どうしてまた・・・
キカイダー・・・?
08:35  |  松岡圭祐  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.09.20 (Fri)

「土方歳三無頼控 バラガキ参上」 潮美瑶

  

土方歳三無頼控 バラガキ参上 潮美瑤

連作短篇捕物帖刊行! ! 第一話「石田散薬」ゲンさん、ソウジ、蘭方医ホウシュン登場。第二話「槍突き」大飯喰らい槍の名人サノスケ、酒豪剣豪シンパチ登場。第三話「留守番」実力ナンバーワン、無双の剣客ハジメ登場。――いきで、いなせで、めっぽう強い、役者はだしのいい男。江戸のプロファイラー・トシが難事件に挑む! ! 青春真っ只中、トシゾウの颯爽たる活躍(BOOKデータベースより)

土方さんの試衛館時代の物語。
このBOOKデータベース・・・
何を言いたいのか全く意味不明(笑)

沖田総司が土方さんの兄弟子になってますが・・・(^^;)
実際そうなのかな?沖田の場合は記録が圧倒的に少ないから何が正しいのか
分からないんですよねー。

石田散薬で薬を売り歩いている土方さんが、周りで起きる殺人事件を解決するのです。
読んでて面白かった。
一番の心配だった土方さんの人となりも、私が想像しているとおりの土方さんだったし
沖田総司もイメージ通り。

なんか、この本を読んでたら試衛館時代が一番幸せだったんじゃないか・・・
なんて思ってしまいました(ノ_<)
試衛館時代なのでもちろん、近藤勇、井上源三郎も登場。
そして永倉新八、原田左之助、斉藤一も途中登場。

読んでて楽しくなりました。
確かに新選組なのに、新選組結成前の話なので読んでても妙に新鮮なんですよね。
08:23  |  潮美瑤  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.09.19 (Thu)

「QED~flumen~ホームズの真実」 高田崇史



QED-flumen ホームズの真実 高田崇史

大学時代の知人、緑川友紀子に誘われシャーロキアンの展覧会に参加した崇と奈々。その最中、参加者の一人が展覧会場から不可解な墜落をし、意識不明の重体に。彼女の手に握られていたのはスミレの花だった…!「紫」の意味を巡り、事件は『シャーロック・ホームズ物語』と『源氏物語』に隠された秘密へと近づいていく。『QEDパーフェクトガイドブック』同時収録。(BOOKデータベースより)

【目次】
QED-flumen ホームズの真実/QEDパーフェクトガイドブック


超うれしいんですけどヽ(>▽<)ノ

完結したQED。
こんなに早くタタナナに会えるとは・・・。
何気なく本屋さんで見かけ、二度見してしまいました。
「ベイカー街の問題」をタイトル変えて出したのかと思ったので。
でも、新たに発売されたたんだー。
全く知らなかった。
それだけに嬉しい~。

時間的には前作の「伊勢の曙光」から2か月後なのか1か月後なのか。
まぁあまり時が過ぎてないようで。
内容としては、ホームズと源氏物語と現実の殺人未遂事件を
同時に進めるというかなり無理やりな展開(笑)

そして、前回「ベイカー街の問題」で自分が論じた説を自分でひっくり返すという
かなりの荒業に出てました(笑)

私はホームズは実は全然詳しくないし、全部読んでいるワケでもないのですが、
世のシャーロキアンの方々からするとどうなんだろう?
目から鱗なのかしら?
それとも鼻で笑っちゃう??
なかなか興味深い説です。

おまけで「QEDパーフェクトガイドブック」がパーフェクトではない形で掲載されてます。
元々ファンへのプレゼントってことでフルカラー200名限定だったものが
白黒で少しページを減らしてだそうですが、それでも嬉しい。
いろいろとファンには嬉しい1冊でした(^^)
08:17  |  高田崇史  |  トラックバック(1)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.09.18 (Wed)

「ルピナス探偵団の憂愁」 津原泰水



ルピナス探偵団の憂愁 津原泰水

高校時代「ルピナス探偵団」と称して様々な謎解きに関わった三人の少女と少年一人。だが卒業から数年後に、一人が不治の病で世を去った、奇妙な小径の謎を残してー。探偵団最後の事件を描く第一話「百合の木陰」から卒業式前夜に発生した殺人事件の謎に挑む第四話「慈悲の花園」まで、時間を遡って少女探偵団の“その後”を描く、津原泰水にしか書き得ない青春探偵小説の傑作。(BOOKデータベースより)

【目次】
百合の木陰/犬には歓迎されざる/初めての密室/慈悲の花園


とりあえず第一話で4人のうちの1人が死ぬシーンから始まる。
このころ、彩子たちは25歳になってて、2話目では大学生、3話目も大学生、
4話目がルピナス時代。
そんな感じで遡っていくんだけど、1話目で1人が死んでるから
なんっかその後もさみしい気持ちがつきまとってしまった1冊。

個人的に好きなのは2話目の「犬には歓迎されざる」です。
なんとなく、一番推理小説っぽいので(^^)

庚午さんがキャリアでいつの間にか不二子の上司になってたりしたのには笑えましたが、
なんかこうどことなく暗くさみしい雰囲気のまま終わった1冊でした。
08:39  |  津原泰水  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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