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2013.07.31 (Wed)

「カラマーゾフの妹」 高野史緒



カラマーゾフの妹 高野史緒

トロヤノフスキーは愕然とした。当時の弁護士は真相まであと一歩というところまで迫っておきながら、最も重要な点を見逃している。極めて重要な、絶対に見逃してはならない点をだ。不可解な「父殺し」から13年。有名すぎる未解決事件に、特別捜査官が挑む。第58回江戸川乱歩賞受賞作。(BOOKデータベースより)

はい!!乱歩賞~。

またまた乱歩賞なのですが、読む前に読書メーターでレビューを読んだら「原作を読んでないとわからない」とのこと。


「原作ってなに?(・ω・)」


どうやら「カラマーゾフの兄弟」らしく、ふーん。じゃあ先に原作読むかと本屋さんに行ったら出版社によって3冊、もしくは4冊あることが判明。
図書館の返却期限もあるのにそんなに読めるか!
ってことで、みんなの味方wikiにて検索。
少しだけわかりました。
wikiを読むか読まないかでまた違う?
山崎豊子さんの「華麗なる一族」を思い出しましたが多分違うと思う(笑)

乱歩賞なのにこういうオマージュものっていうか、有名すぎる原作があってそれから13年後という設定で書かれてますので・・・選考委員の今野敏さんは最後まで反対したらしく、そして同じく選考委員の東野圭吾さんは5人のメンバーのうち唯一原作を読んでない人だったようで、「それでも楽しめた」って・・・

って・・・

そう!?

まぁ確かにこれを読んだら原作読みたくなります。
超有名作品だからかなり面白そう。
せめて上下巻2冊だったらいいのに。
すぐに買うのに。

まぁ実際の原作「カラマーゾフの兄弟」には妹はいないようです。はい。
最初はこういうカラマーゾフに例えた何かかと思ってましたら、
人物も設定もまんまのままで13年後なんだもんねー。
ちょっとビックリしました。

読みやすい文体でしたけど。やっぱり原作をしっかり読んでないとダメかな?(^^;)
08:29  |  その他た行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.07.29 (Mon)

「はなとゆめ」 冲方丁

毎朝読んでいる新聞小説の1つ、冲方丁さんの「はなとゆめ」が29日に終わりました。

PAP_0335.jpg


清少納言の視点から語る中宮定子の物語でしたねー。
中宮定子が亡くなったらあっというまに物語も終わってしまった・・・
今までどちらかというと、紫式部サイドの物語は読んだことがありますが、
清少納言サイドの物語を読むのは初めてだったかもしれません。

イラストが遠田志帆さんでまた幻想的な平安時代が浮かびます。
まぁしかし、高田崇史作品を愛する私は、平安時代なんて一歩裏を見ればとんでもない時代なんだよなと思うのですけどね(笑)

ダンナはこんなきらびやかな平安時代になじむことが出来ず、
彼にしては珍しく1週間ほどでギブアップしてました(笑)

これは中宮定子の物語です。
途中でビックリするシーンが登場してましたが、事実だったようです。ビックリだ。
このシーンからただただきらびやかな平安時代ではなく、中宮さまも闘っているのだと。
なんかすごくカッコいいシーンでした。
その後、wikiやらなにやらで調べましたが、25歳で亡くなってるんだってー。
なんっていうか・・・若すぎる。
そしてその後に彰子さまが中宮になり、紫式部が仕えるってことなのね。
なるほど。時代が少しわかった。

ってことで、明日からは五木寛之さんの「親鸞」の第三部がスタートするそうです。
第三部・・・。
私は第一部も第二部も読んでないのでこれは多分読まないです。
なので今読んでいる新聞小説、
新野剛志さんの「明日の色」と道尾秀介さんの「透明カメレオン」を読み続けます。
道尾さん結構苦手なんだけど(爆)、この作品は割とコミカルで楽しめます。
「あの女一体なに??」と思いながら毎日読んでます(^^)
22:02  |  新聞小説  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.07.28 (Sun)

「神器 軍艦『橿原』殺人事件 下」 奥泉光



神器 軍艦『橿原』殺人事件  奥泉光

軍艦「橿原」には、「神器」がひそかに持ち込まれていたー。大量発生した鼠、そして極秘任務の真偽を巡って錯乱する兵士達を運んで航行を続ける「橿原」の艦底で、時空を超え、民族を超えたスケールの日本人論、戦争論が展開される。記念碑的純文学長編。(BOOKデータベースより)

4日かかった・・・( ̄∇ ̄;)
思った以上に時間がかかったこちらの下巻でしたが、
ゆるい雰囲気だった上巻とは違い、なんか怪しい雰囲気に。
軍艦なのに、なぜか切腹する人が登場したり、
謎な鼠たち。
怪しい雰囲気。
みんな少しずつ壊れていきます。

SFっぽくなり、苦手要素も登場し(SFすこし苦手)、どうしたものかと考え、
「考えるのをやめよう」と思いそのまま読む(笑)

ラストがいいんだよねー。
鼠たちの戦争論。討論。
SFなもので、時空を超えてるのよ。
現代の日本をいうのを見ている鼠もいるものだから、そういう視点で「戦争」を語る。
特攻で死んだ人(死ぬと鼠になる)の視点やら現代人、海軍、もろもろの視点で戦争を語る。

このシーンがむちゃくちゃ面白いの!!

本当に面白くてこのシーンだけでもこの本を読んだ価値あり。
まぁ奥泉さんの戦争論なんだろうけど。

そして本当のラスト。
妙に読了感いいのですよ(笑)

面白かったです。
途中、少し迷走してたけど。
いや、かなり迷走してたけど。
普通の日本人からしたら恐れ多くてレビューに書けないこともあります。
まぁ「軍艦」というかなり密閉された空間だから当時は信じたのかしら。
日本の象徴であるあの方が軍艦「橿原」にぶら下がってるとかなんとか(^^;)
恐れ多いわー。
10:36  |  奥泉光  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.07.26 (Fri)

「よろずのことに気をつけよ」 川瀬七緒



よろずのことに気をつけよ 川瀬七緒

被害者は呪い殺されたのか!-謎が謎を呼ぶ、呪術ミステリーの快作。変死体のそばで見つかった「呪術符」の意味は?呪いと殺人の謎に文化人類学者が挑む!第57回江戸川乱歩賞受賞作。(BOOKデータベースより)

乱歩賞~(〃∀〃)

最近乱歩賞をどんどん読んでいるのでそのうち読む本が無くなるという危機(笑)
どちらかというと新しい受賞作ですが、結構好みです。
まず、本文に「臨兵闘者皆陣列在前」と出ているだけでうっとりします(人´∀`*)
大好きな9文字です(笑)
むかーーーし読んだ漫画で1字ずつ結ぶ印の形とかあったよなーーー。
意味も知らないんですけどね。
ちゃんとした正式な意味もあるらしいのですが、
日常で使う事はないだろうと思ってはおります(^^;)

民俗と呪いがふんだんに出てきます。
わたし好みの作品です。
登場人物にそれほど思い入れはありませんが、
最後の最後に登場した村のばーちゃんの取った行動に驚きました。
盲目のばーちゃんじゃないほうのばーちゃんです。
すごいです。
思い切りのいいばーちゃんです。
でも、ばーちゃんたちの立場になるとやむなし的な所もありますけどね。

呪いっていうのは、時が経てば経つほど効き目が増すような気がします。
数日怨んだというよりは、数十年怨み続けたの方がやっぱり怖い。

仲澤さんがコーヒー好きという設定で、コーヒーに目がない人たちが登場します。
そんな中でコーヒーの味もロクに分からない森居刑事。
読んでて親近感湧きました(^^;)
私も絶対分からない自信があります(涙)
10:37  |  川瀬七緒  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2013.07.24 (Wed)

「泥棒は几帳面であるべし」 マシュー・ディックス



泥棒は几帳面であるべし マシュー・ディックス

マーティンの生業は泥棒。といっても、窓ガラスを壊したり家を荒らしたりはしない。盗みに入る家を慎重に選び、住人の外出時間や周囲の環境を徹底的に調べて“お得意”を決め、泥棒が入ったことに気づかれないように食料品や宝石などを盗んでいるのだ。だがある日、とんでもない“事件”が発生してしまい…。とびきり几帳面な愛すべき青年の活躍(?)を描くお仕事ミステリ!(BOOKデータベースより)

マーティン・・・
もしかして・・・アホ?

なんて思ってしまった1冊。

几帳面を通り越して、神経質というかここまでいくとアホか?と。
何というか・・・神経質すぎて疲れます。
でも、実際こういう神経質な人はこのようにしないと疲れるんだよね。

読んでて、もしマーティンが我が家の近くにいるならば、
お得意様になる自信があります( ̄▽ ̄;)
全くほめられたことではないですが、何か無くなっても
「あれ?姑使った?」なんて思っちゃう。
そうするといちいち確認なんてしないし。
あらら。マーティンもどきに侵入されてるかも。

でも、マーティンだったら私が本当に危機の時は助けてくれるのよね?(笑)
読了感はなかなか良い1冊です。
泥棒だからどう締めくくるのかと思ってました。

私が想像していた本とは違ってましたけれど
それなりに楽しめました。
08:27  |  海外小説  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.07.22 (Mon)

「神器 軍艦『橿原』殺人事件 上」 奥泉光



神器 軍艦「橿原」殺人事件 奥泉光

昭和20年初頭、探偵小説好きの青年が上等水兵として、軽巡洋艦「橿原」に乗船した。そして艦底の倉庫でこれまで3人の変死事件があったことを知り、好奇心の蟲が騒ぎはじめる。「橿原」に隠された謎をめぐり憶測が飛交い、新たな変死事件は後を絶たず、艦内に不安が渦を巻き始める…。(BOOKデータベースより)

またまた私のモットーを覆すべく上巻下巻分けての感想で失礼します。

というのも、ページ数の割に文字が多すぎ少し疲れました(笑)
上巻を読み終えてすぐに下巻に行く体力がありません。
なので、違う本を間に挟もうと思ってますが、
そうすると上巻の感想を忘れそうです。
なのでやむを得ずの判断。

この本は今まで私が読んだ戦争小説の中でダントツにゆるい!( ̄ω ̄*)
戦争中こんなに緩かったってことはないだろうから奥泉ワールドってことで(^^)
このゆるさがたまりません。
奥泉さんのクワコーシリーズが好きな人は好きかも。

上巻を読み終えてどういう話になるのかイマイチ分からず。
元・人間の鼠みたいなのが登場して、それがどう関係していくのかも謎。
そして妙に現代的な鼠が登場してますがそれも謎。
クワコーシリーズに出てた門司みたいなんですけど。鼠が(^^;)
「オレ、ウザイ?」「ゴム、マジうめー!マジ ヤベーー!」
こんなセリフが登場します(注・ただ今戦争中)
これで読みたくなるか読みたくならないか(笑)
私は好きなんですけどね。
さて下巻でどうまとまるのか。

楽しみではありますが、改行があまりなく本当に文字の嵐です。
面白いというよりは、可笑しい1冊でした。
08:33  |  奥泉光  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.07.20 (Sat)

「母性」 湊かなえ



母性 湊かなえ

母と娘。二種類の女性。美しい家。暗闇の中で求めていた、無償の愛、温もり。ないけれどある、あるけれどない。私は母の分身なのだから。母の願いだったから。心を込めて。私は愛能う限り、娘を大切に育ててきましたー。そしてその日、起こったことー。(BOOKデータベースより)

最初の「転落事故」をずっと引きずってました。
まぁネタバレには該当しないのであえて書きますが・・・
読み終わった後「ん??それで??」と思ってネットで「ネタバレ」で検索しました。
そういう事ねーーー。

それにしても・・・この母親・・・
ダメだっ!
ウザすぎるっ(TдT)

「お母さんをウザいと言っちゃいけません!!」

と、各方面からお叱りを受けそうです(^^;)
自分の娘の反応を見て「私だったらお母さんにこう言われたら、嬉しくてこう言うのに」みたいに、自分の娘時代と比較する。
こういう心が嫌いです。
あと、この本の一番の問題発言。
まぁ問題発言というか、この母親の根本的な問題。

「私はお母さんを助けたい。子供なんてまた産める」

うーーーん。気持ち悪い(--;)

娘は仕方ないと思う。
特に子供にとって母親という存在って神だし人生すべてだし。

しかしこの母親にとって自分が娘時代の「母娘」がすべてなのよね。
基準がそれなので、自分の娘が予想と違う態度をとるとガッカリしたりする。
そんな自覚のない傷つけ方をする。
娘は娘で母親のためにと頑張るけれどなんか空回り。

この母親も「農家の嫁」としては結構頑張っているんだけどねー。
「母親」としてはどうかなって思いました。
08:28  |  湊かなえ  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.07.18 (Thu)

「アウトサイダー 組織犯罪対策課八神瑛子3」 深町秋生



アウトサイダー 深町秋生

自殺とされた夫の死の真相に迫る警視庁上野署の八神。警察による証拠改ざんの疑いが増す中、執念で掴んだ手がかりは、新宿署の五條の存在だった。権威と暴力で闇社会を支配する五條に、八神は命を賭した闘いを仕掛ける。硝煙の彼方に追い求めた真実は見えるのか?美しくも危険すぎる女刑事が疾走する警察小説シリーズ、壮絶なクライマックスへ。(BOOKデータベースより)

もっと引っ張るかと思いきや3作であっさり終了。
なので面白かったです。
ずるずると長くもなく、まぁ逆にさみしいですが。
瑛子の活躍をもっと見たかった。
夫の死の真相(自殺か他殺か)がわかりますし、
いろいろ解決します。

あっという間だったーーー。

対、富永というのもありましたが、今回は富永もいい感じでした。
しかし・・・終始、瑛子にはかなわなかったような気もするけど。
組めば案外いいコンビになるかもしれない( ̄ω ̄*)
ふとそう思ったり。

刑事キャラは瑛子以外あまり目立つ人もいないけど、
脇のキャラ、里美とか英麗とか結構好きなのよねー。
また何かの機会にこのメンバーに会えますように。
08:08  |  深町秋生  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.07.17 (Wed)

「憤死」 綿矢りさ



憤死 綿矢りさ

命をかけてた恋が、終わっちゃったの。心の闇へ誘う4つの物語。新たな魅力あふれる著者初の連作短篇集。(BOOKデータベースより)

【目次】
おとな/トイレの懺悔室/憤死/人生ゲーム


個人的に好きなのは表題作の「憤死
わたしは綿矢さんにこういうものを求めています(*´ェ`*)

『小中学校時代の女友達が、自殺未遂をして入院していると噂に聞いたので、興味本位で見舞いに行くことにした』

うむ。正直だ(笑)
自らの小太りを巨乳とよぶブルドーザーばりの破壊力を持つこの友人を観察するがごとく視点が面白い。
女子が女子を見るときって結構こうかもしれない。
にやりとしながら読みました。
キレると怖いブルドーザー的佳穂って・・・(爆)
やりたくなかった飼育係をやらされることになった時の行動・・・
面白すぎる(*´∀`*)

他「トイレの懺悔室」「人生ゲーム」はちょっと怖いのね。
怖いというか・・・「トイレの懺悔室」は薄気味悪く、
「人生ゲーム」も薄気味悪い。
両方薄気味悪かった(笑)
「人生ゲーム」はそれでもラスト救われる感じがしないでもないけど、
「トイレの懺悔室」は怖いです。
なんか・・・不気味テイスト。
このピンクでハートがついた表紙の中に入っている物語には見えません。

それにしてもあっという間に読んじゃいました。
ちょっともったいなかった。
08:22  |  綿矢りさ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.07.16 (Tue)

買った本 7月14日

この日のジュンク堂では「狗飼恭子」さんのサイン会があったようです。
「遠くでずっとそばにいる」という映画が秋田県ロケということでのサイン会でしたが・・・
私が行ったころにはサイン本だけありました(^^;)
終わってました。
ってことで、14日に買った本

「アウトサイダー 組織犯罪対策課八神瑛子3」 深町秋生



これでシリーズ終わりです。
3作で終了。
意外と短いなというのが感想。
実は読了済♪
だって本当に楽しみにしてましたから(^^)

「泥棒は几帳面であるべし」 マシュー・ディックス



タイトルで買いました。
っていうか、几帳面じゃないと泥棒なんてできないと思うけど。
どうなんだろう!?
しかし、タイトルと打って変わってこの乱雑とした表紙絵は・・・?(笑)
気になります。
08:20  |  買った本のメモ  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
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