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2012.05.31 (Thu)

「かわいそうだね?」 綿矢りさ



かわいそうだね? 綿矢りさ

同情は美しい、それとも卑しい?美人の親友のこと、本当に好き?誰もが心に押しこめている本音がこぼれる瞬間をとらえた二篇を収録。デビューから10年、綿矢りさが繰り広げる愛しくて滑稽でブラックな“女子”の世界。(BOOKデータベースより)

【目次】
かわいそうだね?/亜美ちゃんは美人


いや~、綿矢りさ好きかも!(笑)

表題作の「かわいそうだね?」はラストのめちゃくちゃさに笑ってしまった。
なんなんだ。この終わり方。
綿矢りさ、すきーーーー!!(笑)

・・・と、至った。

でも、実際こういう隆大みたいなバカ男はいました。
私ではないけれど、友人がこういうバカ男の被害に遭いまして、
「事実は小説より奇なり」とは本当だと嘘みたいな話に驚いた次第です。
だから、隆大の行動を見ても「うそでしょ~!!」と思えず
「ここにもいるのかバカ男が」
と思ったのです。

「亜美ちゃんは美人」も、亜美ちゃんの美人過ぎる故の苦悩というか、嗜好というかそういうのがラストに行くにしたがって判明。
さかきちゃんもね~、大変だったよね。
さかきちゃんの気持ちは痛いほどわかるのよ(笑)
亜美ちゃんの気持ちは分からないにしろ。

美人と比較されて歪んでしまう自分。

あぁ~わかっているのになんでしょう。
このいびつな気持ち(笑)

って感じで、この本は笑っちゃうくらい綿矢りさが好きだ~と思った1冊になりました。

楽しかった(・∀・)


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2012.05.30 (Wed)

「確率捜査官御子柴岳人 密室のゲーム」 神永学



確率捜査官御子柴岳人 神永学

この男、純真なのか、ただの子どもかー!?超理系な美貌の数学者と、一生懸命で空回りな新米女刑事が人間の心の深層を数字で暴く、前代未聞の取調べエンタテインメント。(BOOKデータベースより)

いつも思うが、「BOOKデータベース」の描き方が結構好き。
なんなんですかね。
「前代未聞の取り調べエンタテイメント」って(。・ω・。)

まぁ読んでみて言わんとすることは分かりました(笑)

八雲くんの世界とリンクしてます。
八雲君がそういえば9巻で進路の事で晴香と話をしてました。
「御子柴先生に誘われている」とかなんとか。
その時は聞き流しましたが、これを読んで

なんで?

と、思いました。
八雲くん、何かの役に立つのか?

そう思った「確率捜査官」でありました。
キャラ的には八雲くんの方がいいですね。
チュッパチャップスを好んで、頭がいいかと思いきや、ことわざを知らず、たまに「わかるもん!」とキレそうになるあたりは、
某伊良部先生を思い出すのですが・・・( ̄▽ ̄;)

そういえば、最近伊良部先生の本を読んでないなと思ったのです。

友紀パパを殺した人ってあの人じゃないの??
と、てっきり解決されて終わりかと思ったら「続く」みたいになった。
しかし、続くならわたしの予想も書けないし。
長くなるんですかね。

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2012.05.29 (Tue)

「開かせていただき光栄です」 皆川博子



開かせていただき光栄です 皆川博子

18世紀ロンドン。外科医ダニエルの解剖教室から、あるはずのない屍体が発見された。四肢を切断された少年と顔を潰された男性。増える屍体に戸惑うダニエルと弟子たちに、治安判事は捜査協力を要請する。だが背後には、詩人志望の少年の辿った稀覯本をめぐる恐るべき運命が…解剖学が先端科学であると同時に偏見にも晒された時代。そんな時代の落とし子たちがときに可笑しくも哀しい不可能犯罪に挑む。(BOOKデータベースより)

えーっと。はじめましての作家さんです。

「うそー!?」いうな(笑)

そうなのですよね。
お恥ずかしい(*--*)

本格ミステリ大賞受賞ということで、そういう立派な受賞作なのに何故か図書館にある(らぶりー)
献本に応募してたのにうっかり借りちゃって。
でも、献本に当選しなかったので読みました。

で・・・

本格ミステリ最高~ヽ(’∇’@)ノ

面白かったです。
途中からカレが出てこないなとは思っていたんだけど、
そういうことになったのか。

面白いようにパズルが組み合わさっていくのを読むのは清清しさすら感じました。
四肢を切断した理由とかね。
そういう何気ない(四肢切断が何気ないかどうかは置いておいて)疑問が解決されるのは気持ちいいです。

少しワガママを言うならばもう少しロバートに表立って出演して欲しかったかな。

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2012.05.28 (Mon)

「うたうひと」 小路幸也



うたうひと 小路幸也

「百獣の王じゃないか。光栄だ」人気バンドのドラマー、崎谷貫太はその風貌から“笑うライオン”と呼ばれている。ある日人づてに、母親が倒れたことを知った貫太は、十年ぶりに勘当された実家を訪れることに。母親に嫌われていると思っていた貫太だったが、実家で驚くべき光景を目にするー(「笑うライオン」)。誰もが持つその人だけの歌を、温かく紡いだ傑作小説集。(BOOKデータベースより)

【目次】
クラプトンの涙/左側のボーカリスト/唇に愛を/バラードを/笑うライオン/その夜に歌う/明日を笑え/アンコール親父の唄


「笑うライオン」が一番好き。

しかし・・・今まで小路さんの作品を全部読んだワケではないんだけど、ないんだけど、相変わらず善人おんりーだ(;´Д`)
そこに一抹の苦しさを感じるというか。
なんというか。

読んでて苦しくなるのです。

悪人が出てバッサバッサと引っ掻き回してくれたら読みやすいんだけど。
この短編集、みんないい人(TдT)
多少の行き違いがあっても、みんな良き心のままに進んでいるのですよね~。
これってそういうのを狙っているのかしら?
それとも、普通に悪人が登場するのがイヤなのかしら?>小路さん。

「明日を笑え」は某ビートルズの前座をやったあのグループが脳内にイメージされました(笑)
元々はバンドでしたしね。
そうよね。

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2012.05.26 (Sat)

「百蛇堂」 三津田信三



百蛇堂 三津田信三

作家・三津田信三に託された実話怪談の原稿。読んだ者には忌わしいあれが現れて…忽然と姿を消す。不可能状況で頻発する児童連続失踪事件と「あの原稿は世に出してはいけない」という龍巳の言葉は何を意味するのか?葬り去られるべきものが世に出たことで謎と怪異が続発!そしてラストに待つ衝撃の結末。(BOOKデータベースより)

こ・こ・こ・・怖かった(;Д;)

「ラストに待つ衝撃の結末」(BOOKデータベース)

衝撃過ぎる(((°□°;;))))

ホラー苦手なんですってば(^^;)
怖かったよ~。

厚い本ながらも、のっけから心を鷲づかみにされあっという間に読みましたが・・・
しょっぱなから怖かったもん~(;´Д`)

王道というかそんな感じながらも、映像化したら怖くて見れないと思うし。
ラストは、「殺人鬼フジコ」形式とでも言いましょうか。

殺人鬼フジコは「あとがき」までが物語でしたが、
こちらの作品は「蛇足」まで物語です。

うぅ・・・とにかく怖かったです。
しばらくホラーは読まなくていい(笑)

でも、「蛇棺葬」でずっと気になっていた砂川くんのその後が書かれていたのでそこはスッキリ。

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07:25  |  三津田信三  |  トラックバック(1)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑

2012.05.24 (Thu)

「有頂天家族」 森見登美彦



有頂天家族 森見登美彦

糺ノ森に住む狸の名門・下鴨家の父・総一郎はある日、鍋にされ、あっけなくこの世を去ってしまった。遺されたのは母と頼りない四兄弟。長兄・矢一郎は生真面目だが土壇場に弱く、次兄・矢二郎は蛙になって井戸暮らし。三男・矢三郎は面白主義がいきすぎて周囲を困らせ、末弟・矢四郎は化けてもつい尻尾を出す未熟者。この四兄弟が一族の誇りを取り戻すべく、ある時は「腐れ大学生」ある時は「虎」に化けて京都の街を駆け回るも、そこにはいつも邪魔者が!かねてより犬猿の仲の狸、宿敵・夷川家の阿呆兄弟・金閣&銀閣、人間に恋をして能力を奪われ落ちぶれた天狗・赤玉先生、天狗を袖にし空を自在に飛び回る美女・弁天ー。狸と天狗と人間が入り乱れて巻き起こす三つ巴の化かし合いが今日も始まった。(BOOKデータベースより)

ちょうど自分の体調の悪さもあってか、なかなか物語に入り込めなくて、途中で寝てしまう日々が続きました(笑)

しかし、父がたぬき鍋になってしまったいきさつがわかるにつれて面白さも出てきて、ラストに至っては
なぜか・・
なぜか・・・

泣きました(TдT)

我ながら「ナゼーーー!?」と思うのですが、一気に来たねぇ~(^^;)
このお話は、父と母の器が大きすぎるのだ。
こういう両親はステキです。
人間にも是非見習ってほしい。

そして、いじけっぱなしの天狗の先生にキレることなく、丁寧に相手をする三男もまたいいヤツだ。

タイトルが「有頂天家族」なので、勝手に某映画の「有頂天ホテル」みたいなノリなのかと思ったら、こちらの方がとっても真面目な話だったと思います。

「たぬき」でしたが・・・

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13:30  |  森見登美彦  |  トラックバック(1)  |  コメント(8)  |  EDIT  |  Top↑

2012.05.23 (Wed)

「アミダサマ」 沼田まほかる



アミダサマ 沼田まほかる

幼な児の名はミハル。廃棄された冷蔵庫から生れた物言わぬ美貌の子。ミハルが寺に引き取られてから集落はじわじわと変わってゆく。そして猫の死。そして母の死。アミダサマ!ミハルは無心で阿弥陀仏に何かを念じているようだった。冥界へ旅立つ者たちをその手で引き止めるために。痛切なその叫びは冷蔵庫の扉を開けた男にもしっかりと届いていた…。(BOOKデータベースより)

薄気味悪かった~(;´Д`)

死にゆく猫の不気味さを描かせたら強烈ね。

悠人とミハルの関係性がいまひとつ不明。
祖父が死にそうだっていうのに、ミハルに救いを求めるっていうのが理解できず。
理解できないっていうか・・・
不思議。

そして律子の存在は更に不思議。

悠人のどこがいいの?(。・ω・。)

こういう生き方しかできない女性というのもいると思いますが、私自身こういう生き方をしないタイプなので律子の生き方には賛同できないのね~。
娼婦なら娼婦でいいんだけど、流されやすすぎ~。

明らかにクマが乗り移っている千賀子が不気味でしたが、
ミハル父に対応するあたりの魔性的な態度はちょっと小気味よかったかも。
終始不気味な感じな上、ラストが消化不良なものだから、読み終わった後もなんっかモヤモヤしてます。

結局「あれはなんだったんだ?」という「あれ」が多すぎてどこから考えていいのか迷う1冊になりました。

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2012.05.21 (Mon)

「蒼の悔恨」 堂場瞬一



蒼の悔恨 堂場瞬一

連続殺人犯を追って、神奈川県警捜査一課真崎薫の孤独な戦いが始まる!渾身の書き下ろし長編サスペンス(BOOKデータベースより)

微妙・・・

お靴磨き男子(鳴沢了)の次は、料理男子か~?( ̄д ̄)

なんか料理があまりにも美味しそうで腹が立ちました(嫉妬)
で・・・でも男の人は、時間に追われてない料理を作るからこんなに美味しそうなだけなんだからっ!!

と、意味不明な言い訳をしてみた。

終始、真崎薫という人は自分に酔っているような人に思えました。
なんっていうか、「ハードボイルドごっこ」をしているかの如く、
「俺を愛してくれ」
とかなんとか(^^;)

はぁ?( ̄д ̄)

と、思ったのですけど。
本当に読んでいて「別の意味でビョーキじゃないか?」と心配しちゃいました。
ラストも「俺はもう死ぬ」みたいなニュアンスだから死ぬのかと思ったら、しっかり生きているし(笑)

なんなの~!?・゚・(ノД`;)・゚・

と、彼の人格をやや疑う羽目になってしまいました(笑)
青井の人格とか、事件に至る裏側などがもっと知りたかったです。
ちょっと深読みしすぎていたのですが、事件はそう難しいものではありませんでした(^^;)

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09:43  |  その他た行の作家  |  トラックバック(1)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2012.05.19 (Sat)

「シャーロックホームズ全集(1) 緋色の習作」 アーサー・コナン・ドイル



緋色の習性 アーサー・コナン・ドイル

日本を代表するシャーロッキアン小林司、東山あかねが不朽の名作「シャーロック・ホームズ物語」全作品を新たに全訳する。オックスフォード大学版の「注釈・解説」を完訳して付す、初版本のイラスト(ハッチンソン画)全点を復刻掲載、タイトルを「緋色の研究」から「緋色の習作」と改めた。(BOOKデータベースより)

シャーロキアンって凄いなと(。・ω・。)

とりあえず、
「タイトルが誤訳なのよっ!!」
ってことで、タイトル変わっちゃった。

他も、「本厚いな~」と思ったら、実際の物語はこの厚みの半分で、そうすると残りの半分はなんなのかというと、「注釈」の解説でござい。

いい機会だからシャーロックホームズを読もうと思ったのですが、のっけからシャーロキアンの洗礼を受けた感じがします。
「この注釈読むの必要?」と思う箇所もあるのでそこら辺は適当に流す場所もありますが、物語そのものは面白く読みました。
「第一部」と「第二部」が繋がっている話だと思わず、ラストに「あれれ?」と思いましたが、面白かったです。
ホームズとワトソン医師がルームメイトになるいきさつなども楽しく読みました。

この年齢になり、ホームズをしっかり読むというのもまた楽しいかも。
そう思った1冊でした。

次も読んでみようと思います。

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08:29  |  海外小説  |  トラックバック(0)  |  コメント(13)  |  EDIT  |  Top↑

2012.05.18 (Fri)

「猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち」 大山淳子



猫弁 大山淳子

お見合い30連敗。冴えない容貌。でも天才。婚活中の弁護士・百瀬太郎は猫いっぱいの事務所で人と猫の幸せを考えている。そこに舞い込むさらなる難題。「霊柩車が盗まれたので取り戻してほしい」。笑いあり涙ありのハートフル・ミステリー、堂々誕生!満場一致で第一位、TBS・講談社ドラマ原作大賞受賞作。(BOOKデータベースより)

天才か・・・?(サブタイトル)
あっさりと読みました。
「ドラマ原作大賞」ってことなので、元々ドラマになることを想定した物語で、
起承転結がしっかりしていました。
ご都合主義とも言えますが(笑)

最初、読んでいったら「この登場人物がどこでどうつながるのだろう?」と思っていたら、それはとても狭い世界の物語だったという(^^;)
ラストの大福亜子の告白にはイラッと来るものがありました。
百瀬じゃないけれど、「タダじゃないんだ。お金かかるんだ」
でも、大福亜子の気持ちを考えると、人間ってそうしちゃうのかな。

淡々と読みましたが、ラストの「壁の黄色はひまわりの色」というくだりに涙がほろっと落ちてきました。
そこは好きなシーン(〃ω〃)

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