2012年03月 / 02月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫04月

2012.03.31 (Sat)

「薔薇を拒む」 近藤史恵



施設で育った内気な少年・博人は、進学への援助を得るため、同い年の樋野と陸の孤島にある屋敷で働き始めた。整った容姿の樋野には壮絶な過去が。博人は令嬢の小夜に恋心を抱くが、陰惨な事件で穏やかだった生活は一変する。それは悪意が渦巻く屋敷で始まる、悲劇の序章に過ぎなかったー。(BOOKデータベースより)

面白かったです。

博人にとっては本当に住みやすそうな場所だったよな~。
こんなに住み込みのお手伝いさんたちが優しい家っていうのもない。
事件さえ起きなければ幸せな3年間を過ごすことが出来ただろうにな~と思うとちょっと可哀想ですが。
それだけだったら「幸せな記録」としかならないので仕方ない(笑)


しかし、施設の「すぐに戻れ」とかなんとかの手紙の理由がイマイチ弱いな~と。
そういうものか?
もっとおどろおどろしい事態を想像していただけに
「この程度で・・・?」
と思ったあたしに何か心の問題があるかも(笑)

ラストは・・・うーーーん。

博人はごまかしているつもりかもしれないけれど、女っていうのはそこまで鈍感な生き物ではないと思う。
そうなると女のほうもその事は当然分かっていて、それでもそれにしがみつきたくての行動なんだろうな、と思っちゃった。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ    
ランキング参加中です。押していただけると励みになります
08:11  |  近藤史恵  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2012.03.30 (Fri)

「おしまいのデート」 瀬尾まいこ



おしまいのデート 瀬尾まいこ

この世はいろんな“デート”で溢れてる。待ち合わせが生み出すワクワクする気持ち、楽しいひととき、別れる時のちょっとした切なさ(BOOKデータベースより)

【目次】
おしまいのデート/ランクアップ丼/ファーストラブ/ドッグシェア/デートまでの道のり


デートって言葉っていいね(・∀・)

初めましての作家さんです。
他の方のブログでよくおみかけしまして、興味を持ちました。
あっという間に読める本ですが、その中にも沢山の物語が。

個人的に好きなのは「ランクアップ丼」。

あたしすぐに泣くのでできるだけ泣く本は回避しているんですけどねぇ~。
こうしてたまに罠にかかる(笑)
どっぷり泣きました。

何といいますか・・・泣けるよね~。
食べ物っていいね。
上じいの心がとても温かく・・・また泣きそう。

逆に「これって??」と首かしげたのが「ドッグシェア」
その問題になる前に保健所とか動いてそうな感じがしますが・・・・
まぁ物語だからいっか。

表題作「おしまいのデート」もほのぼのしてます。
そういう感じで見れば悪人出てないな~。
いい人ばかりで心温まる1冊でした(´∀`)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ    
ランキング参加中です。押していただけると励みになります
06:49  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑

2012.03.29 (Thu)

「チェーン・ポイズン」 本多孝好



チェーン・ポイズン 本多孝好

本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか?人気絶頂のバイオリニスト、陰惨な事件の被害者家族、三十代のOL。三つの自殺に不思議な関連性を見出した週刊誌記者・原田は、“死のセールスマン”が運んだらしき、謎のメッセージの存在を知る。「命の取り引き」がもたらす意外な結末とは?心揺さぶるミステリアス長編。(BOOKデータベースより)

ポイズン・・・かっ!!


初めましての作家さんです。
これはね~。
なるほど。そう来たか~。

でも・・・

なんかそんな予感した(。・ω・。)

ただ騙された気もするんだけど、それでも・・・

そんな予感した(。・ω・。)

じゃなきゃ「物語」にならんよね。
でも、「そういう物語」だと思って読んだのでラスト近くにある「アレ」に多少脱力はしたけど、「やっぱりそういう物語か」と妙に納得した自分がいました(←どういう物語だ)

『1年後に楽に死ねる』

なーんて言われたら、何をしよう(・∀・)
この人はちょっとぶらぶらしただけですでに飽きてしまったようで(^^;)
そういう意味では高校卒業してから働いている自分にしてもきっとそうなんだろうな~と。
こんな感じの旨い(のか?)話には魅力を感じながらも、きっと途中でバカらしくなり、死ぬのをやめそうな予感がするわたしでした。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ   人気ブログランキングへ
ランキング参加中です。押していただけると励みになります
08:23  |  本多孝好  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2012.03.28 (Wed)

「誰にも書ける一冊の本」 荻原浩



誰にも書ける一冊の本 荻原浩

父が書き遺したものは、事実か創作か。「何を言われようが、私は自分の心の声に従った」-代表作『明日の記憶』で記憶の死に挑んだ著者が、平凡に思えた男の人生を、その死を通して描く。子は親の背中を見て育つと言うが、言葉でしか伝えられないことは多い。(BOOKデータベースより)

いや~・・・
薄くて、字も大きい本なのに泣けたっ!

うちの父親も本書かないかな~(笑)

そう思った1冊。
本当にタイトルのままでして、誰にでも書ける一冊の本なワケです。
どんな人にも人生があり、その中でドラマがあり、歴史がある。

あたしの周りを見ても父だったり旦那だったり、また自分自身だったり。
そういう物語。
あるよな~と。

誰にでも終始「平凡」なワケがなくて。
「父親」というのは大体寡黙な人が多いので、こんなにユニークないろいろなことがあったのか。
と、読み手である息子は思ったワケです。
いいな~。こうして自分の父親の人生を知ることが出来るというのは本当に羨ましく、めったになく、素敵なこと。

んー。

父親、本書かないかな~(笑)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ   
ランキング参加中です。押していただけると励みになります
06:58  |  荻原浩  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.03.27 (Tue)

「勝手にふるえてろ」 綿矢りさ



勝手にふるえてろ 綿矢りさ

賞味期限切れの片思いと好きでもない現実の彼氏。どっちも欲しい、どっちも欲しくない。恋愛、しないとだめですか。(BOOKデータベースより)

先日、「僕らの時代」に綿矢さんが出てまして、「相変わらず美人だよな」というのと、「そういえば最近綿矢さんの本読んでないな」と思いこちらを借りてきました。

タイトルの「勝手にふるえてろ」というのはこのヨシカのことではないのね~。
そうなのね~。ふ~ん。

それはそうと、ヨシカは自爆タイプの女性のようで・・・
読んでて疲れました(^-^;)
自分で自分を追い込めるタイプというか、
明らかに間違った方向へ突き進むタイプ。

その間違った方向っていうのが、うそ○○なんだけど。
それはちょっと・・・

読んでてもドン引きしちゃいました(^^;)
いくらなんでもやりすぎではないかと。
そんな超ド級スペシャルな嘘をつかれても、
見捨てない人っているのね。
ちょっと感心したわ。

でも、最初の「ニ」の傲慢な営業職にありがち(かどうかは知りませんが)な、
自己アピール力からくるおしゃべり。
これも読んでて疲れました。
ちょっと最初からこれだと疲れるのは確か。
だからといって「イチ」のような人がいいかと思えばそれはそれで疲れる。
ヨシカが「イチと結婚したら・・・」と妄想するようなことが本当にありそうで疲れる。

結局どっちも疲れる(笑)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ   
ランキング参加中です。押していただけると励みになります
07:15  |  綿矢りさ  |  トラックバック(1)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.03.26 (Mon)

「占星術殺人事件」 島田荘司



占星術殺人事件 島田荘司

怪事件は、ひとりの画家の遺書から始まった。その内容は、6人の処女から肉体各部をとり、星座に合わせて新しい人体を合成する、というもの。画家は密室で殺された。そして1カ月後には、6人の若い女性が行方不明のあげくバラバラ死体となって…。奇想天外の構想、トリックで名探偵御手洗潔をデビューさせた、衝撃的傑作。(BOOKデータベースより)

有名な本でございます。

・・・が。
トリックの時点で

あれれ???

と思った。
なんだろう?このトリック、以前どこかで見た記憶が・・・。
と、思って読み終わってネットで探したら(便利な時代になりました)ありました。

某(金田一少年の事件簿←ネタバレのため反転中)作品が使っていたみたいですね~。
そうか~。
しかもその後に盗作とかパクリとかで問題になったとか。
そりゃそうだよね~。
こんな衝撃的なトリック、他で使われたら腹立つよね~。
しかもあたしそっち先に読んでたし(^^;)

しかし、うつ病の探偵役って初めてかも(笑)
「読者への挑戦状」スタイルで分かったことが一度もありませんがいいですよね。
作者さんの並々ならぬ自信が伺えます。
実際のところ、島田作品はこれで2作目なのでまた新しい作品に出会いたい~。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ     人気ブログランキングへ
ランキング参加中です。押していただけると励みになります
09:36  |  島田荘司  |  トラックバック(1)  |  コメント(8)  |  EDIT  |  Top↑

2012.03.24 (Sat)

「大公女殿下に捧げる密室」 芦辺拓



大公女殿下に捧げる密室 芦辺拓

「お力を貸してくださいー」昔なじみの鞠岡未来生から助けを求められ、欧州の小国“ヴェルデンツ大公国”に向かった弁護士兼探偵の森江春策。なぜか到着するや大歓迎を受け、大公ヘルマン七世から晩餐の席で解決を頼みたい重要案件があると告げられる。そこへ彼の妹、大公女ヴィルヘルミーネが飛び込んできた。宮殿内の通信塔で殺人事件が起こったのだ。二人が射殺され、森江たちが駆けつけるまで誰も出てくる者はいなかった。塔内にいた未来生が最有力容疑者になるが、凶器は現場にない。勅任捜査官となった森江は解決に乗り出すが、行く先々でおてんば大公女に振り回されるのだった…。(BOOKデータベースより)

一気読みっ!(・∀・)

読みやすかったです。
作者の芦辺さんの思惑通りです(あとがきに書いてた)

裏表紙に金獅子(森江さんが飼っている犬)がいるな~と思ったらなんっと!!結構重要なポイントを示してました。
そうか・・・金獅子・・・いいとこのおぼっちゃんだったんだね(・ω・)

しかし・・肝心のミステリーに関しては本当に書きづらいと言いますか・・・。
書くとネタバレ直結なんだよな(^^;)
いろいろな角度のネタバレが・・・。
最後に森江さんと犯人の会話があるのですが、そこでも
「そうなのよ。あたしもそう思うもん。それが心理だ」
と、思ったのは確か。
そういう所からコロッと騙されるんだろうな(^^;)
まぁおいしい読者ということで(笑)

そんなワケで久々登場の金獅子の事を書いちゃう(笑)
飼い主・森江さんと金獅子の水面下での戦いがとても面白いのです。
日本に残っていた「ともか」もあっさりとヴェルデンツ(国)に行っちゃうあたり・・・
やっぱり彼女は行動派の人のようです。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ   人気ブログランキングへ
ランキング参加中です。押していただけると励みになります
08:00  |  芦辺拓  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2012.03.23 (Fri)

「祝もものき事務所」 茅田砂胡



祝もものき事務所 茅田砂胡

やる気なし、根性なし、能力なしの事務所の所長が、凶器あり、指紋あり、目撃者あり、動機もありで現場不在証明なしの被告人の無罪証明を頼まれた!?茅田砂胡の新境地。(BOOKデータベースより)

初めましての作家さん。

なんか、桃太郎とその仲間たち
みたいなネーミングの人ばかりでした(笑)

読みやすかったです。
HappyFlowerPopさんが言われた通り、読み終わった後表紙を見て

「誰だこいつ?」

と、思う(笑)
この人がした仕事って道に迷って、吾藤田劇場を聞き「へぇ~すごいですね~」と合いの手を入れたくらい?(笑)
なんって簡単な役割なんだろう( ̄▽ ̄;)
実際に活動していたのは雉、猿、犬の家来(じゃないよな絶対・・・)たち。

ただ、方向音痴の定理みたいなのが書かれてて、

行きが1番線だったんだから帰りだって1番線なんだ。

と、思いこむ意識には笑ったんだけど、ちょっと納得しちゃいました。
あたしはそれほど方向音痴ではないんだけど、妙に納得する感じでした。

それにしても「吾藤田家」みたいなのってありそうで怖い。
本家とか別家とかあるある。
こんなのってイヤ~と思うんだけど、実際ちょっと前まではこんなんだったんだろうな。
面白かったから続編も読もうっと。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ    
ランキング参加中です。押していただけると励みになります

08:21  |  茅田砂胡  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2012.03.22 (Thu)

「仙台ぐらし」 伊坂幸太郎



仙台ぐらし 伊坂幸太郎

タクシーが多すぎる、見知らぬ知人が多すぎる、ずうずうしい猫が多すぎる…。仙台在住の作家・伊坂幸太郎が日々の暮らしを綴る。『仙台学』掲載を中心に書籍化。書き下ろし短編「ブックモビール」も収録。(内容説明)

伊坂さんという人はそれはそれは物凄く心配性の方のようです。
2009年から(当時)いつ来るか分からないと言われていた宮城沖地震に脅え、北朝鮮のテポドン発射にに脅え、そしてテレビの殺人事件のニュースを自分に置き換えて脅える。
あたしもどちらかと言うと伊坂さんみたいなタイプなのでよくそういう気持ちは分かるんだけど・・・
「ちょっと度を越してないかい?」
と、尋ねたくなるくらいの心配性です(^^;)


マリアビートルの七尾なんて伊坂さんそのまんまでは?


そのくらい心配性で不安な感じの伊坂さんだったので今回の大震災では本当に心を痛めたようでした。
でも、1人じゃなく家族がいたから乗り越えられるんじゃないかな。
読んでてとても伝わりました。
「楽しい話を書いてください」
と、ファンの人が伊坂さんに声をかけたそうです。

うん。わたしも読みたい。


ラストに短編小説があります。
震災を舞台にした移動図書館の話ですが、ちゃんと伊坂ワールドは健在。
嬉しかったです。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ    
ランキング参加中です。押していただけると励みになります
07:32  |  伊坂幸太郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑

2012.03.21 (Wed)

「オイアウエ漂流記」 荻原浩



オイアウエ漂流記 荻原浩

塚本賢司、28歳。接待出張で乗り合わせた飛行機が遭難し、なんと、流れ着いたのは水も火もないポリネシアの孤島!!賢司をコキ使う上司たち、スポンサー企業の御曹司、挙動不審な新婚カップル、小学生とそのじっちゃん、怪しいガイジン。あり得ないメンバー10人での毎日は、黒~い本音も秘密の過去も、隠しきれない生活だけど…。(BOOKデータベースより)

久々の荻原さんでしたが・・
荻原さんだな~と思う作品でした。

とりあえず「オイアウエ」だし(笑)

10人の漂流者が現実を見ながら、しかし「明日には救助がくる」「明後日には来る」なんて希望を抱きながら結局は本人達とあたしの予想をはるかに超える期間無人島暮らしをすることになるんだけど。

最初はこれからのサバイバルを予想できない部長や野々村や、どこか打算的な早織にもイラっときましたが、その後の野々村や部長にも愛すべき箇所があると知り(?)、それ以降は読みやすくさくさくっと読みました。
何って言うか「人間って強いな」と。

ただ、ラストが唐突でしたね(・ω・)ゞ

あらら。このラストか。
荻原作品の中にはたまーーにあるパターンだな。
このラストは・・・

ちょっとモヤモヤ(・ω・)
まぁいろいろと想像は出来ますけど。

モヤモヤ。

考えろってことでしょうけど。

モヤモヤ。

文庫版だとラストどうなっているんですかね。
多分一緒だろうな~。
ラストに関しては(^^;)
このモヤモヤ感を文庫で変えていたら怒る(笑)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ   
ランキング参加中です。押していただけると励みになります
09:21  |  荻原浩  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP |  NEXT