igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。
月別アーカイブ  [ 2010年05月 ] 

「メリーゴーランド」 荻原浩



メリーゴーランド 荻原浩

過労死続出の職場を辞め、Uターンしたのが9年前。啓一は田園都市の市役所勤務。愛する妻に子供たち、あぁ毎日は平穏無事。…って、再建ですか、この俺が?あの超赤字テーマパークをどうやって?!でも、もう一人の自分が囁いたのだ。“やろうぜ。いっちまえ”。平凡なパパの孤軍奮闘は、ついに大成功を迎えるが―。笑って怒って、時々しんみり。ニッポン中の勤め人の皆さん、必読(BOOKデータベースより)


なんっていうか公務員の啓一の悲哀みたいなのがにじみ出てましたね(´ー`*)

「アテネ村」という万年大赤字のテーマパークを再建するという仕事を請け負い、200%お役所頭の上司をなだめ、脅しつつ成功に導く・・・

・・・だけのお話かと思いきや違っていたのがショックでしたね。

自分の中では再建して開園して・・・ってところで終わるかと思いきや、その後の話がものすごくエグかった。
想像してすらいなかった展開で驚きました。
公務員の悲哀だわ。

場合場合によっていきなり自分の上司が代わる。
これが公務員なのかと。
そして親玉の一言で自分の考えや行動を根っこから覆されるっていうのが気の毒に思うのでありました。

それにしても普段の公務員ってこうなんですかぁ!?
「ゴールデン・ウィーク」の「ィ」の文字の大きさが大きかろうと小さかろうと気にするのか!!
『全部の辞書を調べたのか?』とか。
アホか!!バカか!!!


ヒマなのか!?


「あ~。イヤかも辛いかも!!」と思いながらも笑ってしまう1冊でした。
笑いのツボが結構細やかで好きです。
こんな笑いはあたし好みなんです。
どうやら荻原さんにはまりそうな気配の5月( ̄ー ̄*)

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