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2009.10.31 (Sat)

「6時間後に君は死ぬ」 高野和明



高野和明 6時間後に君は死ぬ

「六時間後に君は死ぬ」。街で出会った見知らぬ青年に予言された美緒。信じられるのは誰なのか。「運命」を変えることはできるのか。(BOOKデータベースより)

ショートストーリーながら「山葉圭史」が共通して出てくる。
「ビジョン」と言って他人の未来が見えてしまう圭史。
読んでいて温かくなりますねー。
読んでいて穏やかな気持ちになりました。
この作者さんもいろいろな話を書ける人ではあるけれど、この作品もとても楽しめた本でした。
タイトルを見た時は一体どんな本なんだ・・・。
と、心配になりましたけれど(^^;)

心配には及ばなかった。

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2009.10.30 (Fri)

「K・Nの悲劇」 高野和明



高野和明 K・Nの悲劇

若くして成功した夫との新しい生活。だが予期せぬ妊娠に中絶という答を出した時から、夏樹果波の心に異変が起こり始める。自分の中に棲みついた別の女―精神の病か、それとも死霊の憑依なのか。治療を開始した夫と精神科医の前には想像を絶する事態が待ち受けていた。乱歩賞作家が描く、愛と戦慄の物語。(BOOKデータベースより)

いやぁ~。怖かった(笑)


結婚2年目の修平は若くして自分の本がベストセラーになり、4000万以上の高層マンションに引っ越した矢先、
妻が予期せぬ妊娠をしてしまった。
いくらベストセラーとはいえ、物書きなので収入も不安定だし、今回は中絶させようと夫婦で決めた時、妻の果波に霊が憑依した。



怖いっス(^-^;)
何が怖いって・・・人の心。
自分の生活水準を下げたくないからということで、子供よりマンションをとるという選択をする修平。
旧友の中村久美の霊も怖いし ・・・

それよりも表紙が怖い(TдT)

怖いづくしでしたが、最後は救われましたが・・・(^^)


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2009.10.29 (Thu)

「幽霊人命救助隊」 高野和明



高野和明 幽霊人命救助隊

浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者100人の命を救えと命令する。裕一たちは自殺した幽霊だったのだ。地上に戻った彼らが繰り広げる怒涛の救助作戦。傑作エンタテインメント、遂に文庫化。(BOOKデータベースより)

自殺して天国へもいけない4人が神様に「7週間で100人の自殺志願者の自殺を食い止めること。」という指令を出される。
これが達成された時には天国行きが決定する。

自殺した4人とは東大に合格できなかった裕一。元やくざの組長の八木。サラリーマンだった市川。感情の起伏の激しい美晴。
この男性3人に女性1人が救助に向かうのです。
幽霊なので、周りからは見えないんだけど、神様に与えられたゴーグルやメガホンで自殺志願者の心をゆさぶり、自殺を食い止める。
もう必死なのです。この4人は自分達も自殺したので、なんとか食い止めてあげたい。
自分たちの目の前で自殺する姿を見たくない。
その思いが4人の力をフルに発揮することになる。

そして最後の100人目は・・・


という話なんだけど、神様の登場の仕方が笑えた。

スカイダイビングで登場。

なんつー神様だ(笑)

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2009.10.28 (Wed)

「グレイヴディッガー」 高野和明



グレイヴディッガー 高野和明

改心した悪党・八神は、骨髄ドナーとなって他人の命を救おうとしていた。だが移植を目前にして連続猟奇殺人事件が発生、巻き込まれた八神は白血病患者を救うべく、命がけの逃走を開始した。首都全域で繰り広げられる決死の追跡劇。謎の殺戮者、墓掘人の正体は?圧倒的なスピードで展開する傑作スリラー巨編。(BOOKデータベースより)


「グレイヴ ディッガー」=墓堀人という意味らしいです。
下噛みそう(笑) 
まず一言



おもしろい!!(゜∀゜)



大賛辞を贈ります(´∀`)
高野和明さんは「13階段」を書いた人ですがこの本も面白かったです。



東京の赤羽から六郷へ骨髄移植のため行かなきゃいけないんだけど、八神は連続殺人の容疑者にされて逮捕されそうに。
無実の八神は逃げて逃げて逃げまくる。



狭そうで広い東京を自転車、水上バス、電車、徒歩、タクシー、レンタカー。
ありとあらゆる乗り物を乗り換えて六郷の病院へ向かおうとするが、それを阻止したい何組もの追っ手。
シリアスかと思いきやちょっとしたジョークも入ってて読みやすかった~(´∀`)
お決まり(?)の大どんでん返しもありつつ政治家、警察、殺人いろいろてんこ盛りです。
八神俊彦、人生初の善行を行えるか!!

そこが見所(^^)

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2009.10.27 (Tue)

「13階段」 高野和明



13階段 高野和明

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。二人は、無実の男の命を救うことができるのか。江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。(BOOKデータベースより)

映画化で、主役が反町だったなんてさっきまで知らなかったのですが、ずっと本屋さんで見てて「読みたいなぁ」と思ってたら行き着けの「ブックオフ」にて発見。
日本の死刑制度は絞首刑だったのですね。
電気椅子だとばかり思ってた自分は無知を恥じましたが。
最後の「参考図書」に死刑の本ばかりあって、作者の方も「参考とはいえ気がめいるだろうなぁ」って思った次第です。
内容的には「やっぱりずっと読みたいと思ってただけはあった」って感じ。
結構こういう本屋で本とあたしとのインスピレーションは結構あたるので買って間違いなしでした。
ブックオフだけど(笑)


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2009.10.26 (Mon)

「東京島」 桐野夏生



東京島 桐野夏生

32人が流れ着いた太平洋の涯の島に、女は清子ひとりだけ。いつまで待っても、助けの船は来ず、いつしか皆は島をトウキョウ島と呼ぶようになる。果たして、ここは地獄か、楽園か?いつか脱出できるのか―。食欲と性欲と感情を剥き出しに、生にすがりつく人間たちの極限状態を容赦なく描き、読者の手を止めさせない傑作長篇誕生。(BOOKデータベースより)

と言う本。
読みたかった~(^∀^)
ようやく読めました。
相変わらず、いい意味で『人間不信』になりそうな本です(爆)
46歳の清子は、自分が島でたった一人の女という立場を最大限に利用する。
でも、島の男達(大体清子よりは年下)はなかなか自分の思うようにならずイライラとする清子。
人間の奥深いところにある毒というか本性というか自分勝手なところ。
そういうのを書かせたら桐野さんという作者は日本一かもしれない。
と思うのでした(^^)

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2009.10.25 (Sun)

「アンボス・ムンドス」 桐野夏生



アンボス・ムンボス 桐野夏生

不倫相手と夏休み、キューバに旅立った女性教師を待ち受けていたのは非難の嵐だった。表題作の他、女同士の旅で始まった生々しい性体験告白大会、若い女の登場に翻弄されるホームレスの男達、など七つの短篇を収録。女性の奥底に潜む毒を描き、直木賞受賞以降の刺激的かつ挑戦的な桐野文学の方向性を示す。(BOOKデータベースより)


新年早々読んだ本がコレです(爆)>この本を読んだのは正月明け。
あたしったらどんな1年になるのでしょう????(汗)
7つの作品からなる短編集。
今回も凄かった~。

毒々しい
生々しい
図々しい
猛々しい
弱々しい

こんな女たちが出てくる作品です。
「東京島」読みたくなってきました(*^ω^*)
どの作品も女の裏の顔というか奥深いところにある本音渦巻いてます。

13:31  |  桐野夏生  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2009.10.24 (Sat)

「メタボラ」 桐野夏生



メタボラ 桐野夏生

破壊されつくした僕たちは、“自分殺し”の旅に出る。なぜ“僕”の記憶は失われたのか?世界から搾取され、漂流するしかない若者は、日々の記憶を塗りかえる。孤独な魂の冒険を描く、まったく新しいロードフィクション。(BOOKデータベースより)



これは・・・面白かった(TдT)
久々の桐野さんの長編を読み終わった感想としては、結末が少し寂しいのもあったんだけど。
まぁ桐野さんの作品だからある程度は予測もしてましたが。

内容は・・・
<僕>は気付いたら沖縄にいた。
自分を示す所持品もお金も記憶もない。
たまたま通りかかった伊良部昭光が<僕>に「ギンジ」と名づけてくれた。
所持金も0円。食べるものもなければ自分のこともわからない。
とりあえず生きていかなくちゃ行けないので、前に進みながら自分の過去を探す・・・ような内容。

めっちゃ面白いサー(沖縄風)

この昭光(自分ではジェイクを名乗る)が良かった。
最後(というか中間から)可哀想なんだけどねー。
彼の明るさが良かった。
昭光の沖縄訛りが凄くて文章も何の意味かよくわからない箇所も沢山ありましたが(爆)
それでもその場の雰囲気で読み続けられる1冊でした。


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2009.10.23 (Fri)

「I’m sorry mama」 桐野夏生



I’m sorry mama 桐野夏生

私は、女の顔をした悪魔を一人知っているのです。その女のしたことを考えるだけで、ぞっとします。彼女の本当の名前が何というのか、今現在、何という名前を名乗っているのかは知りませんけど、もちろん彼女はまだ生存していて、人を騙し続けています。そして、へいぜんと人を殺し続けています。かつて女であった怪物たちへ、そして、これから怪物になる女たちへ捧ぐ、衝撃の問題作。(BOOKデータベースより)

このタイトルから想像するに若い子が主役かと思ってたら全くのあたしの思い違いでした(爆)
メインキャストのアイ子は47歳だっていうし。

本の帯にこのような事が書いてあります。

『かつて女であった怪物たちへ、そして、これから怪物になる女たちへ捧ぐ、衝撃の問題作!』


読んでいると最初にものすんごい衝撃があるのです。
だからだんだん読んでいると緩和されていくっていうか・・・
「あー。アイ子も可哀想なんだな」と思えるようになるから自分でも怖い。

そもそも桐野作品は殆どが「衝撃の問題作」なのであります。
今回もそういう意味では問題作だったかも(笑)
「陰」というか「負」というかそのようなオーラが出まくりでした。
このような本ばかりなのに、なぜかいつも桐野さんの本を手にとってしまうあたし・・・。
どこかで惹かれる何かがあるんでしょうね。
桐野作品に。

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2009.10.22 (Thu)

「グロテスク」 桐野夏生



グロテスク 桐野夏生

名門Q女子高に渦巻く女子高生たちの悪意と欺瞞。「ここは嫌らしいほどの階級社会なのよ」。悪魔的な美貌を持つニンフォマニアのユリコ、競争心をむき出しにし、孤立する途中入学組の和恵。ユリコの姉である“わたし”は二人を激しく憎み、陥れようとする。圧倒的な筆致で現代女性の生を描ききった、桐野文学の金字塔。(BOOKデータベースより)

桐野ワールド炸裂っていうくらい強烈でした。
私(語り手)の妹のユリコと、同級生の和恵が相次いで殺されてしまう。
ユリコと和恵は共に娼婦であった。
和恵は昼はG建設の副室長でもあった。

主だったメンバー。 私、ユリコ、和恵、ミツル、4人の女性が登場します。
私(語り手)が主役かと思いきや、実はこの本は和恵の物語でありました。

努力すれば報われる。
いつかは認められると、信じてひたすら努力をしていろいろ勝ち取るんだけど、最後は娼婦に転落していって殺された和恵。
凄いです。壮絶です。女って怖い・・・と思っちゃいます。
ユリコ・コンプレックスで、相当面食いの「私」をはじめ、「美しい」とは痩せることと思い込み拒食症にまでなる「和恵」
女性の陰の汚い部分がこれでもかというくらいのオンパレード

本当にみなさん内面が「グロテスク」で読みながらにして、同じ女のあたしでも「これではいかん。控えめに生きなければ」と思った次第であります(^^;)

10:47  |  桐野夏生  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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