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2014.07.15 (Tue)

「東京自叙伝」 奥泉光



東京自叙伝 奥泉光

明治維新から第2次世界大戦、バブル崩壊から地下鉄サリン事件に秋葉原通り魔殺人、福島第1原発事故まで、帝都トーキョウに暗躍した、謎の男の無責任一代記!史実の裏側に、滅亡する東京を予言する、一気読み必至の待望の長編小説!!(BOOKデータベースより)

時間がとてもとてもかかりました。

表紙にこのネズミがいたときには、前に読んだ「神器 軍艦『橿原』殺人事件」
に登場したネズミがまた出てくるのかと思って楽しみにしてたんですが・・・残念。

あのネズミは面白かったんだけどなー。

こちらは「東京」の地縛霊ならぬ「地霊」。
土地の霊が時代を超えて人とかネズミとかに憑りついて
その時々の時代を踏まえながら時を重ねていくのです。
江戸時代から、現代まで。
それまで、東京で起きた事件とともに書かれているので
面白いは面白いんだけど、読んでて疲れるのも確か。
会話がほとんどなくて「東京」が一人で回想しながら
喋っているようなものです。

バブルの時代やら、地下鉄サリンやら、秋葉原連続殺傷など
その時代の注目すべき事柄をかなり皮肉を聞かせた痛烈な
形でかいてます。
原発についてもしかり。

読書メーターで他の方も書かれてましたが、
前半と後半では物語の空気感が違うというかねー。
ラスト2~3ページなんて「東京」に対する皮肉がハンパなかったです。

いやいやいや・・・・。

なかなか強烈な本でした。
08:14  |  奥泉光  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.07.28 (Sun)

「神器 軍艦『橿原』殺人事件 下」 奥泉光



神器 軍艦『橿原』殺人事件  奥泉光

軍艦「橿原」には、「神器」がひそかに持ち込まれていたー。大量発生した鼠、そして極秘任務の真偽を巡って錯乱する兵士達を運んで航行を続ける「橿原」の艦底で、時空を超え、民族を超えたスケールの日本人論、戦争論が展開される。記念碑的純文学長編。(BOOKデータベースより)

4日かかった・・・( ̄∇ ̄;)
思った以上に時間がかかったこちらの下巻でしたが、
ゆるい雰囲気だった上巻とは違い、なんか怪しい雰囲気に。
軍艦なのに、なぜか切腹する人が登場したり、
謎な鼠たち。
怪しい雰囲気。
みんな少しずつ壊れていきます。

SFっぽくなり、苦手要素も登場し(SFすこし苦手)、どうしたものかと考え、
「考えるのをやめよう」と思いそのまま読む(笑)

ラストがいいんだよねー。
鼠たちの戦争論。討論。
SFなもので、時空を超えてるのよ。
現代の日本をいうのを見ている鼠もいるものだから、そういう視点で「戦争」を語る。
特攻で死んだ人(死ぬと鼠になる)の視点やら現代人、海軍、もろもろの視点で戦争を語る。

このシーンがむちゃくちゃ面白いの!!

本当に面白くてこのシーンだけでもこの本を読んだ価値あり。
まぁ奥泉さんの戦争論なんだろうけど。

そして本当のラスト。
妙に読了感いいのですよ(笑)

面白かったです。
途中、少し迷走してたけど。
いや、かなり迷走してたけど。
普通の日本人からしたら恐れ多くてレビューに書けないこともあります。
まぁ「軍艦」というかなり密閉された空間だから当時は信じたのかしら。
日本の象徴であるあの方が軍艦「橿原」にぶら下がってるとかなんとか(^^;)
恐れ多いわー。
10:36  |  奥泉光  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.07.22 (Mon)

「神器 軍艦『橿原』殺人事件 上」 奥泉光



神器 軍艦「橿原」殺人事件 奥泉光

昭和20年初頭、探偵小説好きの青年が上等水兵として、軽巡洋艦「橿原」に乗船した。そして艦底の倉庫でこれまで3人の変死事件があったことを知り、好奇心の蟲が騒ぎはじめる。「橿原」に隠された謎をめぐり憶測が飛交い、新たな変死事件は後を絶たず、艦内に不安が渦を巻き始める…。(BOOKデータベースより)

またまた私のモットーを覆すべく上巻下巻分けての感想で失礼します。

というのも、ページ数の割に文字が多すぎ少し疲れました(笑)
上巻を読み終えてすぐに下巻に行く体力がありません。
なので、違う本を間に挟もうと思ってますが、
そうすると上巻の感想を忘れそうです。
なのでやむを得ずの判断。

この本は今まで私が読んだ戦争小説の中でダントツにゆるい!( ̄ω ̄*)
戦争中こんなに緩かったってことはないだろうから奥泉ワールドってことで(^^)
このゆるさがたまりません。
奥泉さんのクワコーシリーズが好きな人は好きかも。

上巻を読み終えてどういう話になるのかイマイチ分からず。
元・人間の鼠みたいなのが登場して、それがどう関係していくのかも謎。
そして妙に現代的な鼠が登場してますがそれも謎。
クワコーシリーズに出てた門司みたいなんですけど。鼠が(^^;)
「オレ、ウザイ?」「ゴム、マジうめー!マジ ヤベーー!」
こんなセリフが登場します(注・ただ今戦争中)
これで読みたくなるか読みたくならないか(笑)
私は好きなんですけどね。
さて下巻でどうまとまるのか。

楽しみではありますが、改行があまりなく本当に文字の嵐です。
面白いというよりは、可笑しい1冊でした。
08:33  |  奥泉光  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.10.23 (Tue)

「黄色い水着の謎」 奥泉光



黄色い水着の謎 奥泉光

クワコー、海へ行く!水着とケータイを残して消えた美女。不気味なストーカーの影。日本一の下流大学教師・桑潟幸一が事件解決に乗り出した。(BOOKデータベースより)

【目次】(「BOOK」データベースより)
期末テストの怪/黄色い水着の謎


笑った・・・(´∀`)

今回は前作より笑わせていただきました。

とりあえず、BOOKデータベースのクワコー海へ行く!」だけで笑える。
海と縁なさそうなんですけどーーーー。

相変わらず文芸部に押されっぱなしのクワコーです。
料理の腕は上がっているし。
貧乏はヒートアップしてるし。
心では汚い言葉を使っていながらも、
実際口に出す言葉はおとなしい小動物系(爆)

最高でした。

モンジも酷いし(笑)
こんなにバカっぽかったか。


要所要所で笑わせていただき、
「はて、これはお笑い小説なのかミステリーなのか・・・?」
と考えてしまう本でした。
とんでもない迷言も飛び出していましたし(^^;)
太宰ファンが知ったら腰抜かすような迷言です。

はい( ̄ω ̄*)

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06:45  |  奥泉光  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2012.04.14 (Sat)

「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」 奥泉光



桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 奥泉光

日本一下流の大学教師は今日もまた自虐の詩をうたう。(BOOKデータベースより)

【目次】
呪われた研究室/盗まれた手紙/森娘の秘密


最後の「森娘の秘密」だけ、「オール・スイリ」で読みました。
オール・スイリより


そうか。こういう仕組みになっていたのか。
1冊通して読んてはじめて納得。
こうしてみるといろいろとつながっているから分かるんだけど、オールスイリだけ読んでみると分からないところだらけでした。

ジンジンのホームレス女子大学生とか、クワコーが節約生活を送る羽目になったこととか、文芸部のあのテンションの高さとか。
こうして順に読んでいくとわかるし面白い。

いきなり「森娘の秘密」から読んだから途中で寝る羽目になったんだ(笑)

これでもかと言うくらい

11万と350円

繰り返し言ってました(笑)
あ、クワコーの手取りの給料です。
准教授って少ないよね(^-^;)
しかし、節約生活に目覚め、逆に生き生きするクワコー。
なぜこれがドラマ化になったのか不思議だけど、佐藤隆太さんではないよな。
クワコー。
佐藤さんだとカッコ良すぎるような・・・
もちろんこの表紙も。

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09:00  |  奥泉光  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑

2011.12.07 (Wed)

「地の鳥 天の魚群」 奥泉光



地の鳥天の魚群 奥泉光

その後、絶望は深まりましたか?日常に訪れる夜と夢ー幻の処女長編、初の書籍化。(BOOKデータベースより)

んーーーーー。

よくわからなかった(・ω・)ゞ

ただ、この表題作の「地の鳥 天の魚群」以外に短編が2作あるのですが、
そのうちの「深い穴」これは好きです。
そうだよなと素直に納得。
不気味さもありながらも、兄弟の温かい関係が見えます。

と、短編に救いを求めてしまいましたが(笑)

「地の鳥~」の方は・・・
んーーーー。

よくわからない(笑)

何って言うか・・・途中までは結構ぐいぐい引きつけられて読んだのだけど、
最後まで全てにおいて解決されることなく幕閉じられちゃった。

ある意味「絶望は深まりました」と言いたい(←BOOKデータベース)

しかし、テレフォン宗教って・・・
ただただ電話にかじりついてありがたいお言葉を聴くって怖い宗教かもしれない(^^;)


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09:09  |  奥泉光  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2011.08.10 (Wed)

「シューマンの指」 奥泉光



シューマンの指 奥泉光

シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「私」。卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。現場に居合わせた修人はその後、指にピアニストとして致命的な怪我を負い、事件は未解決のまま30年の年月が流れる。そんなある日「私」の元に修人が外国でシューマンを弾いていたという「ありえない」噂が伝わる。修人の指に、いったいなにが起きたのか。鮮やかな手さばきで奏でる“書き下ろし”長篇小説。(BOOKデータベースより)

なるほど・・・ラストそうきたか( ̄ω ̄*)

こちらの本も「本屋大賞」ノミネート作品でしたが、我が地区の図書館はほんとーーーに本屋大賞ノミネートされても無造作に書棚にあるんだから好きっ

しかし、しかし、ワタクシの中には音楽の「お」の字もなく、作品の中で語られる「シューマン」はおろか、「ショパン」も「バッハ」も「モーツァルト」も分からない。
「ベートーベン」に至っては「年末に流れますね」くらいの認識(酷すぎる)

そうよ。音楽の才能なんてまるっきしないわ。

・・・そんなあたしでも楽しめました。
最初はやっぱり流れに乗るのが難しいんだけどね。
音楽を齧った人は「あ~懐かしい」と思いながら読まれる人もいるかも。
底辺(ワタシ)が偉そうに言っている場合ではありませんが(笑)

音楽家の薀蓄が終わり、事件が起きると読むのが止まらなくなります。
ただ・・・勿体つけるな~!!!
とも思った(・ω・)

しかししかし、ラストが二転三転・・そうきたか。

そうきたかーーーー!!!

ラストの妹の手紙がなければまだ納得の終わり方なんだけど、ラストの妹の手紙(二転三転の三転目)を読んだ後のあたし・・・あーーー頭がぐちゃぐちゃ(笑)

それはそうと、表紙についている「血」の印刷。
「本物の血?」とぬぐおうとしたのはあたしだけですか?

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07:56  |  奥泉光  |  トラックバック(1)  |  コメント(12)  |  EDIT  |  Top↑
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