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2014.12.26 (Fri)

「リベルタスの寓話」 島田荘司



リベルタスの寓話 島田荘司

ボスニア・ヘルツェゴヴィナで、酸鼻を極める切り裂き事件が起きた。心臓以外のすべての臓器が取り出され、電球や飯盒の蓋などが詰め込まれていたのだ。殺害の容疑者にはしかし、絶対のアリバイがあった。RPG世界の闇とこの事件が交差する謎に、天才・御手洗が挑む。中編「クロアチア人の手」も掲載。(BOOKデータベースより)

【目次】リベルタスの寓話/クロアチア人の手


私には難しかったです。
内容もテーマもついでにトリックもw

テーマが旧ユーゴスラビアの民族紛争。
セルビア人とかクロアチア人とか。

何というか、私が子供の頃はユーゴスラビアという国がありましたが、
もう手の付けられないくらいになっているのでしょうか。

民族紛争というと各地いろいろありますが、
そういう重すぎるテーマと難解すぎるトリックで読み終わった後なんか疲れました。

そんな中、石岡さんが「うえー」とか「ほえー」とか言ったりするのですが、
そこだけ癒し(笑)
しかも、御手洗に電話で冷たく言われて涙ぐむwww
いい大人なのではないか!?

しかし、全部読んでないんだけど、なんで御手洗は外国にいるんだろう。
物語の進行上やりにくくないだろうか?
なんて思いましたが(←余計なお世話)
このシリーズに関してはまだ未読本が沢山あるのでこの先の楽しみという事で。
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2014.10.17 (Fri)

「奇想、天を動かす」 島田荘司



奇想、天を動かす 島田荘司

浅草で浮浪者風の老人が、消費税12円を請求されたことに腹を立て、店の主婦をナイフで刺殺した。だが老人は氏名すら名乗らず完全黙秘を続けている。この裏には何かがある。警視庁捜査一課の吉敷竹史は、懸命な捜査の結果、ついに過去数十年に及ぶ巨大な犯罪の構図を突き止めた。-壮大なトリックを駆使し、本格推理と社会派推理とを見事に融合させた傑作(BOOKデータベースより)

御手洗シリーズではないですが、とても評判の高い本でした。
初めての吉敷シリーズ。
こちらの方が読みやすいというか、面白いかも。
御手洗シリーズの奇想天外な雰囲気も好きですが、
こちらもまたトリックはかなり奇想天外ではありますが、
登場人物が刑事であるのでとりかかりやすい。

トリックがすごくて、「こういう雰囲気のトリックどこかで読んだような・・・?」と
思ったらなんてことはない、島田さんの別の作品でした。
こういう考えが出るって頭やわらかいなーと思うのですが。

ただ、この老人の人生が可哀想すぎて泣けるんだけど、
だからといって、その当時のすべての○○人がそういう人生を歩んだワケでは
ないだろうし。
でも、そういう人もたしかにいた。
でも、日本人でもそういう思いをした人だっていただろうしなー。
なんて思うとやりきれない。

ただ、トリックがわかり吉敷刑事がどんどんと真相に近づいていく様子
はとても迫力がありました。

満足(^^)
08:35  |  島田荘司  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2014.10.05 (Sun)

「Pの密室」 島田荘司

    

Pの密室 島田荘司

完全な密室で発見された残虐な刺殺体。周囲のぬかるみに足跡も残さず消えた犯人。そして現場の床に整然と敷き詰められた赤い紙の謎。幾重にも重なる奇怪な状況に警察は立ち往生するが、小二の御手洗少年は真相を看破する。表題作ほか名探偵・御手洗潔の幼少期を描いた「鈴蘭事件」収録。ファン垂涎の一冊。(BOOKデータベースより)

【目次】
鈴蘭事件/Pの密室


御手洗潔が少年の時に解決した事件。
ってことで、御手洗少年になるわけですが、わたしはそれほど御手洗シリーズを読んでないので
特にどうとかいう事もなく。
それよりも、まだ御手洗潔という人物をうまくつかめてないところが歯がゆいのです。

ふと思うのは少年の時はかわいかったような気がする。
普通の男の子だった。
いろいろと歪んだ正確になったのは明らかに子供時代の
家庭環境が影響しているなーと。

で、表題作「Pの密室は」数学というか算数が得意じゃないとキツいかもしれません。
というか、意味不明でしたー(笑)
いや、ここがこう来るんだろうなとは漠然と思うんだけど
でも、しっかりと説明されると「ええ??」と首傾げる。
そんな頭脳レベルの私には少し難しいトリックでした。

「鈴蘭事件」に関してはなんか聞いたことはあったような気はしましたけれど
この平成26年に読むのと、この御手洗少年の時代を考えると
ちょっと浮かばなかった。
でも、そういわれるとそうかも。

わかりますか。
厚めのガラスで底のない、当時の人が言うには「花瓶のような形」
当時は珍しかったようです。
ちなみに、今ではわが家にあります。

久々に犬坊里美が登場してましたが、相変わらずバカっぽかったです(^^;)
21:57  |  島田荘司  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.09.13 (Sat)

「御手洗潔の挨拶」 島田荘司



御手洗潔の挨拶 島田荘司

嵐の夜、マンションの十一階から姿を消した男が、十三分後、走る電車に飛びこんで死ぬ。しかし全力疾走しても辿りつけない距離で、その首には絞殺の痕もついていた。男は殺されるために謎の移動をしたのか?奇想天外とみえるトリックを秘めた四つの事件に名探偵御手洗潔が挑む名作。(BOOKデータベースより)

【目次】
数字錠/疾走する死者/紫電改研究保存会/ギリシャの犬


ってことで、御手洗シリーズの短編です。
わたし、最近になってから島田作品を読むようになりまして。
なので、御手洗&石岡がコーヒーを飲まないとかそういう事は知らなかったのですが。
意味がありました。

個人的に好きなのは「疾走する死者」
もうね、すごい(笑)
これは・・・強烈。
強引というか、うそーん!?というくらいの立派な出来栄えです。
こういうのはたまりません。
前に有栖川有栖さんの作品でもこの手の「うそーん!?」という
トリックがあったなーとしみじみ思い出しました(笑)

相変わらずなんというか「名探偵」のお約束というか、
いきなり意味不明な行動をとったりしますが、
名探偵と呼ばれる人ってそうなんですかね。

ふと思った。
08:17  |  島田荘司  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2014.03.21 (Fri)

「星籠の海」 島田荘司



星籠の海 島田荘司

瀬戸内海、松山沖に浮かぶ興居島の湾に、連続して死体が流れ着くー奇妙な事件の調査を依頼された御手洗潔は、石岡和己とともに瀬戸内へ。解決への鍵を求めて訪れた場所は、古代より栄えた「潮待ちの港」、鞆の町を擁する広島県の福山市だった。しかし、御手洗たちの到着直後に発生した死体遺棄事件にはじまり、鞆もまた不穏な気配を漂わせていた。これは瀬戸内を揺るがす一大事の兆しなのか!?古からの港町に拡がる不穏な団体の影ー怪事件の続く「時計仕掛けの海」に、御手洗潔が挑む!圧倒的な面白さ!ミステリー界の最先端に立つ巨匠が放つ渾身の一撃!(BOOKデータベースより)

大作っ!!

と、思ったのですが読んでみると意外に早く終わりました。
会話文が多いからかもしれませんが、あっという間だったなー。
もっと終わりスッキリするかと思ったのですが、そうでもないかな。
上巻では明らかに統一教会をモチーフとした合同結婚式が書かれてました。
懐かしい・・・あの頃すごくテレビで騒がれてたなー。
テッシー・・・

なんて思って下巻にすすむとまた違った感じになってて、
何というか・・・登場人物が多いというか読み終わってみると
小坂井の若いときの話なんか要らないんじゃないか?
千早なんてそもそも登場させんでも・・・と思ったくらい。
あくまでも読み終わってみるとですが。

なので、滝沢と藤井の話も少し中途半端な感じもするし、
ヒロと忽那なんてなんでそういう関係なのかが分からん。
逆にこっちの方をもう少し丁寧に書いてほしかった。

他の方のレビューで「村上水軍」「リアル村上」とか書かれていたので、
これはもしかして、和田竜さんの本の話かな?
読んでないからわからないんですけど。
歴史もまざります。

2冊を一気に読んだという達成感はあるのですが、
読了感に関しては「ん???」という感じが否めなかったー。
伏線スッキリではなかったからね。

で、相変わらずなんですが島田さんの描く女性はいつもバカっぽい(^^;)
なんでだろう?
なんでこんなにバカっぽいんだろう?

小坂井の働いている喫茶店のマスターの名前が上巻と下巻で変わってました(爆)
違和感あったんだよなー。ただの間違いのようです。
13:17  |  島田荘司  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.02.11 (Tue)

「アルカトラズ幻想」 島田荘司



アルカトラズ幻想 島田荘司

一九三九年十一月二日、ワシントンDCの森で、娼婦の死体が発見された。被害者は木の枝に吊るされ、女性器の周辺をえぐられたため、股間から内臓が垂れ下がっていた。時をおかず第二の事件も発生。凄惨な猟奇殺人に世間も騒然となる中、意外な男が逮捕され、サンフランシスコ沖に浮かぶ孤島の刑務所、アルカトラズに収監される。やがて心ならずも脱獄した男は、奇妙な地下世界に迷い込むー。(BOOKデータベースより)

BOOKデータベースを読むとなんのことか分からない本ですが、
読んでみてもその通りで(笑)

娼婦の残虐死体から始まってどうしてそういうラストにもってくるのか。
ビックリしました。
1,2章と3,4章ではもうすっかり別物の物語です。
視点も違ってくるせいか本当にそういう感じになります。

でも、2章の「重力論文」は面白い。
恐竜いついて書いてます。
わたしらのイメージする恐竜。
2本脚でドスンドスンと走っているイメージですが、
それは現代で考えると無理。
絶対無理。
象がそんな動きしますか?
とのことなんだけど、
そこで「重力」論文なんですよね。
ここは読んでて「ここ書きたかった?もしかして??」と
思ったくらい力が入ってます。

そしてラスト。
途中からもしやと思ってはいましたが、
そっち系で締めくくりましたか。
それにしてもいろいろと振り回された感じがします(笑)

面白かったですけどね。
08:04  |  島田荘司  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.03.29 (Fri)

「写楽 閉じた国の幻」 島田荘司



写楽閉じた国の幻 島田荘司

わずか十ヶ月間の活躍、突然の消息不明。写楽を知る同時代の絵師、板元の不可解な沈黙。錯綜する諸説、乱立する矛盾。歴史の点と線をつなぎ浮上する謎の言葉「命須照」、見過ごされてきた「日記」、辿りついた古びた墓石。史実と虚構のモザイクが完成する時、美術史上最大の迷宮事件の「真犯人」が姿を現す。(BOOKデータベースより)

厚い本を読んでしまいました(。・ω・。)

面白かったです。
写楽に関してなーんにも知らないので勉強にもなりました。

活動期間が10か月くらいの絵師だそうで。
わたしからすると、北斎も歌麿も写楽もワケわかりません(^^;)

回転ドアで息子を亡くした主人公。
それがなんか物語を邪魔しているというか・・・
息子を亡くして悲しんでいるのは分かるのですが、
その割には写楽に没頭したりするあたりが変に違和感。

別に息子を亡くす設定じゃなくても・・・

なんて思いました。
江戸時代と現代と交互に物語は進んで、写楽の正体がわかった時は
「こういう設定もあるのか」と驚きました。
面白いです。
ちゃんと裏付けが取れているし、こういうパターンもあるのかもしれません(^^)

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08:56  |  島田荘司  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2012.09.28 (Fri)

「ゴーグル男の怪」 島田荘司



ゴーグル男の怪 島田荘司

「そいつ、両目の皮膚が溶けたように真っ赤なんですよ…」煙草屋の老婆が殺された濃霧の夜、ゴーグルで顔を隠した男が、闇に消えた…。死体の下から見つかった黄色く塗られたピン札、現場に散乱する真新しい五十本の煙草。曖昧な目撃情報、続出する怪しい容疑者、奇怪な噂が絶えない核燃料製造会社…。そしてついに白昼堂々、“ゴーグル男”が出現した。(BOOKデータベースより)

途中まではとても面白く読んでいきました。
東海村の臨界事故をベースにした物語だったのですが、やっぱり実際にあった話というのは読んでいても迫力があります。
しかし、これが「ミステリー」と共存しようとするから読み終わると「???」と首をかしげたくなるんですよね。
なんでしょう?このラストは。
立って読んでいたらきっと膝から崩れたと思います
座って読んでいたので横に転がっただけですが(--)

なんだったんだろう!?

本当になんだったんだろう!?

このわたしのモヤモヤをどうにかしてもらいたいです。
途中まで面白かったから本当にね。
あーーー。面白かったのにーーー。


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2012.08.18 (Sat)

「異邦の騎士(改訂完全版)」 島田荘司



異邦の騎士 島田荘司

失われた過去の記憶が浮かびあがり男は戦慄する。自分は本当に愛する妻子を殺したのか。やっと手にした幸せな生活にしのび寄る新たな魔の手。名探偵御手洗潔の最初の事件を描いた傑作ミステリ『異邦の騎士』に著者が精魂こめて全面加筆修整した改訂完全版。幾多の歳月を越え、いま異邦の扉が再び開かれる(BOOKデータベースより)

これは・・・面白い!

本当に頭脳戦だな~。
御手洗がとてもとてもいい人でしたね(^^;)
まだ御手洗シリーズに手を付けたばかりなので彼の人となりがよくわかりませんが、
この作品に関してはムチャクチャいい人(笑)

雰囲気としては、東野圭吾さんの悪意を思い出しまして、
島田さんの「異邦の騎士」が先に書かれているんだけど、
読んだのが悪意が先だった。
悪意を思い出したけど、悪意とは全く違う作風ですので誤解なきよう。
ただ、頭脳戦なんだよな~。

連続殺人モノも好きだけど、こういう頭脳戦もたまに読むとしびれます。

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2012.07.03 (Tue)

「犬坊里美の冒険」 島田荘司



犬坊里美の冒険 島田荘司

雪舟祭のさなか、衆人環視の総社神道宮の境内に、忽然と現れて消えた一体の腐乱死体!残された髪の毛から死体の身元が特定され、容疑者として、ひとりのホームレスが逮捕・起訴されたー。しかし、死体は、どこに消えたのか?そして、被告人の頑なな態度は、なぜなのか?司法修習生として、倉敷の弁護士事務所で研修を始めた犬坊里美は、志願して、その事件を担当した!里美の恋と涙を描く青春小説として、津山、倉敷、総社を舞台にした旅情ミステリーとして、そして仰天のトリックが炸裂する島田「本格」の神髄として、おもしろさ満載の司法ミステリー、ここに登場。(BOOKデータベースより)

「私、○○なんですぅ~」
「あー、はい、それでぇ~」


あ"ーーーっ!!!イライラするっ!!


なんだ!このアホっぽい女は!!


前回の「上高地の切り裂きジャック」でちらり登場していた里美さんが弁護士になる前、司法修習生の時の話ですが、最近島田さんを読んだばかりなので、まだ里美と石岡の関係性が書かれている本も読んでなく、あくまでもこれからなのですが・・・

里美の性格にイライラしました(^^;)
男性依存型ですね。
しかし、「恋愛小説」「旅情ミステリー」「本格の神髄」って・・・(笑)
なんか、贅沢というより詰め込みすぎのような(^^;)

トリックに関しては面白く読みました。
そっか~。そういうことかと。
しかし、里美の説明が下手すぎて理解するのに時間がかかった。
もっとハキハキしゃべろ!
芹沢、山田の老齢コンビにも少しイライラしました。
事なかれ主義って法曹界でもあるんですかね~。

とにかく、また島田さんの本を探す旅に出なくてはいけません。
探してる本がちょっとなかったんですよね(^^;)

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