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2016.03.08 (Tue)

「Aではない君と」 薬丸岳



Aではない君と 薬丸岳

勤務中の吉永のもとに警察がやってきた。元妻が引き取った息子の翼が死体遺棄容疑で逮捕されたという。しかし翼は弁護士に何も話さない。吉永は少年法十条に保護者自らが弁護士に代わって話を聞ける『付添人制度』があることを知る。生活が混乱を極めるなか真相を探る吉永に、刻一刻と少年審判の日が迫る。

相変わらずこの人の本は読了後、どっと疲れます(笑)

今回少年犯罪の話なんだけど、主人公が「少年Aの父親」

妻と離婚して、子供とも離れて暮らしている吉永からしたら降ってわいたような話。
でも、父親ですから息子のためにと頑張ります。

しかし、逮捕された息子は弁護士や取り調べに一言も言葉を発しない。

このままではダメだと思った父親は「付添人」制度を利用して付添人になるんだけど、
そこで知る驚愕の事実。

これに登場する殺された優斗という少年がいかにも宮部みゆきさんが書きそうな人間です。

文中で「心と体、どちらを殺すのが許されないの?」と息子が父親に聞きます。
それは、心を殺されたんだという息子からの問いかけ。
その問いに父である吉永は答えられないのですが、


そんなもん、体を殺す方が許されないに決まってるだろ。(by igaiga)


心を殺されても、心はまた再生するチャンスがあるかもしれない。
人によっては更生、再生するチャンスや機会が訪れない人もいるかもしれない。
でも、あるかもしれない。

体を殺されたら、永遠に体が再生するチャンスは「ない」

ないのよね。

そこなんだよねー。
分かるかな。14歳のキミに。と思ったものですが、とにかく読んで疲れました(笑)
毎回の事ですがテーマが重すぎる。
05:00  |  薬丸岳  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2015.12.11 (Fri)

「アノニマス・コール」 薬丸岳



アノニマス・コール 薬丸岳

3年前のある事件が原因で警察を辞めた真志は、妻の奈緒美と離婚、娘の梓と別居し、自暴自棄な生活を送っていた。ある日、真志の携帯に無言電話がかかってくる。胸騒ぎがして真志が奈緒美に連絡すると、梓は行方不明になっていた。やがて、娘の誘拐を告げる匿名電話があり、誘拐事件は真志がすべてを失った過去の事件へつながっていく。一方、真志を信じられない奈緒美は、娘を救うため独自に真相を探り始めー。予想を裏切る展開の連続と、胸を熱くする感涙の結末。社会派ミステリの旗手による超弩級エンタテインメント!!作家生活10周年記念作品。

面白かったです。
薬丸さんの話は大体少年犯罪をベースにした話が多いんだけど
それ系は確かに面白いんだけど読んだ後の心身的負担が結構多く(笑)
続けては読みたくない作家さんではありました。
でも、こちらはそんなことはなく。
そういう意味もあり読みやすかったです。

なんで3年後の今??
という気持ちがないワケではなかったし、
ケータイってそんなに電池持つ?というご都合主義なところも
ありましたが全体的にあまり気にならなかった。

ラストはやっぱりそこにそうくるのかと思いましたねー。
しかし作家生活10周年かー。
10年しか作家さんやってないのね。
で、結構出版されてますね。

楽しめました。
でもまた今度違う本を読んだら重~~~い内容なんだろうなと思ってます(^^;)
15:19  |  薬丸岳  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2015.07.07 (Tue)

「誓約」 薬丸岳



誓約 薬丸岳

愛する家族と穏やかな日々を過ごしていた男に、一通の手紙が届く。「あの男たちは刑務所から出ています」。便箋には、ただそれだけが書かれていた。(BOOKデータベースより)

帯のイメージとちょっと違ってたなー。

この人が書く本は毎回テーマが重いので続けて読む気にはなれず(笑)
「少年犯罪」「犯罪者」などよーーーーーく使われてます。


若いときにヤクザとトラブルを起こし、
偶然知り合った中年女性に借金をし、顔を替え戸籍を替え別人になることが出きた向井。
でも、その時にお金を貸す条件が、
「二人の男に殺された娘の仇をとってほしい」ってことでBOOKデータベースに続く。
という話なのだ。

今回も「元・犯罪者」「ムショ返り」の多い事!
登場人物が殆どそんな感じでした。

で、事件の黒幕には気づいたんだけど
その人がなぜ黒幕なのかという理由はわからず(←わかるか。そんなもん)
ただ、黒幕の正体がわかってからは読みやすかったです。

ラストに黒幕が語りだしたときには「そんなに重い話にするんだー」と驚きましたが
まぁそれなりにいい終わり方だったのではないでしょうか。

しかし、この手の話は読み終わるとお腹いっぱいになるのでしばらくは
遠慮したいところです(^^;)
07:13  |  薬丸岳  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.04.24 (Wed)

「ハードラック」 薬丸岳



ハードラック 薬丸岳

人生をやり直したかったのだ。ネットカフェ難民相沢仁は、闇の提示板で募った仲間と軽井沢の金持ちの屋敷に押し入った。だが物色中、仁は何者かに頭を殴られて昏倒。ようやく独り逃げた彼は報道で、屋敷が全焼し、三人の他殺体が発見されたと知る。家人には危害を加えないはずが、おれは仲間にはめられた。三人殺しでは死刑は確実。正体も知らぬ仲間を、仁は自力で見つけねばならなくなった…。(BOOKデータベースより)

いやいや~。
とっても面白かった(〃ω〃)

薬丸さんといったら「犯罪被害者」か「犯罪加害者」の話ばっかりで
「この作家さんはこういう作風なのか・・・?」
と、思っていたらようやく違うタイプの本に出会えました(〃∇〃)
よかったーーー。

この濡れ衣を晴らす。
首謀者は誰だ?
自分をだましたのは近くにいるのか?


などなどー。
面白くて読むのが止まらずあっという間に読了。
多分あの人だろうなと思っていたらその通りでしたが、
ちょっと匂わすシーンもありましたので。
「読書メーター」で「なぜ気付かない」とありましたが(笑)
確かに(^^;)


しかし、基本的にどうしようもない人たちではあったんだけど。
今はネットで何でもできるのね。
「闇の掲示板」とか。
うぅーー。そういうのが一番怖いです。


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06:45  |  薬丸岳  |  トラックバック(1)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2012.05.07 (Mon)

「刑事のまなざし」 薬丸岳



刑事のまなざし 薬丸岳

『オムライス』…内縁の夫が焼け死んだ台所の流しの「オムライスの皿」、『黒い履歴』…クレーンゲームのぬいぐるみ「ももちゃん」、『ハートレス』…ホームレスに夏目が振舞った手料理「ひっつみ」、『傷痕』…自傷行為を重ねる女子高生が遭っていた「痴漢被害」、『プライド』…ボクシングジムでの「スパーリング」真剣勝負、『休日』…尾行した中学生がコンビニ前でかけた「公衆電話」、『刑事のまなざし』…夏目の愛娘を十年前に襲った「通り魔事件」、過去と闘う男だから見抜ける真実がある。薬丸岳だからこそ書けるミステリーがある。(BOOKデータベースより)

【目次】
オムライス/黒い履歴/ハートレス/傷痕/プライド/休日/刑事のまなざし


この、何って言うか、隙の全くない夏目刑事を見ていると

「加賀恭一郎か!?」>東野圭吾さんのキャラ

といいたくなるのです(・ω・)
転職組だったり、温厚な雰囲気を持ちつつ、何気なく容疑者に近づき、そして落とす。

んーーー。加賀恭一郎みたいだ(--;)>加賀嫌い

しかし、加賀刑事と夏目刑事の違うところは夏目刑事には家族がいるということです。
それがね、また辛いところなのですが。
最後の「刑事のまなざし」は夏目がある意味主役なのです。
そこにたどり着くまでの物語が妙に加賀刑事っぽくて
「夏目刑事イヤーーー(TдT)」と思いながら読んでしまいました。スミマセン。

だからこその「刑事のまなざし」なんだけど、これはね~、その事件が実は「無差別」ではなかったと知った夏目刑事のことを考えるとやりきれない。
そしてあの夫婦もやりきれない。

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2011.12.17 (Sat)

「悪党」 薬丸岳



悪党 薬丸岳

自らが犯した不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。決して繁盛しているとはいえない事務所に、ある老夫婦から人捜しの依頼が舞い込んだ。自分たちの息子を殺し、少年院を出て社会復帰しているはずの男を捜し出し、さらに、その男を赦すべきか、赦すべきでないのか、その判断材料を見つけて欲しいというのだ。この仕事に後ろ向きだった佐伯は、所長の命令で渋々調査を開始する。実は、佐伯自身も、かつて身内を殺された犯罪被害者遺族なのだった…。『天使のナイフ』で江戸川乱歩賞を受賞した著者が、犯罪者と犯罪被害者遺族の心の葛藤を正面から切り込んで描いた、衝撃と感動の傑作社会派ミステリ。(BOOKデータベースより)

面白かったです(・∀・)

何っていうか、この人の本って今までもこんな感じなんだけど・・・

これ以外の内容ってあるんですか?(・ω・)ゞ

ってくらい、犯罪被害者家族、加害者家族の本ばかり。
「またか」と正直思ったけど、でも読んでみると案外さくさくっと読むことが出来ました。
ヨカヨカ(´ー`*)

犯罪加害者が刑務所に入って出所してその後どうしているのか。
本当に更生しているのか。
自分の犯した罪を心の底から償っているのか?
確かに気になるところではあります。
それを調べる探偵会社の佐伯もまた、犯罪被害者家族であるという・・・
またこの危ない綱渡りというか・・・
一歩間違うと自分も加害者になるというのは、前回読んだ「闇の底」みたいなところもありました。

佐伯のおとうさんの、「自分たちは笑えるようにならなくてはならないんだ。絶対不幸になっちゃいけない」というような発言があったのですがそれが一番心に沁みました。
お父さんステキ。

エピローグはイマイチ微妙。
まぁこういう終わり方でもいっか(笑)

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13:31  |  薬丸岳  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2011.10.19 (Wed)

「闇の底」 薬丸岳



闇の底 薬丸岳

少女を犠牲者とした痛ましい性犯罪事件が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が首なし死体となって発見される。身勝手な欲望が産む犯行を殺人で抑止しようとする予告殺人。狂気の劇場型犯罪が日本中を巻き込んだー。絶対に捕まらないー。運命が導いた、哀しすぎる「完全犯罪」。『天使のナイフ』の薬丸岳が描く、欲望の闇の果て。江戸川乱歩賞受賞第一作。(BOOKデータベースより)

うーーーーー。

この話もやりきれない~!・゚・(ノД`;)・゚・

この人の書く本って2冊目ですがこういう話が多いんですかね?
なんっていうか、読んでてむなしくなったというかやりきれなくなったというか。

特に、長瀬。お前だお前。

あーーー可哀想だ。
そういう生き方しか出来なかったというか・・・
藤川はもっと長瀬を大人だと思ったんだと思うんだけど、藤川が思う以上に成長できてなかったんだろうな。
確かに少女が被害者になる性犯罪というのは恐ろしいし、小さい女の子なんていうのは本当に無力。
よく加害者が守られて、被害者家族が守られないなんていうのは、ニュースや小説などでもよく目にしますが、それにしても今回のは・・・

うーーーー(TдT)

なんて言ったらいいのか。
感想を書くのに困る。
感想はあるのだ。
「あー」とか「うー」とか。
それをうまくに言葉に出来ないこのもどかしさ!!(笑)
読書メーターを読むと「サンソン支持」の人が多くて驚いた。
こういう気持ちは子のないあたしには理解できないのか。
そういうジレンマもありました。

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2011.09.20 (Tue)

「天使のナイフ」 薬丸岳



天使のナイフ 薬丸岳

生後五ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、檜山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作。(BOOKデータベースより)

乱歩賞にハズレなし!( ̄∀ ̄)v

面白いって言っちゃどうなのかな~!?
テーマは重いんだよね。
ズバリ、少年犯罪。
やたらめったら少年犯罪による加害者・被害者が登場してました。
「えーーー!?あなたも??」
と言いたくなるくらいでしたが、読み応えはあり読んで良かった1冊。

最後まで読んでみて、ふと重要なシーンがあったりするわけです。
そこに戻り、その時の桧山と○○さんの会話を読み返す。
そこにまたドラマというか、○○さんの苦悩や葛藤があったんだろうなと。

それにしても面白い。
「帯に踊らされて買った1冊」だったのですが、踊らされて良かった~。
そのくらい面白かったです。

途中途中分からないシーンや「?」と思う場所もある。
でも、ラストにいたるまでに丁寧にパズルのピースを埋め込むように解決。
この人の本読む!!
もっと読む!!!

そう思った1冊でした。

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